川上未映子のレビュー一覧

  • 乳と卵

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    作者の文体がすき。女同士のごちゃごちゃ、どーでもいいけどほっとかれたくない情景が目に浮かぶようだった。面白いというより、3人の人生気になるなぁという感じ。

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    2026年06月20日
  • きみは赤ちゃん

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    リアルな妊娠から出産の作者の気持ちが綴られてる。自分のこと、旦那さんへの気持ちを包み隠さず述べてるのが凄い。自分の情緒や理不尽な怒りまで、

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    2026年06月20日
  • 乳と卵

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    女性ならではの話が関西弁で勢いよく綴られていく。

    年代によって悩みが異なり、それをお互い隠したがるから、余計に理解できない。そのせいで関係も悪化する。

    似たようなことって周りにも起こりうる。
    そんな時は西武ライオンズの今年のスローガン、「打破」でいこう。本作もそのパワーは負けてないと思う。

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    2026年06月19日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    冬子さんの心の葛藤や変化がリアルなような、そうでないような、、なんとも言えないけど三束さんとの不思議な関係が面白く感じた

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    2026年06月18日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    つらい話。一回半分まで読んで読むのを諦めてまた最初から読み直した。読み終えることができてよかった。主人公の主体性のなさとコツコツしたところが好きではある。2人の関係も好きではある。と油断していると時々出てくる尖った思考や言葉が突き刺さってくる。突き刺しにくる。真夜中の二人の話。読めてよかったと思っている。真夜中に散歩したことを思い出す。真夜中に散歩しながら会話したことを思い出す。真夜中に散歩しながら会話して笑ったことを思い出す。

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    2026年06月18日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍のお話。
    短編集。
    タイトル通りこわいもの。
    お化けとかそういうのではないけど現実にあるこわいものの話。
    美しい文章だった

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    2026年06月16日
  • 乳と卵

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    すごく生々しかった。
    女性が抱える、女性ならではの悩みが生々しく描かれている。女性は男性よりも身体的な成長が早い。成長に合わせた身体的な変化も特徴的(表現合ってるのかわからんけど)。生理とか胸の成長とか。特に緑子の身体と心のギャップから生まれる疑問や感情に、「ほぇ〜」ってなってた。そらそうよなぁ。自分で自分のこと気持ち悪いって思う時期絶対あるやろうなって思った。
    豊胸を考えてる巻子がホステスっていうのも絶妙。女性の行動心理は男性精神のうえに立ってるんやろか。いくぶん生きにくいやろうな、、って。他人事のような感想超えて、もはやそれを理解しようとまで思えた。最後はハッピーエンドやったと信じてる。緑

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    2026年06月21日
  • ヘヴン

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    2026/6/16
    苛めを受ける中学生男子の物語。
    似た境遇にいるコジマ、苛める側の百瀬、医師、母親との会話からそもそも存在しない問いに存在しない答えを探し続ける主人公が印象的だった。
    確かに色々な対比が散りばめられていて、文章的にとても読みやすい。
    後半で主人公が誰の考え方・生き方を真似るでもなく下した決断に、本文には描かれない主人公の未来の明るさを感じた。

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    2026年06月16日
  • 乳と卵

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    ネタバレ

    本の薄さから読みやすいと思ったら、読点だらけで、句点のない文章が本いっぱいに詰まってて、戸惑いました。改行もほぼなし。でも、慣れると頭には情景が浮かぶ不思議な文章です。独身の主人公、豊胸を考えている主人公の姉、しゃべらなくなった姪っ子。これは母娘の物語なのか、女の物語なのか、わからなくなりました。三宅香帆さんは母娘としてあげられていたけれど、意外にさっぱりしてるんですよね、この母娘。卵を頭にぶつけ合うという謎の心理戦(?)は、床掃除がとても心配になりました。芥川賞、ふーむ、不思議。豊胸は怖いです。

    でも、娘は生理を隠そうとしたり、母娘の軋轢があの卵合戦で解消されたとは、なんか納得ができない。

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    2026年06月14日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    モヤモヤとした中で進んで行くストーリー。
    でも、この気持ち、分からなくもない。
    わざと?ひらがなで書いている部分だったり、独特の空気感だったり、読むというよりは、感性を研ぎ澄まして「感じる」本かな。

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    2026年06月13日
  • ヘヴン

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    感想がすごく難しい。刺さる人には刺さるのかしら。

    すべてのものごとには意味があるのだから受け入れるとするコジマと、すべてのものごとは偶然が重なっただけなので嫌なら自分で変えるしかないとする百瀬の考え方、どちらにも納得できる。
    むしろ私は、「嫌なら自分で変えるしかないけど、それでもどうしようもならなかったことはきっと何か意味があること」と思うようにしている。

    但しコジマの思想はあまり理解できない。
    いじめを受け入れるも拒絶するも勝手だが、いくら汚れたままでいることが本人に特別な意味があるからといっても、風呂に入らないことかで周囲に迷惑も不快感も与えているのは事実。それでいて、いじめてくる人間

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    2026年06月03日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    ロマンチックだというのは、こういうのをいうのかなと思った。
    冬子はどこか非現実的で、行動も言葉も、考えにも、とても時間を使う。

    甘くもあり、苦くもある冬子の目から見た現実は、「ロマンチック」というのに相応しいのではないかと思う。

    物理的に語られる光も、色々に散りばめられた嘘も、真実も、現実も、やがては冬子のロマンチックになる。

    恋愛小説は久々に読んだけれど、やっぱり苦いものなのだと思った。

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    2026年06月02日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    ネタバレ

    どちらかと言えば聖寄りの性格なので、大人しくて自分の意見をなかなか口にしない冬子の心情が新鮮だった。
    冬子や他の登場人物からみる聖の印象が分かりやすくて、聖の気持ちも分かりやすかった。聖の、自分達もそうしたいと思ってるくせに堂々としてる人を軽蔑したりするのがイライラする、どうせ今も私があげた下着をつけているんでしょ、みたいなシーン、私も似たような気持ちになった事がある。
    冬子と聖は間反対な性格だけど、2人とも恋愛下手で、痛々しかった。

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    2026年05月31日
  • きみは赤ちゃん

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    授かったからこそ書けるエッセイだなと思った。
    健康体の子供が授かった人、これから出産を控えている方が共感できるエッセイのように感じます。
    私は結婚もしてないし、子供もいるわけじゃないけど
    どうしても、子供ができたからこそ書けるエッセイだなと感じるし、きっとそうなんだと思う。
    生前前検査について「障害がある子供が生まれたら、、」と思っている知人に対する嫌悪感があったと綴っているが、嫌悪感を抱いた作者に嫌悪感を抱きました。
    どうしても1人じゃ生きていけないレベルの子だっているし、時間も労力も金銭的にも想像以上の責任感が問われる部分です。
    今、世間的にも物価の高騰もある中で健康的な子供1人を育てるの

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    2026年05月30日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    人の複雑な部分が詰まった一冊。読んでてずっと苦しい感じがした。
    この表現いいなと思う文章がいくつかあって、心に残った。
    最後の娘については主人公に少し共感できるところがあって、感情移入していただけに最後ひやっとした

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    2026年05月29日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    自分に何もないのは自分で何も選択したことがないから…と自分の恋を動かす選択をする冬子がいじらしい。

    すべてを選択した気になっている人間から人生で2回も「見ててイライラする」と言われてしまう冬子だけど、水野くんも聖もどこかで羨ましいと思っていたんじゃないかな。常識を突っぱねなくても、無理くり選択し続けなくてもそれなりに生きている冬子に嫉妬してたんじゃないかなって思った。

    冬子の気持ちも聖の気持ちも典子や恭子の気持ちもどれもなんとなく共感できて、でもどれも人の嫌な部分を孕んでて、そのリアルさが痛々しかった。

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    2026年05月29日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    人から勧められたままに生きる冬子。
    自分で決めて、行動したい、人まかせというものを
    受けつけられない人間なの、という聖。

    高校の同級生の水野くんは
    「与えられたものを、どれだけ捨てられるかが
    大事だと思うんだ。みんな、退屈と停滞を
    平和とか安心なんかと取り違えてるんだよ。
    だから僕はここを出て、自分で選んだものだけで
    生きるのさ」という。
    水野くんは、聖に似ている。
    そして冬子は、二人ともに
    「君を見てるといらいらする」と言われてしまう。

    冬子のように、ぼうっと生きていることや、
    (少なくとも周りからは楽に見える)
    傷付くことを避けて生きること、
    誰のことも求めず求められもしない生き方は

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    2026年05月27日
  • 黄色い家(下)

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    花は、悪に憧れて染まったわけではなく、純粋でまっすぐなあまり、何にでも染まりやすく、見ていてとても辛い。ここにいていいと言ってくれる人に合わせ続けた結果、倫理観まで悪に染まっていく様子が見ていられなかった。このリアルな侵食されていく描写、川上未映子すごいな、どうやったら描けるんだろうと不思議にも思った。

    たらればばかりが浮かんだ。もし途中で、正しい選択肢を教えてくれる優しい大人がいたら。居場所を見つけてくれる人がいたら。救いの手をどうにか差し伸べられなかったものか。
    途中の花の黄色への執着も怖かった。
    最初は黄美子さんの真似っこで、幸せへの憧れに見えたが、だんだん信仰や呪いへと変貌する。

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    2026年05月24日
  • 黄色い家(上)

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    2000年代の東京の空気感。三茶あたりに住んでいたのでより目に浮かぶ。村上龍みたいな時代の切り取り感?

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    2026年05月22日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    風景描写がとっても綺麗。耳をすませば聞こえるくらいの冷たさ、という表現が特に好き。次の冬は夜中の光を感じながら歩いてみたい。

    静謐、という言葉がよく似合う話だけれども、後半にかけての性的な描写で繊細な膜を張ってた何かが崩れてしまった。

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    2026年05月22日