椰月美智子のレビュー一覧

  • 純喫茶パオーン

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    こんなお店が身近にあったら幸せだなぁと思いました。読みながら、家族に会いたくなるそんなほっこりした物語でした。

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    2023年12月26日
  • 純喫茶パオーン

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    絵本みたいなお話でした
    すごく優しくて、ふんわりしてて、
    なにも考えずに読めて、するする入ってくる感じ

    おじいちゃんとおばあちゃんの雰囲気が良くて
    喫茶店に行きたくなる

    ミルクセーキが飲んでみたい
    ナポリタンが食べたい!

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    2023年12月26日
  • 純喫茶パオーン

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    おじいちゃんとおばあちゃんが二人で切り盛りしている「純喫茶パオーン」は、昔懐かしい看板メニューのあるレトロな喫茶店。
    孫の来人の親友たちが訪ねてくるの憩いの場所。

    小学5年、中学1年、大学1年になったそれぞれの来人が登場する連作短編で、来人とその幼なじみたちや、常連客が集う「パオーン」は、まるで心のオアシスのよう。

    お店で起こる不思議な事件も、思い起こせばきっと懐かしい笑い話になるはず。
    気取らない感じの来人の家族にクスッと笑えて、読む人に安らぎを与えてくれます。

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    2023年11月26日
  • しずかな日々

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    ネタバレ

    ただのしずかな日々ではない感じがずうっとうっすらある。
    おとなしい小学生が祖父の家で暮らすことになり友達ができて楽しい夏休みがすごせた話、ではあるんだけど母親の様子がずうっと気になる。
    表面上はしずかな日々だけど、ずっと必死で穏やかでしずかにあろうと自分の気持ちに予防線を張って生きている感じがあり、小学生のうちから親に気を遣っているのが痛々しい。
    最後あっという間に大人になってから語られる母との関係がやっぱりそうだったのかと思わされる。しずかではいられなかった中で、祖父と過ごせたことでえだいちは彼の境遇の中では最大限のしずかな生活ができていたんだな。祖父がかっこよすぎるな。

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    2023年11月23日
  • 緑のなかで

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    淡い青春群像かと思ったら、そうではなかった。
    若い危うさが弾けながら、事実が重くのしかかってくる。
    順番が高校生活が後になっていることで、時間の儚さがより鮮明になる感覚がある。

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    2023年10月20日
  • 明日の食卓

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    ただ普通に家族みんなでしあわせに生きていきたいだけなのに‥なんでこうなってしまうのだろう、なにか問題が起こって崩れていったとき、どうすることがいちばんいい解決につながるのか考えさせられた

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    2023年10月08日
  • 明日の食卓

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    トルストイ『アンナ・カレーニナ』の冒頭「幸福な家庭はすべて互いに似通っているが、不幸な家庭はそれぞれその不幸のおもむきが、異なっているもの」は印象深い。

    その「不幸な家庭」も互いに似通っているのが、この小説での3家庭だった。わたしはその3家庭を追って描写される場面を、ほんとにドキドキしながら「あるかもしれない?いや、ある」と読んだ。

    子供の虐待死事件のニュース報道が頻繁。家庭での虐待が疑われる現場が多くなったように思われる昨今。これは現代病なのか、昔からこうなのか。

    この小説から読み取るものはさまざま。たくさんの課題が重なっている現代社会生に生きていくのは、なまなかな覚悟ではいけない。

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    2023年09月20日
  • きときと夫婦旅

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    夫婦って〰️と、自分も同年代だから、笑いながら読みました。同じ場面でも、みゆきの受けとめかたや気持ちと、夫の考え‼️違ってて、夫婦って〰️むずかしいなあ〰️と。

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    2023年09月13日
  • しずかな日々

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    夏の間に読みたかった本。
    近くの本屋さん数件を巡るも置いておらず、「また来年の夏かなぁ」と思っていた所、旅先の本屋さんで発見。嬉しい。


    大人しくていつもひとりぼっちだった少年「えだいち」が、お祖父さんの家で居候をはじめた夏の日々のお話。

    こういうの大好きだ!


    庭の水撒きできらきら光る草花、お祖父さんの握るでっかいおにぎり。
    はじめて出来た親友との夏休み。
    ラジオ体操、プール、花火、スイカの種飛ばし、お風呂ではしゃぎ回ったお泊まりの日。
    なんでもない夏の日々がなんとも眩しい。


    えだいちが暮らしの中で抱くモヤモヤした気持ちや、逆に浮き立つような喜びから、小学4年生らしい純粋さを感じて

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    2023年08月31日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    本好きにはたまらない、本好きのための本!

    本の中で本を読んでる人たちの話。

    最後の新刊小説が撲滅されるやつとか、、、読んでて、
    いやだ!いやだ!いやだ!そんなのは嫌だ!

    昔の小説も全て読破したいと、野望があるけど、それでも、、、新刊小説が出ないなんて!!!!
    なんか、悔しくて涙がでそうでした、、、、

    ホント、、、、

    わたしはこれだけ本が好きなんだから、もっともっともっと応援していかなくちゃならないよな!!!!と、思った。。。

    さすがに月30冊は買えないので、せめて数冊でも新刊買ってく!!!!!!!!!!

    全力で本屋さん支えて行きたい。。そんなふうに思う一冊でした。

    千早茜さんの

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    2023年08月23日
  • 体育座りで、空を見上げて

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    あぁ、わかり過ぎる。
    わかり過ぎてしんどいくらいの中学時代。
    毎日死にたいと交換日記に書いていた友だち、嫌な先生、誰かれかまわずくそだのムカツクだののたまっていた自分、穴があったら入りたい。
    なのに楽しかった思い出も沢山あるのが不思議だ。
    音楽も、あの頃聴いた曲はしっかり心に残っている。中学生の感受性でしか聴けない
    尾崎や浜省やチェッカーズ、ビートルズが。
    勉強以外の何にでも興味があったし、仲間以外は皆敵のような気がしたし、たくさんの消したい場面やごめんなさいが浮かぶ。
    今の自分はどうかと問えば、やっぱりあの頃をベースに変わってない気がして、もっと大人な大人になるはずだったのに…と思いつつ本を

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    2023年08月10日
  • 純喫茶パオーン

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    表紙の字体といい読み始めから舞台の純喫茶に入って眺めているような気分で読めました。

    食べ物の描写に触発されて思わずミルクセーキを作ってしまい飲みながら飲むのはまた最高でした笑

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    2023年07月31日
  • 14歳の水平線

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    天才、椰月美智子さん。
    よく少年の話し書けるなぁと思ってたら、お子さん男の子のようで、納得。
    まあ、男の子は馬鹿で可愛い。
    14歳の話ってどうだろうと思って読み始めたが、最後まで一気に読んだ。
    良かったです。

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    2023年07月23日
  • しずかな日々

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    昔観た映画「アメリカングラフィティ」を思い起こさせる。もう少し幼く淡いけれど、人生の転換点となった出会いから自立への決して静かではない「しずかな日々」。
    やや理想郷的にやさしい集団、隠されていた母の仕事などミステリー要素の設定の甘さがあるけれど、暖かな視点で振り返っている作品で自分も若い頃を思い起こさせてくれた。

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    2023年07月15日
  • 14歳の水平線

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    椰月美智子さん著書、るり姉に続き2作目
    椰月さんの本は登場人物の描写が細かい
    特に話しには直接触れられていないような周りの風景や人物背景が分かるように描写されている

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    2023年06月14日
  • さしすせその女たち

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    子持ちの主婦はみんな80%当てはまるんじゃないか。と思う。

    世間で言うイクメンってのがどんなにすごいかわからんけど、働く主婦の凄さをわかってる旦那はいるのか?

    イクメンイクメンって家事やら育児やらを手伝う自称イクメンで、子どもの身長、体重、平熱、予防接種の有無、種類、靴や服のサイズ、好きな遊び、友達の名前、答えられるイクメンってどのくらいいるんだろう。

    とか。
    ホントにな。っていう。
    多分、日本中で一人か二人じゃなかろうか。

    まいど椰月美智子さんの本は、まさにわたしたちの現状を詳らかに世に示してくれてるような小説で、一緒に頑張る主婦の応援歌にもなります。ホント。

    逆の旦那サイドのスト

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    2023年06月05日
  • 明日の食卓

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    震える、、、、
    子どもを持つお母さんたちの心の闇が忠実に描かれる。
    しかも。おそらく普通のお母さんたち。
    でも、ニュースになるような事件に発展するのは、もしかしたら、こんな普通のお母さんたちなのかもしれない、、、、
    と、思わされる一冊。
    わたし、、、こんな息子二人だったら、、、もしかしたら、事件に発展してたかも、、、
    と、思えるような息子二人育てるお母さん。

    ホント!これな!

    って思うくらい、なんの役にもたたない旦那軍。

    これ!これがあるから怒り倍増すんだよな。って人の旦那の話読みながらめっちゃムカついた。
    でも、わかるのよ。
    多かれ少なかれ、あるのよ、絶対、どこの家の旦那とっても絶対あ

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    2023年05月20日
  • 純喫茶パオーン

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    平和でレトロでクスッと笑えるストーリー( ¨̮ )❁⃘*.゚

    1日でサクッと読めてしまうくらいの軽い文体で、
    登場人物も少ないので読みやすい。

    コージーミステリーやレトロ喫茶が好きな人にオススメの1冊です!

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    2023年04月30日
  • 純喫茶パオーン

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    ゾウ好きなので読んでみた。
    どこにもゾウはでてこないが、魅力的な人たちがたくさん出てくる。
    ミルクセーキって飲んだことないなぁ。
    見かけたら頼んでみよう。
    ほっこり良い時間だった。

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    2023年04月14日
  • きときと夫婦旅

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    富山の魅力がたっぷりと詰まった家族小説。

    家出した中3の息子・昴を連れ戻しに、富山へ向かった安納夫婦の二泊三日、悲喜こもごもの旅が描かれる。

    美しい立山連峰を眺め、きときと(新鮮)な、お刺身を食べて育った私にとってコロナで中々帰省出来ない今、凄く楽しめた。

    家庭内別居状態で、嚙み合わない夫婦のやり取りはあるあるの連続。
    自分第一主義のこの夫、嫌すぎる。

    だが物語はテンポ良く流れるので、一緒に富山旅をしているようで観光気分が味わえる。
    富山の名所、美味しいものが盛り沢山。

    ロードノベルと家族小説、一粒で二度美味しい作品。

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    2023年02月18日