椰月美智子のレビュー一覧
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『みきわめ検定』と同時刊行。
こちらは結婚後の夫や妻が主人公となった短編集。
唐突に離婚を告げられた女が姪っ子を連れて寂れた遊園地に行く『城址公園にて』、横暴な夫と家庭内別居状態になった『甘えび』がストーリー性がありよかった。
風邪を引いた妻をひたすら描く『風邪』、第二子を妊娠して産婦人科へ訪れた女が待合室で遭遇した人々について書かれた『たんぽぽ産科婦人科クリニック』など、物語としてはなんてことはないけど丁寧に綴られた話は、たまにはこういう系統も悪くないなと思わせられる。
やっぱりちょっと読者に解釈を委ねすぎだなあと思う節はあったものの、全体としてはよかった。
『みきわめ検定 -
Posted by ブクログ
ご利益ごはんシリーズ第2弾。
50歳になった早智子、進学で家を出た長女
に対して様々な思いで鬱々としちゃう日々。
あぁ~これはわかる、子育てが一区切りって
時に子供に対していろいろとしてやれた
だろうか?いい親だっただろうかなんてことを
もんもんと考えてしまい、挙句の果てに
子供には今まで色々と自分的に至らなかった
ことを子供に吐き出してしまう・・・
これはほんとに子供からすると
たまらないですね。何かあったら今の関係は
ないだろうし何もないからこんなに素直な
娘さんになったんだろうと思いますしね。
でも親ってこういった考えをしちゃう時期って
きちゃうんですよね~仕方がないんですw
相変わら -
Posted by ブクログ
「9月1日は子どもが最も多く命を絶ってしまう日」
その事を踏まえての、敢えてのタイトル
長男・善羽 中学教師
次男・智親 高3の美容男子
三男・武蔵 高1 自分の性に揺らいでいる
末娘・民 中2 バスケ部所属
4兄妹に、父、継母、祖母で暮らしている
実の母ともたまに会う関係
4人それぞれが過ごした一学期から夏休みにかけて、そして9月1日を迎えるまで
今どきのSNSトラブルや、多様性の話、母親との関係
少しずつ悩みは抱えつつも、彼らは兄弟がいるから救われているなと感じた
そして、自己肯定感が高めだなと
椰月さんの作品は、父親の影が薄いとご本人も話しているが、今回はさりげなく理解のある父