椰月美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『みきわめ検定』と同時刊行。
こちらは結婚後の夫や妻が主人公となった短編集。
唐突に離婚を告げられた女が姪っ子を連れて寂れた遊園地に行く『城址公園にて』、横暴な夫と家庭内別居状態になった『甘えび』がストーリー性がありよかった。
風邪を引いた妻をひたすら描く『風邪』、第二子を妊娠して産婦人科へ訪れた女が待合室で遭遇した人々について書かれた『たんぽぽ産科婦人科クリニック』など、物語としてはなんてことはないけど丁寧に綴られた話は、たまにはこういう系統も悪くないなと思わせられる。
やっぱりちょっと読者に解釈を委ねすぎだなあと思う節はあったものの、全体としてはよかった。
『みきわめ検定 -
Posted by ブクログ
ネタバレ東京の自宅から家出した中三の息子が富山県氷見市に住む小学校時代の友人の家でいるとの連絡を受けた両親は連れ戻しに向かう。
だが、息子は3日間滞在するという。
仕方なく両親は富山であちこちを回るが、二人は倦怠期の真っ最中。
鉄道オタクで自分本位な夫に対しイライラが募る妻。
行く先々で衝突する二人は別行動を取るようになるが、妻は一人の自由な時間に楽しみを見出していく。
旅先で出会う人との交流や妻の友人からの衝撃的なライン通知、夫の実家の一大事など、数々のアップダウンの展開と基調にあるユーモラスな雰囲気の中、家族関係が収まっていくという内容。
ストーリー的にはあまり新味を感じなかったが、鉄道