川上未映子のレビュー一覧
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作家、女優、映画監督、映画、タレント……豪華26人が「恋文」を競作!
史上最高の執筆陣が放つ、心を鷲づかみにする名文集。
うわ〜こんな豪華なラヴレターがあるのだろうか
ヾ(✿❛◡❛ฺฺ)♡
人様の恋文を盗み読むなんて…贅沢(◠‿◠。)♡
恋文と言っても多種多様なかたちのお手紙。
作家さんだけが文章が上手いと言うのではなくて、作家さんは勿論のこと、女優、映画監督、落語家、歌人、タレントetc…みんな上手くて短い文体の中に様々な人間模様があり、
その人となりが見えるようで…これって、
ラヴレターなの~(・・?))って思うようなものまで素敵に描かれていました。
先ずは一編目を…いや、最初のお手紙の便りを飾るのは、私の大好きな作家の吉本ばななさんෆ❛ั◡❛ัෆ✩⃛*⁎
吉本ばななさんがお便りを送る相手は、
な、な、なんと、私の敬愛する大島弓子さんではないですか⁉︎
最初から感謝感激(^O^☆♪
吉本ばななさんも同じ思い(おこがましい(・・;)を持たれて大島弓子さんの存在を大切に感じられ、感謝されていたとは⭐︎o(≧▽≦)o
少しこの辺りのレビューからは個人的な気持ちを炸裂してしまうことをお許し下さいm(._.)m
私も是非、大島弓子先生にラブレターを♡♪
私が初めて、大島弓子さんの本に出会ったのは、高校時代、殆ど漫画の本を読んだことがなかった頃、年上の知人のお姉さまから…
「フン あんたは まだ めざめてないわ!」
(後になって分かったんだけど、確か?この
言葉は大島さんの漫画”さよなら女達”に出てくる
セリフ…?それが言いたかったのか⁉︎)
『大島弓子の本を読みなさい!』
と唐突に言われた。
「はぁ〜?誰、その人」
そしてまずは一冊、その方から大島弓子さんの本をお借りした「えっ、漫画だったの?」
と、思ったのも束の間、すごい衝撃を受けました。私を救ってくれた大切な作家さん!
私は大島弓子さんに出会い、どハマりした!
漫画という概念は消滅して、この感性に驚き、私自身が目覚めたかどうかは分からないが、大島弓子さんに完全に目覚めた(*⁰▿⁰*)
思春期の危うい時期に心の拠り所になってくれた。ばななさんが言うように…うんと若いときよりも大人になった今、読み返すと大島弓子さんが描かれた言葉の本当がしみじみと深く感じ入る。
「ありがとう、ありがとう。この世に生まれてきてくれて…」私は吉本ばななさんと全く同じ感情になった(*^^*)
私が初めて知った時から、大島弓子さんは何年も何十年も前から本を描き出版されているのに…時代が違い変わっても、ちっとも古臭く感じない。
ずっと変わらず自分の心に生き続けている。
大島弓子さんの本を読むといつも自分の原点に帰れる気がする。
そして、私の人生の礎になってくれて、
ほんとうにありがとう。(ばななさんと同じ締め方で…σ^_^;)
あ、大島弓子さんの存在を教えてくれた方には多大なる感謝を…。
それから、私が初めて吉本ばななさんの本に出会った時も、まるで、大島弓子さんのように精神世界を描ける稀有な作家さん現る!
と、とても感動した(*´-`)
その吉本ばななさんが大島弓子先生に宛てたラブレターなんて…嬉し過ぎた(*'▽'*)
“ま、ま、落ち着いて…ワタシ(^^;;笑”
それで…本題の感想に戻りますが、
どのラブレターも興味深く拝見して面白く、時に、ゾッと怖く(´-`)女性より男性の方の未練というか、想いが…ちょっと引いてしまう部分もあったけど、うちに秘めたるものを知れた思いがしました。
恥ずかしながら、書き手のご存知ない方もいらっしゃいましたし、書き手の個人的なお付き合いで登場される人物は知らないまでも、知名度のあるスターとおぼしき方の存在も存じ上げない方も多少いらっしゃいました。
とはいえ、その方にとっては大きな存在の方なんだろうなぁと察することは出来ました。
忘れられない思い出や悔いやリベンジする思い、
伝えたい感謝、人それぞれの寄せる思いを感じられて、何だかいい話が聞けたなぁって思いました。
人間臭さも感じられたし、違った印象やそのままの潔さが気持ち良かったり、楽しい時間を読めた本でした。
中江友理さん良かった!壇蜜さんも!
小池真理子のゴマちゃんも愛おしい⁎ˇ◡ˇ⁎
ラストの長塚京三さんのお手紙にもグッときました!う〜ん、どれもどれも捨て難い^^;
それぞれにどの方のお手紙(ラブレター)も良かったし、引用したい言葉も色々あったけど、色んな人からの便りをもらった気持ちで…
心に留めおきます。 -
購入済み
役立たないけれど、役立つこと達
私たちが社会に役に立つものを求めるとき、
私たちも役に立つものであることを求められる。
これはきわめて当然だけれど、
私たちは役に立つものばかりから
できているわけではない。
私は私自身の役に立たない部分を
かえって私のアイデンティティを
表すものとして、「最後まで」
愛することができるだろうか。
また、私は、私だけで私であるわけではない。
私を生み出してくれた者たちも
私の一部である。
私は、私の一部が不完全であっても
かえってそれを愛せるだろうか。
〇〇は、後ろめたくて
自分に大きな穴ができたように感じる行為
かもしれないが、意外と戦略的で
原罪とも呼ばれるものの暴発を回避して
守るべきものを守る強い力になりうるもの
かもしれない。
〇〇が怪我をして血を流すのを読んだとき、
読者としての私は、主人公に復讐や逆襲を
そそのかしたい気持ちを冷まされた。
突発的な凶事も、ないに越したことはないが、
もっと大きな取り返しのつかないことから
自分たちを守ってくれるものとなってくれる
こともあるようだ。
〇〇の凶事や、〇〇に芽生えた強さが、
勇気を持ち始めた主人公のその勇気の、さらに
先にある何かを示しているようだ。
私たちは交流する間に、たとえ
強く幸せに結びつくことができなくても
ばらばらでいるのに、それぞれが成長して
違っているのに、それぞれの成長を
なんとなく感じて安心できることが
あるように感じる。
役に立たなさそうでいて、
役に立つこともあるようですね。
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Posted by ブクログ
2015年刊行。川上未映子さんのミクロで鋭くキラキラした言語感覚が余すところなく発揮された傑作だった。言語感覚よりも倫理的問題の方に主眼が向かっていた『夏物語』よりも、私はこちらを推す。
なにしろ語り手が小学生たちなので、「コトバ」との関わり自体が頼りなく、切実だ。「○○だ、でもよくわからないような気がする」というふうに、コトバを挙げてみてはやっぱり違うかも、と首をかしげる所作が繰り返されるなかで、それでいて子もたちの無垢な心の動きが浮き彫りにされていく。コトバとの関係性の微細な揺れがそのまま芸術的な美のおののきのようでもあって、これこそまさに純文学であり、芸術小説だと思った。
最後の方の胸が裂けそうな痛切が心に残る。
光り輝く名作小説である。 -
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ネタバレ「対談」って手抜きで本を作ってテキトーに売ってる印象があって普通は読まないんだけど、村上主義者なのでこれは読みました。
対談じゃなくてインタビューですね。村上春樹を死ぬほど熟読して、どこに何が書いてあるかも、小説の登場人物についても知り尽くし、村上春樹がどこぞのスピーチで何を言ったかもフォローしている川上未央子氏の、一作家として、読者として、ファンとしてのすごいインタビュー。「騎士団長殺し」に出てくる「イデア」と「メタファー」についても一体何なのか(多くの読者が聞きたいところ!?)掘り下げて聞く。
…まぁ答えは例によって「僕にもわからない。」なんだけど。
一番心に残ったのは、あぁつまり、村上春樹は本当に小説のテーマとか構造とかそんなものはどうでもよくて(どうでもいいというか二の次で)、ただ単に「文章を書くのが好き」という話。「文章を書くのが好き」。「なんでもいいから何か書きたい」。「なんかフレーズが頭に浮かんで、そこから物語が発展する」。
大学で文芸サークルみたいなのに所属していたとき、みんなそういう感覚だったな、と(もちろん本物の作家とは全然レベルは違うんだけど)思った。
私も文章書くのが好き。読んで、書くのが好き。だから読書のレビューもこうしてコツコツ書くし、新聞に投書したりする。あとけっこうこまめに人に手紙を書きます。素敵な自分らしい文章をこれからも書きたいな。 -
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たけくらべ読み終えたところ。樋口一葉を読んでいなかった(日本文学をなんとなく敬遠していた)自分の愚かさを呪う。なんだこの瑞々しさ。おっとりした、それでいて景色のわかる気持ちの持っていかれる文運びと表現(これは現代語訳の賜物かもしれないが)。あー、、、、とにかく今日読めてよかった。
三四郎読み終えた。NHKの100分de名著の漱石特集を観てうっすら冒頭は知っていたけども、そこからの印象とは違くなっていって。とても良かった。これも繰り返し読みたい。三谷幸喜さん演出の漱石を題材にした演劇、ベッジ・パードン(野村萬斎さん主演)を思い出しつつ、漱石自身の思想はどこかと想いつつ。
青年、終えた。森鷗外という人は頭のいい人だったんだなあ。初めて読んだ。いやあ、よかったな。ちょっとお風呂にでも入ってゆっくり考えてみたい。話の筋そのものではなくて(失礼)、何に惹きつけられるのかについて。
夏目漱石にしてもまあみんなそうなのだかもしれないが、この時代の若者はよくモノを吸収し、考え、悩み、自分なりの答えを出していることに改めて感服させられる。一言が、一単語が、自身から出てきていて、深く読んでも私などが自分の言葉で表現しえないだろうことを含んでいる。
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文庫化されたので実に3年ぶりに再読。
どんなこと書いたっけなぁと思ってレビューを読み返そうとしたら何も書いてなかった。そうだそうだ、あまりに濃密で果敢で超絶怒涛のインタビューに圧倒されて言葉が出てこなかったんだ、と思い出した。
インタビュアーとしての川上未映子さんの資質には、ほんとうに驚くべきものがある。
この本をまだ読んでいなかった2016年頃、NHKのSWITCHという番組で「君の名は。」の公開間近だった新海誠監督にインタビューをしている未映子さんを見たことがあって、彼らはイノセンスについての話をしていたのだけど、未映子さんはそのとき新海誠監督が話すイノセンスに「季節は?」ってさらに突っ込んだ質問をしたのね。
私はそれをきいたその瞬間に、全信頼を未映子さんに寄せたのを確かに覚えている。イノセンスの季節を知ろうとする人を私は絶対的に信頼する。
この本の中で村上春樹さんも言及していることだけれど、作者と読者の間に必要なのは信頼関係だと強く思う。
「どや、悪いようにはせんかったやろ?」というあれ。
それにしても3年前に読んだ時と今とでは、やっぱりあらゆる変化(成長といってもいいかもしれない)がある。
川上未映子さんの小説はすべて読んだし、村上春樹さんの猫を棄てるだってンダーグラウンドだって読んだし騎士団長殺しだって読み返したし。グレートギャツビーもキャッチャーインザライも読んだ。村上RADIOも聴いた。
とにかく前回とは比べられないほど深い次元で吸収することができた気がする。地下二階の話が特に興味深くて、あぁ私がなぜ村上春樹をこんな好きかって地下二階に連れて行ってくれるからなんだ、って気づけた。
大切な言葉はいくつもいくつもあった。
「大切なのはうんと時間をかけること、そして「今がその時」を見極めること。村上さんはくりかえしそれを伝えてくれたように思う。ミネルヴァの梟がそうであるように、物語の中のみみずくが飛びたつのはいつだって黄昏、その時なのだ。」 -
Posted by ブクログ
ラブレターと聞いて。
一番に頭に浮かぶのは好きな異性に対しての手紙。
と、いうことではないんだよって、それを教えてくれる色んな人の恋文を集めた一冊。
相手は好きな人にだけじゃなくて、恋する手紙、って広いんだなーと。
色んな生き方をされた方々の文章は、ステキで繊細で、ほのかに甘く、更に切なくて不思議という、いっぱい違う気持ちにさせられました。
でもでも。
読み終わって一番に思った事は。
メールやSNSなど直接的で一対一で、ある意味まっすぐ直線的に対人関係が可能になってきた最近。
きっと。
ラブレターを「書いて渡す」ということは、どんどんなくなってて、データでは残ることはあっても、物理的な「恋の淡い気持ち」が、こんな形で残ることは、メチャクチャ貴重になっていくんだろうな?
そんなことを読んだ後、想ってしまい、少しだけ時代の流れを感じたりした、そんな時間になりました。
恋文はなくならないかもですが、伝え方は変わっていく。
普遍的に「手書き」で綴りたいですね!
(思い込みなんでしょうけど。笑) -
Posted by ブクログ
いやはや、これは。
はぁぁあ。
なんとも。
いいっ!
カーソン・マッカラーズの「結婚式のメンバー」のあとがきで、「たけくらべ」を思い出した。だなんて村上さんが書いてたもんだから、気になって気になって文庫をペラペラとめくってみたんですが、原文はもとより、口語訳でさえなんだかちんぷんかんぷんと思ってたところ、池澤夏樹編の日本文学全集で、川上未映子が訳してるって聞いて、そりゃぁ好きだわきっとと思い、このかわいいピンクの全集を手にしました。
それがほんとに私にしっくりピッタリ!だって川上未映子の「乳と卵」も、「先端で、さすはさされるわ…」も面白いねと思ってたから、そりゃもう楽しめたし、好きだったし、これ読む前に川上未映子の普通の小説も読んでおこうと思って「ヘヴン」も読んだとこだしで、しっくりハマりすぎました。
なんて繊細で、生き生きとした物語がえっといつの時代ですか?これは江戸ですかね?一葉が書いたのは明治ですかね?まぁとにかく大昔に、私の大好きな青春文学の世界が繰り広げられていたとは…
大黒屋の軒先で信の鼻緒が切れて、声もかけられない切ない美登利のあの姿、あれを知っているのはやはり「ガラスの仮面」で読んだからですけどもww
いやぁ、美登利は、「悲しみよこんにちは」のセシルだったー!! -
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内気な人の恋
他のサイトのレビューを読んでいると、
主人公に感情移入出来なくてイライラした、
というのが結構あったが、
それは読者が外向的な性格だからだろう。
内向的で人付き合いが苦手な人なら
必ず共感出来る作品。