川上未映子のレビュー一覧

  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    ただの日常も、川上未映子の目を通り、文章になると違ったものになるのが楽しい。語り口調であったり、詩であったり、独特の文章がいい。好きな一文があったりして手元に置きたい一冊。

    0
    2013年01月31日
  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    どれも流れるような滑らかな、人間味があるけれど清潔な、美しい文章のエッセイ。
    不意に現れる「ひらがな」に心奪われ、「言葉」について考えさせられる。
    私が好きなのは「母とクリスマス」「慣れてこそ」。

    MVP:なし

    0
    2012年11月22日
  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    川上さんの文章は本当に不思議な魅力を持っていて、引きこまれる。この本は形式はバラバラ、中身もバラバラなんだけどそれでも心地よい。
    また、たまにぱらっとめくって読みたくなる、そんな本だった。

    0
    2012年09月09日
  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    川上さんのエッセイは大好き。日常をこんな言葉で表せるってことはすごいと思う。
    時々はっとさせられる言葉を使ってたりするし。

    0
    2012年09月03日
  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    独特な語り口で普遍的な感情や違和感を綴っているエッセイ。受賞の言葉群が抜群にかっこいい。「自分は変わってます」感をそんなに出してないのにきらきらと光って見える中毒性の高い文章だ。

    0
    2012年08月23日
  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オモロマンティック・ボムから遡って購入した「世界クッキー」。
    作中に「うふふ、世界のほうも、クッキーのほうも、ここで隣りあわせになるなんてことは、夢にも思ってなかったはず」とあるように、言葉の遊び心に富んだエッセイ。「わたしの選択」「ホテルの内部」「あなたは、いつか私を見掛ける」「会いたいも、ただの言葉かしら」などがお気に入り。発想自体よりも、その表現や文体、言葉遣いに唸らされて、何度も読み返したくなる。

    0
    2012年08月19日
  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    エッセーって頭の中にある日常で遊ぶ人が書くものよ。
    って感じ。
    エッセーなら俺でも書けるって思ってるなら一回読んでみるといい。
    自信になるかもしれないし、キッパリ諦めつくかもしれない。

    0
    2012年07月15日
  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    今まで気になりつつも作品を手に取ったことはなかった川上未映子さん。
    平台に並ぶ新刊文庫のコーナーで、ひときわ目立つラブリィな表紙に目が行って、今回初めてページを開いてみました。

    そしたら「イズミヤ」の文字が目に入り、あ、そうか、大阪の子やったんやな、とそこにあった行を読んでみると、思っていたよりもなんとなく気が合いそうな気がして、買ってみました。

    今回のこの「世界クッキー」は雑誌や新聞に掲載された文章をまとめた本で、話題はいろいろあるのだけれど、特に、「本に関すること」や「言葉や文章に対する気持ち」を書いたものは、とくにおもしろく感じました。

    単語の気持ちになってみたこと?
     確かに、な

    0
    2012年06月29日
  • 世界クッキー

    Posted by ブクログ

    クリスマスの話が特に秀逸。エッセイ集。
    こんな毎日泣いたり怒ったり感じまくるって忙しいなーて思うほどに多感。
    そして読んでて暑くなったり、日陰の湿った感じがしたり、動悸がとまらんって感じやったりめっちゃ伝わる。
    川上未映子は文末の匠。散らかしまくっておきながら(実際には気持ちよく流れている)、すんと収まる感じ。文章読んでるって感じがめきめきする。

    0
    2012年06月08日
  • 愛の夢とか

    Posted by ブクログ

    短編集。最後の物語では、死んだ奥さんが天国や地獄に行けず、生前の家を彷徨いながら夫と別の女性の新しい生活を見て苦しんでいた。しかし、それは妻の勘違いで、実際には夫は妻の死後も彼女のことを想い続け、前向きに生きていたという点が面白かった。

    0
    2026年05月03日
  • ヘヴン

    Posted by ブクログ

    鬱々としたいじめの描写が長く続く。あまりに可哀想で、伏線が回収され、虐める側に何らかの天誅が下ることを期待しつつ読み進めてもいじめは終わらない。最後に少しだけ救われるが、それまでの苦難に十分には見合ったとは思えずもどかしさが残った。

    0
    2026年05月03日
  • ヘヴン

    Posted by ブクログ

    「ヘヴン」とは何か。
    僕が最後に見た景色、それがヘヴン?
    コジマのヘヴンは?

    虐めなんて甘い言葉で済ましてはいけない。
    描写がリアルすぎて何度も辛くて本を閉じては読むの繰り返しで、読み切るのに時間がかかった。
    虐めから鬱状態になり希死念慮が湧き立つまでのストーリーが流れるように自然で、同じく希死念慮のある自分も引きづり込まれそうになった。
    虐めももちろん悪だけど、そこにも意味があるというコジマの考えは、僕を虐めから逃さない鎖のようにも思えた。

    世界で翻訳されてるようだけど、あの繊細な言葉はそのまま綺麗に伝わるのかな?なんて疑問を抱いてしまった。

    とにかく重くてしんどい。

    0
    2026年05月02日
  • すべて真夜中の恋人たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初の方あまり物語に集中できてなくて、気付いたら主人公が昼からお酒を飲み、魔法瓶に日本酒を入れて外に持ち運ぶほどのアル中になっていてびっくりした
    自分のなかにある三束さんへの想いを自覚することの恐れや、一度自覚してしまうとダムが決壊したかのように自分のなかにとめどない感情や欲望が溢れてくる主人公の感情の揺れみたいなところはかなり共感できてしまってしんどかった
    主人公のキャラクターや振る舞いを思うとそういう人間のサンドバックにされがちなのも納得だけど、それでもこの小説のなかで冬子の人生に関わってくる女は最初に仕事を紹介した元同僚?の女も含め、どいつもこいつも強くて、冬子と会話をしているようで実際

    0
    2026年05月01日
  • 乳と卵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思春期に入った女の子が、体の変化に戸惑い嫌悪し、自分のこころは体という入れ物に入ってるだけと感じている。一方、シングルで育てている母親もなぜか豊胸手術をしようと企てる。ままならない境遇を、この体がもっとこうだったら違う人生になるかもと期待してか。それにしても、この娘が賢い。声を発しなくなったのはなぜか。読後感がよい。母子に幸あれ!

    0
    2026年04月30日
  • 黄色い家(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ニュース記事で知人女性による監禁・傷害事件を知った花。
    彼女と二人の少女たちと疑似家族のように暮らしていた20年前軒を句が蘇る。
    人はなぜ金に狂い、罪を犯すのか。

    0
    2026年04月30日
  • ヘヴン

    Posted by ブクログ

    思春期の心と体の揺れ、いじめと言う社会問題を通して、「善悪とは何か」「生きるとは何か」を問いかけてくる作品だったような気がします。

    いじめの描写は正直かなり辛いものもあり、現実はもっと酷いのではないかと思うと、苦しくなることもありました。

    そんな中で、いじめる側である百瀬の言い分に、自分が完全には反論できなかったことも辛かったです。そこに、この作品の怖さがあるのではないかと感じました。

    一方で、どこまでもブレずに自分の価値を信じ続けるコジマや、淡々とした中でも主人公に寄り添う母親に、救いのようなものを見出しました。

    読み終えたあとも、簡単には答えの出ない問いが残り続けるような作品でした

    0
    2026年04月29日
  • すべて真夜中の恋人たち

    Posted by ブクログ

    冬子はフリーで校閲の仕事をしながら訪れた喫茶店で三束さんと出会う。2人の関係はずっと初心(うぶ)2人の思いが重なり合いながらも初心さを秘めて最後まで過ぎ去った。三束さんは一体どんな人物というのも曖昧な謎のまま終わってモヤモヤした。笑。聖はよい姉貴的だけど性格があまり好きにはなれなかったなぁ。

    冬子も三十代にしては子どもぽさがずっとしていて本当に初心な恋愛を堪能した感じがしました。

    2026年秋に映画化されるので映像も愉しみたいです。

    0
    2026年04月28日
  • ヘヴン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    重かった………………読むのにとても時間が掛かった。。

    ずっと辛いし、希死念慮が膨らんで鬱状態が加速していく描写は本当に生々しくて、新卒期の摩耗しきった己と重なる部分もあって、わかるなあ、と思いながら読んでた。

    元々ショッキングな描写には耐性があるつもりでいたけど、それも年々ダメになってて、主人公が二ノ宮たちに人間サッカーとかいう惨たらしい暴力に晒されるところで貧血になって一時中断した。。
    生々しい活字に体調崩すのは、中山七里の『連続殺人鬼カエル男』と平山夢明の『独白するユニバーサル横メルカトル』以来かもしれない。

    ノストラダムスの予言、とかいう、自分が生まれるずっと前に流行ったらしいワー

    0
    2026年04月26日
  • 黄色い家(上)

    Posted by ブクログ

    読んでいて感じたのは、「こうなるしかない」という諦念に近い確信だった。
    未成年での飲酒やスナック勤務、血縁ではない人々との同居、明らかな違法行為の人間関係。表面的には自由にも見える環境の中で、実際には選択肢がほとんど存在しない。守ってくれる大人も、安定した生活も、引き返すための基盤もない。あるのは、その場に適応するしかない状況だけだ。
    さらに残酷なのは、ようやく積み上げたものが徹底的に破壊されることだ。自分で稼いだお金は盗まれ、次には母親に奪われる。外からの搾取だけでなく、内側からも奪われることで、信じられるものそのものが失われていく。
    本来なら拠り所になるはずの家族が、最も人を削る存在になっ

    0
    2026年04月26日
  • すべて真夜中の恋人たち

    Posted by ブクログ

    主人公の冬子も、出てくる女性たち(聖、恭子、典子)も、あーこういう人いるよなって感じ。共感とは違うけど、妙に納得してしまう部分があった。
    何かでおすすめされていたし、映画化もされるということで期待してたが、自分にはそこまでハマらなかった。

    0
    2026年04月25日