ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
17歳の夏、「黄色い家」に集った女たちの共同生活は、 ある死をきっかけに瓦解し……。 世界各国で翻訳刊行中! 孤独な少女の闘いを渾身の力で描ききった最高傑作。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
上下2巻、一気に読み終わった。 読み終わってすぐ1週間は余韻が残るような小説。 自分とは違う別の人間の人生を経験したように感じられる。 内容は重めだが読みやすく、とても面白かった。
上下巻読むのに費やした時間はたった2日だけど、一人の女性の半生を一気に駆け抜け、たった2日とは思えない時間を過ごしたように思えた。 全て終わった事だけど、あまりにも多くの激情と展開に呑まれ、駆け抜け、自分の半生のように主人公の半生を今、振り返っている。 物語を読む小説は数多くあるが、人生を読める小説...続きを読むはどれほどあるだろうか。 そんな作品でした。
かなり面白かった。犯罪小説や貧困を描く小説は何度か読んだ事があるが、ここまで精緻に書かれた物は中々ないと思う。怒涛に一気読みしてしまった。 序盤は黄美子さんの輪郭が見えず、良い人なのか悪い人なのか分からぬままとにかく読み進めていったが、その自問こそがラストの展開に効いてきてかなりグッときてしまった。...続きを読む終わり方も、「これで良かった」と思う気持ちとなんだが居た堪れない気持ちが共存する気持ちになった。が、それも良かった。 黄色。幸運でもあり警告でもある色、トラウマになりそうだ。
生まれた場所も時代も親も選べないのに、 それでも生きるように迫られる人生の中で、 必死で選んできた道だったはず。 花の孤独でギリギリな生き方は、 他に選択肢があったのだろうか。 出てくる大人も含めて、 みんなが笑いながら泣いている子どものようだった。 可哀想とか愚かとかではなく、 熱くならずにで...続きを読むも冷めておらず、 畳み掛けるのに感情的でもまして感傷的でもない。 なんなんだこの文体は。
読み切った。夢中になった。上巻はスラスラ読めたのに、下巻は辛くなって目を背けたくなる場面が多くなり、ところどころ手が止まってしまった。 とにかく今は、「花ちゃん、がんばったね」と声をかけてあげたい。いや、声なんて掛けなくていい。ただそっと抱きしめてあげたい。ひとりで色々なものを抱えていっぱいいっぱい...続きを読むになって、心のコップが溢れてしまった花ちゃんがどんどん「おかしく」なっていく様が見ていられなかった。 最後、黄美子さんに会えてよかった。
収入源で生活の基盤でもあった「れもん」が火事で消失し、新たな生活の形を模索する花。 次第に追い詰められていき、彼女たちの生活は歪なものになっていく。 *********************** 「他の選択肢があるのに…」と何度も思わずにはいられない。それくらいに花は間違った方向に進んでいく。 ...続きを読むお金で自由と安心を得た花。 しかしだんだんとそのお金で人の自由を奪い、支配しようとしていく。 上巻で穏やかな慎ましい生活が描かれていただけに、下巻のコントラストがすごい。 生活が困窮していく中でも、事の深刻さに「気づこうとしない」、他の3人に対する違和感も壮絶。 「金に狂う」。上巻の帯に書いてあるこの言葉。 まさに、それをまざまざと見せつけられる物語。
2026年14冊目 読む前はかなり暗めの話かなと思ってましたが、 そうは思いませんでした。 終わりに向けてかなり苦しい場面はありましたが、 素晴らしかったです。
自分で世界を回してると思ってても、その上にそれを回してる人がいて、さらにその上にその人たちを回してる人たちがいる。 言語化は難しいけど、そういった世界の連続で回っている。
花とほぼ同世代ということもあり、読んでいて共感の連続だった。登場人物のほぼ全員(トロスケは除く)に、どこかしら自分を重ねられる部分があった。特に黄美子さんのような人物が私の身近にもいるので、読んでいて胸が苦しくなった。そして、これは当たり前のことなのだけど、みんな歳をとる。すっかりおばさんになった花...続きを読むにとって、あの数年間は、人生を大きく左右するほど濃密で深く、忘れようとしても忘れられない時間だったはずだ。それでいて花の見ていた世界は実はとても狭かった。学校も行かず恋愛もしていない。ただ正義感が強くて優しくて愚直で、そして狭い。その狭さと深さのアンバランスが、なんとも言えない読後感を生んでいる。この「なんとも言えない切ない感覚」が、この作品の醍醐味なのだと思う。
下巻の感想 上巻とは人間関係が全然違うように思えた。 上巻では花が守る側、他3人が守られる側の1対3のような関係だった。何も考えない3人(ヴィヴさんの言葉を借りると幸せな人たち)に対して不満はあるが、考えることができる自分が動くべきと自分で自分を鼓舞している印象があった。 しかし下巻では実際に他...続きを読むのメンバーも闇バイトに手を染める。そのことで守る、守られるの関係は少しずつ瓦解していく。桃子、蘭はどちらも自我を出し始めて、そのことで苦心していく花の心情が丁寧に描かれる。 上巻の感想でも書いたが、この作品は心情描写が残酷なまでに丁寧に描かれている。自分が一番頑張っているのに、なぜメンバーから不平不満を言われなくてはいけないのか。誰もが感じたことがある感情を通して描かれることで花に自然と同情してしまう。 それでも花の本質的なところは変わっていないと思う。最後は謝らなくていいことまで生真面目に謝るし、他の人のことについて必死になったり泣いてしまったりすること。そんな花だからこそ最後に一縷の救いが訪れたのではないかと思った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
黄色い家
新刊情報をお知らせします。
川上未映子
フォロー機能について
「中公文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
夏物語
ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)
愛の夢とか
あこがれ(新潮文庫)
ピーターラビットのおはなし
黄色い家(上下合本)
きみは赤ちゃん
女性作家が選ぶ太宰治
「川上未映子」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲黄色い家(下) ページトップヘ