椰月美智子のレビュー一覧

  • さしすせその女たち

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    「わかる、わかる」の連続だった。フルタイムでしかも役職ありで責任大きい仕事をしながら、家事育児は目の回る忙しさ。主人公と一緒に腹が立った。結婚記念日に物より家事や育児をしてほしいとの言葉にうなづいた。夫の秀介はスイートテンダイヤモンドのネックレスを用意できて、大満足のようであったが、恐ろしいほどの意識の差。家事、育児は夫婦2人でするものという意識が秀介には欠けている。そうならないように、私は意識付けしながら息子を育てている。

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    2023年08月19日
  • さしすせその女たち

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    共働き夫婦の子育ての妻目線、夫目線のそれぞれの物語。
    子どもが保育園の頃は毎日が戦いで、常に効率しか考えていなかった自分を思い出して、妻目線の物語の中では共感でしかなかった。
    イクメンなんて、この世の中にいるの?って思って生活していたあの頃、夫目線の物語を読んで、はたして共感するところはあっただろうか。
    どちらにしても、お互いに話し合うことがあれば、少しの溝も簡単に埋まることがあるんだと思った。

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    2023年08月03日
  • さしすせその女たち

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    なんかなんの結果も出てなく終わったけど、面白かった。
    こんな男いるのか?子どもが痙攣してるのに気持ち悪いとか言うなんて、無さすぎる。

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    2023年07月12日
  • どんまいっ!

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    高校の同級生達が大人になり、その子供達が大人になるまでの恋愛入り乱れ小説、短編の寄せ集めのような感じでもあり、物語のうねりはない。

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    2023年07月12日
  • 美人のつくり方

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    いつくか章があったけど、面白いものと全然面白くないのとあった。見た目や自分への自信が大切なことは、ここのところ自分に時間と手間をかけてない私にとって、すごく沁みた。

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    2023年07月05日
  • 十二歳

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    ネタバレ

    まだまだ小さいと思っていた、わたしの娘。
    12歳がだんだん迫ってきて、ときに難しくなってきた。
    はて、12歳とはどんなことを考えていたっけ? と思い手に取った本作。
    実際には娘も読めるように青い鳥文庫版を手に取りました。

    椰月美智子さんは初めて。
    本作はデビュー作にあたるようで、確かにところどころかなり荒いが別の話も読んでみたいなあと思わせる筆力を感じた。
    けれどやはり気になるところはいつまでも気になってしまい、特に途中から作者が前面に出てきて「さえ」を使って昔語りを始めてしまうような近さがこの本の根幹が語られていく場面で出てくるので、残念ながら大事なところで集中力が切れてしまった。

    それでも、色んなことがジェットコースターのようにめまぐるしく過ぎ去っていったのに、あるものについてはいつまでも濃く、アンバランスで危うくて、ダサくてイタい……でもそういうものこそ今の自分のベースになっているあの貴重な時間のことを「人間離れ」するさえを見ながら思い出した。

    身体の変化や思想の変化、あんなに近いと思っていた友達と自分との間に横たわる相容れない距離、不意に顔を上げたときの世界と自分との間にある果てしなさ、それでも自分は何者かになれるだろうという楽観と、そうかと思えば深淵の前で背中をトンと押されるかのようなあの急転直下の絶望と。
    あるいは、どんなことにも自分の想像を超える努力や継続が必要なのだ(あるいは”だったのだ”)という当たり前の、だが天井ごと落ちてくるような避けきれない事実に直面したときのやさぐれ感。などなど。


    さて、本作は「さえ」の抱えるこころの靄がラストまでハッキリと分かりやすく晴れることはない。
    「ああ! もう少しで思い出せそう……!」というときのような歯痒い描写であれこれ描かれていたと思えば、ラストでは勝手に自分の中で解決してしまったようで、読者であるわたしを置いて晴れ晴れと小学校を卒業してしまったので読後は寂しかった。

    いや、実際には「さえ」の心の中で何が起こり、どう解決したのかは書かれてはいるのだがそれがあまりにも作者の個人的な実感に基づきすぎている気がしてしまい気になるのだ。
    作者がいかに12歳の自分に戻って書いたとて、本当の12歳になれたわけでない。
    そしてまた、12歳を思い出すつもりで読むわたしもいい大人で、どれだけ没頭しても決して本当の12歳にはなれない。
    分かっている。
    だが、そうだとしてももしわたしが12歳でこの本を手にしていたら、「さえ」が短いページ数の中で、最後は駆け足で箇条書きのようなスピード感で解決してしまった(あるいは自分の中で落としどころを見つけてすっきりしてしまった)ことにとても裏切られたような気持ちになってしまうかもしれないなあと思ったのでした。
    いやいや、救われる12歳もいるのだろうから、わたしに合わなかったというだけのことです。
    なのでいつまでも大人の作者の姿を透けて見てしまうのをやめられなかったのが申し訳なかったです。

    でも児童文学面白いなあ。
    大人でも夢中になれるカテゴリーなのですね……!(目から鱗)

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    2023年07月03日
  • その青の、その先の、

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    17歳女子の青春学園小説。高校生の日常がダラダラとつづられるが、事故を機に話は展開してなかなかリアル。

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    2023年07月01日
  • つながりの蔵

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    椰月美智子さん3作目
    後半めちゃめちゃファンタジーだけど気づいたら読み終わっていた

    大人の感じ方で子供時代を振り返っていて、クラスの様子の描写などが秀逸だった

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    2023年06月29日
  • フリン

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    〇葵さんの初恋
    同じマンションに住む2個上のお姉さん、葵さんが自分の継父とラブホにいるのを見てしまう。
    高校生の主人公が淡白というかあっけらかんと状況を認識してる感じが面白かった

    〇シニガミ
    リアルにありそうな展開、結末だった。
    葵さんの初恋の主人公もそうだったけど、この主人公も不倫を淡々としている感じがリアルだな、と思った。

    〇最後の恋
    これはあまりしっくりこない結末だった。
    成人した息子も娘もいるどこにでもいそうな父親で課長の主人公が20代のつかめない性格の女に恋をする話。
    不倫をした人は幸せになってはならない、という思い込みが誰しもあるからこの結末にもやっとしたものを抱いてしまうのかもしれない。

    〇年下の男の子
    これは普通に面白かった
    不倫というより主婦がほんのり息子の同級生に恋するお話。
    日常のちょっとした幸せとイベント

    〇魔法がとけた夜
    理解力だ足りないのか結末が良くわからなかったけど、確かに魔法がとける瞬間ってあると思う。

    〇二人三脚
    これまでの登場人物が全員出てくる所が面白かった。総括のような年配夫婦の不倫を交えた壮絶な人生がこれまた淡々と語られていた。

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    2023年06月17日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    話しとしては面白く良いテーマだと思うけど、どうも子供たちが可愛いと思えないのは私だけでしょうか。「しずかな日々」の匂うようなしっとり感がなかったのが残念。

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    2023年06月16日
  • るり姉  <新装版>

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    読者の私に語りかけてる?
    読み始めは違和感があり
    なかなか集中できなかった。

    第2章
    「けい子ーその春」
    いちばん共感できた章。
    看護師として忙しく働くシングルマザー・けい子。
    3人の娘たち、もう少し協力してあげなさい。
    親子関係もリアル過ぎてけい子に同情してしまう。

    姪たちから慕われる叔母のるり子。
    少しだけベールに包まれている彼女の魅力が
    煙のようにムクムクと浮かび上がってくるのはおもしろかった。

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    2023年05月30日
  • 坂道の向こう

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    小田原を舞台に付き合う相手が入れ替わった2組のカップルの物語。あり得なさそうなプロットはいい思い付きだがストーリーが平板でうねりがない。

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    2023年05月25日
  • 伶也と

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    伶也が人気絶頂のところから、どんどん堕ちていってダメになっていく様はある意味あるあるなんだけど、読んでで全然飽きないし、ラストがわかっていながらも楽しめた。

    雲の上の人だった伶也が最後どんな姿になろうと、自分が看取ることが出来た直子は、幸せな気持ちで人生を終えられたと思う。

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    2023年05月24日
  • さしすせその女たち

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    ネタバレ

    さらりと読める一冊。
    よくある妻の夫への不満。
    その後夫視点のお話があるのは面白かった。
    最後まで二人が噛み合わない感じがリアルで、これからも続くんだろうなと感じさせる終わり方。

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    2023年04月24日
  • 体育座りで、空を見上げて

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    ネタバレ

    中学生の女の子が主人公。彼女の成長と内面が描かれた今作。家にあったから読んでみたが、思春期特有のなんとなく誰かを嫌いになったりするところや自分に自信が持てないところとかだったり、先生に猫をかぶっていうると言うか、諦めているふりをしているのがバレているところだったりと、共感できるポイントが多かった。
    ただ、時代背景が自分の時とですら違いすぎて、尾崎やチェッカーズ、バレーボール選手の追っかけなど、全くわからないところも多かった。

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    2023年04月18日
  • 緑のなかで

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    また1つ「青春小説」を読み終えました。
    スピード感はなく、季節の移り変わりとともに双子の兄・啓太の大学生活を描いた作品。
    北海道を舞台に美しい自然も、わちゃわちゃと賑やかな大学寮生活もいい感じ。
    学生寮ならでは行事や役割分担も、大変そうだけどとにかく楽しそう!
    その時、その場所にしかない青春のキラキラと若者のエネルギーを感じました。

    深刻な悩みも心を痛める出来事もあるけど、作品全体に漂うのは穏やかな雰囲気で学生時代の記憶を呼び覚まされる作品。
    他作品「しずかな日々」にも、どこか通じる気がした。

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    2023年04月14日
  • つながりの蔵

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    二児の母親が小学5年生の頃に友達と体験した楽しい事や不思議な出来事を思い起こす話。子供の頃の自分が教えてくれる事ってあるよね。

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    2023年04月04日
  • 緑のなかで

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    大学青春小説と巻末高校青春小説のセット。巻末の高校編がキモでこれがないと相当つまんない。発表は時系列順で高校編が先なので大学編は後から書かれてものらしい。時系列順だったら大学生活をもっと楽しく読めたのに!

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    2023年03月23日
  • るり姉  <新装版>

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    三姉妹を中心に、るり姉を取り巻く家族たちの、愛情あふれる物語。
    るり姉の性格が太陽のようで、彼女を叔母に持つ三姉妹はるり姉がとにかく大好き。こんな、歳の離れた姉のような叔母が近くにいたら、それが難しい年頃だったら、わたしも懐いたかもしれない。
    この物語、面白いのは主人公はるり姉ではないところ。
    時期を変えて、三姉妹から、またその母親にあたるるり姉のお姉さんを通して見る目線と、るり姉の夫となった男性目線。
    基本ネタバレは書かない主義なので、あまり大したことは書けないのだけど、本当に暖かくて、終始家族愛に満ちた物語だった。

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    2023年03月10日
  • 14歳の水平線

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    ネタバレ

    ミラクルが抜群にかっこいい。光圀もほんわかしてて、加奈太と3人、いいトリオ。そしていや〜な3人組も、ケンカして相手を知って、忘れられない友達になって。
    できすぎでしょ!とも思うけど、特別な場所で出会ってもう会わないと分かっているからいつもより大げさに優しくなれる気もする。
    加奈太の父の話はそれ単体で読みたい。加奈太とは別個で考えたいな。
    私はとにかくミラクル推し。

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    2023年03月04日