川上未映子のレビュー一覧

  • 世界クッキー

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    川上さんの文章は本当に不思議な魅力を持っていて、引きこまれる。この本は形式はバラバラ、中身もバラバラなんだけどそれでも心地よい。
    また、たまにぱらっとめくって読みたくなる、そんな本だった。

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    2012年09月09日
  • 世界クッキー

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    川上さんのエッセイは大好き。日常をこんな言葉で表せるってことはすごいと思う。
    時々はっとさせられる言葉を使ってたりするし。

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    2012年09月03日
  • 世界クッキー

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    独特な語り口で普遍的な感情や違和感を綴っているエッセイ。受賞の言葉群が抜群にかっこいい。「自分は変わってます」感をそんなに出してないのにきらきらと光って見える中毒性の高い文章だ。

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    2012年08月23日
  • 世界クッキー

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    ネタバレ

    オモロマンティック・ボムから遡って購入した「世界クッキー」。
    作中に「うふふ、世界のほうも、クッキーのほうも、ここで隣りあわせになるなんてことは、夢にも思ってなかったはず」とあるように、言葉の遊び心に富んだエッセイ。「わたしの選択」「ホテルの内部」「あなたは、いつか私を見掛ける」「会いたいも、ただの言葉かしら」などがお気に入り。発想自体よりも、その表現や文体、言葉遣いに唸らされて、何度も読み返したくなる。

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    2012年08月19日
  • 世界クッキー

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    エッセーって頭の中にある日常で遊ぶ人が書くものよ。
    って感じ。
    エッセーなら俺でも書けるって思ってるなら一回読んでみるといい。
    自信になるかもしれないし、キッパリ諦めつくかもしれない。

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    2012年07月15日
  • 世界クッキー

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    今まで気になりつつも作品を手に取ったことはなかった川上未映子さん。
    平台に並ぶ新刊文庫のコーナーで、ひときわ目立つラブリィな表紙に目が行って、今回初めてページを開いてみました。

    そしたら「イズミヤ」の文字が目に入り、あ、そうか、大阪の子やったんやな、とそこにあった行を読んでみると、思っていたよりもなんとなく気が合いそうな気がして、買ってみました。

    今回のこの「世界クッキー」は雑誌や新聞に掲載された文章をまとめた本で、話題はいろいろあるのだけれど、特に、「本に関すること」や「言葉や文章に対する気持ち」を書いたものは、とくにおもしろく感じました。

    単語の気持ちになってみたこと?
     確かに、な

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    2012年06月29日
  • 世界クッキー

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    クリスマスの話が特に秀逸。エッセイ集。
    こんな毎日泣いたり怒ったり感じまくるって忙しいなーて思うほどに多感。
    そして読んでて暑くなったり、日陰の湿った感じがしたり、動悸がとまらんって感じやったりめっちゃ伝わる。
    川上未映子は文末の匠。散らかしまくっておきながら(実際には気持ちよく流れている)、すんと収まる感じ。文章読んでるって感じがめきめきする。

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    2012年06月08日
  • 夏物語

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    ちょっと前から考えていた、子供の「自分は頼んで産んでもらったわけじゃない」に対する模範解答ってなんだろうという問い。色々考えてたけど、やっぱり100%「親のエゴ」だよなぁと実感した。その上でどうするか。

    「自分は頼んで産んでもらったわけじゃない」と言うことを子供に言わせないのが最適解だろうとは思う。
    そうなると、親としては夏子の言っていた「自分で産んで、自分の子供に会いたい」って言うのが持つべき感覚かなぁ。ただ、意図的に結婚せず、生殖に問題があるわけでもないのに、原則1人で育てる前提で精子提供を受けて子供を産むってどうなのかなぁ。
    現実問題、相手に問題ないのであれば、普通に男親もいた方が子供

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    2026年08月17日
  • 夏物語

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    ずっと積読リストにはあったんだけど、率直に言うと「思ってたのと違った」。いや、あらすじをちゃんと読まず表紙と題名の雰囲気で判断していた自分が悪いのだけど。

    静謐で清らかな風景描写の数々がとても好きで、夏に読みたいなと思っていた期待は損なわれなかった。ただ、余りにリアルで身体的な文脈で圧倒される時もあり。デジャヴだなと思ったら、同作家の過去作品でも似たような感想を持っていたのでした。

    緑子が複雑な時期を終えて朗らかになっていたのがとてもよかった。彼女もこれからも色々とあるだろうけど、周りの女性たちとうまくやっていってほしい。

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    2026年08月16日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    2020年のコロナ禍で生活様式が一変した世界の話
     
    全体的に内心面を描いている文章で、共感できる話とそうじゃない話がはっきり別れた
    どの話も後味の悪さが残るというか、消化不良気味
    な作品

    青かける青は、病棟に長いこと入院している女の子の話で、いつになったら退院できるのかが判らない
    状況がリアルで、誰かに当てた手紙の文章がダラダラと続いて、何の前触れもなくぷつりと終わる
    それだけに印象に残ったストーリーだった

    美人至上主義の話もある意味、こわい話になるけど
    主人公が面接を受けた時に浴びせられた言葉がきつかった

    コロナ禍により通っていた学校が急に通えなくなる
    話。ニュース等で見聞きしてたけ

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    2026年08月16日
  • 乳と卵

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    芥川賞受賞作とのことで読んではみたが、難しかった。難しい言葉は使われていないし、一つひとつの言葉もわかる。でもある程度のまとまりになると掴みきれない。全体像としては「女」について語りたい話なんだとは思うのだが、そこまでしか読めなかった。巻子と緑子それぞれの「女」としての悩みというか葛藤がわかるような、わからないような。ただ、2話両方とも、物悲しくつらい読後感だった。

    また10年後とかに読んでみると違った感想をもてるだろうか。

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    2026年08月15日
  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    女性作家さんは江國香織さんだけ知っているのだけど、選んだ作品がとてもらしくてニッコリした。太宰治は暗いイメージだったけど、こんなかわいい作品もあるんですね
    太宰治は病みそうで怖くてあんま読んでないんだけど、こちらは全部短編なので入り込みすぎなくて逆に良かったかも…… すごい元気な時に読むのが良さそうですね。
    でも暗くても言葉選びがすごーーく綺麗且つわざとらしさがなくて、こんなに古いのに読みやすかった。

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    2026年08月14日
  • 夏物語

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    一章目は、どう続くのか?と思ったが
    これはこれで親子の関係などを示していたのかなと。

    大阪弁が妙にこそばく、
    コテコテ感に慣れなかったが
    第二章からは東京に馴染んだ夏子を知れた

    そして本題の人たちとの出会い、葛藤を理解した

    だがやはり、なんで子どもが欲しいかに対して
    書いているものの、私の理解が乏しかった
    また高齢出産の大変さなども少なく
    そのあたりはリアルってなんだろう?と思えた

    ただ、いろんな人が出てくる中での
    主人公の成長などは少しわかった

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    2026年08月13日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    読み進めていきながらコロナ禍が背景にあると理解した。パンデミック中でも人は普通に暮らしていることを思い出して、こうやってただの日常と化していくことを思い出した。

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    2026年08月11日
  • 愛の夢とか

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    あまり読んだことのないタイプの小説だったので新鮮だった!

    私の読解力のせいか物語の方向が掴めなかったのと、少し回りくどいかな?という言い回しを楽しむことができなかった気がする

    最後の短編「十三月怪談」では、時子が色々考えながら思いを巡らせる中で、後半につれて平仮名だけの文章になっていくのが面白い書き方だと思った

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    2026年08月10日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    人を好きになるということについて、考えさせられた。
    主人公の冬子は募る想いを伝えるのが得意ではないけれど、三束さんと一緒に話したときの時間やもらった本、共有した話題を何度も思い返している様子が恋をしている時そのもので、純粋に人を好きになるってこういうことだなと感じた。
    最後、2人はハッピーエンドとはならないけれど、甘酸っぱさが残り、これも恋愛の形だなと想う。

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    2026年08月08日
  • 乳と卵

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    「最大の事なかれ主義よ。そりゃあまともな本も読めなくなるわよ。だってなんにつけたって関係性において努力するってことを知らないんだもの。」

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    2026年08月07日
  • 黄色い家(上)

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    こわい。こわい。
    怖さが身に迫ってくる。真面目に生きているけど、正しくない感じ。ちょっと踏み外したら誰もがそっち側に行く、そんな感じ。
    こわいから読みたくないけど、どう今につながるか知らないともっとこわいから、読む。読みたいけど読みたくない。
    結局続きも読むのだけれど。

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    2026年08月07日
  • 乳と卵

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    女性の思考という感じ、正解を明示せずニュアンスで会話が進む感じ、区切りがなくタラタラと溢れてくる言葉をそのまま書き起こしているような。私も小さい頃には初潮を喜ぶ文化や、胸が大きいことを善とする風潮に疑念を抱いていた。緑子は読んでいる感じ中高生のように思えた。

    男友達と女性に生まれて良かったことを考えたことが最近あり、記憶を抜いて生まれ変わるなら迷わず男を選ぶだろうと思った。処世術や空気感を学び直すことはもう面倒だと、内心感じているのかもしれない。

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    2026年08月04日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    テーマ的に自分が好きな領域だからすごい期待して読んでしまったけど、そこまでハマれなかった。お金によって繋がり、崩れていく時の書きっぷりや、どうなるんだろうという気持ちを持ちながら読めたけど、振り返るとただただ後半は辛いだけだったような気がする。それが現実なのかもしれないけど。

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    2026年08月03日