川上未映子のレビュー一覧

  • 黄色い家(上)

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    少しだけ共通項のある事件をニュースで目にすると「黄美子さん…?」って思ってしまうくらいにはこの作品の世界を私も生きました。ものすごく近い世界線であって、交わることのない世界線の話のような奇妙な感覚に襲われた。掴めるようで掴めない、無視できないのに問題がどこから発生してどこで起きてるのかわからない。川上未映子さんの問題提起をどこまで私は感じられたのかな、その視線も感じる。

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    2026年08月02日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    初めて川上未映子さんの本を読んだ
    読む天然水って感じ
    すべって内容が入ってこないときみたいな感じで本当は読めてる不思議な感覚
    答えが欲しすぎて余白が多い作品は得意ではないけれど、この作品は楽しめる余白だった
    好きなように感じ、好きなように終わらせて良い、とちゃんと読者に委ねられたもののように感じた

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    2026年07月31日
  • 乳と卵

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    あまり純文学は読まないので、新鮮な感覚で読むことができた。口語?、思考?がそのまま文章になっているのが、珍しいなと思い面白さもあった反面、読みづらいなと感じてしまった。

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    2026年08月01日
  • 乳と卵

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    〇乳と卵
    なにこれ。難しい。言葉は難しくないけれど
    一文がものすごく長くて、口語的で、読みづらい。
    使っている言葉は、読みやすい。
    不思議な読書体験だった。こういうのを純文学っていうの?難しい。
    とりあえず読み切るのに必死で、全体を通して伝えたいこと等は汲み取れてないと思う。
    2回、3回と読み返してだんだん分かってくるのかも。
    あまり分からなかったけれど、忘れられない読後感。

    〇あなたたちの恋愛は瀕死
    なんだこれ!?が率直な感想。
    分かるような全然分からないような。
    だけど流れるような文章でなんだか引き込まれる。
    村上春樹の作品を読んだことがないのに、直感で
    "村上春樹っぽい…"と思った。
    本当に村上春樹っぽいのかどうかはこの後
    彼の作品も読んでみてまた考えてみたいと思う。
    短い作品なのに妙に印象には残ったので
    また読み返したい。

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    2026年09月03日
  • 夏物語

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    たぶん、リアルだった、でもリアルすぎるのか、私が共感しきれてないのか、ずっと異常な感じだった、、いのちって複雑、、、もっとシンプルに受け止められる環境ってとても恵まれているのだと気づきました。読書中は結構ずっと苦しかった、、、

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    2026年07月26日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    評価が難しい小説でした。
    いじめの描写にリアリティがあり過ぎて気持ち悪くなりました。どういう展開になるのか期待しましたが、何かモヤモヤとした結末でした。
    これが川上さんの作風ですね。

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    2026年07月25日
  • 夏物語

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    第一部は貧乏がずっと根底にある物哀しい雰囲気と、お姉ちゃんのいきなりの豊胸手術の話で進んでいって、正直微妙で最後まで読めるか不安になったけど、第二部に入ってからは物語にはまりこんで読むことができた。
    貧乏で大変で辛いこともたくさんあったけど、出てくる女性陣はみんな一生懸命生きていて、優しくて、その優しさが切なくて何度も泣けた。特にお姉ちゃん優しい。「いつでも、お姉ちゃんやで」号泣。
    緑子も反抗期終わって素敵な女性に成長してくれて良かった。
    実際に子どもがいる身としては、お金はあるに越したことはないので、最後せっかくなら貰えるものは貰っとけって思ったけど、まぁ小説なので。主人公たちのこれからの未来が幸せであるよう願いたくなるお話だった。

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    2026年07月21日
  • 黄色い家(上)

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    本屋で何読もうかなーって思って本を探していて、裏表紙の内容紹介で面白そうだったから購入。裏表紙で「人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか」って書いてあったんだけど、上巻で全然そういう感じの話出てこなくて、裏表紙の内容紹介文から期待していた内容とは少し違った。また、裏表紙の紹介文には「孤独な少女の闘いを圧倒的スピード感と緻密な筆で描ききった最高傑作」って書いてあったが、少なくとも上巻においてはスピード感がある作品というよりは、むしろゆっくりした日常みたいな印象が強かった。下巻は今のところ読む予定はないかな。

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    2026年07月20日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    なんていうか文章が美人
    一見キラキラしてる妙齢3、40代女性の心の中の虚無をみごとに描いていて、まったく共感はできないけれど、薄暗く乾いた雰囲気はすごく好き

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    2026年07月19日
  • きみは赤ちゃん

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    川上未映子のエッセイって初めて読んだけどこんな感じなのか。題材自体が読者の共感を呼びやすいもの&ラフな文体で読みやすいので人気なのは納得

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    2026年07月09日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    『娘について』が面白かった。
    経済的な豊かさはもちろん精神的な豊かさじゃない。
    育ちは人の料簡を深め、広げるものでもあれば、くびきにもなる。
    完全な生き方なんてないと思わされた。

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    2026年07月05日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    【乳と卵】を読んだ時に
    ビシビシ伝わるのに書き留めておきたいぐらい心に響く言葉があったのに
    ずっと読むことがなかった作家さん
    今回も日常の中にあるであろう怖さを
    ビシビシと私に伝えてきた作品
    だけど、なぜでしょう
    得意ではないのです
    歳を重ねるごとに感じ方や趣味も変わるはず
    また暫く期間をおいて読みたいものだ

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    2026年07月05日
  • 乳と卵

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    ネタバレ

    この、絶対スッキリ解決しないだろうという感じ、文学だわ。芥川だわ、と思いながら読むと、思わぬところから卵が出てきて、ああ、そういう意味での乳と卵なのねと納得したりするのだけど、でもやっぱり解決とはいかなくて、でも仄暗い、小さな台所についた蛍光灯の明かりくらいの明るさの、希望というものが、あたりを包んでいるようなそんな不思議な温かさがあった。

    と、分かりやすいけれど長い不思議なリズムの文章が、読みにくいような、心地いいような、ということで、感想も早速それに引っ張られてしまうのであります。

    個人的には、乳と卵、で、終わらせて欲しかった。2話構成と知らなくて、彼女たちの先の未来の話があるのかと期待してしまった。
    知り合いの親子に重なって、幸せになってほしいとつい願ってしまった彼女たちだったので。

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    2026年06月29日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    老婆として、娘として、少年として、生きながら他人と摩擦を繰り返し。他人は恋人だったり友人だったり肉親だったり親友にも変化する。自分の本心をのぞくのが1番怖いのかもしれぬ

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    2026年06月22日
  • 乳と卵

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    作者の文体がすき。女同士のごちゃごちゃ、どーでもいいけどほっとかれたくない情景が目に浮かぶようだった。面白いというより、3人の人生気になるなぁという感じ。

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    2026年06月20日
  • 乳と卵

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    女性ならではの話が関西弁で勢いよく綴られていく。

    年代によって悩みが異なり、それをお互い隠したがるから、余計に理解できない。そのせいで関係も悪化する。

    似たようなことって周りにも起こりうる。
    そんな時は西武ライオンズの今年のスローガン、「打破」でいこう。本作もそのパワーは負けてないと思う。

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    2026年06月19日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍のお話。
    短編集。
    タイトル通りこわいもの。
    お化けとかそういうのではないけど現実にあるこわいものの話。
    美しい文章だった

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    2026年06月16日
  • 乳と卵

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    すごく生々しかった。
    女性が抱える、女性ならではの悩みが生々しく描かれている。女性は男性よりも身体的な成長が早い。成長に合わせた身体的な変化も特徴的(表現合ってるのかわからんけど)。生理とか胸の成長とか。特に緑子の身体と心のギャップから生まれる疑問や感情に、「ほぇ〜」ってなってた。そらそうよなぁ。自分で自分のこと気持ち悪いって思う時期絶対あるやろうなって思った。
    豊胸を考えてる巻子がホステスっていうのも絶妙。女性の行動心理は男性精神のうえに立ってるんやろか。いくぶん生きにくいやろうな、、って。他人事のような感想超えて、もはやそれを理解しようとまで思えた。最後はハッピーエンドやったと信じてる。緑子話せるようになってよかった。
    もう一つの話は、バッドエンドやろうな。恐らく最後、女は死んだと思う。百貨店と本屋の対比、光の対比、形(本屋と百貨店の鏡)の対比がおもしろかった。思い込みの理想と現実。

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    2026年06月21日
  • ヘヴン

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    2026/6/16
    苛めを受ける中学生男子の物語。
    似た境遇にいるコジマ、苛める側の百瀬、医師、母親との会話からそもそも存在しない問いに存在しない答えを探し続ける主人公が印象的だった。
    確かに色々な対比が散りばめられていて、文章的にとても読みやすい。
    後半で主人公が誰の考え方・生き方を真似るでもなく下した決断に、本文には描かれない主人公の未来の明るさを感じた。

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    2026年06月16日
  • 乳と卵

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    ネタバレ

    本の薄さから読みやすいと思ったら、読点だらけで、句点のない文章が本いっぱいに詰まってて、戸惑いました。改行もほぼなし。でも、慣れると頭には情景が浮かぶ不思議な文章です。独身の主人公、豊胸を考えている主人公の姉、しゃべらなくなった姪っ子。これは母娘の物語なのか、女の物語なのか、わからなくなりました。三宅香帆さんは母娘としてあげられていたけれど、意外にさっぱりしてるんですよね、この母娘。卵を頭にぶつけ合うという謎の心理戦(?)は、床掃除がとても心配になりました。芥川賞、ふーむ、不思議。豊胸は怖いです。

    でも、娘は生理を隠そうとしたり、母娘の軋轢があの卵合戦で解消されたとは、なんか納得ができない。もっと描くべきことがあった気がする。もっと深いドロドロとした感情の応酬があってもよかった気がする。結局、なんで母が豊胸をしたがったのかの理由が明確じゃないんだよね。そこまで知りたかったのかも、私は。

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    2026年06月14日