ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
17歳の夏、「黄色い家」に集った女たちの共同生活は、 ある死をきっかけに瓦解し……。 世界各国で翻訳刊行中! 孤独な少女の闘いを渾身の力で描ききった最高傑作。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
三軒茶屋という街のイメージが変わった作品。 裏社会の一部を知ってしまったような気持ちで、いろいろ衝撃的だった。 虐待や貧困、当たり前のように罪を犯す子どもたち。 「どうやってまともな世界でまともに生きていく資格を手に入れたのか」 「どうやってそっちの世界の人間になれたのか、わたしは誰かに教えて欲し...続きを読むかった」 これらの花の思考が辛かった。 私は当たり前のように何の努力もなしに、花のいうところの「そっちの世界の人間」になれている。 子どもにとってとりまく環境が全てなのだと改めて実感する小説だった。 きっと日本には花のような少女がたくさんいるのだろう。
たまたま「お金に守られていた」だけの自分が、主人たちの善悪を判断することはできないと感じた。 もしこれと似たような境遇であったとき、自分は犯罪を犯さない、と言い切れるだろうか。自分の家、つまりは「居場所」を確保するための手段は厭わないのではないだろうか、と感じた。 あくまで「金」はれもんを復活させる...続きを読むの手段であったのに、いつからか金自体が目的化し、崩壊していった。崩壊していく過程が非常にリアル。 ヴィヴさんの「あいつらは考えないから幸せなんだよ」というフレーズが刺さった。色々思うところはあり、完全に賛同はできないが、金は幸福を産む魔法ではなく、不幸を減らす魔法であると私は感じた。
貧しさも、人間関係の恵まれなさも、全てがどうしようもなく、まともな道はないのに明日は来る、そんな中で掴める道が犯罪だったとして、それを見逃すことができるだろうか? 花は他の道もある中で自ら茨の道へ歩んだようにも思えたけれど、(富豪ではないにせよ)お金を気にすることなく生きてきた私と花とでは、見えてい...続きを読むる世界も、選びとれる選択肢も、何もかもが生まれたときから違っただろうと思う。 上下巻とずーっと苦しいのに、先を読みたい一心で数時間で読み切ってしまった。やるせない。だけどこれはけしてファンタジーでない、限りなくノンフィクションに近い現実の姿なのかもしれないと思った。
下巻一気に読みました。 はじまり方からどんなにひどい家の話かと思ったら…終始切なく、孤独を感じる素晴らしい文学でした。 切なく苦しい時もあったけれど、どの場面も詩的で美しい文面で、流れるように入ってきました。 読後感も良いです。
予想以上に面白かったです。誰も頼る人がいない10代の少女が直面するお金に縛られる怖さと生存への不安感。読書中は不安や辛さを抱えたまま読み進めることになりますが、意外に悪くない読後感が凄い。少女を通して語られるスナック経営や出し子犯罪など、ストーリー展開も面白く飽きずに楽しめました。 読後に著者インタ...続きを読むビュー動画をみて、現代は実家をでることや結婚や出産をするということが金銭的にとても難しくなっているとコメントされており、まさにおっしゃる通りだと痛感しました。
金 かね カネ … 世の中カネが全て NO money NO life 事実か真実か現実か お金について考えざるおえない物語 養老孟司先生がどこかの本で「誰にでもお金は稼げる。問題なのは使い方で、お金の使い方には教養がいる、どうしよもない成金がいるのはそれが原因」と言っていたのを思い出した作...続きを読む品だった 川上末映子の持つポエジーはかなり抑えられており、ポエジーは色に託されているように感じた 黄色に様々な意味が込められ、様々な場面で効果的に使われていた 自分自身は黄色にはポジティブなイメージを持っていたのだが(元気、喜び、歓声、ひまわり、エネルギー、太陽など)この作品を読むと、黄色の持つ魔力や妖力に気付かされ、それがネガティブなものである事にも気付かされる 黄色は狂気 構成はかなりわかりやすく各章にタイトルがつけられていて、そのタイトルでなんとなくの展開はわかってしまうにもかかわらず、どんどん読み進めてしまうのは作家さんの力量なんだろうか 川上末映子の持つ比喩表現の巧みさとポエジーやイノセントが好きな私にはちょっと物足りなく感じたが、より多くの人をターゲットにするには致し方ないのかな、と理解をした 映画化したらかなり画面映えしそうなシーンもいくつかあり、映像化したらヴィヴィットにまがまがしく黄色が画面にスパークするだろう せつなかった〜〜
「黄色い家」を読んで、 依存ってこういうことなんだと府に落ちました。 お金や人への依存であったり、 そして共依存。 気づいたときには周りが見えなくなっている。 この本には、人間にしかない、人間らしい弱さだったり醜さ、そして切実さがたくさん詰まっていました。 お金をテーマにした小説を初めて読みまし...続きを読むたが 難しさは全くなく、むしろ現実として迫ってくる。 生まれつき貧しい人、貧しい国に生まれた人、 反対に、生まれながらに恵まれている人。 もし神様がいるのだとしたら、なんて残酷なんだろう、と何度も考えさせられた。 喜美子さんは物語を通して何度も登場するが、 不思議な雰囲気をまとったまま、最後まで掴めない存在だった。 その掴めなさが、この物語の不安定さや危うさを象徴しているようにも感じた。 主人公・花が精神的にどん底へ落ちていく場面では、 私自身も一緒に苦しくなり、怖くなり、不安で胸が暗くなった。 読んでいるのに、巻き込まれていく感覚があった。 読み終えて、 今自分が生きている環境や、親、そのまた親へと、 誰にどう感謝すればいいのかは分からないけど、 少なくとも、金持ちではなくても「普通に生活できている」この現実に、感謝したいと思った。
最高! カード詐欺を始めてからの展開(つまり下巻の全て)が凄まじくて、「周りの人がおかしい」から「花がおかしい」に変わっていくグラデーションが面白すぎる。ブレイキングバッドみたいだった。
読み進めれば読み進めるほど辛い気持ちになってくるけど、読む手が止められないような作品でした。 お金は大事、でもそれを使う知識も大事。。 主人公の花がどんどん追い詰められて行く様子が怖かったです。
闇の中で生きていくには繊細すぎて、でも情に溢れていて。生活の為にその選択しかできなかった、一生懸命に生きる主人公に感情移入しました。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
黄色い家
新刊情報をお知らせします。
川上未映子
フォロー機能について
「中公文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
黄色い家(上下合本)
すべて真夜中の恋人たち
愛の夢とか
あこがれ(新潮文庫)
ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)
ピーターラビットのおはなし
きみは赤ちゃん
女性作家が選ぶ太宰治
「川上未映子」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲黄色い家(下) ページトップヘ