酒寄進一の作品一覧

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作品一覧

2024/04/30更新

ユーザーレビュー

  • その昔、N市では
    戦後ドイツの作家、マリー・ルイーゼ・カシュニッツの日本オリジナル短編集。

    一編一編が高級チョコのように味わえる作品集。幻想的でありつつも、どこか人間の普遍的な不安感が漂う。その暗い感じがクセになる作家。

    以下、作品毎の感想。

    ◯白熊 ★おすすめ
    帰ってきたのに何故か電気を付けたがらない夫と妻の...続きを読む
  • 友情よここで終われ
    オリヴァーとピアシリーズ10作目のドイツミステリー。事件解決と並行して二人の私生活も深く語られるので、もはや私にとって二人は正月に近況を知らせてくれる親戚の様な親近感を抱かせてくれる。とは言え、今回の事件は登場人物も多く関係性も複雑、さらに過去の事件の影響が多大で、嘘に嘘を重ねる容疑者が常に入れ替わ...続きを読む
  • 友情よここで終われ
    登場人物が多い上に人間会計が複雑、更にそれぞれがあだ名で呼びあったり、作中作小説は仮名処理されてて、誰が誰だかわからなくなる。
    しかも、みんな嘘ついてて、ルービックキューブかってくらい事件の構図が目まぐるしく入れ替わり、その度に容疑者候補順位が次々シャッフルされる。
    これを最後に収束させられる技量半...続きを読む
  • 友情よここで終われ
    オリヴァ―とピアシリーズの第10作。

    オリヴァーの私生活はこんな酷いことになってたんだっけ?
    上手く行っていたような気がしたのだが、
    ピアに言わせれば、いつも同じタイプ、
    不安定さを抱えるキャリアウーマンタイプに惹かれるオリヴァーが悪いのだが。
    元妻のコージマが癌になり末娘と一緒に住んでいるが、
    ...続きを読む
  • 若きウェルテルの悩み
    婚約者のいるロッテに恋したウェルテル。若さゆえの愛情も次第に絶望も深まっていく。そして、社会に対する怒りも絶望へ。長く読み継がれる作品だけあって読み応えがあった。本書は、初版からの翻訳とのことなので、改訂版の訳でも読みたい。

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