犯罪

犯罪

作者名 :
通常価格 712円 (648円+税)
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作品内容

一生愛しつづけると誓った妻を殺めた老医師。兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の末っ子。彫像『棘を抜く少年』の棘に取り憑かれた博物館警備員。エチオピアの寒村を豊かにした、心やさしき銀行強盗。――魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たち。高名な刑事事件専門の弁護士である著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描き上げた珠玉の連作短篇集。クライスト賞ほか文学賞三冠、2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた傑作。単行本より改訂増補された最新決定版!/解説=松山巖

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 海外ミステリー
出版社
東京創元社
掲載誌・レーベル
創元推理文庫
ページ数
278ページ
電子版発売日
2016年02月13日
紙の本の発売
2015年04月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

    Posted by ブクログ 2019年07月18日

    すごかった…うまく言えないけどすごく引き込まれる短編集。二作目から読んだけれどストーリーにはなんの支障もなかった。今作の方がまだ、事件が読みやすいかも。(個人的には二作目のあのもやっとする感じもとても好きだけれど)
    どれもすごかったけれど、タナタ氏はなんか怖いけどすごく印象に残る。チェロのやるせなさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月14日

    "今年読んだ小説ベストワンに選んでおきたい。短編集だが、どれも読みごたえのある作品ばかり。人間の心理を丁寧に描写している。事件が起こるまでのストーリーの語り口、リズムがなんとも言えない。
    この人の他の作品も翻訳されているようなので、読んでみたい。"

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    Posted by ブクログ 2018年10月11日

    ドラマチックな事件など一つも起こらない、しがない市井の人々の犯罪を弁護士である語り手の目線で綴った短編集。
    事件そのものと、人々が犯罪を犯すあるいは巻き込まれるに至る経緯が、簡潔で短いながらも時間と空間を自在に感じさせる文章でこれ以上ない程淡々と語られる。
    しかし読めばその人物たちそれぞれの「事情」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月15日

    「犯罪」というタイトルに、ミステリーやサスペンスを読んだ後の重苦しさをイメージしていたのだが、まったく違った。

    この短編に登場する人々は、普通に生きる誰よりも「人らしく」生きてしまった者たちだ。
    そのはかなさや切なさ、愚かさが、なんとも愛おしく思えてくるほどだ。

    弁護士である著者のフェルディナン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月20日

    すごい弁護士!実話に基づいてるというけど、すごい法廷ミステリーの連続!

    耐え続けた夫婦生活の最後に壊れてしまった精神、耐えてきた悲しさ。

    謎の日本人の復讐の恐ろしさ。

    異常な育てられ方をした兄妹、愛する兄が壊れてしまった絶望。異常な父が二人のことを思っていた事実。

    愚鈍を装う移民末弟が鮮やか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月04日

    [罪がある、訳がある]表層上は何ということもない犯罪の内幕を丁寧に描いていくミステリー短編集。銀行強盗をしたにもかかわらず、公園で寝そべってすぐに逮捕された男の半生を綴った「エチオピアの男」、愛の契りの強さ故の殺人を描いた「フェーナー氏」などを収録しています。著者は、弁護士としても活躍し、処女作であ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月22日

    「物事は込み入ってることが多い。罪もそういうもののひとつだ」読み始めたら一気読み。犯罪に関わった人たちの人生を語るこの途轍もなく面白い元弁護士による短編集は不思議な気持ちにさせる。弘兼憲史『人間交差点』か安倍夜郎『深夜食堂』みたいな味わいだ。登場人物は様々で極悪人もいれば誠実な人、運が悪いだけの人、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月28日

    一生愛しつづけると誓った妻を殺めた老医師。兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の末っ子。エチオピアの寒村を豊かにした、心やさしき銀行強盗。―魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たち。弁護士の著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの真実を鮮やかに描き上げた珠玉の連作短篇集。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月16日

    ドイツの弁護士が描く「犯罪」の数々。
    ドイツも非常に治安が悪いことが伺える。しかし弁護士がここまでミステリー風に実際の様々な事件を描けるとは❗
    2012年本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞しただけある!

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    Posted by ブクログ 2017年04月25日

    著者は弁護士としても活躍するドイツ人。実際の事件に着想を得て、異様な犯罪の機微を描いた短編集。博物館の警備員として働く男が、「棘を抜く少年」という彫刻に魂を奪われ、棘が抜けたのかどうか気になって仕方がなくなる『棘』に、私も魅入られました。最終話の『エチオピアの男』には心を揺さぶられます。犯罪に走った...続きを読む

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