川上未映子のレビュー一覧

  • 乳と卵

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    乳と卵。
    大阪から姉の巻子と姪の緑子が訪ねてくるところから物語が始まる。
    どうやら、巻子は豊胸手術をしようとスナックの仕事を休み、娘と妹宅にやって来たらしい
    事件や何か起こるといったことはなく、巻子が何故
    豊胸にこだわっているのがだんだん分かってくる
    ちなみに、緑子はいつからか分からんが、巻子と会話をしなくなり、全て筆談。(病気が原因ではない様子)
    女性が自分の胸の形にこだわってるなんて、全く分からない感覚だったし、中学の緑子が卵子の存在を
    うとましく思う気持ちもラストに近づくにつれ、分かってくる。
    銭湯♨️での姉妹の会話も面白過ぎだし、真夏の夜に近くの定食屋に三人で訪れるゆったりとした描写も

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    2026年02月20日
  • 黄色い家(下)

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    読み進めれば読み進めるほど辛い気持ちになってくるけど、読む手が止められないような作品でした。
    お金は大事、でもそれを使う知識も大事。。
    主人公の花がどんどん追い詰められて行く様子が怖かったです。

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    2026年02月18日
  • 黄色い家(下)

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    闇の中で生きていくには繊細すぎて、でも情に溢れていて。生活の為にその選択しかできなかった、一生懸命に生きる主人公に感情移入しました。

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    2026年02月18日
  • ヘヴン

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    淡々と酷い描写が続く中でのラストは個人的にはとても良かったと思うが、恐らく読後に抱く感情は各々で大分異なったものになるのではないか。 主人公が反論を試みるシーンが一番印象に残り空虚だった。

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    2026年02月18日
  • 乳と卵

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    「夏ものがたり」の原型となる作品だった
    読む順番を間違えてしまった
    姉妹の会話とか断然「夏ものがたり」の方がテンポも良く臨場感にあふれている
    作者がブラッシュアップされたと言うことか

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    2026年02月18日
  • きみは赤ちゃん

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    昔に読んだことがあったけど、
    産後に改めて読み直した。
    今、育児真っ只中でそうそう!って
    共感することが多かった。 
    大変な事が多いけど、その分幸せなことも多い。
    今、一緒にいてくれる時間を大切にしたい。

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    2026年02月17日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    切ないけれど、いい終わりだと思った。
    恋愛小説ではあるんだけど、確かにそれがメインなのだと思うのだけど、私は友だちの物語としてとても良いと、とても好きだと思った。
    読んでる間は少し苦しく感じていて、「感想は捻り出して書くことになるかも」と思ったりもしてた。
    けど、大きな展開を経た最後、その印象がガラッと変わって、感じていた苦しさが嘘のように、スッキリした気持ち良さを感じた。
    スッキリといっても色々あると思うんだけど、ひどい風邪でだるかった体が、熱がひいて体がスッキリしたときみたいなスッキリ。
    不器用な主人公が少しずつ周囲の人間から影響を受けて、自分を変えたくなって、でもやり方が本当に不器用で、

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    2026年02月17日
  • 黄色い家(下)

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    だんだんとお金に振り回されていく花の心情の目まぐるしい変化が、読み手にもひしひしと伝わってきて、後半苦しかった。
    お金は変幻自在で、誰のものでもなくて、持つ者の欠乏を表するものだと思った。

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    2026年02月16日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    『気づいた側の人間』に屈さない聖さんの生きかたとても素敵で、少し寂しそうでした。
    ただ側にいてあげれる冬子さんも素敵で、寂しそうでした。

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    2026年02月16日
  • 黄色い家(下)

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    人間って自分が都合が良い方向に解釈しがち。年齢や経験の浅さから、解釈が続いてるとは思うんだけれど、きっと何処かで多少の違和感はあったと思う。でも『大丈夫』『間違ってない』『一緒なら』って信じないとやってられなかったのかなあと。

    小さな世界から抜け出しても、小さな世界のままで、どこかずっと脆さや危うさがあって。気づい時、気づいてしまった時にはもう壊れていて。

    黄色い家。

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    2026年02月16日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    表現がとても綺麗で、読み進めやすかった。
    あれだけ悩んで考えていた事も、周りの人間関係も、完全では無いけど元通りの生活に戻っていくことで薄れていくのがリアルだった。

    また、女性向けの実用書のコーナーのシーンで、昔自身も違和感を覚えたことを思い出した。私の人生は恋愛だけじゃないはずなのに、恋愛に支配されてる感覚がしたあの時、自分が何を考えていたのか思い出したい。

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    2026年02月14日
  • 黄色い家(上)

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    貧しさとか孤独とか頼れる大人がいないまま大人になった結果、
    犯罪に近づいてしまう現実がリアルすぎて重かった。

    生きるにはお金が必要なのに、働き方も分からない。身分証もない。助けを求められる場所も知らない。

    人生は環境が大事だし、情報を知らないことって損するよねって自分ごととして考えさせられた。

    「金はどんな人間より長生き」
    「何処でやり直せば違う生活になっていたか、
    考えても見つからない」

    この言葉が、重すぎた。

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    2026年02月14日
  • 黄色い家(下)

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    貧しさとか孤独とか、頼れる大人がいないまま大人になった結果犯罪に近づいてしまう現実がリアルすぎて重かった。

    生きるにはお金が必要なのに、働き方も分からない。
    身分証もない。助けを求められる場所も知らない。

    人生は環境が大事だし情報を知らないことって損するよねって
    自分ごととして考えさせられた。

    「金はどんな人間より長生き」
    「何処でやり直せば違う生活になっていたか、
    考えても見つからない」

    この言葉が、重すぎた…。

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    2026年02月14日
  • 黄色い家(上)

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    過去に一緒に暮らした女性が犯罪を起こし その初公判の記事を読むという ショッキングな出だしで 主人公の生活環境や人間関係がわかっていく。 汚れてもいない壁をいつまでも一生懸命に拭きつづけている黄美子さんの後ろ姿は、わたしの目のなかで何度も小さな子どもになった。の文章が印象に残った。
    変化していく環境で これからどうなるんだろうと思いながら下巻へ。

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    2026年02月14日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    それなりの歳を重ねた男女の恋愛。
    光の行方について話している時、やっとこの物語の意図的なものに気付いた気がしました。

    枕元の光が窓から宇宙空間にすり抜ける

    輝いているどんな光もいつか宇宙に吸収されて目には止まらなくなるけど、どこかで生き続けてる気がします。そうであってほしいですね。

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    2026年02月13日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    大人の恋なのに、初心な感情があって、相手への強烈な思いや、臆病から来る恐怖が、こちらにも伝染してくる。
    どんな真夜中も、どんな大恋愛も、風化する。

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    2026年02月11日
  • 黄色い家(上)

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    親に恵まれない、家庭環境が最悪な主人公花がたまたま母親の友達という黄美子さんと出会い一緒に暮らすようになり、生活の為のお金稼ぎが段々と犯罪に巻き込まれて…
    花のような親に恵まれず、でも生きていくにはお金が必要で、でも誰もちゃんとした生き方なんて教えてくれず、知らず知らず犯罪を犯す、こんな子たちが実際に居る事を私達は知っていて、いつも関係ないからと知らないふりをしているのではないか?と考えさせられた。花は稼いだお金で決して贅沢はせずに将来の為に貯金をしている、ただ普通に生活していきたいだけなのに、ひたすら風水の金運が良くなるという黄色グッズを信じて一生懸命に掃除する姿が痛々しく、悲しくやるせない

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    2026年02月11日
  • きみは赤ちゃん

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    出産を前に一読。妊娠中から産まれた後が大変だからねと散々脅かされていますが、これを読んで私も私でドラマティックな赤ちゃんとの生活、そして夫との変化しつつある生活に立ち向かうぞと勇気が湧いてきた。
    とても陽気な文脈の中に、ぽとっと「孤独」という言葉が落ちていて、私もきっとこれを感じるようになることがあるんだろうなと。それを感じたときには、また読み返したい一冊。

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    2026年02月10日
  • 黄色い家(上)

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    重苦しいけど、不思議と物語に引き込まれて読み続けてしまう。面白い。
    ヨンスさんの話と、花が母親と再開するあたりが特にしんどかった。花に報われてほしいけれど……。ここから冒頭へどうつながっていくのかが気になる。下巻へ

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    2026年02月10日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    自分も裕福ではない幼少期だったけど、花ほど切羽詰まった状況ではなかった。裏稼業に段々とのめり込み、同居する女達を巻き込み・巻き込まれ、がんじがらめになっていく様は悲しくて恐ろしかった。報道される犯罪者の中には、こんな風に「他にどうすることも出来ず、気付いたら逮捕される状況にいた」人も多いのかもしれない。
    今日は衆院選投票日、富める人だけじゃなく、全ての人が健やかに住める国になって欲しい。

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    2026年02月08日