川上未映子のレビュー一覧

  • すべて真夜中の恋人たち

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    冬子の恋の仕方が切なすぎた。
    初めて好きになった人、本気で好きになった人。まだ片思い中だとしたらなかなか言いたい事も言えないのはわかる。冬子の性格上だと尚更。
    驚いた発言もあったり、間にイラっとする事や、ん?って思う部分があったけど、少しだけ自分と重なる部分があって思わず一気読みしてしまった。

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    2026年01月28日
  • 黄色い家(上)

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    人の中にある言葉にするまでもないような、言葉にすることを考えたこともないような、そんな繊細な感覚、淡く鋭く、丁寧に描写されています。
    それが見事に想像できて、共感できるから読んでいて気持ちがいい。
    下巻も楽しみ。

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    2026年01月26日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    ネタバレ

    聖は目の端をかく癖があって、三束さんは瞼に傷があって、目に関する共通した特徴が面白いなと思った。冬子に「目をかけている」ということなのかななんて思いつつ、冬子もまた三束さんと最後に会った日、目に「跡」をつけているのはそれだけ三束さんを思っていたということなのか。
    冬子を「モノ」のように見る水野くんや典子のような存在がいたりもして、人の視線がすごくテーマになってる作品だなと思った。
    恋をして傷ついて、時々思い出しながら時々泣いて、ゆっくり忘れていく失恋の痛みを冬子と一緒に思い出して切なくなった。三束さんが嘘をついていたとしても、それを向き合って冬子に伝えれば冬子は受け入れたんじゃないかと思う。三

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    2026年01月26日
  • ヘヴン

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    イジメの描写が凄惨で読むのが辛くなるが、僕、コジマ、百瀬、二ノ宮達、それぞれの視点からグイグイ引き込まれて、いっきに読み進んだ
    従うとは?強さ弱さとは?について考えさせられる
    僕とコジマの密かな交流が、いつか二ノ宮達にバレて酷い目にあうだろうとヒヤヒヤしながらも、その交流がなければ心も体も死んでいただろう
    読者としての辛くてやりきれない気持ちは義理母との関係に救われる
    コジマのしるしへのこだわりや、その後は気になるが、ラストシーンの輝く景色が僕の未来を照らすヘヴンなんだと感じた

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    2026年01月25日
  • 黄色い家(上)

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    母からの無心のシーンがキツかった。無責任で何も考えてないくせに、上手くいかなくなると関係性や相手の罪悪感に縋る。泥沼から抜け出すのは容易ではない。

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    2026年01月24日
  • 黄色い家(上)

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    上、読み終わりました。読んでいて胸がざわざわする登場人物たちの人生は、続き結末がとても気になります。下巻はまだ買ってなかった…(そわそわ)。
    明日買います。

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    2026年01月21日
  • ヘヴン

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    なんでもない最後の並木道がヘヴンだったんだろうな。にしてもイジメの描写が辛すぎるんだよなーーーーーーーー

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    2026年01月21日
  • 黄色い家(上)

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    ずっと気になっていた人気の本、文庫になってようやく読むチャンスが。クライムものという触れ込みだったので身構えていたが、思いのほか上巻はそこまで暗さや悲壮さはなかった。が、下巻からはそうはいかないかもしれない、という予感や伏線ははられていた。読みやすくスピード感のある文章で、あっという間に読破。

    物語は、主人公の30代の女性が、かつて深い知り合いだった年上の女性・黄美子さんの逮捕記事を見つけたことから始まる。そして過去の回想へ。90年代後半の三軒茶屋あたりが舞台の話に飛ぶ。

    主人公の生い立ちの描写が始まり、母子家庭かつ貧困家庭で育つ主人公がひょんなことから30代の黄美子さんと出会い、高校生の

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    2026年01月18日
  • きみは赤ちゃん

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    ネタバレ

    ここまでリアルに出産、育児を語ったエッセイは初めて読んだ。想像以上にしんどいことがあるけど、子どもの愛しさはそれ以上にかえがたいんだなぁ、
    エアロビの話は面白かった、将来子どもができたら読み返したい。

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    2026年01月18日
  • 黄色い家(下)

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    下巻。クライムサスペンス独特の深みにハマっていく体験を実感。

    事の発端は火事で、失った場所は花にとって『拠り所』。彼女は中学生からそういった『安心できる場所』がなかったのではないかと思う。桃子や蘭、そして黃美子さんと一緒に過ごした時間は、花にとって青春の原石だったのかなと思う。

    お金への執着が異常なぐらいまでに深く深く沈んでいく花、読み手側の心を深く沈ませる。
    人間の思考・精神力は天秤にかけてもバランスが取れた状態で過ごしてるはずが、きっかけによってその天秤が一気に傾き、恐怖と不安に苛まれ精神が破壊されていく。
    人間は脆い…。そういった花の変化がどんどん悪い方向へと転がっていく前、誰かが止

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    2026年01月18日
  • 乳と卵

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    意図的に変わった文体でかかれているため読みにくかったですが、短いのでなんとか最後まで読むと、面白かったし読後の余韻もありました。この文体だからこそ面白いのかも。

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    2026年01月15日
  • きみは赤ちゃん

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    子供を預けながら働くことに関するもやもやした感情や、妊娠中出産後のホルモンに振り回され肩など、首がもげるくらいウンウンと言ってしまう共感が多かったです。
    そして子供に対する愛おしい目線に溢れている一冊です。子供がもたらしてくれた悩みと幸せだなあと思います

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    2026年01月12日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    すべて真夜中の恋人たち
    仕事、人間関係、恋愛。自分とはなんなのか、自分の殻に閉じこもってるように見えるけれど、そんなことすらも自らでは分からない冬子。ただ真夜中の光を求めていたことは確か。そんな冬子にとって三束こそが光だった。三束という存在が冬子の中に長い時間をかけて吸収される。
    暗闇が広がる真夜中こそ、より強烈な光を感じられる。

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    2026年01月11日
  • きみは赤ちゃん

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    出産レポ。彼女の作品を読む機会がここ最近多く、授業で「夏物語」を学んでいる。それがきっかけで手に取ったこの作品。
    子供を持つことって、やっぱり大変。私なんて結婚すらまだしていないし、まして他人と一人の人間を育てていくなんて。
    川上未映子と同じように、私も出産は怖いと思う。子供を持つことは、簡単じゃない。
    出生主義でも反出生主義でもないけれど、「会いたい」という気持ち、それは理屈じゃ語れない母性本能から来るものなんだろうと感じる。

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    2026年01月10日
  • 夏物語

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    5年前に買ってから一度も読んでおらず、今読むべきかもと感じ、読み始めた。
    知人から感想や内容などざっくり聞いていたが、全く別の話だったため知人にがっくりきた。(感想は人それぞれだが、知人はこの本を利用し反出生主義を強要してきた為)

    私自身主人公と重なる部分が多かった為、読んでる最中にかなり苦しんだが20代のうちに読んで良かったと本当に思う。

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    2026年01月09日
  • 黄色い家(上)

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    クライマックス震えた…。文庫を上下巻にした意図が分かる。
    場末的な筋書きも良いけど、花の主観の描写が緻密で、外部からのストレスに対してふいに関係ないこと考えたりするのが面白かった。心の中をこんな方法で表現する小説は珍しいんじゃないか。

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    2026年01月06日
  • 黄色い家(上)

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    ネタバレ

    水商売で働く母をもつ主人公は、バイトで貯めたお金を母の彼氏に持ち逃げされたことをきっかけに、
    スナックで出会った黄美子についていき、同居を始める。

    未成年ながら、黄美子とスナックれもんを切り盛りし、うまく行っている中で母から連絡があり、200万円を貸して欲しいと。理由はいわゆるネズミ講にハマり、また癌にかかりヤミ金に手をだしてしまう。

    18?才の主人公からみる世界の描き方がリアル。
    すごく心理描写が丁寧なわけではないのに、想像できてしまう。

    後編が気になる。

    2026年1冊目

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    2026年01月04日
  • ヘヴン

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    _好きなシーン
    ・"みんな好き勝手言うけど、あなたの話しか聞かないから"
    安心感 抱擁感 安堵感 信頼感

    ・"言いたいことがあれば何でも言って、言いたくないことは言わなくていい。"

    普段から母親に感謝の気持ちがあるのに、昔から上手く親とコミュニケーションが取れない自分の申し訳なさと不甲斐なさ、情けなさが込み上げた。
    頭の中で感謝と情けなさを伝えたら号泣した。進路のことだって一緒に考えてくれる姿勢にじんわりした。就職を決めないといけない自分の心の柔らかい所がお湯に包まれた感覚になった。

    最後のくじら公園のシーンは斜視による幻覚を見てるのか、寝てしま

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    2026年01月04日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    大変な読書だった。嫌な汗をかきそうになる読書。普通に読んでいてつらかった。一気呵成に読んだけれど、それはどちらかというと、こんな気持ちのままじゃ眠れない、という不快感からの解放を求めていたからだ。どうか救いの展開を、と願ったが、中盤になっても終盤になっても、苛烈ないじめの描写はとどまることはなく、むしろどんどんひどくなっていった。これはフィクションなのに、どうして著者はこんな残酷なことを、とどこかで苛立つ部分もあった。けれどその筆の容赦のなさは、「僕」が自らの手で「ヘヴン」を見るための条件だったのかもしれない。

    この小説のテーマの一つが「見る」ということであるのは明らかである。だからこそ著者

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    2026年01月03日
  • 乳と卵

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    思考回路をそのまま写し取ったような文体で、まっすぐ進まない。ああでもない、こうでもない、これかもしれないし違うかもしれない、否定して、また戻って、ぐにゃぐにゃと澱んでいく感じがある。
    読点ばかりで、句点が少ない。
    区切りが少なく、息切れする感じさえある。正直、読みやすいとは言えない。でも、それがこの作品を引き立てていると思った。
    今回、感想を書くのは結構困難であった。ひとまず、自分なりの見解をまとめておく。


    本作の中で、巻子の「どうしても豊胸したい」という願望が強く引っかかる。自分のためだと言い切ろうとするけれど、それは本当に自分の欲望なのか、それとも見られることを前提に内面化してきた価値

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    2026年01月03日