椰月美智子のレビュー一覧
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主人公の母親と子供たちはとにかく「ふつう」で、子育てに悩んだり、友人と楽しく過ごしたり、受験勉強が嫌だと文句を言ってみたりする。
筆者はあえて、主人公たちをすごくありふれた人物にすることで、戦争に巻き込まれて命からがら逃げてきた人たちが、連綿と命を紡ぎ、その子や孫たちが「ふつう」に暮らせている、という人間の強さを描きたかったんじゃないか。
「王さんの話を聞きながら、奈月はひそかにはっとしていた。バスのなかが歓声に包まれた、と聞いたときに、ようやく彼らを身近に感じることができたからだった。(中略)こうして人は、自分と他人を区別していき、大事なものをなくしていくのかもしれない。自分の目に映らない -
Posted by ブクログ
働きながら、家事もして育児もして…日常を積み重ねるのって本当に過酷な長距離走だ!!!
多香実の夫に対する怒りや育児の大変さ、仕事との両立を悩むところに思わずわかる!分かるよ〜!!と強めに相槌をうってしまいました
多香実の怒りが俊介にまっったく伝わってなさそうなのもリアルだった!!
俊介は絶対なんか妻の機嫌悪いな〜くらいにしか思ってなさそう…
後半に俊介目線の短編も入ってるんだけど、男女の目線の違いがありありと描かれています…!
なるほど、こりゃ〜、一生すれ違いだわ!
決して悪い人ではないけど、俊介は人を慮るというのが出来てなさすぎる気がする…!営業なのに!
いろいろズバッと解決するような展開で -
Posted by ブクログ
とっても読みやすかった。
児童書的な読みやすさや、思春期を思い出すようなリズムや語彙の文章だと感じた。
一冊通して温かい気持ちで読める。
"るり子はまったく自由だ。うらやましくなる反面、気の毒にも思う。自由なるり子は、いつだって窮屈そうだから。"
と姉に言われるようなるり子。
繊細な感性で幼心も残っており、惜しみなく姪っ子に愛情を注ぎ、誰からも好感を持たれそうだなと思う。
ただそういう人って割と考えすぎちゃってて表に出さない葛藤が割と多いイメージ…
"曇りのほうが、気張らなくて済むからいいじゃん。ぴーかんだと、あれもこれもって欲張っちゃうでしょ。"
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Posted by ブクログ
マーケティング会社で働く多香実は、ふたりの子どもを持つお母さん。仕事と子育ての両立に悩みながらも毎日を懸命に生きていた。しかしある出来事をきっかけに、多香実のなかに思わぬ感情が生じていき……。(あらすじより)
ふたりの子を持つワーママとしてあらすじを見て気になって読んでみた。
働く母の気持ちが痛いほどわかる1冊。
子どもが体調不良になったときに、子どもに危険性がなければ、まず仕事の心配をしてしまう、そんな自分に自己嫌悪する気持ち…。そしてなんで私だけこんな思いをしてるんだろうと、さらに夫を恨めしく思う気持ちがわかりすぎる。
物語として、すっきりした落としどころを期待していたけど、
結局夫と