【感想・ネタバレ】グロスターの仕たて屋のレビュー

あらすじ

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むかし、グロスターの町にまずしい仕たて屋の男がいました。クリスマスが近づく夜、男は高熱で寝こんでしまいます。だいじな服を仕たてなければいけないのに。それを見ていたねずみたちが、はりと糸をもって集まって……。心あたたまる奇跡のおはなし。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ピーター・ラビットシリーズの3巻目ですね。
イギリスのグロスターという都市の仕立て屋さんと、気立ての良いねずみたちの、心温まるお話しです。
貧しいけれども、仕事熱心な仕立て屋さんが、市長さんの結婚式の上着を作っていましたが、寝込んでしまいます。
さぁ大変、どうしたらいいんでしょう?
飼い猫のシンプキンに買い物を頼みましたが、気分が悪くなり寝込んでしまいます。
シンプキンはねずみたちには、恐ろしいものでしたが、仕立て屋さんには、お世話になっています。
ねずみたちの、恩返しが始まります。おりしもクリスマスの季節です。とても、素敵なお話しですね。
ねずみたちの、懸命な仕事ぶりに、シンプキンも心を入れかえました。
元気を取り戻した仕立て屋さんとシンプキンは、ねずみたちのおかげで、幸せをつかむことができました。

ビアトリクス・ポターさんの絵は、本当に可愛らしいねずみたちをみせてくれています。ねこのシンプキンも愉快です。
街中のスケッチも、120年前の雰囲気が伝わってきます。
川上未映子さんの訳も、リズミカルで、やさしく語りかけています。
この作品は、1901年のクリスマスに、ビアトリクス・ポターさんが、ずっとベッドにいる「大切なフリーダ」さんに心をこめてつくられた物語です。
やさしさに満ち溢れた心温まるお話しでした。

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2023年03月20日

Posted by ブクログ

川上未映子さんがピーターラビットシリーズを最近翻訳したものの中の一冊。

もちろん、慣れ親しんだいしいももこさんの訳も良いのだけれど、50年近く経って、今の言葉で今の作家さんが付けた訳は読みやすく、情景を思い浮かべやすい。

とても久しぶりだったので、内容を忘れていて、新鮮に読めた。ほっこり。
ねこのシンプキンくん、キミもがんばれ。

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2022年07月13日

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