川上未映子のレビュー一覧

  • 愛の夢とか

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    なかなか、何を言いたいのか理解するのが難しい話が多かった。
    面白かったのはお花畑自身と十三月怪談。
    十三月怪談は若い夫婦の話。妻が若くして亡くなるのだけど、その後の展開が結局どうなるの?と思いました。
    夜寝る前に読んだのでちょっと怖かった。
    死後の世界は多分あるんだろうなとか好きな人が不幸だと辛いなど色々考える話だった。

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    2026年02月07日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    「あなたの鼻がもう少し高ければ」
    実際、ギャラ飲みするための面接ってあるのかなと思った。ズタボロに言われた面接の後で生まれたトヨとマリリンの関わりが平和で、ずっとこのままの世界でいてくれと思った。

    「ブルー・インク」
    書いてしまうと残ってしまうから怖いという感覚はすごく共感した。私も日記が苦手で、自分の感情が文字として残って誰かに見られると思うと怖くて書けない。

    「娘について」
    表向きであからさまに攻撃するわけではなくて、悪気はないんだよっていえるくらいの範疇でコソコソ相手を裏切っているところにモヤモヤした。家庭環境が真逆で、ぬるま湯に浸かっているような野心のない友達に苛々するところはわか

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    2026年02月06日
  • ヘヴン

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    いじめられてる同士の仲だがコジマのいじめに対する考え方と僕の考え方の対比、百瀬の善と悪に対する考え方、僕との議論する場面すごくよかった

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    2026年02月06日
  • 乳と卵

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    まくし立てるような読点で紡がれる長い一文が、大阪弁のテンポ感を想起させる文章。小説を読んでいると言えども、女性たちのかしましさを感じる口語文。
    巻子や緑子、夏子の女としての焦りや考えはどこか共感を覚えつつも自分の読解力のなさで咀嚼しきれず、、もう少し年齢を深めた際に再読してみたい

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    2026年01月31日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    川上未映子が好き、読んでてああこんな感じだったって思った

    短編集、満足感のあるものに巡り合うことあんまないよね
    最後の話の終わりかけの不穏な感じは良かった

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    2026年01月29日
  • 夏物語

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    生まれること。生むこと。生む機能を持って生まれるということ。「女」であることは夏の暑熱のようにぴったり肌に貼り付いて、意識しようとしまいと、女の人生は「女であること」から自由にはならない。その息苦しさの果てに広がる、夏空のような開放感が強く印象に残る。

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    2026年01月25日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    ・あなたの鼻がもう少し高ければ
    ・娘について
    がおもしろかった。
    全体的に暗い印象。
    あと「美人が書いてんだろうな~」という空気感がある。文章から美が滲み出ている感じ。美への解像度が高いというか、美しさを知ってるというか。私はいまイメージでものを言ってますよ。

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    2026年01月23日
  • 夏物語

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    母と子、そして生殖を巡る物語でした。
    幼い頃に母と祖母を続けて亡くした主人公の夏子は、姉と助け合って大阪で暮らしてきた。その後、東京で一人暮らしをしながら作家をしているのだが、37歳になって自分の子どもに「出会いたい」と思うようになる。しかし、夏子はセックスが苦痛で以前の恋人と別れており、恋人や配偶者を得ることには諦めがある。そんな中、AIDのことを知りAIDで子どもを産めないかと考えるようになる。
    独身子なし、シングルマザー、AIDで産まれた人、反出生主義…夏子は様々な人たちの思いを聞き、どうして自分は子どもが欲しいのかと考える…。
    親のエゴではない命はない…というのは、その通りで。AIDで

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    2026年01月20日
  • 乳と卵

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    良い意味で読みづらい
    全ての文章に言葉に文字に引っ掛かりがあってそれをひとつひとつ触りながらでないと読めないような
    詩みたい
    知らないのに夏の日の団地の質感や温度や匂いがあってすごい

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    2026年01月10日
  • 夏物語

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    エレナフェッランテ推薦の女性作家小説リストにあったことがきっかけで読んだ。貧困やジェンダー、作家として作品を書くこと、出産に関する選択など、色んな要素のある長編作。久々の日本の小説なので長くても読みやすかった。
    彼女ほどの貧困も葛藤もなく好きな人と結婚、妊娠、という人生を歩んできたので、違いを見つめるような気持ちで読み進めた。存在しないほうがよかった、そんなことを思わせる社会ではいけないよな。

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    2026年01月05日
  • 乳と卵

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    正直に言うと、文体には少し読みにくさを感じた。読点で文章を繋ぎすぎている印象があり、思考や感情が途切れないまま流れ込んでくるため、読む側としては息継ぎがしにくい。その点は意図的なのだろうが、個人的には合わない部分でもあった。

    また、物語は母と娘の関係の拗れを、妹であり叔母という立場の主人公の視点から描いている。さらにその主人公自身が感情の起伏をあまり表に出さず、物事を冷静に分析するタイプであるため、読者は二重三重に俯瞰した位置から物語を見ることになる。その構造が、感情移入のしづらさに繋がっているように感じた。

    それでも、巻子と緑子の親子関係において、夫であり父親の存在が不在であること、そし

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    2025年12月27日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    斜視の主人公と小汚いヒロイン。どちらも虐められていて、弱みを共通点に持っている。
    ヒロインの母親は、貧乏で小汚い旦那を哀れんで結婚し、その後借金に耐えられなくなったも無抵抗な旦那に一方的な癇癪を起こす自分に限界を自覚して離婚し、最終的に金持ちの男と結婚した。ヒロインはそれに対して「最後まで憐れむべきだった」といい静かな怒りを見せる。またいじめに対して「分からないものが不安だから自分の価値観にねじ込もうと力で屈服させようとしている臆病者」「私たちは受け入れている」とのべる。

    つまり、弱者が強者の「普通」の価値観に合わせることは敗北であり、何も言わず受け入れることが忍耐強さと強者が怖がる「不明」

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    2026年03月06日
  • 乳と卵

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    独特の感性
    大阪弁の会話で微妙なニュアンスを表して、ずらずらど書き並べられた文章が面白い。間に緑子のノートの文が挟まれ、視点が切替わり、より情景が浮かぶ。

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    2025年12月22日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹という巨人に川上未映子がせまっていた。文章を書くということを極めたいということ。ストイックで規則正しい生活で待つ。そして常識人でもある。そりゃマラソンもするなと納得。思いの外楽しめた。過去の自分の作品覚えてないとか。川上未映子のほうが詳しい。ふたりの今後の文章に興味がもっとでた。

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    2025年12月15日
  • 夏物語

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    小説だけどエッセイのような取り留めのなさのある本。
    脅威の652ページ。
    ページ数は多かったけどそこまで苦痛に感じませんでした。
    物語は2部方式になっており、1部は主人公である夏子の姉の巻子と、その娘の緑子が夏子のもとに滞在しにやってくる話。
    2部はこの話の本筋とも言える内容で、夏子が自分の子供を欲するように考えてAID(第三者からの精子提供を受けて行う人工授精)を検討する話。

    テーマ自体は重い話でしたが、私個人としてはテーマとは異なる本質的な話(ちょこちょこ出てくる)が好きで、川上未映子さんの他の著書を読んでみたくなりました。
    以下、気に入った文章。

    3.おっぱいは誰のもの
    p77きれい

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    2025年12月14日
  • 夏物語

    cnm

    購入済み

    女性なら一度は考えたことがあるであろう「子供を産むこと」について書かれた小説。高評価を得ているとのことで購入しましたが、書かれていることはどこか他人事で、何処かの記事を引っ張ってきただけのもののような感じがしてしまいました。乳と卵がとても感情的な作品だっただけに、その続編とのギャップが大きかったです。

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    2025年12月01日
  • 夏物語

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    何のために人は生むのか。生みたいと思う女性の本能は、自分勝手なわがままではないのか。男の 3秒の快感のために、60年の苦労を背負わせていいのか? などと考え始めると、ほどなく人類滅亡なので、とりあえず何も考えずに性的欲求、母性本能のおもむくままに種を存続させていただきたい今日このごろではあるのだが、AID (Artificial Insemination with Donor's Semen; 夫以外の第三者から提供された精子を用いる非配偶者間人工授精)の問題を絡めつつ、38歳という出産を考えると微妙な年齢の女性の想いを「乳と卵」のあの濃密な筆致で描く。前半はその「乳と卵」の焼き直

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    2025年11月24日
  • 乳と卵

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    ふわふわでいてどろどろな、女の一部をゆっくり咀嚼して飲み込んだような読後感。独特な文体と浮遊感のあるストーリーで、女の奇妙で歪な部分を丸ごと食わされたかのようだった。

    女は女を嫌うのに結局はどこまでも女なのだと思わされた。

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    2026年04月05日
  • 夏物語

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    乳と卵より性的多様性に振り切ってた。緑子は相変わらず可愛いしこういう子が地味な男に心酔するのには現実でもよく見る。性的にノーマルだからか共感は出来なかったけど理解はできた。

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    2025年11月06日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    川上未映子さん初読み。
    読んでいる間、ずっと胸がざわざわしていた。
    得体の知れない違和感、不気味さ?があった。
    内容がよく分からないというか、難しくて、
    でも表現力がすごいのはひしひしと伝わってくるので、私にはまだ早かったか……と思った。
    書かれている春は、コロナ禍の春。
    あの頃の鬱憤とか得体の知れないウイルスに怯えていた気持ちを思い出した。

    「娘について」が一番印象に残って、こわかった。
    人間の醜さが生々しかった

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    2025年10月01日