川上未映子のレビュー一覧
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ネタバレ川上さんのエッセー集。タイトルのルーツは、
世界クッキー、なはんて書いてみると「うふふ、世界のほうも、クッキーのほうも、ここで隣り合わせになるなんてことは、夢にも思ってなかったはず」
と、あとがきにあるように、全然別の世界の言葉の出会いと化学反応に文章を書くことの喜びを見出している作者ならでは。
章ごとに、からだのひみつ、ことばのふしぎ、ありがとうございました(文学賞受賞などの際の感謝の言葉)、きせつ、たび、ほんよみ、まいにちいきてる、ときがみえます、と、とても面白いカテゴリー分けになっている。
しょっぱなの「からだのひみつ」から、彼女の独特の感性が爆発。特に、彼女のこだわる「境 -
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下巻は上巻よりもあっという間に読めた。
仕事も暮らしも精神もどんどん苦しく、窮屈になる。
人一倍責任感の強い主人公の頭はどんどん黄色に支配されて、おかしくなっていく。
でも汚い手段で手に入れたお金は表の世界では使えないし、一度裏の世界に染まってしまうと、責任感の強い人ほどそこから這い出るのは難しい。
性格が良くても頭を使うのが苦手な人は、性格が悪くて頭を使うのが得意な人に利用されて使い捨てられる。
主人公が、あんなに大切だった黄美子さんや仲間、自分の罪を忘れたのは自分の精神を守るための防衛本能で、この物語に共感できる体験なんて何一つしていないのに、なんだかすごく分かるなあと感じた。 -
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ネタバレ黄美子さんが結局何なのかがわからなかった。
途中からぼーっとしてる描写が多く、存在感があるようなないような。でも花にとっては大切な必要な存在だったことが終盤の展開からもわかる。
20年後くらいの犯罪の記事から再開し、一緒に来ないか?と言うくらいだから。 花は何とかしてあげたかったのか?そうすることで罪の意識だったりから少しでも解放されたかったのか。
花のキレ具合が面白い。
カード不正などで金を稼ぐ。燃えて無くなってしまった「れもん」をまたやりたいとお金を貯めるが、悪い稼ぎ方だ。それでもお金が必要。
蘭、桃子、琴美、映水
琴美さん魅力的だった。 -
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尊い。
1人の人間がこの世に誕生することって、
自分の力じゃどうにもならないくらい偉大だからこそ畏怖の念を抱かざる終えない。
怖いんだけど尊い。
怖いと尊いって、相反する感情なんだけど、読んでいて
それが一気に押し寄せる感じ。
逢沢さんは、夏子に出会えて良かった。
生きる意味なんてない。
生きているだけで尊い。
善さんは、夏子と相反する価値観で1冊の中で、いろんな価値観が描かれているところも、これまた面白い。
そんな価値観、自分でも考えなかったような価値観に出会えることが読書の醍醐味だよな。
ゴンドラにのる2人のシーンは映画のワンシーンのようで、尊い!
今でもどこ -
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ネタバレシノギ、シマ、アガリ、ポン中、、、
知らない言葉ばっかりの、闇の世界が描かれている小説だった。
別にハートフルな話ではないと思ってたけど表紙が可愛かったので予想外。
ここ最近読んだ本の中では読みやすくてスラスラ〜と読めた。
親がイカレポンチで歪んでしまった子どもたちと黄美子さんの共同生活。
黄美子さんってものすごく何かが欠けていて不思議、、なんと言ったらいいんだろ、、
優しそうに思える時もあれば人の気持ち全く理解してなさそうな時もある、
何考えて生きてるんだろ?まあ基本ボケーっとしてるのかな?と思ったらラッセンの絵を振りかざしてふすまボコボコにしちゃう
そして常に拭き掃除してる
近くにいたら -
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この物語を貫くのは、世間が押しつける「家族の幸せ」といった生ぬるい綺麗事ではない。
作中、夏子が編集者から「あなたの文章の良さ、リズム、それは強い個性」と評されるシーンがあるが、まさにこの小説自体のリズムと流れが、読者の身体にドクドクと流れ込んでくるような心地よさと、圧倒的な強さを持っている。川上さん自身もこう言われてきたのだろうか、と思わせるほどに言葉が生きている。
特に胸に刺さったのは、美化されがちな「思い出」や「女性の身体」の、あまりにも泥臭く生々しい描写だ。
幼い夏子のために、姉の巻子が一生懸命に考えてくれた「ぶどう狩り」。それは決して美化された思い出なんかではなく、どこまでも「情