あらすじ
ベストセラー異色エッセイ、待望の文庫化
芥川賞作家の鋭い観察眼で「妊娠・出産」という大事業の現実を率直に描きベストセラーとなった異色エッセイ。
待望の文庫化。
35歳で初めての出産。それは試練の連続だった!
つわり、マタニティーブルー、分娩の壮絶な苦しみ、産後クライシス、仕事と育児の両立……
出産という大事業で誰もが直面することを、芥川賞作家の観察眼で克明に描き、
多くの共感と感動を呼んだ異色エッセイが待望の文庫化。
号泣して、爆笑して、命の愛おしさを感じる一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おすすめされているのを見て読んでみた。10年以上前の本であるが、今でも通じる部分が多く、また変わった部分も感じられて興味深かった。全体的に軽快な文調でサクサク読めた。9ヶ月の子育て中だが、出産前に読んでおきたかったなと思う。出産を控えた友人に薦めたい。
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妊娠7ヶ月の時に読んだ。日常をすごくリアルに書いてあり、読んでいて共感する点も多かった。また笑ってしまうような表現によりとても読みやすい。赤ちゃんに会えるのが楽しみになった。産後にもまた読んでみたいなと思う本。
中でも好きだったフレーズや内容
p155:わたしはきみに会うために生まれてきたんじゃないかと思うくらいに、きみに会えて本当にうれしい。
p277:赤ちゃんと過ごしてきた時間を分かり合えるのは世界中で旦那、たったひとりなのだ
p283:誕生日おめでとうっていうのはきっと、この一年無事にみんなが一緒に生きることができたっていうことに対するおめでとう、そして来年も同じようにみんなでこの日を迎えられたらいいよね、というおめでとう
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臨月に読んだ。妊娠中のことはあ〜分かる〜ってこと多かったし産後のことはひえ〜って感じで、それだけ作者さんが等身大で書いてくれてるのかなぁって思った。
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あぁー、面白かった!共感した!
女友達と、飲みながら、男にはどうやったってわからない妊娠や出産や子育てのしんどさを、
自分でもどうしようもないイライラを、命を守るという見えないプレッシャーを語り合ったような、そんな気持ちで読み終えた。
著者のエピソードがリアルで、そして意外と楽だったーではなくちゃんと大変なことが多くて、「あーみんな大変なんだ」「世のママたちほんまに頑張ってるなぁ」と思えた。
関西弁なのも、良かった(自分が関西人だから)
これからパパになる後輩くんや、パパになったばかりの男性に読んでほしい一冊。
特にうんうんと頷けたのがここの一文▼
俺だっておなじくらい家事をやってるよ、という旦那さんにたいして、
こっちはおなかを切ってオニを生んでからこっち、まったく眠っていないのにくわえてホルモンの崩れで頭が半分おかしくなっているのに、おなじくらいって、それはいったいどうなんだろう。
こっちは1年近くもおなかで人間を大きくして、切腹して、生んで、そして不眠不休で世話をして、いまもこんな状態で仕事までしてるのやから、ほかのことはぜんぶ、ぜんぶ男(あべちゃん)がするくらいでちょうどなんじゃないだろうか。ちがうのだろうか。わたしまちがっているのだろうか。っていうか、それ以外に、いったい男に「なにができる」というのだろう。私は心からそう思った。すべて、なにもかものすべてを男にむこう2年間やってもらってもまだ足りないくらいだ…わたしの産後クライシスは、このようにくる日もくる日もときに激しく爆発しつづけた。
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寝てなさすぎてほんとうに半分頭がおかしくなって、何してもされても、ちょっとした一言にさえもイライラしているその感じまでありありと伝わってくる一節だった。笑
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すごい。「体験させてもらえた」ってのがまず率直な感想。川上未映子、やっぱすごい。ポップでキャッチーで読みやすく、きちんとリアルに壮絶。あたしはこれを読んで、「絶対妊娠出産育児なんかしたくない」と思ったあとで、「でもやっぱ、新しい命と出会い、産み育むのって、自分が想像する以上にすんばらしいことなんだろう」とも思った。この本は、すごい。書いてくれたことがありがたい。男女問わず必読と思います。
てか世の母親すごすぎんか?もちろん父親も大変だが、やはり母親はすごい。なぜならば母親だけが経験する妊娠出産あれこれは、文字通り死ぬ思いで成されることだからである。これ、今を生きる全母親が成し遂げてるの、まじで意味わからんくない?myグレイトマザーにも改めて感謝だな。。。
あたしはいま今年33歳というタイミングで、そろそろ「待ったなし」とも言える段階に差し掛かりつつあるこのタイミングで(もちろん諸説ありますが)、自分の未来を「まじでどうすんの?!?!どうなってたいのよ?!?!!」と本気で考えるいいきっかけをもらえたのは、とてもラッキーなことだなと。川上未映子さん、まじで感謝です。
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妊娠〜1歳までの心と身体の動きが赤裸々に綴られていて、共感するところもあり、未知の部分については恐れ慄かされた。
10年前といまとの環境の違い(NIPT受けられるのが日本で1箇所だけ、無痛分娩NGの空気感など)にも驚いた。
つわりの酷さや環境など人によってかわるため、自分でもこの1年の記録はできる限り残して行きたいと思った。(日記はまじで続かないのだが)
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まだ経験したことはないけれど、ホルモンの奴隷だなと思う経験は何度もある。妊娠〜出産〜子育ての怒涛の日々は想像を絶したけど、そこにはそれ以上に想像だけでは感じることのできない幸せがあることを知ることができた。(今の自分の悩みがちっぽけに思えた、その時々で悩みの内容や大きさは変わってゆくなと改めて)
自分のためにも周りへの理解のためにも読んでよかった。
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出産を経験した夫婦とは、もともと他人であったふたりが、かけがえのない唯一の他者を迎え入れて、さらに完全な他人になっていく、その過程である。
著者が産後クライシスの不眠と出産の後遺症?で精神的にボロボロ、男性というものに対して憎しみが止まらなかった時期に残していたメモの一文らしい。
結婚している男性としては、この一文にはゾッとするし、一方で確かになとも思わされた。
結婚は仲のいい恋人の延長で、何があっても言うて他人だしな〜で済ませられることが大半である。
しかし、出産というイベントを通してわかるのは、二人から生まれた生命への関わり方を通して、どうしたってこの人とは完全には分かり合えないということ。
悲観的すぎるかもと思うけど、妊娠って本当に大変なんだな…。でも経験出来ないから本当の意味では共感できないよな…、
という月並みな感想しか抱けない自分がいるので、そんな未来が現実味を持ってこちらを見てくる。
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30代の女が読むにはいろいろと食らってしまいそうで、でも気になり積読していてようやく読めた。
妊娠・出産・育児は壮絶なものだと改めて実感。
今やSNSが発達し、あらゆる人の出産レポやら育児の愚痴なんかを簡単に読める時代になったけれど、こうして小説家の方が言葉を巧みに使い、一冊の本にまとめられているのを読む方が遥かに読み心地が良いと思う。変に不安にならないし。
子を持つか・持たないかを悩み、持たないことを現段階では選択した私たち。
出生前検査の話で改めて川上さん・ご友人の覚悟はすごいな思う。そしてやっぱり、そうだよなと強く納得する。
そのくらいの覚悟を持てない私は「子を持つ」という選択は出来ないな、とちょっとだけ苦しくなったり。
人が人を生み、育てるって冷静に考えてすごい。
生みたい気持ちがある人が、難なく生み育てられる世の中になるようにと願うばかりだ。
Posted by ブクログ
きみは赤ちゃんは赤ちゃんが産まれてからの気持ちとか色々綴られていてすごく共感できる部分があり過ぎていったところは懐かしく、まだこれからのところは参考になるし、いつか何年後に見たときはまた違う気持ちで読めるんだろうなって思う。
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妊娠から出産、1歳になるまでが書かれている。
お腹に命が宿って母親になるという心情から丁寧に描かれていて共感することばかりだった。
私にも9歳と5歳の子供がいるけど、あの時そうだったな〜とか本当それだわとか、わかるわかると思って読んでいたらあっという間だった。クスッと笑えると思いきや自分の当時を思い出して泣けてきたり。辛いも幸せな気持ちもどっちもよみがえった。
自分の子で言うと上の子は夜泣きがひどくて2歳くらいまでまともに寝れなかったな〜とか、抱っこじゃなきゃ寝ないから夫と朝まで交代しながら長い夜を歌ったりしながら過ごしたな〜とか、離乳食なかなか食べなくて大丈夫なのか心配したな〜とか。何もかも初めての妊娠、育児はとにかく気が張って、今では分かるんだけどもうちょい気抜いて良かったんだよって。頑張りすぎだよって思うんだよね。
生まれてからも自分のからだがこんなにも変わってしまうことも知らなかったからショックだったし、誰も教えてくれないから心の準備が欲しかったよね。
下の子だって病気で生まれてくるなんて思いもしないから、産後ボロボロのまま多分人生で一番泣いたと思う。そんな子がよく食べよく走りよく寝て大きく育ってくれて。
これ読んでいろんなこと思い出してまた泣いてる。きみたちが赤ちゃんだった頃、かけがえのない時間があったこと、思い出させてくれた。イライラする毎日だけど、ただ元気に生まれてきてって願ったあの頃があったこと忘れないでいたい。
Posted by ブクログ
先日、母親3年生になりました♪
ということで、書店の文庫フェアでずっと気になっていたエッセイを見つけたので手に取った。
35歳で初めての出産。それは試練の連続だった!つわり、マタニティーブルー、分娩の壮絶な苦しみ、産後クライシス、仕事と育児の両立…芥川賞作家である川上未映子さんの異色エッセイ。
この作品のことをもっと早く知りたかった!
妊娠中に読みたかった!!!
(でも、もし妊娠中に読んでいたら出産に対する恐怖は増していたかも…)
エッセイを通して、慌ただしい日々の中に埋もれていた自分の妊娠、出産のこと、子どもが0歳だった日々のことを思い出して、懐かしい気持ちになったり、出産直後にメモしていた自分の出産レポを読んだり、子どもの写真や動画を見返したり…。
思い出したのはもちろんいいことばかりではなく、今でも許せないことも、記憶から抹消したいこともあって←
すこーし情緒が荒れたけれど、ここ数日で子どもとの今までの時間を振り返れて、これはこれで幸せな時間を過ごせたなぁと思った(*ˊ ˋ*)
めちゃくちゃ共感したり、グサッとなったり、ハッとなったり、号泣したり…読んでいる間の感情もなかなか忙しかったけれど、読めてよかった。
川上未映子さんの作品を読んだのは、初めてなのですが、川上さんのことをすごく身近に感じられたし、あとがきまで優しくて、ジーンとした。
これは全母に読んでほしい作品。
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出産を控えて、産休中に友人から貰った本。
妊娠してから色々な人のブログやらSNSやら見漁っていたけれど、これもそんな感覚で、そんな事あったなぁとか、育児ってそんな感じなのか、とか共感したり参考になったり面白かった。
産後めちゃ働いてた川上未映子さん心配、休んで。
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子供を産むということに自らが直面して読んだ。
産まれてきた後の赤ちゃんがいる風景の描写が並ぶ記述は涙なしには読めなかった。
大きくなっていって色んなことがあってもこの時の気持ちが残っていればきっとやっていけると、そう思う。
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「黄色い家」が大好きだった川上未映子さんの妊娠&子育てエッセイ。
川上さんの心情描写が好きなのだけど、エッセイでもその絶妙なメタフォーだったり、独特の視点は健在で、声を出して笑いながら読んだ。
わたしは子無し人生だけど、世のお母さんに敬意を払わずにはいられない。
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なんだかこんなにしっかり書いてくれている本があるんだなということにまず感心してしまった。共感できる人もできない人も絶対いる本だけれど、ボリュームがあって、感情がたっぷり。
大変な当時の瞬間を書き残して下さった事に感謝。無知だったと思い知った一冊。
Posted by ブクログ
妊娠と出産…。
分かっていたつもりだったけど、全然分かっていなかったし、結局は自分が経験しないと、すべてが分かることはないんだろうなあ。
いや、経験してもすべてが分かることはないんだろうなあ。
特に男性に読んでほしい。
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心がほっこり温まった。
妊活中で今後の不安もあるけど妊娠・出産を客観的に見て、自分にもこんな日が来たらかけがえのない時間を大切にしたいとと思った。
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妊娠6-7ヶ月の時に本屋で見つけて購入。
「父とはなにか、男とはなにか」の章。何となくの世間の雰囲気を鋭く表現している所が、刺さった。他の作品も読みたくなった。
出産して、子育てを経験してからまた読みたい。
Posted by ブクログ
子供達が赤ちゃんだった頃を思い出します。
未映子さんと同じように、赤ちゃんの頃のことは子供は覚えていないだろうけど、私が全部覚えているよと思っていました。
読みながら思い出したこともたくさんありましたが、残念ながら覚えていられなかったこともたくさんありそうです。
大変だったけど大事な宝物の時間、デジタル化して全部見られたらいいのに。
下の子がもう2年生なので、ママ〜と寄ってきてくれるのは今日が最後かも!体温や匂いやぷにぷにほっぺを全部吸ってやるー!と毎日思いながら過ごしています。
Posted by ブクログ
芥川賞作家の川上未映子氏が描く妊娠から出産、ベイビーが1歳になるまでのエッセイ。ややシニカルな小説家ならでは観察眼と表現力で「出産とは何だんだ?!」が泣き笑いの物語として紡がれる。
どこまでいっても男性には本質的に理解できないであろう(自分が「あべちゃん」だったら今頃激詰されているかな…)「女性にとっての出産」を心身変化とともに少しでも感じることができる。特に何かと斜に構えている川上氏が「とにかくいとしい存在」「この子に会うために私は生まれてきた」という想いが理屈抜きに湧き上がってくると述べているのが印象的。
Posted by ブクログ
何とも言えない感情を言葉に変換できてすごい
まだ経験したことはないけれどこれが女のリアルか少し前の本だけど今も大して変わってないんだろうな環境は
それでも赤ちゃんの存在は尊くて泣けてきた
Posted by ブクログ
出産のリアル
「出産を経験した夫婦とは、もともと他人であった2人が、かけがえのない唯一の他者を迎え入れて、さらに完全な他人になっていく、その過程である」
Posted by ブクログ
時系列を追ったリアルな妊娠出産育児エッセー。人から妊娠出産の詳細まで聞く機会はあまりないので、興味深かった。
作家という特殊な職業だからだろうが、育休どころか産休さえ取らず、夜間授乳しながら働き続けるのは危険だと思った。身体を労ってほしい。。
川上未映子さんは感受性が豊かすぎて、正直読んでいて気持ちが落ち込んでしまう部分もあった。
Posted by ブクログ
授かったからこそ書けるエッセイだなと思った。
健康体の子供が授かった人、これから出産を控えている方が共感できるエッセイのように感じます。
私は結婚もしてないし、子供もいるわけじゃないけど
どうしても、子供ができたからこそ書けるエッセイだなと感じるし、きっとそうなんだと思う。
生前前検査について「障害がある子供が生まれたら、、」と思っている知人に対する嫌悪感があったと綴っているが、嫌悪感を抱いた作者に嫌悪感を抱きました。
どうしても1人じゃ生きていけないレベルの子だっているし、時間も労力も金銭的にも想像以上の責任感が問われる部分です。
今、世間的にも物価の高騰もある中で健康的な子供1人を育てるのですら苦労が絶えない中で、生まれてわかるより生まれる前に知るための権利を用いただけのこと。
とても嫌な気持ちになる部分でした。
されども、体験されているからこその生の声はやっぱり読みやすく、妊婦さんが抱える大変さを感じることができるのはこのエッセイを通して感じるものがある