川上未映子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『娘について』の短編が、終始じっとりと怖い感じがした。
人間のこころの中で起こる怖い部分をじっくり炙り出されている感じがした。
昔自分が人にしたひどいことを、あとから思い起こさせられる怖さ。
母親のコンプレックスの捌け口として過干渉された娘。
世間知らずな友達がどう考えてもヤバイ男に引っかっているのに、その友達は優越感すら覚えていることを話聞きながら感じること(友達の低い自己肯定感が原因で、才能を認められた云々の甘い言葉でコロっと落ちているアホさにドン引きしながらも、聞き役に徹しないといけない状況)。
努力している自分が夢を叶えられないのに、隣で遊んでばっかりの友達が夢を叶えそうな現実に耐え -
Posted by ブクログ
ネタバレ難しかった。
二つのお話とも結局何が言いたかったのかよくわからなかった。
巻子が豊胸したかった理由は結局自分のためなのか。別れた夫と何かあるのかと思ったけどそれも結局よくわからず。期待していた展開と違ったと言えばそこまでだが、巻子、緑子の気持ちが交わる展開がなかったので残念だった。
女性をテーマにしていることはわかった。共感するような、しないような。恋愛している時もしていない時も、特定の相手だろうがなかろうが、男性に求められたがるその気持ちは何となくわかる。性的にみられたいという気持ちも。そこに女としての価値を見出したがるのだろう。
緑子の成熟していない少女としての価値観が逆に新鮮。性を厭が -
Posted by ブクログ
ちょっと前から考えていた、子供の「自分は頼んで産んでもらったわけじゃない」に対する模範解答ってなんだろうという問い。色々考えてたけど、やっぱり100%「親のエゴ」だよなぁと実感した。その上でどうするか。
「自分は頼んで産んでもらったわけじゃない」と言うことを子供に言わせないのが最適解だろうとは思う。
そうなると、親としては夏子の言っていた「自分で産んで、自分の子供に会いたい」って言うのが持つべき感覚かなぁ。ただ、意図的に結婚せず、生殖に問題があるわけでもないのに、原則1人で育てる前提で精子提供を受けて子供を産むってどうなのかなぁ。
現実問題、相手に問題ないのであれば、普通に男親もいた方が子供 -
Posted by ブクログ
2020年のコロナ禍で生活様式が一変した世界の話
全体的に内心面を描いている文章で、共感できる話とそうじゃない話がはっきり別れた
どの話も後味の悪さが残るというか、消化不良気味
な作品
青かける青は、病棟に長いこと入院している女の子の話で、いつになったら退院できるのかが判らない
状況がリアルで、誰かに当てた手紙の文章がダラダラと続いて、何の前触れもなくぷつりと終わる
それだけに印象に残ったストーリーだった
美人至上主義の話もある意味、こわい話になるけど
主人公が面接を受けた時に浴びせられた言葉がきつかった
コロナ禍により通っていた学校が急に通えなくなる
話。ニュース等で見聞きしてたけ