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Posted by ブクログ
刑事オリヴァー&ピアのシリーズ、日本での刊行は4冊目。
主席警部のオリヴァーと警部のピアは恋人ではなく同僚で、仕事で認めあっている関係です。
時系列としては「悪女は自殺しない」に次ぐ2作目に当たり、1作目はどちらかというとオリヴァー編だったのが、こちらはピア編といったところ。
1作目のほうがシンプルで、こちらのほうが筆が乗っている気がします。
ドイツでは2冊同時に私家版で発表、それが大きな出版社に認められたという作家デビューなのですね。
ピアは、まだ最初の夫と別居中。
その夫ヘニングは高名な法医学者で、オリヴァーとも友人でした。
大事件があると、ヘニングはまたこちらへ来ることにもなります。
動物園という意外な場所で、切断された死体が見つかった事件。
高校教師で積極的な環境保護活動家のパウリーは、動物園にも反対していました。
この男、生徒の一部には慕われているのだが、各方面に抗議したり何かと噛み付いていたため、容疑者はてんこ盛り。
地元で反目し合う実情が明らかになりつつ、事態はどんどん混迷の度を深めていきます。
怪しい人物が多いだけに、謎解きを楽しもうと思えば楽しめるかな。
若い子たちがえらい目に合うのがちょっと気の毒になってきますが。
事件に無関係ってわけでもない。
どう関係しているのかというと‥おっとそこまでは。
いや、ややこしくて書ききれないけど(笑)
それよりも、ピアがもてもてなのがややユーモラスに描かれるので、女性には楽しいんじゃないかな。
尊敬する年上の人と若くして結婚してしまったピアは、仕事しか頭にない夫との生活に耐えられなくなったよう。
家を出て農場を買い、自分らしい生き方を模索していました。
そこへ、感じのいい中年男性クリストフと、すごい美形の若者ルーカスが登場。
さて?
揺れ動くピアの心がどうなったかは、もう翻訳されている作品でわかりますけどね。
書き込まれていて、なかなか読み応えのあるシリーズです☆
Posted by ブクログ
Theドイツミステリーの刑事オリヴァー&ピアシリーズの第2巻ですよ!
ミスリードの仕方がちょっとぎこちなくて、下手くそか!思いましたよ
でね、ちょっとあらためてドイツミステリーの特徴ってやつを調べてみたんですね
①社会派プラス警察小説
「日常に潜む闇」みたいなのを描く
警察の捜査を軸に環境問題や社会問題、地域社会の問題などを絡ませる
②田園ミステリ
どことなくのどかで静かな風景の中で、陰惨な犯罪が発生する
田舎の濃い人間関係の中で秘密が暴かれていく
③緻密でリアルな捜査描写
鑑識や法医学、心理分析なんかも丁寧で、職業としての刑事がリアルに描かれる
派手なアクションシーンは控えめ
④キャラが普通に悩む
刑事たちが超人的ではなく、私生活がぜんぜんダメだったり、トラウマを抱えていたり
⑤”悪”より”人間”が主役
犯罪の原因が「サイコな犯人」とかではなく、「どうしようもない人間の弱さ」だったり「社会の構造」に起因していることが多い
なるほど〜
このシリーズの特徴とぴったり一致するね
特に主人公をつとめるオリヴァーとピア、この上司と部下がふたりとも間違えまくるんよね
でもお互いの間違えをめちゃくちゃぴったり補い合って、事件を解決に導くんだよな〜
2作目にして思わず「よ!名コンビ」と言ってしまいました
Posted by ブクログ
オリヴァ―とピアシリーズの第二作。
大人の事情か何か知らないけど、
原作と翻訳の出版順序を変えるのはやめてほしい。
えーっと、この二人はこの後どうなるんだっけ?
といちいち気にしながら読み進めないといけないから、
本筋に身が入らない!と怒りながら読んだ。
登場人物が多すぎるのか、関係が錯綜し過ぎるのか、
道路建設の話や、バーチャルライフ、動物園への抗議運動、今どきの若者の反抗期と盛りだくさん過ぎるのか、
途中からよくわからない状況に。
最近あまり本を読んでないから、読解力が落ちたのか。
原作の出版順序で読み直したい。
と、ここまで書いてきて、ああ、そういうことかと納得。
読者が食いつきやすい面白い順序に翻訳されたのか。
あたりです、その作戦は。
そして、いまさらながら、基本的な疑問が。
オリヴァ―は女の人がメロメロになるほどかっこいいのか?
だんだんピンと来なくなってきた。
Posted by ブクログ
ネレ・ノイハウスさんのオリヴァーとピアシリーズ第二作。
出版の順が作品の出来た順とは異なるため、こちらが現在読める四作中では最後の作品。
動物園から左腕と左脚の切断された死体が発見される。
オリヴァーとピアの捜査により、被害者は高校教師で環境保護活動家であるパウリーだと判明する。
パウリーの評判は、心酔する学生から憎悪されていたというものまで様々だった。
手足が切断された死体というと、猟奇殺人か何かを意図してのものかと思うところだが、違う。
犯人が理由を持って切り落としたのではなく、たまたま切断されたものだということ。
実際の事件に猟奇性は不要だが、読み物としてなら面白いと感じるわたしとしては、なあんだ切れちゃっただけかとガッカリする。
しかしノイハウスさんはそこで読者をガッカリさせては終わらない。
しっかり作品として面白く仕上げる。
相変わらず登場人物は多い上、名前がどことなく似ている人物が出てくるため度々登場人物一覧を見て確認整理しないと進まないのだが、物語の中盤頃には落ち着いてきて作品の面白さに浸ることができる。
登場人物一覧に名前のない人物でも大きな役割を担っているようなところもあり、読者を上手く撹乱する。
シリーズものの魅力として大切な主人公の描き方がある。
このオリヴァーとピアシリーズでは、一昨目の「悪女は自殺しない」のときにはそれ程しっかり主人公の描写が効いているとは思えなかったが、この作品では魅力溢れるキャラクターが出来上がっている。
オリヴァーもピアも家庭が円満というわけでなく、捜査の合間には家族のことで悩む姿のある普通のひとびとであるところが好ましい。
この作品では特にピアの揺れる気持ちが、事件そのものにも影響するという形で上手く描かれている。
四作目まで読んでいるわたしにとっては、後に出てくる人物との出会いもあり面白い。
事件解決までもスピード感もあり読者を飽きさせることもなく最後まで離さない。
犯人の予想をしながら読み進めるのだが、今回わたしの推理は外れてしまった。
そこがまた良い。
簡単に読者に推理させてしまっては、こういう作品として出来が悪いというものだ。
全体として面白く読めた。
まだ日本では有名な作家ではないかもしれないネレ・ノイハウスさんだが、一度読んでみたらファンになるひとも多いのではないかと思う。
ドイツミステリーの魅力を知ることができる一冊だった。
Posted by ブクログ
オリヴァー&ピア、シリーズ第二弾。
前回同様登場人物の多さと名前に四苦八苦。
でも今回はそれぞれのキャラクターがまあまあ描き分けられていたので、前ほどのストレスは感じず。
オリヴァーとピア、そして同僚たちにもようやく血が通ってきた。
ピアとソリの合わないフランクも良いスパイス。
ここから本の内容に触れます。
最近読み始めたドイツ発ミステリー。
登場人物たちの恋愛事情に物申す!
一作目のオリヴァーもそうだったけど、
ピア、ちょっとフラフラしすぎじゃない?
1人ならまだしも、2人いっぺんに恋愛対象として見る?
それに結婚してるし。
それに事件関係者だし!もしかしたら犯人かも知れないのに。
これはドイツ国民のお国柄から来るものなのか、たまたまそんな小説に出会ってしまったのか、気になる。
気になりすぎる。
わたしは恋愛要素入ってくるのが苦手なので
今回そこがちょっと過剰に描かれていて
(ちょっとうんざり)。←心の声
あと、ピアの過去が明らかになる場面で。
ピアにつきまとっていた男性の名前が
現在一緒に働いてる同僚と同じって、
ちょっといやだなぁ。
自分に傷を負わせた男と同じ名前の同僚と働くの、
つらい。。
特に意図がないのなら他の名前でよかったのでは、と思った。
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