川上未映子のレビュー一覧
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醜さの扱いが難しいところ
醜い子を、醜く書く、というアプローチが、個人的には嫌いだし、違和感を持ったし、疑問を感じた。
主人公のお友達がみんなの前で裸になる時とかね。
容姿が劣っている女の子が、ある瞬間にだけたまらなく美しく主人公には見える、という方が、僕は心を動かされます。
ありません? 容姿の作りが悪くても美しい女性のある瞬間。
そういう瞬間は世間的常識を超えてくると思うんだけどなあ。
女性作家が同性を描く時、そうなってしまうのかな。
性差がすごく嫌いな作家さんだし。 -
Posted by ブクログ
この独特のテンポ、まるで樋口一葉のような、、と思ったら作者は樋口一葉が好きみたい。
しかも色んな雑誌に掲載されていたのを集めたから、独特の上に文章の長さやテーマが全然違ってて、あっちこっちに揺られている感覚がした。
ストレートパーマの話や甥っ子の話はすっと頭に入るけど、概念や哲学のような抽象的なことを言われると途端に、あれ、この話はなんの事について言ってたんやっけ、、となっていた。
『乳と卵』が芥川賞を受賞した辺りに作者がテレビに出ていて、確か哲学書を何冊も持っていたし読んでいたのがすごく印象的。こんな綺麗な人と哲学、、その組み合わせが不思議だと感じていた。
その時から私は哲学はちょっと -
Posted by ブクログ
音楽をテーマにしたアンソロジー。
好きな作家の加藤千恵さんが筆者の中に入っていたので手に取りました。
ラブソングとタイトルに入ってますが
それぞれの短編はラブソング以外の曲もテーマになっています。
実在する曲が使われていたり
架空の曲だったりもしたけど
加藤さんの『約束のまだ途中』と
あさのあつこさんの『雨宿りの歌』がよかったな。
加藤さんの作品は、結婚する親友(小学生からの仲良し)との思い出の曲を中心としたストーリー。
自分の状況と結構かぶるところがあり、かなり共感出来ました。
あさのあつこさんの作品は、少しミステリーっぽい側面もあるんだけど、小学生の時にある事件に遭遇し雨にトラウ