あらすじ
ベストセラー異色エッセイ、待望の文庫化
芥川賞作家の鋭い観察眼で「妊娠・出産」という大事業の現実を率直に描きベストセラーとなった異色エッセイ。
待望の文庫化。
35歳で初めての出産。それは試練の連続だった!
つわり、マタニティーブルー、分娩の壮絶な苦しみ、産後クライシス、仕事と育児の両立……
出産という大事業で誰もが直面することを、芥川賞作家の観察眼で克明に描き、
多くの共感と感動を呼んだ異色エッセイが待望の文庫化。
号泣して、爆笑して、命の愛おしさを感じる一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
妊娠から出産、子育て(今、我が子は11ヶ月)にある辛さ、愛おしさ、気持ちの移り変わり等、書いてあることに余すことなく共感した。特に、我が子と過ごす日々の愛おしさ、遠い未来に思いを馳せた時の切なさ・・子を持つ親は持つであろう言葉にならない思いが、このエッセイには詰まってます。きっと親になった私はたくさん間違える。間違えて悩んで、子育てを楽しめない時が来ると思う。そんな時にこの本を読み返して、我が子とのかけがえのない日々を楽しむ気持ちを思い出したい。
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夫への贈り物として手に取った一冊。結果的に、渡してよかったと心から思える本でした!
妊娠中の気持ちをわかってほしいけれど、育児書を渡すのは説教っぽい気がして…。そんな時に本屋さんで目に留まったのがこの本。
エッセイなので押し付けがましくなく、妊娠・出産・育児が女性にとってどんなものかが自然に伝わる内容でした。
読み終えた夫が自発的に育児書を買い始めたのには驚きましたが(笑)
私自身も、泣き笑いしながら共感し、生まれてからの日々をゆっくり考えるきっかけになりました。
全パパさんに読んでほしいし、これからママになる方、ママさんにもおすすめの一冊です!
Posted by ブクログ
妊婦から出産、育児のあれこれを川上さんの言葉で等身大に綴ったエッセイ。
最近出産した身としては共感しかなくて終始にやけるか泣くかしながら読み進めた…
世の中の母親はみんな命懸けで覚悟があって、強くてみんな偉い!と改めて自分が母になって思う。
街で困ってるお母さんいたら迷惑かもだけどさらっと声かけれる人になりたいな。
夫に感じてるモヤモヤも川上さんが言語化してくれてて、(育児家事を超積極的にしてくれる夫でも感じてるモヤモヤという点ですごく川上さんの夫と重なる部分があった)特に夫に赤ちゃんが泣いた時の対応とかおむつ替えをしてもらってるときに「ごめん、ありがとう」ということが多くって、この「ごめん」は母親が感じる独特の気持ちみたいで考えたら2人の子だし謝る必要ないな?と川上さんが言ってくれてて、なぜ「ごめん」という感情が湧くか考えられてて、めちゃくちゃなるほどとなった(ちなみに川上さんの夫は川上さんが赤ちゃん周りの事しててもごめんという感情ないらしい)私の夫に聞いてはないけど多分彼も同じなのではないかと思う。
男女平等とかいうけど妊娠出産に関しては女性が圧倒的に背負う部分が精神的にも肉体的にも多い。これは変えられない事実だからやっぱり(過激派フェミニストになるつもりはないけど)周りのサポートが必須だし何より夫やパートナーの思いやりの気持ち、行動、声掛けが本当に大切だと思う。世には妻が妊娠中に不倫とかも聞くけど母親との意識のレベル感が違いすぎてまじで話にならないと思ってしまう。
後半の感想ほぼ脱線したけど、軽い調子で読み進めていける、でも改めてしっかり考えさせられた本だった!
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エッセイを媒介にした大きくなったオニへのメッセージだと感じた。子の誕生を控えた私にとって、どんなノウハウ本よりも、知識が頭に入った。n=1の事例かもしれないけど、どのみち子育ては他人の例が参考にならないn=1の連続だろうからそれでよいのだと思うことにした。
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数年振りに再読。
前に読んだときはまだ学生だったかなあ。
今とは違う街に住んでいたなあ。
仕事を始めて、結婚して、妊娠して。喫茶店でPCに向かって文章を書く夫をたまにちらちら見つつ、どんどん強くなってきた胎動に気を取られながら読んだこのエッセイはまた違う温度で私の中に流れ込んできた。
帝王切開も母乳育児も、産後クライシスも、この一年で自分が経験することなのかもと思って読むと、このエッセイの解像度は私に恐怖を与えてくる。章を選んで、夫にも読ませよう。せめてこの恐怖の一部でも感じてもらおう。
学生のときの自分にとって、それはへ〜、そんな感じなんだと読み進められることだったのに。
でも、たのしいこと、うれしいこと、これからいっぱいある。それも読後に感じている強いメッセージの一つで、不安で怖いことに変わりはないけど、未来がほわっと暖色に見えるような、そんな読後感。
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妊娠、出産、育児を経験した人は、絶対泣くと思う。
このエッセイを読みながら、色々と思い出した。
妊娠検査薬が陽性になった瞬間、エコーで米粒みたいな赤ちゃんを見た時、心拍が確認出来た日、悪阻が酷くて死にかけた時、でも悪阻が軽くなると急に不安になって診察してもらった時…。
赤ちゃんを授かるのも、お母さんのお腹の中で順調に赤ちゃんが育つことも、母子共に無事に出産を終えることも、全てが奇跡。
子育てって本当に体力的にも精神的にもやられて、子育てなんて投げ出したいって思うこと、たくさんあるけど、そんな辛くなった時こそ、このエッセイを思い出して、育児を頑張っていこうと思った。
大切な作品に出会えた。
Posted by ブクログ
いやもう1から10まで一言一句すべてに「うんうんそうだよな…!」と頷きながら読んだ本は初めてでした。それは私がこの本を読み始めた時に妊娠していて、読み終わった今まさに絶賛赤子の育児に四苦八苦しているからだとは思うけど…。
こんなこと考えてる、感じてるのは私だけかも…というようなことも川上さんも感じていて、母親は孤独と書かれてはいたけども、そう思っていたのは私だけじゃないんだと知れてほっと(?)しました。
妊娠中&育児中の人には絶対読んで欲しい本。なんならお母さんだけでなくお父さんもマストで読んで欲しい。
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素晴らしい
男性こそ読むべき本と思う
出産を経験した夫婦とは、もともと他人であったふたりが、かけがえのない唯一の他者を迎え入れてさらに完全な他人になっていく、その過程である
ここが一番恐ろしくて一番印象に残った
Posted by ブクログ
描写がリアルで、読みながらお腹が痛くなったりしたけれど、読んでよかったそんな本。クスッと笑えるところもあり、産後クライシスは自分も周りにあたり散らしてしまうんだろうなぁなんて想像をしながら。またいつか、赤ちゃんができたときに読み返したい。
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妊娠に伴うありとあらゆる、そして想像つかないたくさんの不安を、その時その場で感じた思いのまま伝わるように言語化しているのがすごい!
どのようなステージ、性別の人でも関係なく読む価値があると思う。また何度も読み返していきたい。
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第一子妊娠にあたり手にとった本。
不安な気持ちを払拭してくれるかのような面白い表現がありつつも、不安な気持ちに寄り添ってくれる温かさを感じた。
Posted by ブクログ
先日、第1子の妊娠がわかり、幸福と不安を感じる日々を過ごしてたので、思わず本作を手に取りました。
前半の出産パートは、自分でもだいぶ調べていたこともあり、そうだよなこんな感じだよな、とより具体的なイメージを膨らませることができました。
後半の育児パートは、戦慄しました。妊娠中から若干に感じている夫との気持ちのギャップ。お腹に宿しているからこその、孤独と責任感。産んだあとは、こんなもんじゃないのかと……大変びびりました。
でも、そんな辛い時間もいつかはかけがえのない思い出になる、というのも母親の特権だと考え、先輩方の後に続き、肩の力をぬいて頑張ろうと思います。
あと、夫にも読んで欲しいです。
Posted by ブクログ
出産は私にとってまだ全然身近なトピックではないけど、めちゃくちゃ共感して笑えて救われるエッセイだった。
あんなに美しくかっこよく見える川上さんでもくよくよさめざめすることあるんだな、と。そりゃ私でもくよくよさめざめするよなぁ。
Posted by ブクログ
凄まじい本を読んだ。
性別関係なく、全人類が読むべきだと思った。
無関係の他人であるわたしでも、わたしの生まれた時を想像して泣いた。母はこんな気持ちだったのかと思い、また泣いた。
この感想を書きながら、また泣きそうになっている。
Posted by ブクログ
出産を前に一読。妊娠中から産まれた後が大変だからねと散々脅かされていますが、これを読んで私も私でドラマティックな赤ちゃんとの生活、そして夫との変化しつつある生活に立ち向かうぞと勇気が湧いてきた。
とても陽気な文脈の中に、ぽとっと「孤独」という言葉が落ちていて、私もきっとこれを感じるようになることがあるんだろうなと。それを感じたときには、また読み返したい一冊。
Posted by ブクログ
TikTokで流れてきて気になってポチッた本。
お風呂で湯船に浸かりながら、
寝る前にベッドで読みながら。
何日かかけて読んだけど共感の嵐。
そうそう、そうなんだよな〜わかるわかる、
と思いながら読み進めたし
何回か噴き出して笑ってしまうところもあった。
川上未映子さんの作品初めて読んだけど
好きになった。
他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
ここまでリアルに出産、育児を語ったエッセイは初めて読んだ。想像以上にしんどいことがあるけど、子どもの愛しさはそれ以上にかえがたいんだなぁ、
エアロビの話は面白かった、将来子どもができたら読み返したい。
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子供を預けながら働くことに関するもやもやした感情や、妊娠中出産後のホルモンに振り回され肩など、首がもげるくらいウンウンと言ってしまう共感が多かったです。
そして子供に対する愛おしい目線に溢れている一冊です。子供がもたらしてくれた悩みと幸せだなあと思います
Posted by ブクログ
出産レポ。彼女の作品を読む機会がここ最近多く、授業で「夏物語」を学んでいる。それがきっかけで手に取ったこの作品。
子供を持つことって、やっぱり大変。私なんて結婚すらまだしていないし、まして他人と一人の人間を育てていくなんて。
川上未映子と同じように、私も出産は怖いと思う。子供を持つことは、簡単じゃない。
出生主義でも反出生主義でもないけれど、「会いたい」という気持ち、それは理屈じゃ語れない母性本能から来るものなんだろうと感じる。
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妊娠出産育児がこれ程大変なものともよく知らずに、20代も後半になっていた。本当に壮絶だ。自分の母親を含む、全ての母親に尊敬の念。それと同時に、自分ごととして考えると、恐怖と不安でいっぱいなのは事実だ。(特に、もし辛い時にパートナーが支えてくれなかったらと思うと震える。)とはいえ、川上さんが【愛】の定義を「すべての人生が、本当に、一度しかないことを理解すること」としているので、子を持つことってそういうことなんだろうなと思う。
Posted by ブクログ
産後の生活から共感の嵐でぐんぐん惹き込まれた。自分の子との日々がまさに言語化されていて、改めて今の生活の幸せを感じることができた。
言葉で表されると、流れていく時間が手に取れるものになったような気がしてほっとする。
最後の1歳記念は電車の中でなかったら泣いていた。
オニへの愛しい気持ち、私も同じように感じてます。いなくならないでほしくて急に悲しくなったり。何があっても私が守ってあげるよ、と口に出してみたり。このこのためなら死ねるって、ものすごく重い言葉だと思っていたけど、全然死ねる(笑)このこの成長を見届けられないことらものすごく淋しいけど、元気でいて欲しい。
寝不足でつらいときもあるけど、巻き戻せない幸せな時間であること忘れないぞ
Posted by ブクログ
川上未映子さん…
他の作品はまだ読んだことがなく、妻夫木聡さんと共演されているサッポロビールのCMで初めてお姿を拝見した。ほうほう…おしゃれで色気があって、少し気の強そうな女性だなという印象が強く残っていた。
だから本書を開くまえ、きっとおしゃれで軽やかなキラキラ育児生活の日々が綴られているのだろうと少し気後れしていた。
それでも色んな本屋で探してやっとの思いで手に入れるほど読みたくなったのは、自分が妊娠して、文字だけで書かれた育児エッセイというのは、それもプロの小説家が書いた育児エッセイというのは、意外にも世の中にあまり存在しないと知ったから。
妊娠中に読みたいと思っていたものの、気後れしているうちに出産し、5ヶ月経ってようやく開く勇気が出た(遅い…笑)
けれど読んでみると驚きの連続だった…!
赤裸々すぎるほど赤裸々に、妊娠・出産・育児のあれこれを綴っている。しかも彼女は生粋の大阪人で、随所にノリのいい関西弁が散りばめられている。そして本人によると相当なネガティブらしい。なんか想像してたんと違う!と良い意味で裏切られ、ページをめくる手が止まらなかった。
何より良かったのは、妊娠・出産・育児において私が感じていた、言い表しがたい不安や衝撃の数々がとても丁寧に綴られていたこと。
おなかの子どもが男の子だったら将来、性犯罪者にならないか、女の子だったらその被害者にならないかを心配するというのはとても、本当にとてもよく分かった(男女関わらずどちらの可能性もあるのだけども、やはり私も同じ心配をしていた)。
他人に打ち明けたら心配しすぎだよ〜と言われるようなことを、母親になり、妊娠中から毎日一緒に過ごしていると、どうしてもぐるぐると考えてしまう。
体調の悪さやホルモンバランスの急激な変化から、そういう思考になるのは自然なことだったと、今はようやく落ち着いて考えられるようになった。
川上さんと同じように、私も出産後、生まれてきた赤ん坊を抱っこしながら何度も涙を流した。「私たちのところへ、生まれてきてくれてありがとう。大好きだよ」とつぶやきながら、腕のなかですやすやと眠る赤ん坊の顔をじぃっと眺めているといつも涙で視界がゆがんだ。
こんなに不確かで、今にも壊れそうな小さい赤ん坊。悲しいでも喜びでも感動でもなく、胸がぎゅっとなるような切なさでいっぱいになって、なにかの大波が押し寄せて目から流れる。そんな感覚があった。
最後の章を読みながら、あぁもうこのエッセイも終わりなんだなと思うととても寂しいような、でも川上さんの出産・育児のあれこれを見届けられて清々しいような気持ちになった。
私も育児の合間を縫って、ある時は赤ん坊が遊んでいるのを見守りながら、またある時は授乳しながら、ある時は膝のうえで寝かしつけながら本作を読み終えたことへの感慨もあった。
私たちが望んだ結果とはいえ、自分の元に赤ん坊が生まれてきてくれたことは、5ヶ月経った今もまだ信じられないような気持ちになる。
赤ん坊の、周りの景色をそのまま写し出すキラキラした瞳や、触れたら壊れそうなくらいにふわふわさらさらの寝顔を見つめているとき、胸に押し寄せるあの気持ち。育児・家事分担について、夫と意見が割れ「自分がおかしいのか?いやでも…」と納得できなかったあの気持ち。
自分が子どもを持つまで知らなかった、でもうまく言い表せないたくさんの感情が、そう…それっ!!と何度も言いたくなるほど的確に綴られていて感動した。プロってすごい。言語化できるってすごい!
閉鎖的で孤独を感じやすい妊娠・育児のなか、このエッセイに精神的に励まされた人たちがどれほどいるだろう。もちろん私もその一人であり、思い出深い一冊になった。
Posted by ブクログ
自分の妊娠をきっかけに読み始めたけど、内容が濃くなかなか進まない。笑 結局正期産になってしまった。産後クライシスの場面では、さすがの語彙力で女性の脳内ではこういうことが起こるんだなあと、言語化されていることでとても勉強になった。クスッと笑えるところも多かった。ぜひ、世の中のパパになる人にも読んでいただきたい!!
産後に読むとまた違った気持ちで読めるのかもしれない。とにかくいまは、赤ちゃんに会うのがより楽しみになった。
ーーー誕生日におめでとうっていうのはきっと、この1年、無事にみんなが一緒に生きることができたっていうことに対するおめでとうで、それはほんとうにすごいことなのだと、そういうかもしれない。1年間、毎日を生きて、大きくなるってことは、本当はすごいことなんだと。ぜんぜん、あたりまえのことなんかじゃなきんだと。そして、来年も同じように、みんなでこの日を迎えられたらよいね、という、おめでとうなんじゃないかなーと、 p283-284
愛が詰まった一冊でした。♡
Posted by ブクログ
友人のおすすめで読みました。
出産育児のエッセイは初めてです。
自分が想像したことないような出来事や感情を
知ることができました。
出産子育てに対して怖さと楽しみさの
両方の気持ちが生まれました。
出産中や、産後に読んだらまた違う感じ方が
できそうだなと思いました。
旦那にも是非読んで欲しい作品です。