【感想・ネタバレ】黄色い家(上)のレビュー

あらすじ

人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか――。
ニュース記事で知人女性による監禁・傷害事件を知った花。
彼女たちと疑似家族のように暮らした20年前の記憶が甦る。
本屋大賞ノミネート。読売文学賞受賞作。

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Posted by ブクログ

生きるために犯罪に手を染めて、生きようとする少女の半生。最初から危うい感じ満載。ハラハラドキドキ、やべーじゃん!そう思いつつ読む手が止まりません。圧倒的文字量で主人公の少女の揺れ動く感情、機微が押し寄せてくる、押しつぶされそうなくらい。ギリギリで生きてる感じが切なくて、危ういんだけど、それでも生きてかなきゃならない屈折した心理描写が力強く描かれています。さすが川上未映子様

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

あぁああもうなんなんだよこれぇぇええってなる。

なんてもん書いてんだよ『ミスミソウ』ってこんな感じなんかな読んだことないけどってなる。お世辞にも「続きが気になります⭐︎」なんて言えやしないわ。

なんでこうも暗くて救いようのない話を選んでしまうのか?昨今であれば『成瀬は◯◯〜』とかが良さそうなのに、と自分でも思うけど、おそらく眩しくて目がチカチカするので読めないだろうと思う。こういう誰に薦めていいのかわからない本ばかりが性に合う物悲しさよ。

それにしても、あいもかわらず川上未映子の、幼少期から思春期にかけての表現しようのない、トラウマまではいかないけど、「もしかして私だけ?」と自己完結しようにも消化仕切れない、比較的"不快な感覚"の言語化は一級品だと思うし、お陰様で今になって昇華されている。

結末が冒頭に来ているから身構えてんのに、ノーガードで喰らった。お決まりのだいたいはいはいそういう流れねからの一撃がいっちゃん重い。

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2025年11月25日

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