川上未映子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まで気になりつつも作品を手に取ったことはなかった川上未映子さん。
平台に並ぶ新刊文庫のコーナーで、ひときわ目立つラブリィな表紙に目が行って、今回初めてページを開いてみました。
そしたら「イズミヤ」の文字が目に入り、あ、そうか、大阪の子やったんやな、とそこにあった行を読んでみると、思っていたよりもなんとなく気が合いそうな気がして、買ってみました。
今回のこの「世界クッキー」は雑誌や新聞に掲載された文章をまとめた本で、話題はいろいろあるのだけれど、特に、「本に関すること」や「言葉や文章に対する気持ち」を書いたものは、とくにおもしろく感じました。
単語の気持ちになってみたこと?
確かに、な -
Posted by ブクログ
ネタバレ本の薄さから読みやすいと思ったら、読点だらけで、句点のない文章が本いっぱいに詰まってて、戸惑いました。改行もほぼなし。でも、慣れると頭には情景が浮かぶ不思議な文章です。独身の主人公、豊胸を考えている主人公の姉、しゃべらなくなった姪っ子。これは母娘の物語なのか、女の物語なのか、わからなくなりました。三宅香帆さんは母娘としてあげられていたけれど、意外にさっぱりしてるんですよね、この母娘。卵を頭にぶつけ合うという謎の心理戦(?)は、床掃除がとても心配になりました。芥川賞、ふーむ、不思議。豊胸は怖いです。
でも、娘は生理を隠そうとしたり、母娘の軋轢があの卵合戦で解消されたとは、なんか納得ができない。 -
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感想がすごく難しい。刺さる人には刺さるのかしら。
すべてのものごとには意味があるのだから受け入れるとするコジマと、すべてのものごとは偶然が重なっただけなので嫌なら自分で変えるしかないとする百瀬の考え方、どちらにも納得できる。
むしろ私は、「嫌なら自分で変えるしかないけど、それでもどうしようもならなかったことはきっと何か意味があること」と思うようにしている。
但しコジマの思想はあまり理解できない。
いじめを受け入れるも拒絶するも勝手だが、いくら汚れたままでいることが本人に特別な意味があるからといっても、風呂に入らないことかで周囲に迷惑も不快感も与えているのは事実。それでいて、いじめてくる人間 -
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授かったからこそ書けるエッセイだなと思った。
健康体の子供が授かった人、これから出産を控えている方が共感できるエッセイのように感じます。
私は結婚もしてないし、子供もいるわけじゃないけど
どうしても、子供ができたからこそ書けるエッセイだなと感じるし、きっとそうなんだと思う。
生前前検査について「障害がある子供が生まれたら、、」と思っている知人に対する嫌悪感があったと綴っているが、嫌悪感を抱いた作者に嫌悪感を抱きました。
どうしても1人じゃ生きていけないレベルの子だっているし、時間も労力も金銭的にも想像以上の責任感が問われる部分です。
今、世間的にも物価の高騰もある中で健康的な子供1人を育てるの -
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人から勧められたままに生きる冬子。
自分で決めて、行動したい、人まかせというものを
受けつけられない人間なの、という聖。
高校の同級生の水野くんは
「与えられたものを、どれだけ捨てられるかが
大事だと思うんだ。みんな、退屈と停滞を
平和とか安心なんかと取り違えてるんだよ。
だから僕はここを出て、自分で選んだものだけで
生きるのさ」という。
水野くんは、聖に似ている。
そして冬子は、二人ともに
「君を見てるといらいらする」と言われてしまう。
冬子のように、ぼうっと生きていることや、
(少なくとも周りからは楽に見える)
傷付くことを避けて生きること、
誰のことも求めず求められもしない生き方は
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花は、悪に憧れて染まったわけではなく、純粋でまっすぐなあまり、何にでも染まりやすく、見ていてとても辛い。ここにいていいと言ってくれる人に合わせ続けた結果、倫理観まで悪に染まっていく様子が見ていられなかった。このリアルな侵食されていく描写、川上未映子すごいな、どうやったら描けるんだろうと不思議にも思った。
たらればばかりが浮かんだ。もし途中で、正しい選択肢を教えてくれる優しい大人がいたら。居場所を見つけてくれる人がいたら。救いの手をどうにか差し伸べられなかったものか。
途中の花の黄色への執着も怖かった。
最初は黄美子さんの真似っこで、幸せへの憧れに見えたが、だんだん信仰や呪いへと変貌する。
黄