椰月美智子のレビュー一覧

  • 坂道の向こう

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    とても心にじんわりとくる作品だった。設定のわりにビックリするくらいドロドロしていないのが印象的。それぞれの心情を丁寧に描いていて良かった。個人的には卓也が良かったかな

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    2013年08月17日
  • 枝付き干し葡萄とワイングラス

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    ネタバレ

    味わいのある短編集。
    何とも言えない心のひだをうまく描いてある。
    人からすると、大したことじゃないのかもしれないけど、
    なんとも微妙に心をくすぐるような、そんな感じ。

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    2013年04月25日
  • 体育座りで、空を見上げて

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    中学生活の3年間が一人の女の子の視線で描かれている。
    すごく多感で、自意識が強くて、自立心やいろんな面で心が形を変えていくこの大切な時間。
    どれだけの人と関わるかで(物理的に関わらなくても、ある人が同じクラスにいるというだけで、深い変化をもたらされることもある)いろんな深みがもたらされる時期。
    このヒリヒリとした時間を通り過ぎて、もうこの場所にいなくて済むというのは私にとってとても幸いなことだなーと思ってしまった。
    でも、あの時間も、かけがえのない宝物だった。

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    2013年04月09日
  • フリン

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    ネタバレ

    椰月美智子さんは、『しずかな日々』と『るり姉』と、3作目
    2作とも好きな小説だったので、迷わず買って読んでよかった
    「フリン」という「婚外恋愛」を描いているのだけど
    ドロドロしたところはなく、普通の恋愛と変わらないような
    色々な男女の関係が、静かに素直に、ちょっと辛辣に描かれている
    そして、ちょっと切ない気持ちになってしまう

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    2013年02月12日
  • 十二歳

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    ネタバレ

    椰月さんは大人になってからこの小説を書いたのだろうに、12歳の女の子の感覚よくかけていると思います。
    今娘が小6なので、なんとなくわかるけど、近くにいなかったらまったく忘れていた感覚だと思います。
    12歳の子では感じていても表現できない感情がうまく書かれているとおもいました。

    未来の自分に対するさえちゃんのやっていた落書き、早速まねしてみました。

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    2012年09月05日
  • 体育座りで、空を見上げて

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    とりあえず、びっくりしました。
    描かれている主人公の中学生活がリアルでしょうがなくて。
    私とは違う世代だったので完璧にとはいかなかったけど、強く共感できました。
    中学時代の痛くて苦しいあの感覚がまざまざと蘇ってきて、寝る前に読むことを断念したほどでした。眠れなくなるので笑

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    2012年08月21日
  • 枝付き干し葡萄とワイングラス

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    『みきわめ検定』と同時刊行。
    こちらは結婚後の夫や妻が主人公となった短編集。

    唐突に離婚を告げられた女が姪っ子を連れて寂れた遊園地に行く『城址公園にて』、横暴な夫と家庭内別居状態になった『甘えび』がストーリー性がありよかった。

    風邪を引いた妻をひたすら描く『風邪』、第二子を妊娠して産婦人科へ訪れた女が待合室で遭遇した人々について書かれた『たんぽぽ産科婦人科クリニック』など、物語としてはなんてことはないけど丁寧に綴られた話は、たまにはこういう系統も悪くないなと思わせられる。

    やっぱりちょっと読者に解釈を委ねすぎだなあと思う節はあったものの、全体としてはよかった。

    『みきわめ検定

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    2012年06月24日
  • どんまいっ!

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    ネタバレ

    現在高校生の子にはちょっとわかりにくいかなぁ~。
    すでにオッサンになっている30代から40代が、胸を酸っぱくして(胸やけではないぞ)読んで、じんわりとほくそ笑んだらいいんじゃないかと思うような物語。

    そっか。

    あいつらの子供と呑める日が楽しみだ。

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    2012年05月24日
  • 十二歳

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    よくここまで12歳のころの感性を書けると関心します。
    自分も少しだけ、1年が永遠に続くかのように長く感じられた頃を思い出しました。

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    2012年01月20日
  • 十二歳

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    エピソードは地味なものばかりですが、どれも心に響きます。少女の無自覚なフェティシズムが暴走する、そんな妖しさが全編を覆ってますが、エロくはなく、ぐっときます。最終章で、「人間離れ」に悩み抜いて相談した主人公に、おばあちゃんがいつものように、「さえはいい子だから、なんにでもなれるさ」と言う。精神と身体、人生の答えは出ないけれど、みんな力強く成長し生きていく。子どものころ、自覚はなかったけれど、内面にはこういうものを抱えていたんだなと、初めて自覚させられる作品。

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    2010年11月28日
  • 十二歳

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    あとがきにも書かれていたが、あの頃のことをこれほど鮮明に、瑞々し覚えていることに驚く。友達のみどりちゃんと歩いていける海に出向き、水平線を目指し沖に泳いでいった主人公さえ。いつか世界旅行にいこうねとゆびきりをしたシーン。心に残った。

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    2010年09月28日
  • 十二歳

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    小学6年生の思春期を迎えた少女のお話。
    家族への思いや淡い恋心、友達と自分との違いを感じたり、
    体調の変化や感情の起伏が大きくなったり。
    そんな不安定な状態と少しずつ折り合いをつけて成長していく。
    自分の子供時代を思い出し、読みながら素敵な時間を過ごせました。

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    2009年12月26日
  • ご利益ごはん わたしの推し活篇

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    ご利益ごはん わたしの推し活篇
    神社で御朱印書をしながらも各地の神社を巡る早智子。美味しいご飯付き。
    娘に対する後悔の思いを薬師仏に取り除いて貰い、母と一緒に厳島神社へ。
    そして自分の推し活相手は神様!
    神社や神様のご利益に授かる楽しくて美味しい3話でした。

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    2026年06月03日
  • ダリアの笑顔

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    真実は平凡な生活を送る
    しかし、編物が得意だ
    クラスの友達に教示する
    俺も教わりたい
    春子はハーゲンダッツ大好き
    こんなに食べてインダス文明(微笑)
    健介はモテモテ
    凛香と転校生の里央から激しいアプローチ
    男冥利に尽きる
    楠木さんと友達になった明弘
    インラインスケートの腕前も徐々に上達していくことだろう
    大野公園へ練習に行けば沙耶香に会えるし…

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    2026年06月02日
  • きときと夫婦旅

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    夫婦あるあるを詰め込んだロードノベル

    中学生の息子・昴が、学校をさぼって富山に住む友人の家に行ってしまった。
    倦怠期夫婦のみゆきと範太郎は大急ぎで富山に迎えに行くものの、「日曜まで迎えに来るな!」という昴の発言により、金曜と土曜の二日間を富山で過ごす羽目になる。

    本作は、みゆきと範太郎のそれぞれの視点で交互に物語が描かれる。
    一人っ子である昴を中心に生活してきたみゆき。
    筋金入りの鉄道好きで、今回の富山旅を趣味の視点からも楽しもうとする範太郎。
    そんな夫婦のすれ違いがひたすらに続くのが面白い。

    この世には多数の夫婦があれど、きっとどこかで共感できるポイントがあるはずだ。
    いちいち気に障る

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    2026年05月28日
  • ご利益ごはん わたしの推し活篇

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    ご利益ごはんシリーズ第2弾。
    50歳になった早智子、進学で家を出た長女
    に対して様々な思いで鬱々としちゃう日々。
    あぁ~これはわかる、子育てが一区切りって
    時に子供に対していろいろとしてやれた
    だろうか?いい親だっただろうかなんてことを
    もんもんと考えてしまい、挙句の果てに
    子供には今まで色々と自分的に至らなかった
    ことを子供に吐き出してしまう・・・
    これはほんとに子供からすると
    たまらないですね。何かあったら今の関係は
    ないだろうし何もないからこんなに素直な
    娘さんになったんだろうと思いますしね。
    でも親ってこういった考えをしちゃう時期って
    きちゃうんですよね~仕方がないんですw

    相変わら

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    2026年05月15日
  • 明日の食卓

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    3人の同姓同名のイシバシユウ。どの家庭のユウが殺されたのかを探る話

    とてもリアルな家庭描写。イヤミスかと思うほどそれぞれの家庭が崩壊してゆく様は心が痛くて何度も手を止めた。どの家庭でも起こりうる虐待。もしかしたら私も?と思うことに真意がある

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    2026年05月10日
  • 明日の食卓

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    あすみは優が大好き
    子離れできるか心配だ
    留美子は少し叱りすぎ
    悠宇と巧巳が萎縮しなければいいと思った
    加奈は働き者
    勇とはなかなかの連携プレイで生活を楽しんでいる感じがする
    またパート仲間の小林さんの「男前」さ加減に感嘆の声がこだまする
    児童相談所の相良さんによる真摯な言葉に加奈同様に強く胸を打たれた
    「あきらめたらそこで終わり 子供を守ることも同じ あきらめたところでその子は死ぬ」相良のパワーワード炸裂っ!

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    2026年05月01日
  • 純喫茶パオーン

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    創業50年の純喫茶パオーン。主人公ぼくのおじいちゃんおばあちゃんが営むその喫茶店でのちょっと不思議なお話。
    ぼく『来人』が小学生、中学生、大学生、と成長しながら出会う不思議なおはなし。
    おばあちゃん特製のナポリタンに、おじいちゃんのミルクセーキ。読むとお腹が減ってくる。
    パオーンを舞台に流れる日常は穏やかで、みんなの心が優しくて、こころあったまる三話でした。

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    2026年04月08日
  • ご利益ごはん

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    アラフィフの日常が詰まってる。家族の愚痴や親の愚痴、すごく共感できるけど本読んでまで愚痴聞きたくないわーと思うほどリアル。
    旅行に行きたくなリます。

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    2026年03月27日