川上未映子のレビュー一覧

  • すべて真夜中の恋人たち

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    初の川上さんの作品。
    言葉とか、全体の雰囲気は文学的って感じた。お堅めな文学賞とかで好かれる系統と言ったらいいのかな。
    大きな進展のない話だけど読みやすかったのは川上さんの力なんだろうな。

    ただ個人的に主人公のことを好きになれなかった。
    冬子は自分には自分がないと思っているんだろうけど、考えることを放棄しているだけというか、苦手って決めつけて自分からは動こうとしない。何をするにも緊張するのはまだわかるけど、それをお酒に頼ってなんとかするのは人としてどうなのかと思ってしまう、、。
    よっぽど聖のほうが人間味があって好き。
    まさに「自称サバサバ系女子」って感じだけど、人からどう思われるかよりも、自

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    2026年02月08日
  • きみは赤ちゃん

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    ほっこりしたし、勉強になった。育児の大変さや夫婦関係の変化を知った。知りたくないところもあったけど、、、。笑 男側に見て欲しい一冊

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    2026年02月12日
  • 愛の夢とか

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    なかなか、何を言いたいのか理解するのが難しい話が多かった。
    面白かったのはお花畑自身と十三月怪談。
    十三月怪談は若い夫婦の話。妻が若くして亡くなるのだけど、その後の展開が結局どうなるの?と思いました。
    夜寝る前に読んだのでちょっと怖かった。
    死後の世界は多分あるんだろうなとか好きな人が不幸だと辛いなど色々考える話だった。

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    2026年02月07日
  • 黄色い家(上)

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    ネタバレ

    ニュース記事で知人女性による監禁・傷害事件を知った花。
    彼女と二人の少女たちと疑似家族のように暮らしていた20年前軒を句が蘇る。
    人はなぜ金に狂い、罪を犯すのか。

    主人公の花が監禁事件のニュースが昔一緒に過ごした知人女性と知り、そこから回想シーンに入ります。
    上巻では花の幼少期の苦しい時期から母の知り合いの黄美子と出会い人生が急展開していく場面です。
    文化住宅と呼ばれる古い住居で水商売の母と二人暮らしをしている花だが建物の物珍しさや内気な性格もあり学生時代は暗い日々を送っていた。
    母の水商売仲間が行き来する家で出会った黄美子と過ごした夏の日々が花にとっては輝かしい毎日だった。
    しかしある日忽

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    2026年02月06日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    「あなたの鼻がもう少し高ければ」
    実際、ギャラ飲みするための面接ってあるのかなと思った。ズタボロに言われた面接の後で生まれたトヨとマリリンの関わりが平和で、ずっとこのままの世界でいてくれと思った。

    「ブルー・インク」
    書いてしまうと残ってしまうから怖いという感覚はすごく共感した。私も日記が苦手で、自分の感情が文字として残って誰かに見られると思うと怖くて書けない。

    「娘について」
    表向きであからさまに攻撃するわけではなくて、悪気はないんだよっていえるくらいの範疇でコソコソ相手を裏切っているところにモヤモヤした。家庭環境が真逆で、ぬるま湯に浸かっているような野心のない友達に苛々するところはわか

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    2026年02月06日
  • ヘヴン

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    いじめられてる同士の仲だがコジマのいじめに対する考え方と僕の考え方の対比、百瀬の善と悪に対する考え方、僕との議論する場面すごくよかった

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    2026年02月06日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    言葉のひとつひとつがきれいでうっとりしてしまうような文章ばかり。装丁も好き。

    人と話すことが苦手で、自信の持てない冬子、殻に閉じこもってしまって、どんどん鬱々としていくシーンは読んでいて苦しかったけど、誰しもこういう繊細さや脆さを持ち合わせていると思う。

    でも、そんな冬子だからこそ、三束さんとのひとつひとつの対話が、本当に大切で、光みたいに感じられたんだろうな。

    学生のころに一度読んだことがあって、その時は冬子にすごく共感できた記憶があるんだけど、今回はもう少しこうすればいいのに!ってもどかしさを感じるシーンも多かった。

    再読して自分の価値観が変わっていることに気づけるのも読書の醍醐味

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    2026年02月02日
  • きみは赤ちゃん

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    友人のおすすめで読みました。
    出産育児のエッセイは初めてです。

    自分が想像したことないような出来事や感情を
    知ることができました。
    出産子育てに対して怖さと楽しみさの
    両方の気持ちが生まれました。

    出産中や、産後に読んだらまた違う感じ方が
    できそうだなと思いました。

    旦那にも是非読んで欲しい作品です。

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    2026年02月01日
  • 乳と卵

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    まくし立てるような読点で紡がれる長い一文が、大阪弁のテンポ感を想起させる文章。小説を読んでいると言えども、女性たちのかしましさを感じる口語文。
    巻子や緑子、夏子の女としての焦りや考えはどこか共感を覚えつつも自分の読解力のなさで咀嚼しきれず、、もう少し年齢を深めた際に再読してみたい

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    2026年01月31日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    川上未映子が好き、読んでてああこんな感じだったって思った

    短編集、満足感のあるものに巡り合うことあんまないよね
    最後の話の終わりかけの不穏な感じは良かった

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    2026年01月29日
  • 夏物語

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    生まれること。生むこと。生む機能を持って生まれるということ。「女」であることは夏の暑熱のようにぴったり肌に貼り付いて、意識しようとしまいと、女の人生は「女であること」から自由にはならない。その息苦しさの果てに広がる、夏空のような開放感が強く印象に残る。

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    2026年01月25日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    ・あなたの鼻がもう少し高ければ
    ・娘について
    がおもしろかった。
    全体的に暗い印象。
    あと「美人が書いてんだろうな~」という空気感がある。文章から美が滲み出ている感じ。美への解像度が高いというか、美しさを知ってるというか。私はいまイメージでものを言ってますよ。

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    2026年01月23日
  • 夏物語

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    母と子、そして生殖を巡る物語でした。
    幼い頃に母と祖母を続けて亡くした主人公の夏子は、姉と助け合って大阪で暮らしてきた。その後、東京で一人暮らしをしながら作家をしているのだが、37歳になって自分の子どもに「出会いたい」と思うようになる。しかし、夏子はセックスが苦痛で以前の恋人と別れており、恋人や配偶者を得ることには諦めがある。そんな中、AIDのことを知りAIDで子どもを産めないかと考えるようになる。
    独身子なし、シングルマザー、AIDで産まれた人、反出生主義…夏子は様々な人たちの思いを聞き、どうして自分は子どもが欲しいのかと考える…。
    親のエゴではない命はない…というのは、その通りで。AIDで

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    2026年01月20日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    主人公のもつ斜視は、友人のコジマにとっては、自分たちの世界への拒否のシンボルだったけど、彼にとってはただのスティグマだった。だとしても、全肯定されることで、自分を客観的に見られるようになったことは彼に撮って大きかったと思う。主人公が最後に選んだのは、斜視を治療することだったけど、コジマを失ったからできた選択だったのか、どうなんだろう。視野が矯正されたあとの初めての世界、解像度が上がって、空気まできらめくような描写が美しい。

    このあと、彼はどういう人間になるんだろうか。家族と転校して、新しいコミュニティにうまく馴染んでいけるのか、あるいは不登校気味ながら学校に残って少し遠巻きにされながら卒業す

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    2026年01月15日
  • 乳と卵

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    良い意味で読みづらい
    全ての文章に言葉に文字に引っ掛かりがあってそれをひとつひとつ触りながらでないと読めないような
    詩みたい
    知らないのに夏の日の団地の質感や温度や匂いがあってすごい

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    2026年01月10日
  • ヘヴン

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    初めての川上未映子さんの小説。「きみはあかちゃん」というエッセイは読んだことがあり、細部までありありと想像できる点では近いが、今回の作品は哲学的であり、最後まで不穏な空気が流れる。
    テーマである「苛め」は途中で晴れることがなく、どうか救われてと願いながら読むしかなかった。
    結局「ヘヴン」はどんな作品だったのか、コジマは最後どうなったのか、僕の家族はどうなったのか、気になるところはいくつもあるけど、人生も死ぬまでにさっぱり結論づくことはないのかもとも思った。

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    2026年01月05日
  • 夏物語

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    エレナフェッランテ推薦の女性作家小説リストにあったことがきっかけで読んだ。貧困やジェンダー、作家として作品を書くこと、出産に関する選択など、色んな要素のある長編作。久々の日本の小説なので長くても読みやすかった。
    彼女ほどの貧困も葛藤もなく好きな人と結婚、妊娠、という人生を歩んできたので、違いを見つめるような気持ちで読み進めた。存在しないほうがよかった、そんなことを思わせる社会ではいけないよな。

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    2026年01月05日
  • きみは赤ちゃん

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    ⭐️3.8
    妊娠〜出産、育児のリアルな体験を母親目線で描かれていた。
    読みやすくて、全て大阪弁だったのが面白かった。
    男女とも出産を考える頃までに読んだらためになると思うので、読んで良かった。

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    2025年12月31日
  • 乳と卵

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    正直に言うと、文体には少し読みにくさを感じた。読点で文章を繋ぎすぎている印象があり、思考や感情が途切れないまま流れ込んでくるため、読む側としては息継ぎがしにくい。その点は意図的なのだろうが、個人的には合わない部分でもあった。

    また、物語は母と娘の関係の拗れを、妹であり叔母という立場の主人公の視点から描いている。さらにその主人公自身が感情の起伏をあまり表に出さず、物事を冷静に分析するタイプであるため、読者は二重三重に俯瞰した位置から物語を見ることになる。その構造が、感情移入のしづらさに繋がっているように感じた。

    それでも、巻子と緑子の親子関係において、夫であり父親の存在が不在であること、そし

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    2025年12月27日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    斜視の主人公と小汚いヒロイン。どちらも虐められていて、弱みを共通点に持っている。
    ヒロインの母親は、貧乏で小汚い旦那を哀れんで結婚し、その後借金に耐えられなくなったも無抵抗な旦那に一方的な癇癪を起こす自分に限界を自覚して離婚し、最終的に金持ちの男と結婚した。ヒロインはそれに対して「最後まで憐れむべきだった」といい静かな怒りを見せる。またいじめに対して「分からないものが不安だから自分の価値観にねじ込もうと力で屈服させようとしている臆病者」「私たちは受け入れている」とのべる。

    つまり、弱者が強者の「普通」の価値観に合わせることは敗北であり、何も言わず受け入れることが忍耐強さと強者が怖がる「不明」

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    2026年03月06日