椰月美智子のレビュー一覧

  • メイクアップ デイズ

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    化粧品会社に勤める27歳女性の兄弟と両親と祖母、そして肩に乗っかったご意見番タコの物語。特に大きな展開はない。

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    2023年02月04日
  • 十二歳

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    椰月さん2冊目の本。(私にとって)

    「何か」になれるのか
    という不安を、25歳である自分は今大きく抱えていて、
    でも、この本の12歳の主人公も同じで、
    なんだか少しほっとした気がする。

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    2023年01月21日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    ネタバレ

    第二弾はとばして。どれも面白かったが、やはり最後の藤谷治さんの『新刊小説の滅亡』。本に関わる全ての人の背筋を正すような問いかけ。もともこもないが結局本を読む人は新刊がなくても読むし、読まない人は最初から読まない。想像・創造の場が失われたわけでもない。原作なしオリジナル面白ドラマが増えるのも個人的には良い。確かに積ん読は増えてる。再読で事足りるかもしれない。「青」と「赤」のように埋もれていた既刊小説に救われる人もいる。
    けど、「それでも……!」(by バナージ・リンクス『機動戦士ガンダムUC』)と言いたい。答えになってないが(笑)、う~ん、悩む。考えさせられる

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    2023年01月15日
  • さしすせその女たち

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     アラフォー夫婦の生活と、心のすれ違いを描く。妻の視点で描く表題作と、夫の視点で描くスピンオフ「あいうえおかの夫」の2編からなる。
             ◇
    39歳の多香実には、夫と2人の子どもがいる。夫婦ともにフルタイムの仕事を持っているが、育児は多香実1人でこなしている。それどころか分担するはずの家事も夫はサボりがちだ。

     今日は土曜日だが、夫は出勤すると言って出かけていき、多香実は朝から子供の世話と家事に追われている。おまけにシングルのママ友が急な仕事が入ったからと言って2人の子どもを預けにきた。昼食を食べさせおやつも用意してやる。まさに戦争のような忙しさである。

     そうこうするう

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    2022年11月22日
  • さしすせその女たち

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    ネタバレ

    共働き子育て中のリアルが目に見えるような内容だった。自分の身にもかつて過去として経験がある。共働きがスタンダートとなっている現代は同じように苦悩を抱えた夫婦が多いだろう。そして子供が就学までは特に大変なことは想像つく。助けてもらえる親がいるかどうかその他環境により人それぞれ大変さは微妙に異なる。多香実と秀介の場合、まさに妻側目線では危機かもしれない。後半に秀介目線が語られていて悪い男ではないとわかるのだけれど。スイートテンダイヤをもらったら多香美がどのような感情に揺れるかは想像するしかない。

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    2022年11月17日
  • さしすせその女たち

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     フィクションなのでやや誇張している部分はあるにしても、決してこういう類の男性が少数派ではないだろうことにも戦慄を覚える。夫の秀介にムカついてイライラして、一気に読み切ってしまった。日頃から家事・育児を協力し合ってこそサプライズが活きてくるのに、このままでは絶対に喜んでもらえない。
     女性はマルチタスクを強いられ過ぎていると思う。もちろん男性側も大変な部分はあるだろうが、仕事も育児も全力でやりたいのにどちらかを諦めざるを得ない社会の仕組みは何だかなぁ。我が家は協力的だが、子どもの熱で仕事を休むのは100%私だし。好きでやる分にはいいが、女性が我慢して夫におもねるのは違う。

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    2022年10月07日
  • さしすせその女たち

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    共働きで2人の子どもを育てている多香美。夫の秀介は子育てにも家事にも積極的ではない。
    忙しく働き、家事をし子育てもしている中で、多香美はどんどんストレスを募らせていく。
    やがてオッへの思いも変化して離婚も考え始め…。
    女性が輝く社会をと言われて久しいが、輝くためにはその倍以上に苦労をしなければならない。そんな現実を女性目線で描いている。読んでいる方も追い詰められるような感覚になる。
    最後に夫目線の章もあって、なかなか皮肉だなと思わせる。問題提起のある作品。

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    2022年09月21日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    また読み返したくなるか、というとそうではないけれど、たのしく読めた。
    繭子先生のパーソナルカラー診断はもう断然受けたくなる!
    外からの評価も力になるけれど、みんな自分に自信を持ちたいんだよな。

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    2022年08月29日
  • 恋愛小説

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    傑作「るり姉」の作者による長編エロ小説。「恋愛小説」よりも「モンスター」のタイトルの方が合っているのでは?男を翻弄する主人公の行動は驚愕的、作者の妄想が暴走している。

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    2022年06月05日
  • 伶也と

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    バンドマンに恋をする。
    よくありそうな話かと思ったら、その熱量が尋常じゃない。
    私もバンドとかミュージシャンが大好きで、たくさん応援していた時期がありましたが、ここまで入れ込んだことはなかったなと。
    本気で恋をするとかじゃなくて、本気で応援するスタンスがもはや異常。
    恋愛関係になりたいと願う方が、まだ共感できる。

    どうしてここまで彼女はすべてをかけられるんだろう。
    ファンとして応援すること。
    簡単なようで関係じゃない。
    ずっと一人だけを応援するって、意外と難しい。
    ここまで一途に、一心不乱にいられるって、羨ましいような怖いような。

    冒頭で結末がわかってからのストーリーなので、ぞくっとしなが

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    2022年05月20日
  • 消えてなくなっても

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    ネタバレ

    椰月美智子さんこんなのも書ける。
    あれ、じゃぁあの二人の掛け合いは幽霊同士でやってたってこと。誰にも見られないところでも。
    んーまあでも人が見てないところで何があっても不思議じゃないか?そうか?
    節子どんおばさんだろう。少しふくよかな感じ?それとも痩せた感じか?跡継ぎいないのさびしいね

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    2022年05月19日
  • 十二歳

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    読んでいる途中は少し肌に合っていない、なんだかしっくりこないイメージがしていました。ですが、今思えばそれも12歳という不安定な時期の描写の一つでは無いかと、自分自身で納得しています。

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    2022年05月10日
  • さしすせその女たち

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    子育てしながら共働きをしている妻。
    夫の協力を望んでいるが、なかなか思うような協力は得られない。
    仕事で疲れているのはお互い様なのだけれど、夫の意識は低い。
    子育て・家事についての責任感が、女性と比べるととても低いのだ。
    自分がしなければ妻がやってくれると思うのだろう。

    妻の視点から書かれた物語の後、夫の視点から書かれた章があって、夫婦の考え方の差が興味深かった。

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    2022年04月15日
  • 美人のつくり方

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    4話完結。
    一人称視点はその都度変わり、
    主人公たちはイメージコンサルタントの御手洗繭子によって、変貌を遂げていく。

    人間は中身とは言うけれど、
    第一印象で左右されることは多々ある。
    一度出来てしまった印象やイメージを覆すのは意外と難しい。
    自分に似合う色や髪型などを知り、自分に自信が持てると印象はがらりと変わる。
    小説では、全てうまくいくような話だけではなく、
    酸いも甘いも一様に描かれている。

    でも、それでもやはり自分に似合う色は知ってても良いかなとは思うけれど、
    どういう風に生きていきたいか、最終的には何事もコレに尽きるのかな。

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    2022年04月08日
  • さしすせその女たち

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    ワーキングマザーの悲喜こもごもを描いたお話。子どもの体調が悪くなると、仕事の段取りをまず考えてしまって自己嫌悪。わかる!!子どもが心配じゃない訳ではないんだよ。でも現実、どうやってこの先の予定をやりくりしようか、考えてしまうんだよ。
    夫の無関心さや口の悪さにはイライラしました。
    夫目線の話もあったけど、やっぱり能天気で、共感はできなかったな。

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    2022年03月15日
  • さしすせその女たち

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    え!これで終わりなの!?とびっくり。
    結局夫婦ってわかりあえないのか。という現実を見せられた感じ。救いなし。ワーママはよんだらあかん。

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    2022年03月10日
  • さしすせその女たち

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    同じワーママということで、感情移入して読んでしまった。
    まず夫がありえない。家事はしない、育児も大してしないくせに自分がすべきことには文句ばかり。
    読んでるだけでだいぶストレスが溜まった。笑
    さしすせそ…さすが、知らなかった、すごい、センスいい、そうなんだ。ずいぶん前にモテるワードとして世の中に出た気がするけど、夫婦間でも有効な使い方をしたら良い関係が築けるのかも。でもそれを容易く使えないのが夫婦というものでもある。
    ちっちゃいことでイライラするし不満も溜まるし、持ち上げてばっかいられないよねー。

    夫側の話も読んで、男の人というのは本当に何も考えてないんだなーと実感。
    妻側が色々溜め込んでも

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    2022年01月23日
  • かっこうの親 もずの子ども

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    ネタバレ

    五島列島に行くまでは面白かったです。教会に行ってミサを見た辺りから宗教っぽい雰囲気になっちゃって、その後もソウルメイトだとか前世療法だとか出て来たのに冷めてしまいました。
    トモや自分の母親とのことにもっと統子の気持ちを向けて欲しかった。恒太くんのことはともかく、ゆあんちゃんと大輝くんのことは要らなかったと思います。
    エピソードがたくさんあり過ぎてAIDのこととか埋もれてしまった気がします。

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    2022年01月23日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    椰月美智子の作品はたぶん初読。登場人物が良い。ストーリーがテンポよく、楽しく読み続けていたが、最終話の最後の最後で繭子の現状が語られるところで、今までとは違う感情で読んだ。最後まで楽しい話で終わってくれてもよかったのでは?希望を持ちつつも、最後に読者に重暗い気持ちを持たせたのはなぜ?そこが作者が一番言いたかったことなのか?

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    2022年01月20日
  • かっこうの親 もずの子ども

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    統子の子どもへの深い愛情があふれていました。可愛くて可愛くてたまらない気持ちがすごく伝わってきた。
    だけど、非配偶者間人工受精(AID)で子どもを授かった自分の選択、シングルマザーでの子育てへの不安や苦しみもあって…。
    仕事や保育園でのトラブル、体調不良で子どもにキツく当たったり、理想と現実の間で苦しくて気持ちの整理がつかなくてグチャグチャになるのが痛い程わかって辛かった。
    色々ありすぎて感情が追いつかない。読んでいて切なくなりました。

    子どもを授かって、今元気でいてくれることは本当に奇跡♪
    感情をグラッグラに揺さぶられました。
    降りかかる困難の最中にあっても、支えてくれる人の存在や、出会い

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    2021年12月28日