川上未映子のレビュー一覧

  • ヘヴン

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    コジマのヘヴンはどんなだったのか…コジマに突き抜けるようなどこまでも広がる青空が見られる日が来るといいな。

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    2025年11月15日
  • 乳と卵

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    ふわふわでいてどろどろな、女の一部をゆっくり咀嚼して飲み込んだような読後感。独特な文体と浮遊感のあるストーリーで、女の奇妙で歪な部分を丸ごと食わされたかのようだった。

    女は、女を嫌うのに結局はどこまでも女なのだと思わされた。

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    2025年11月08日
  • 夏物語

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    乳と卵より性的多様性に振り切ってた。緑子は相変わらず可愛いしこういう子が地味な男に心酔するのには現実でもよく見る。性的にノーマルだからか共感は出来なかったけど理解はできた。

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    2025年11月06日
  • ヘヴン

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    65/100

    うわぁぁーーん
    まじ長かっためちゃくちゃ
    しかも言ってることが反復しているから飽きちゃって読み進めるのが大変でした。

    でも主人公の子と手紙を送る女の子の対比がそれぞれ顕著に出てるのがすごく面白かった。
    あとは思春期の心の動きだったり、加害者側の無邪気さに怖さを感じる。

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    2025年10月31日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    川上未映子さん初読み。
    読んでいる間、ずっと胸がざわざわしていた。
    得体の知れない違和感、不気味さ?があった。
    内容がよく分からないというか、難しくて、
    でも表現力がすごいのはひしひしと伝わってくるので、私にはまだ早かったか……と思った。
    書かれている春は、コロナ禍の春。
    あの頃の鬱憤とか得体の知れないウイルスに怯えていた気持ちを思い出した。

    「娘について」が一番印象に残って、こわかった。
    人間の醜さが生々しかった

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    2025年10月01日
  • ヘヴン

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    いじめをテーマにした作品だけあってかなり重い。胸にずしんとくるような重さだ。
    凄惨ないじめの描写も生々しく思わず目を背けたくなる。
    いじめはいじめとして受け入れて耐え忍ぼうとする思想、自ら行動を起こしいじめを止めるべきとする主張、それぞれについて深く考えさせられた。
    結末としてはどこか煮え切らない、歯切れの悪いものと感じてしまった。

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    2025年09月25日
  • 愛の夢とか

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    十三月怪談、とてもよかった。死ぬってこういう感じなのかなと思って、また会えてよかったねって思えました。

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    2025年09月17日
  • きみは赤ちゃん

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    初めての子のことを思い出しながら読んだ。
    妻はこんな状況だったんだな。って散々口撃されてたし、妻からもこんなような言葉を聞いていたから、その時はわかっていたつもりだけど、やっぱり第三者の言葉で聞くと、また理解度が上がるね。とはいえ、自分の体で起きていることじゃないからわからないんだけど。
    とはいえ、妊娠・出産は本当に奇跡の連続。
    すべての母親は偉大だ。感謝感謝。
    この妊娠・出産の物語を忘れてはいけない。男性陣はもっと母親という存在に感謝し、丁寧に接するべき。

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    2025年12月24日
  • 乳と卵

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    とめどない思考が文体に表れていて、頭の中をそのまま見ているような気持ちになった。登場人物たちが考えていることを、話し言葉も書き言葉も思考する言葉もあえてそのまま表現する、読み手にそう思わせる筆力に圧倒。モヤモヤするけど共感するけど、言語化されたことによってスッキリするんじゃなくて、もっとモヤモヤするのが純文学なのかもしれない。

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    2025年09月07日
  • 愛の夢とか

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    短編集だけど一つ一つのお話に入り込んで読めたので、すぐに次のお話に頭が切り替えられなくて3日かけて読んだ。特に表題作の「愛の夢とか」が好きで、実際に読みながら愛の夢を4回聴いた。繊細で神経質なところもある女性のいいところも悪いところも全部描写された1冊で、作者独特の文章のテンポ感が心地よかった。

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    2025年08月27日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    「彼女と彼女の記憶について」有名人になってから参加した同窓会で、小学生の頃に一緒に遊んだ記憶のある子が30歳で餓死していた。餓死の真相が分からないところがリアル。もう1人女性が一緒に餓死していたという要素も少し不気味だった。
    「シャンデリア」お金の無常さとか命の価値とか色々考えさせられた。

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    2025年08月17日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍を舞台にして春の不穏な雰囲気をそのままに色んな題材を織り込んだ6つの短編集。タイトルの通り春の怖いもの、短編に登場する主人公がどれも登場する相手役に少し妙な怖さを感じてるのは秀逸かも。

    黄色い家を読んで面白くてこの著者の短編も手にしたけど、面白さは黄色い家の方が面白かった。まあ本ごとに色が違うからこの短編集はコレでいいのかな?どうなんだろう?期待していたこともあり少し普通だった。

    でもちょっと貧乏や影のあるキャラの描き方はとても秀逸でした。

    特に気になったのは◉あなたの鼻がもう少し高ければの整形にまつわる面接のやり取りは面白かった。
    最後の◉娘についての、よしえと見砂の対比線のキ

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    2025年08月13日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    全6編の短編集で、すべてコロナが蔓延し始めた頃の設定です。物語の内容にパンデミックそのものは直接大きな影響は与えていないんですが、コロナ初期の「これからどうなるんだろう」という漠然とした不安と、外出自粛で誰とも会話しない日々で内省的な空気感が全体的にあります。
    「あなたの鼻がもう少し高ければ」、「ブルー・インク」、「娘について」が良かったです。特に「娘について」は、その「こわいもの」を見てしまったという表向きの後悔と、肯定的な気持ちになってしまいそうになる自分の中の「こわいもの」があぶり出される感じで、ただただ衝撃です。

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    2025年07月27日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    ネタバレ

    コロナ禍の始まりの時期を舞台にした短編集。

    それぞれ違う作家さんが書いたと言ってもいいくらい、文体が篇によって異なるように感じた。

    人間の心の歪みのようなものが描かれていて、どの話しも読者の想像力に委ねられるようなラストだった。

    独特な世界観は、今村夏子さんの作風に少し似ているなと感じた。

    ただ、あまり心には残らなかった。

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    2025年07月13日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    女たちの、誰にも話すことはないだろうというような出来事や記憶や考えをフィルム越しで見ているような短編集だった。
    古い海外の映画を見ているような……舞台は日本で、現代なのに不思議な感覚だった。

    最初の短編が刺さりすぎてしまい、その後の物語に入り込みきることができないまま、
    大きなシャンデリア、深い森の湖、藤の花と、見ている景色が移り変わっていく。
    それでも、ふと集中力が途切れると、西日が当たる小さな部屋と少女の記憶まで巻き戻されてしまう。それくらい衝撃的だった。

    美しい文章の裏側でこの物語は何を示しているんだろう、何を感じとることができれば私は納得してこの本を閉じることが出来るのかな、と考え

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    2025年07月11日
  • 愛の夢とか

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    表題作「愛の夢とか」は、わりと抒情性重視の作品なのかなと思った。薔薇の花びらに触れているみたいな手ざわりの文章。しっとりとしたベルベットみたいで、確かな厚みがあって。心地よい空気に酔ってしまった。

    で、ほかの作品もそういう抒情性を全面に押し出した感じなのかと思いきや違ったテイストだなあと。
    どちらかというと「乳と卵」みたいな系統で、文章のリズムで読ませる的な印象だと思った。

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    2025年07月01日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    洋画を読んでいるような感覚。群れない2人がかっこよかった。思春期真っ最中ながらも悶々とするのではなく行動に移していってるのが立派すぎる。

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    2025年06月20日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    著者のInstagramに掲載されたこの本の1ページの文章があまりにも美しく、魅了され購入。
    コロナ禍の抑圧された、そして春の胸がざわつくような感情が生々しく描かれていて、文章が息づいているよう。晒された胸の内が美しい日本語で表現されていて、感情が揺さぶられる。その正体は掴みどころがなく、また春がきたら読み返してみようかなと思った。

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    2025年05月28日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    未知のウイルスの影響下で迎えた最初の春、その後接触が断たれるとは知らず、身近な人に抱いた苛立ちや後ろめたさ。

    こうして記されなければ過去として消えていったはずの、社会が閉塞に向かう中で誰かが抱いた思い、感情。コロナ禍よ早く終われと願ったけど、終わってみれば、当時のことが忘れ去られ、あの日々を過ごした自分たちが「いなかったも同然」になるのはそれこそこわい。"記録"しなければ消えてしまうあの頃の思念に心に留め、書き留めた著者のまなざし。なんだかやさしみを覚える。

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    2025年05月16日
  • 愛の夢とか

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    よく理解できない話しばかりなんだけど「十三月怪談」の死んでしまった時子が「生きている人を救うのは、救えるのは生きている人間。大事な人がいるなら生きていなければならないんだ」と言う言葉、本当にそうだと思う。

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    2025年05月08日