椰月美智子のレビュー一覧

  • 見た目レシピいかがですか?

    Posted by ブクログ

    パーソナルカラー診断と骨格診断を受け、自分に似合う服をまとう。似合う服とメイク、髪型に変えてみると、人生そのものも変わるかもしれない…。

    0
    2018年12月10日
  • さしすせその女たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本、子育て中の女性はものすごく共感すると思う。
    なのでむしろそのパートナーである男性たちに読んでほしい。
    女性が活躍できるかどうかは、どんなパートナーと暮らしているかにかかっていると思う。
    家事育児、家のことなめんなよ!と言いたい。

    多香実の両親のような、専業主婦&何もやらない夫、という組み合わせの生き方が多数派であることが、今頑張っている女性たちの足を引っ張っているのかも。

    秀介の部下のくるみのような、お茶入れやお酌に勝手に勤しむ空気読めない女が、専業主婦の立場にすべり込むことも、
    前時代的な男女役割分業を固定化させているのではないか。

    とりあえず、多香実が子供たちを宝物のように感

    0
    2018年11月30日
  • さしすせその女たち

    Posted by ブクログ

    仕事と子育ての両立に悩む女性の話は
    今では珍しくありませんが
    これはかなりのリアリティがありました
    みんなこんな気持ちを抱えながら
    日々精いっぱい 生活してますよね

    0
    2018年10月25日
  • 見た目レシピいかがですか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    純代の話を読んだ時点では、「ふ~ん」という感じだった。あかねは「そんなこと(不倫)してて、 大丈夫なのか!」とツッコみたかったが、話の収まり方が絶妙。
    美波は掛け値なしでカッコいい。
    そして最後の繭子の話。さよ子のわかりやすさは笑えたが、繭子自身の人間性にググッと惹かれた。
    さわやかな読後感である。
    思わず、近場でカラーコンサルティングやってくれそうなところ、検索してしまった。
    繭子みたいな人、いないかしら。

    0
    2018年06月25日
  • 伶也と

    Posted by ブクログ

    ふたりが迎えた衝撃の結末は最初のページで明かされる。

    32歳の直子は初めて訪れたライブで「ゴライアス」のボーカル・伶也と出会う。

    持てるお金と時間を注ぎ込み、すべてをなげうち伶也を見守り続ける直子。
    失われていく若さ、変わりゆく家族や友人たちとの関係。

    恋愛を超えた究極の感情を描く問題作。

    **************************************

    ただただ、日々の出来事を読み進める感じやけど、気づいたら、内容に入りすぎて、こんなにも時がたってたんかと思った。

    主人公の直子も、毎日が楽しすぎて、この状況を変えたくなかってんやろうなと。

    目を覚まして現実を、と言う

    0
    2018年05月27日
  • かっこうの親 もずの子ども

    Posted by ブクログ

    面白いけど、主題はなんだ笑笑
    と思いつつ、でも心揺さぶられるし、最後はもう、どう考えていいのかとぐらぐらするし。子育ては、リアルにこうなんだ。

    0
    2018年04月10日
  • ダリアの笑顔

    Posted by ブクログ

    綿貫さんは四人家族。
    父、母、娘、息子の普通の家族。
    それぞれの視点からの短編。
    「ダリアの笑顔」真美はクラスでどのグループにも属さない子。自分に自信が持てない。
    ある日、母親が書いた真美の育児日記を見つける。それを読んで、どれほど自分が愛されて、大切に育てられてきたかを知る…
    真美ちゃんが本当のダリアの笑顔で笑えるようになれるといいね。
    ほっこり心があたたかくなる話。でも、育児日記をゴミに出すなんて…なんで?

    0
    2017年01月15日
  • その青の、その先の、

    Posted by ブクログ

    高校時代を親友たちと過ごす物語。
    椰月さんの作品はまだ2冊目だけど、この人はすごく人間の心の中を描くのが上手なんだろうと思う。ちょっとした気分の浮き沈みもすっと心に入ってくるような気がする。感動などと簡単に表せない不思議な気持ちになる。でもみんな夢に向かって、未来に向かって進んでいる。
    出会いと別れなど様々な経験をしていく中で、ずっと人と繋がっていくことはとても難しいけど、心だけは繋がることができるのだと感じた。
    この四人組のような親友と呼べる人間を作り、亮司のような立派でかっこいい男になりたいと心から思った。

    0
    2016年09月07日
  • その青の、その先の、

    Posted by ブクログ

    「しずかな日々」に続き椰月美智子さんの作品は2作目です。果たして50過ぎのおじさんが読んでも良いのだろうかと思いましたが、一気読みでした。ボロボロ涙が出てしまうのは、歳で涙腺が緩んでしまったせいでしょうか。亮司君の落語のシーンで涙、二人が結ばれるシーンで涙、事故のあとケンカして仲直りするシーンでまた涙、ハンデを負っても前向きに生きようとする亮司君の姿に涙・・・
    お互いに大好きな人がいることで、毎日がキラキラ輝く17才の頃、おじさんにもあったんですよ〜そんな高校時代が・・・

    0
    2016年07月06日
  • 十二歳

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    頭と体が分離してる感じ・・・・私も覚えがあるなあ。
    リアルな日常を描いているだけなのにこんなに読ませるってすごい。
    時折出てくる頭痛にちょっとドキドキしながら読みました。
    えー、病気で死んじゃうタイプの話~?なんて。

    0
    2014年10月22日
  • 恋愛小説

    Posted by ブクログ

    この作品を読んでいて、時折出てくる未来の話というか書かれている現在進行形のその後みたいな文が好きで、昔からエピローグとかがなぜか好きだったなと思い出した。

    このあと十年間で九回旅行にいって、その旅行した土地の内訳を書いてそのうち二回同じ所に行った一回が二人の最後でこの時(二人で行った最初の旅行)の旅行の十分の一にも満たない気持ちだったのは男に女ができたからだ。みたいな描写。
    現在からしたら過去に起きた出来事が書かれている、登場人物はその後も生きたんだなあというか人って変わるっていうのを肯定じゃないけどそんなものだよねって思うし。

    タイトルは思い出せないけど柔道マンガの最終回のエピローグで誰

    0
    2014年10月04日
  • ガミガミ女とスーダラ男

    Posted by ブクログ

    捧腹絶倒。
    笑って、爽快な読後感。

    こういう夫婦生活は嫌だと結構皆さん
    レビューしていらっしゃいますが、
    この歯に衣着せぬ距離を描ける関係が、
    私は個人的に素敵だと
    思っています。

    1
    2014年03月08日
  • ダリアの笑顔

    Posted by ブクログ

    四人家族の綿貫家。それぞれが現状に小さな不満や悩みを抱えながらも、お互いを支え合う日常を描いた物語。
    家庭が崩壊するしないの分岐点は、そこに「信頼」があるかないのかだと思う。平凡で特別なものは何もないのに、この綿貫家はとても輝いている。
    私の年齢的に、母・春子と父・明弘の章はとても共感できた。「ちん・まん」とか、「意味なしおちゃん」「やる気なしこちゃん」なんてツボだなあ。

    0
    2013年09月14日
  • 体育座りで、空を見上げて

    Posted by ブクログ

    誰もが通った中学時代。読めば「懐かし~」「こんな事あったな~」と、一つは必ず共感するはず!あの頃を思い出したい時に、おススメ♪

    0
    2013年08月22日
  • フリン

    Posted by ブクログ

    川辺に建つ「リバーサイドマンション」を舞台に、複数の老若男女の不倫(婚外恋愛)をテーマにした連作短編集。
    突然、落ちる恋。その自制できない感情に対して、また家庭を既に手に入れている者は、どうすべきなのか。
    もちろん、答えはない。幸せか不幸せかでもない。ただ、自分が必要とされるのであれば、それに応えるべきということなのだろう。

    0
    2013年07月29日
  • 十二歳

    Posted by ブクログ

    12歳、考えてみればすごく中途半端だ。
    何にも悩んでない、訳はないけれど中学生ってのはあんまり想像できなくてとりあえず今は毎日学校に行く。
    主人公のさえが徐々にバランスが取れなくなって、苦しむ様子が切なかった。
    わかるよって、言ってあげたくなった。
    久しぶりにYA読んで、すごく良かったなぁと思った。

    0
    2012年09月11日
  • どんまいっ!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初の物語に出てきた高校生達が、物語ごとに、それぞれが主役となり、物語への出方を変え、そして、みるみるうちに年を重ね、最後は、そのうちのふたりの子供が主役の物語になってしまうという構成。

    感想を一言いうと、人間っておもしろいなーってことです。
    いろんな人が、いろんなこと考えて、日々生活しているんだな、と。

    同じ日常を過ごしていても、いま隣にいてるあいつは、あいつの世界があって、あいつなりの考えがある。

    そんな当たり前のことを物語として描写して楽しませてくれた。

    この本に出てきた何人もの主人公たちは、それぞれがそれぞれを好きだと思ってたり、バカだと思ってたり、年月が経っても忘れられなかっ

    0
    2014年01月02日
  • どんまいっ!

    Posted by ブクログ

    これぞ、青春小説。
    久しぶりに青春小説を読んだせいか、とても楽しめました。
    すらすら読めて、だけど、所々で共感できる箇所もあって、あぁ、失敗してもいいから、日々を大切に生きていきたいと思いました。

    0
    2012年06月27日
  • 十二歳

    Posted by ブクログ

    鈴木さえ、十二歳。いろいろな意味で環境や自分が変わる年頃を春先からの一年を通して描いたお話。いまどきの子供だけれど携帯とかの話は出てこないし自分が子供だったときに思わず心を馳せて読みました。とても面白かったです。

    0
    2010年10月24日
  • 9月1日の朝へ

    Posted by ブクログ

    不登校も自死もきっとふとしたきっかけなのだろう。積み重ねてきた痛みが、何かをきっかけに破裂するような。9月1日という題名から重い話かと思って読み始めたが、4人の兄妹のそれぞれの視点で書かれていて、逆に明るい気持ちで読めた。それぞれに悩みがあってそれをえぐってくる人もいれば、面白がってくれる人もいる。自分を見失わなければ、人生はきっと楽しく生きられる。そう思わせてくれる本だった。

    0
    2025年12月16日