椰月美智子のレビュー一覧

  • みかんファミリー

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    久しぶりの児童文学。新聞の書評を見て。
    物語は普通だが、2つの家族の出会いと起こった出来事を通して主人公が成長する物語。

    もっと大きな長編小説にして読みたい。

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    2024年10月05日
  • 純喫茶パオーン

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    終始ほのぼのとしたお話で非常に読みやすかったと思います。
    ミルクセーキは飲んだことがないのでどんなものかよく分かりませんが、ナポリタンは食べたくなりましたね。

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    2024年10月03日
  • きときと夫婦旅

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    小野寺史宣の夫妻集に続いて夫婦もの。
    偶然だけど。
    女性の作品のせいか、
    こっちの方が感情移入はしやすかった。

    子供の成長に親がついていけないってあるあるかも。

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    2024年09月23日
  • しずかな日々

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    穏やかに過ぎてゆく夏休みの日々がとてもうつくしくて、眩しくて、愛しくて、だというのに少し切ないと感じた自分に、もう子どもじゃなくなったんだなあと思った。変化や成長がさみしいなんて、贅沢だよね。おとなになっても空き地で草野球をして、誰かの家でお泊りをして、手持ち花火でばか騒ぎして…なんて出来っこないのに、どうしてかそのことが無性に悲しくなった。でもそれはきっと、そのときにしかできなかったことだから、こんなふうに尊く感じるんだろうな。この本を読んでいると、子どものころの記憶がすごくリアルに蘇って、あのころは楽しかったなあって思いながら、自分がおとなになっちゃったことのさみしさも感じる。小学生のころ

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    2024年09月10日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    映画「幸せなひとりぼっち」のような堅物おじいさんと男の子の話かなーなんて思ってたら真逆でした

    とっっっても優しくて器の大きいおじいさんと
    スケボーする場所がなくて困っている小学生男児

    おじいさんの怪我をきっかけに生活のお手伝いをすることに

    一言でいうとほっこり系

    戦争も孤独も経験した老人が捻くれたりせず、こんなに優しいのが逆に不思議!
    こんな歳の取り方をしたいもんだ

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    2024年09月03日
  • 明日の食卓

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    重たい。
    最後の30ページくらいまでは嫌な気分しか無かった、ラストで少し和らいだけど、かなり読むのが苦しい内容だった。完成度高く読み応えはあったが、重すぎて再読しようとは思えない。
    しかしここに出てくる男どもは皆しょーもない奴ばかり。そりゃあ家庭もギクシャクするね。

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    2024年08月31日
  • さしすせその女たち

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    タイトルだけだとどんな話かと思ったけれど、面白かった。
    妻側の目線、魔法の言葉のさしすせそを駆使するには至らないけれど、子育ての葛藤や、夫婦関係の変化がすごくわかるなあと思う。
    それだけじゃなくて、夫側の視点もあるのがこの本のいいところだと思う。
    妻側からだと見えない夫の心の様子がわかるし、ある意味思ったより普通のいい人で良かったと感じた。

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    2024年08月23日
  • しずかな日々

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    夏のジリジリとした暑さに水をまくひんやりとした空気、自分の田舎を思い出して懐かしくなった。
    「人生は劇的ではない」とえだいちが言うのであれば劇的では無いのかもしれない、ただ着実に前へ進む人生をこれからも続けられるよう祈る

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    2024年08月20日
  • しずかな日々

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    少年に、おじいさんがいてよかったと心の底から思った。と同時に、少年自身が優しくて周りに気遣いができて、我慢強く真面目な子だからおじいさんとの生活も楽しめたし、推野やヤマ、じゃらしみたいないい子とも友達になれたんだと思う。母親がああなったことも、最終的には俯瞰的に見ることができて仕方ないと思える寛大さがすごい。私ならずっと許せないと思う。

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    2024年07月18日
  • 14歳の水平線

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    2024.06.15〜06.18

    中2病なんて言葉がなかった時代の私。
    14歳の征人と14歳の加奈太。2人の感覚、「おやじ」の言い方、素敵だ。
    最後までに見つけたもの、それは想像したものと同じだった。(多分、多くの読者も想像できたんだろうけど)光圀の優しさ、大切にして欲しいな。
    タカさんの一途な思い、すごいよ。

    双葉文庫40周年限定カバーに惹かれて購入した本、私にはアタリでした。

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    2024年06月22日
  • 明日の食卓

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    ネタバレ

    読んでいてすごくつらくなった…特に、2人の子どもを育てる留美子の話。だって今、(一人だけど)息子を育てているから!ワンオペで!
    あすみ・留美子・耀子、この3人の気持ちや黒い感情を、私もいつか抱いてしまうのではないかと怖くなった(私のパートナーはこの本に出てくるクソ男たちとは全く違うけど)。救いは、加奈が救われたことくらいだった。
    最後の解説を読んで、さらに「この話は、実はすごく現実味を帯びているもので、日本の子育ての在り方や課題を表現していたんだ」と飲み込めた。
    この本は再読できないな…

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    2024年06月12日
  • しずかな日々

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    夏の空、庭の緑、縁側、自転車、スイカ。
    それぞれのシーンが目の前に浮かんできて、匂いや味まで感じさせてくれたように思えた。押野やおじいさんとのやり取りも好きだけど、細かい情景描写に共感できるところが多かった。

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    2024年06月03日
  • きときと夫婦旅

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    これが、他の地方の旅行記なら星3つなのだが、馴染みのある富山を舞台にしていて、ずいぶん楽しめたので星4つ。食べ物が美味しいのは地元民でも納得。路線図でもあれば、他の地方の人でももっと楽しめるのでは?
    最後まで夫婦がわかりあうことができない感じがしたのだが、息子が旅立ったあとは大丈夫なんだろうか?
    椰月美智子さんは初読みだが、垣谷美雨さんのような読みやすく楽しい小説だった。

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    2024年06月03日
  • さしすせその女たち

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     男の人と女の人はこんなにも違うのかとびっくりするとともにゾッとした。
     こんなにがんばっているのに、全くわかっていなくて、というかそれにこれっぽっちも疑問に思わず当然と思っているなんて、許せない〜という気持ちでいっぱいになりました。さしすせそなんてとてもできないというのに100パーセント同感です。

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    2024年06月02日
  • 純喫茶パオーン

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     ぼくとおじいちゃん夫婦が経営する喫茶店のお話。3章から成り、それぞれ小学時代、中学時代、大学時代のぼくが見られる。

     優しく温かな空気感のあるお話で、癒されました。作中に出てくるナポリタンは読んでいると食べたくなります。

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    2024年05月31日
  • しずかな日々

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    小学校5年で運動も勉強もダメな枝田光輝。引っ込み思案も手伝って友達もいなかったのだが、後ろの席になった押野がちょっかいを出してきたところから野球友達ができ始めた。夏休み直前、母親の転職に伴い引っ越しの危機に。しかし、小学校で初めてできた友達を失いたくなかった光輝は、母と離れて母方のおじいさんの家に住むことになった。

    小学校5年の夏休みを中心に、おじいさんと2人で過ごすスローライフと友達との交流を描いたゆったりした日常系の作品。

    一冊前の瀬尾まいこもだが、丁寧だが一文一文がみじかめのわかりやすい文章で児童文学の印象。「〇〇した」「〇〇した」と細かく同じ語尾で続くので、ちょっとくどいと思う人も

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    2024年05月24日
  • しずかな日々

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    小5の少年の夏休みの日々。おとなしい少年が、母親と離れて祖父と暮らし、友だちができて成長する姿がしみじみと。良かった。

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    2024年04月09日
  • 純喫茶パオーン

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    オムライス、ナポリタン食べたい。おじいちゃん、おばあちゃんも面白い。いつまでも元気でいてね。
    二代目パパの、マスターになるかも?も楽しみ。

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    2024年04月01日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    昔は俺と同い年だった田中さんとの友情

    小学六年生と85歳のおじいさんとの交流の中で
    少しずつ変わっていく少年たちの気持ちや考え方。

    少年と田中さんとのやりとりにほっこりしたり
    戦争の話に深く考えさせられたり。

    戦争について語り続けることの大切さも感じさせてくれた一冊。

    夫のお母さんのオススメで読んだのがきっかけ。
    読み終わってから、これが児童文学だと知った。
    確かにサクサクと読めた。

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    2024年02月16日
  • 明日の食卓

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    凄惨な子供への虐待シーンから始まる物語に、
    お腹の底がひんやり冷たくなりました···

    登場するのは男のコを持つ母親たち。
    同じく息子を持つ私は、私が彼女たちの立場だったらどうするのか···と考えながら読みました。

    お腹のなかで十月十日、我が子を育んで、
    命懸けで出産を果たし、
    愛しくてたまらない存在なのに。

    憎悪の対象となるのは、なぜ。

    母親からしたら、
    子供は自分の一部または分身だと思いやすいのかな。
    だって、私のお腹から生まれてきたんだもの。

    私の思うように育ってくれるよねー♪
    ···と思ったら
    全っっっ然、思い通りにならないんですけどー?!
    というのが実際のところ。

    身体は親

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    2023年12月30日