川上未映子のレビュー一覧

  • 黄色い家(下)

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    闇バイでためたお金で幸せになれますか?
    お金がすべてでしょうか?
    人は生まてから不平等だな。子供は親を選べない
    主人が平穏な日常を過ごせるのだろうか?

    いま自分が置かれた立場から色々考えさせられた本でした

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    2026年05月15日
  • きみは赤ちゃん

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    心がほっこり温まった。
    妊活中で今後の不安もあるけど妊娠・出産を客観的に見て、自分にもこんな日が来たらかけがえのない時間を大切にしたいとと思った。

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    2026年05月14日
  • 乳と卵

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    『乳と卵』 川上未映子

    「ほんだら生まなんだらよかったやん、お母さんの人生は、あたしを生まなんだらよかったやんか、みんなが生まれてこんかったら、なんも問題はないように思える、うれしいも悲しいも、何もかもがもとからないのだもの。」

    多様性が叫ばれる時代に生まれた。
    いつのまにかテレビのコンプラはすごく厳しくなって、昔のように父親が笑いながら「これ見ぃ」っていう顔が見れなくなった。
    整形は悪ではなくて、同性を好きになってもおかしくなくて、離婚も悲しくて悪いものではない。
    そうとでも言わないと、なんだか、疎外感を覚えてしまう。そんな時代。

    この作品もそうなのかな、と最初は思った。
    だけどもっと

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    2026年05月13日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    ニュースの記事で、黄美子が監禁・傷害事件で裁判にかけられたことを知った花。それを契機に、彼女らに蘭と桃子を加えた四人で擬似家族のように生活していた記憶が蘇る。冒頭のような状況に至るまでに何があったのか、花の回顧録。

    お金は、買えるものしか買えない。
    ほとんどの物はお金で変えるが、買えないものが欲しい時、人はどうするのだろう。買えないものがほしくならないようにするための仕込みが、幼少期になされるのだろうと思った。子どもと呼ばれる時代に、親の庇護下にあたりまえのようにいられるうちに、挑戦も失敗も、不遜な態度も無茶な甘えも、一生分吐き出して大人になれなかった花は、なるべくしてこの結末を迎えたのだと

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    2026年05月13日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    怖かった……特に最後の「娘について」がとても怖かった……。
    普通に生きている(つもりの)彼女のうちにある悪意が一気に芽吹くその様が何とも言えない。
    ラスト、彼女と彼女の関係がそれでも続くのだということ(続かせようとしてしまうこと)が、苦くて滑稽で、でも生きてくってそうだよねって納得する部分もあって、いやぁ痛いなぁ。

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    2026年05月12日
  • 黄色い家(下)

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    若くして闇バイトのような犯罪に手を染めざるを得ない状況となってしまった主人公とその仲間たちが共に必死に生き抜いた日々を追体験するような感覚で読み進めることができる作品。

    登場人物たちの感情の表現が素晴らしく、その時感じたであろう、悲しい、悔しい、辛いといった感情がありありと表現されていて、自分の中にそのまま雪崩れ込んでくるような、そんな力強い表現力を感じた。

    貧困や格差など重いテーマを扱っているため読むのにはエネルギーが必要だが、間違いなく傑作だった。

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    2026年05月11日
  • ヘヴン

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    川上未映子氏のブッカー賞最終候補作品。
    「夏物語」「きみは赤ちゃん」のあと読んだため振り幅というか高低差はなかなかデカかった。
    壮絶な苛めがテーマだが、根底にあるのは「世界感」や「価値観」。百瀬の認識が苛める側の真理ならコジマの認識も苛められる側の真理。
    読んでいる途中は息苦しさを覚える。”僕”とコジマが夏休みに美術館に赴く平和で幸福な描写はそのあと訪れる残酷な悲劇を予感させ、最後の壮絶な出来事はコジマが必然として受け入れ耐え忍んできた「世界」が残酷な事実を突きつけ、キャパシティを超過し負の達観が訪れる。
    苛めに対してはカタルシスのないまま終焉を迎えるが、「斜視」がある意味キーワードとなり、二

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    2026年05月07日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍描写がありますが、あまりその時代背景の違和感は気にならず楽しんで読むことができました。
    人が考えている本音と、そばの人がうけとっていること、感じていることはだいぶ違くて、奇妙なすれ違いがあるなと思いました。それがすごく面白いです。怖くはないです。
    他の本もまた読んでみたいです

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    2026年05月06日
  • きみは赤ちゃん

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    うちの妻が妊娠したこともあって本屋で見つけて買ってみた。妊娠から出産、子育てまでの完全お母さん目線の話、おもろかった

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    2026年05月06日
  • 黄色い家(上)

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    主人公の伊藤花は、小さなネット記事で監禁・傷害事件に関する事件を見つけ、吉川黄美子という名前に思い当たる。
    今から二十年くらい前、まだ若かった頃の数年間を家族のように一緒に過ごした人だった。
    加藤蘭と玉森桃子、あの時一緒に暮らしていた二人は今どうしているのか。
    あの頃の記憶が一気に蘇る…。
    元々母のホステス仲間だった黄美子さんと二人でスナック「れもん」を開店し、二十歳と偽って働き始め、同じような境遇の人たちが集まって、働いても働いても一生貧乏で、自分が育ってきたあたりまえの生活とはものすごくかけ離れていて、自分が知りえない世界を目の当たりにして震えが止まらない。
    川上未映子さんの筆致が猛スピー

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    2026年05月05日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    めっちゃ読むのが辛かった
    苛めの本ってどんなものかな?って思っていたより辛い
    主人公はチョーク飲まされたり人間サッカーで鼻かは血が出て腫れてしまったり公園で無理矢理服を脱がされてパンツ一丁にさせられてたり、そしてコジマは主人公の虐められ仲間のコジマは臭いと汚い理由だけで女子だけで虐められる!
    そして広瀬曰く虐められるのはたまたま
    そして広瀬は救世主だと思ったけど二ノ宮と一緒の人だった、、
    広瀬はこんなことはなんの意味もない、こんなことしなくてもおなじってわかってるけど二ノ宮に逆えないってことだよね、、次は自分がやられるって心のどこかに思ってる、、
    ちょっと復讐劇はあってもよかったと思う!でも最

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    2026年05月04日
  • 黄色い家(下)

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    殴り書き。ネタバレあり。

    苦しい。黄色い家を読み終えて感じたことは、この一言だけでした。世の中の不条理。負の連鎖。お金、貧乏、家庭環境、グレーゾーン。とにかく誰にもどうにもできない。
    主人公の花は、障がいギリギリの母親との生活を中学生まで過ごす。その最中に出会った黄美子さんに惹かれて一緒に暮らすことになるが、結局、母親の二の舞というか、ヤングアラーの話しでもあると感じた。金銭面の管理や家事を、母親と暮らしていた期間に主人公がこなしていたし、黄美子さんとの暮らしでも同じことをしていた。
    蘭や桃子、映水や琴美の話もそれぞれインパクトのある話や関係ではあったが、あくまで主人公と黄美子さんに焦点を当

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    2026年05月01日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍で世界中が混沌とした不安と恐怖に埋もれていた頃のお話。6つの短編集。
    それぞれ全く異なるシチュエーションで人間関係も違うのに、それぞれのお話に抱く印象は白い深い靄のような闇。
    病棟から出られない孤独、他人の悪意が自分に向けられた時の嫌な汗と喉の渇き、心臓の鼓動の早さ、生と性、自分の中の悪魔。
    あの頃、世界の時間が歪んだ時、それぞれの出来事が不穏で心に影を落とすような引っ掛かりのあるお話たちでした。

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    2026年04月27日
  • 愛の夢とか

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    溶けそうな夢たち。
    不思議な読後感が残って、ふとあれってどうなったんだろうとか、何気なく忘れられないお話たち。
    ふわふわと夢の中みたいに惹き込まれます
    とてもすきな感覚を持ちました

    十三月怪談
    どうなったの、会えたのかな?
    すべて夢のように語らい、ふたりともたのしく幸せに終われるといいな。

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    2026年04月26日
  • 黄色い家(上)

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    とりあえず上巻の感想です。

    ネットで黄美子さんの事件を見つける冒頭から一挙に緊張感が高まるが、その後、過去を振り返る構成。

    黄美子さんとの出会いが語られる東村山編と、スナックれもんの三軒茶屋編は、実にじっくりと描かれている。

    下巻はこれからなので判らないけれど、恐らく大きな事件が起きるのはこれから。
    まだ何にも起こっていないけど、ジリジリするような日常がよい。
    主人公の花の焦燥感に共感して、こちらまでジリジリヒリヒリしてしまう。

    続きが楽しみです。

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    2026年04月21日
  • 黄色い家(上)

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    病院の待ち時間に読もうと、お出かけのお供に。読み出したら止まらなくなって1日で上巻読破。
    話の筋は全然違うけど、他人同士が身を寄せ合って暮らす感じが小池真理子の「恋」を思い出した。
    家族の呪縛、貧困、そのなかでももがきながら逞しく生きる人たち。登場人物がリアルで物語に一気に引き込まれた。

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    2026年04月21日
  • 乳と卵

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    著者らしい美しい文体の中に葛藤や反目が赤裸々に描写されていてとても良かった。ただ、夏物語をこの前に読んだのは明らかなミス…

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    2026年04月14日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍が迫りくる東京を背景に六話の短編が綴られている。
    感染症によって日常が崩壊する直前の脅威と不穏さが潜んでいた時期が舞台となっているのだが、登場する人物たちは切羽詰まった恐怖感には未だ襲われていなかったのだろうが、無意識ながらも情緒不安定な状態だったような気がした。
    表題の「こわいもの」は身体が震え上がるようなものとは異なり、無意識に心に忍び込んでくる「こわいもの」だと私は理解した。

    登場する人物が考えることや行動は極端な不自然さはなく、誰でもが陥る可能性があるような事柄だと思うのだが、川上未映子さんが描くと何となく不穏さが伝わってくる。
    当たり前と思っていた生活が、当たり前で過ごせな

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    2026年04月14日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍が舞台だけど生きてる人間の怖くて醜い部分が物語の中にしっかり描かれてて、タイトルの春の綺麗なものが全て掻き消されてる感じが良かった!

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    2026年04月11日
  • 黄色い家(上)

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    とりあえず上巻。
    川上さんの作品は読んでいく中で、知らなかったことというか想像すらできずにいたことについて申し訳なさというか罪悪感に近いような痛みや苦みを感じていくことがあるのですが、本作は今のところそれがない。明るい話ではないからずっしりとはくるけれども。男性の身として読む『夏物語』などと違って、本作で描かれるような貧しさというものやその周囲にあるものについては私自身がわりと密接なところで生きてきたからだろうか、などとあれこれ考えながら読んでいます。さて、下巻、物語はどこに向かっていくのか。

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    2026年04月10日