椰月美智子のレビュー一覧

  • メイクアップ デイズ

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    比喩表現がとっても素敵だしおもしろいお話だった。

    独特な世界観を持つ女の子目線で描かれた世界はおもしろいな~

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    2022年12月17日
  • きときと夫婦旅

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    ビバ富山!!富山に行きたくなる1冊。冷めきった夫婦がひょんなことから富山へ旅行することに。気の合わない人との旅行ほど苦痛なものはないが、作中でもやはりギクシャクする夫と妻。夫は鉄ちゃんで鉄道王国富山にワクワク。妻は白けた目でそれを見る。夫の言動はイラっとするが全力で旅を楽しむ姿勢には共感。妻は一見常識的だが夫に水を掛けたり常にピリピリしたムードは如何なもんかと。どっちもどっちの夫婦だった。自分は中学の頃富山に行ったはずだがチューリップしか覚えておらず、今ならこの本をガイドブックに楽しめそう。面白かった。

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    2022年09月08日
  • 明日の食卓

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    物語もさることながら上野千鶴子さんが書かれた解説をぜひとも読んでほしい。

    母であることの恐ろしさ、そして父であることの無責任さ、「父の不在」という暴力。

    これこそがまさに今の日本の育児の象徴なんだと思いながら読み終えた。

    子育てのリアルが詰まっているので、家にいて子育てだけして楽でいいな、とか言ってる世の男性に読んでもらいたい一冊。

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    2022年08月30日
  • かっこうの親 もずの子ども

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    夫婦とは。家族とは。子供とは。自分にとってそう遠くない未来に、どういうことがあるか分からないけれど、多分ぼんやり想像していることは奇跡の上に成り立っているんだろうなと思う。

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    2022年08月12日
  • しずかな日々

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    いつでも戻れる

    ページを繰る毎に逝った日々!あ~そうだった!に包まれる。台所の木製の長椅子に寝転び 蝉の鳴き声を聞きながら
    読み 最後の一行で泪が流れた
    (人生は劇的ではない 僕はこれからも生きていく)
    劇的だった人生をずった生きてきた もう終わる 
    いつでもあの頃に戻れる

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    2022年08月06日
  • 明日の食卓

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    新聞の事件欄を読んでも紙面上では結果しかわからない。

    罪を犯すことはもちろんいけないことだ。
    けれど、どんな事件も、各々、別の事情や背景が潜んでいることを忘れてはならない。

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    2022年06月17日
  • 坂道の向こう

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    『男女4人介護老人福祉施設恋愛物語 in 小田原』

    なんだろう、この感覚… 同じ職場で働く男女4人の、気付いたら略奪愛!の物語なのに、暗さや嫌らしさがない。小田原を舞台に、心に引っかかるものを感じながらも、何となく過ぎゆく4人の日々を描く。もどかしさ満載!

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    2022年02月21日
  • さしすせその女たち

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    3歳と4歳の子供を持つ夫婦の話。
    子育てのこと、旦那への感情などなど今の自分とシンクロ率100パーセントですごく共感出来た。今の自分のことを書いた小説なんじゃないかと思ったぐらい。
    でも、旦那目線の話もあって、なんか自分が思ってるより旦那は自分のこと考えてくれてるんだろうなぁって気づきも貰いました。

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    2022年01月30日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    イメージコンサルを受けて人生がちょっと変化する人たちと、コンサルタントの4つのお話。

    人は見た目じゃない、中身だといいつつも、私たちは見た目の印象で自分なりのレッテルを貼り他者を分類する。
    その他者からの微妙な反応の変化で私たちの意識が変わる。
    見た目を変えることは他者から受ける反応を変えることだしそれによって自分の中身を変えること。

    とてもポジティブな気持ちにさせられる本でした!

    だけど物語のひとつひとつに出てくる女の心情は学生時代のような、大人になりきれてない幼稚な思考回路だったり行動だったりして、そこのコントラストがなんだか笑えてほっこりした笑

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    2021年12月28日
  • フリン

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    とあるマンションの住人たちの、不倫の短編集。
    各話、こんな着地をする不倫話って読んだことないよ...。スカッとしたり因果応報だったりキュンときたり。そして最後の管理人老夫婦のお話による大団円。ウルっときちゃったよ。

    不倫のドロドロや嫌な感じがなく、風が通り抜けるような爽やかさのある物語。だけど結果的に今の場所に辿り着いたことで、失ったものもあることを教えてくれる。恋って不思議だ。思いもよらないところに人を連れて行く。
    なんだか大切なことを学んだような気になる1冊でした。

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    2021年12月22日
  • 14歳の水平線

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    とても面白かった。また、最初は仲が良くなかった3人のグループが次第に打ち解けていって感動した。過去のことも混ざっていて面白かった

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    2021年07月25日
  • さしすせその女たち

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    ネタバレ

    こういう日常が日本には溢れているんだろうな、と哀しくも可笑しく。

    でも夫婦間では笑い話にはならない。

    互いにわかってくれない、では気持ちがわかるはずもなく(−_−;)

    一方は自力離婚を考え、一方は結婚記念日の贈り物を考える歪さ。

    話しなさいよ‼️ 会話が絶対的に足りないと突っ込んでいた私です。

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    2021年06月26日
  • 明日の食卓

    ネタバレ 購入済み

    誰しもが思い当たるのではないか

    続きが気になって一気読みだった。
    子を持つ母ならば、同じ衝動を感じたことが誰しもあるのではないか。
    「怒ってばかりでごめん」と寝顔にこっそひ声をかけたことは何度もある。
    優の家族だけが救いがないように感じる終わり方だった。あすみはまた繰り返すのではないか。優の行く末が恐ろしく感じた。

    #ドキドキハラハラ #怖い #切ない

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    2021年05月23日
  • さしすせその女たち

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    非常にリアルな子あり共働き夫婦の話。
    主人公の多香美は部下もいる正社員で保育園児2人子育て中の女性。
    仕事もデキル女性なので、しっかり者で、日々の些細なモヤモヤ感情などに囚われすぎないように努力している姿が印象的だった。
    内心はもちろんイライラモヤモヤしてるんだけど感情に走らず、頭が良く理性的に行動する。
    作中に出てくる他の女性たちも、夫の部下くるみ以外は主人公に似た、しっかりした女性が多い。

    主人公の夫は良くも悪くも余り深く考えない、人当たりも良く明るいけど細かいところまで気遣いする事はできない人。多香美のバックに入っている本のタイトルなんて考え及びもしないんだろうなぁ。

    私自身は、主

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    2021年05月23日
  • 美人のつくり方

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    タイプのちがう女性4人にファッションコンサルタントをする女性の話。

    1話目の女性に私は近いかも。
    ダイエットに成功して卑下する気持ちは少なくなったどう自分を着飾ればいいのかわからない。

    「自分に似合う+着たい」ファッションができればそれが一番いい。
    そのためにカラー診断を受けてみるのもいいかも。

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    2021年03月26日
  • しずかな日々

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    少年時代

    井上陽水の少年時代の歌を思い出した。
    小学5年生の夏休みを中心とした日々を淡々としたし確かな筆致で描き出している。日常生活の出来事 身近な周辺の人たち 祖父 母 友人たち そうだったよな と自分自身の小学5年生の頃を思い浮かべてしまった。このような日常の出来事のみで物語を作り上げた作者の力量に敬服した。
    敢えて難を言うと、題名と、最終章が少し書きすぎの感があるとことぐらいか。

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    2020年09月07日
  • 14歳の水平線

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    家族愛・青春・友情・青春・自然・少しの恋愛

    父と子と、父の子供時代の3つのストーリー
    スタートは少し退屈に思えたが、
    読み進めるにつれ、とても面白く景色もとても綺麗で爽やかな話。
    夏に読みたい1冊!

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    2020年06月01日
  • さしすせその女たち

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    テンポよく読み進められるお話。

    フルタイム以上に働いて、保育園児2人の子育て、夫は家事を全然しなくて、家庭内で夫との会話もほとんど無くて、忙しすぎて時間も無くてイライラ。。

    多香実に感情移入して、きっと多香実なら1人で子供2人育てられる、そんなストレス抱えてるよりも、別れちゃえ〜って思いながら読んでた。
    魔法のさしすせそのパターンに、思わず声をあげて笑ったり同調した。

    後半
    秀介のあいうえおか。
    嬉しい裏切り?。男女での差なのか、まさか秀介がそんな風に思っていたとは。

    「さしすせそ」も「あいうえおか」も、思わずメモに残しちゃったよ。

    最近、いい本に巡り会えて嬉しいなぁ(✩´꒳`✩)

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    2019年06月29日
  • その青の、その先の、

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    う〜ん...いいねぇ...(^ ^

    この人の小説を読むと、いつも「いいねぇ...」と思う(^ ^
    人間って、まだまだ捨てたもんじゃないって思う(^ ^

    本作も、普通の高校生の日常を描き、
    「普通の悩み」や、これはちょっと「普通じゃ無い事件」
    などを通して、成長していく様子がテーマで。

    途中まで、実は「今どきの『普通』って、
    こんなんじゃね〜よな〜...
    高校生ってもっと大人で、もっとガキで、
    ズルくて汚くて、でも純粋で傷つきやすくて...
    この本に出て来るのは
    『大人の脳内にしか存在しない普通』じゃん」
    みたいに斜に構えて読んでいたのですが(^ ^;

    でも後半、そんなんど〜でもよくなる

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    2019年06月03日
  • 市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日

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    中学生の細やかな心情を描いてあって、とても共感できます。小学校高学年から中学生の人におすすめです。うまくいかないことがあって悩んでいるときにぜひ読んで下さい。

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    2019年01月12日