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Posted by ブクログ
重厚!濃厚!日大三高!
いやー、なんかもうネレ・ノイハウスが達者になったなーって
まず、もうそういう偉そうな感想が来ましたよ
エピソードの繋ぎがうまい
滑らかになってきた気がすーる
そしてオリヴァーですよ
なんか自分を見つめ直して、心の中のモヤモヤが晴れてきたみたいで、ようやっと帰ってきました
優秀なリーダーがね
やったぜ
でもダメダメなオリヴァーもわいは嫌いじゃなかった
むしろ好きだった
フォーエバーダメ男オリヴァー
そしてわいが今回すごいと思ったのは、なにやらシリーズを通しての、敵というか悪い奴らの存在が見えて来たってことなんだが、絶対シリーズの一作目を書いたときはそんな存在想定してなかったと思うのよ!
それなのに初めの頃に書いたことを伏線として使ってる感じなのね
優秀な作家さんてそういうことしやがるのね
書いたときはそんな展開思ってもなかったくせに、しれっと後から繋げてくるの
ネレ・ノイハウスもそんなえげつない作家さんになってきたなーってことよね(だからお前はどの立ち位置やねん)
Posted by ブクログ
ドイツのミステリ、刑事オリヴァー&ピアのシリーズ、6作目の刊行。
主席警部のオリヴァーとピアは恋人ではなく同僚で、仕事で認めあっている関係です。
オリヴァーは離婚後やっと落ち着き、幼い末娘に愛を注ぐ日々。
前作「穢れた風」まではどうなることかと思わされたけど、まずはよかった、よかった。
川で少女の変死体が発見され、不審な事実が判明。
一方、人気女性キャスターが拉致されます。
さらに、事件が‥
少女虐待を暗示する描写が挿入され、誰のことなのか、過去のことなのか、救出が間に合うのか‥はらはら。
絡み合う事件がしだいに大きな姿を見せ始めるのです。
登場人物が多い中で、すべてを失った男がひっそりと生きながら仲間を助けたりしているのが印象的でした。
ピアは恋人とは安定した関係ですが~
年上の彼には大きくなった娘がいて、孫までいる。
その孫が勝手に送り込まれてきて、ピアは慣れない世話をするはめに。
4歳児リリーに振り回され、太ってると言われたり、「じいじの相手ならばあば?」と言われたり。
これが次第に馴染んで来るのが微笑ましい。
ついには母性愛が高まっていくのです。
ピアの出番が多めで、お金持ちの友人の家に行ったり、いつもより豪華な面も。
ドレスアップしている時に現場に駆けつけると、同僚に感心されたり。
ピアは金髪でかなりの美人なのだが、やや豊満な体型らしい?
農場に住んでいるから働きやすい服装で、仕事のときも実用本位のスタイルなんでしょうね。
第一作では30代後半でしたが、6年経って40代なかば近い?
子供もいないのに、ばあばはないよねー。
最後はドイツのお母さんだね、と呼ばれます(笑)
女性たちが大活躍、充実した読み応えでした☆
Posted by ブクログ
ちょっと前に民放テレビで映画「カメラを止めるな」が放送されたとき、冒頭に出演者が出てきて、予告をしていたんですが、「冒頭何分までは、よく分らないかもしれないけど、我慢してみれば、後半は必ず面白くなります。」という趣旨の発言をしていたのが気になりました。カメラではなく、視るのを止めるな、という訴え。
確かに前半に伏線が一杯張ってあって、分かりにくかったり不自然だったりして、それが後半で回収されていくのが面白さの映画なので、後半まで視てもらわないと、な映画ではありますが、しかし作り手自ら「我慢」って、という違和感。そう、youtubeをはじめとした動画を見慣れた世代は、だらだら退屈な部分はすっ飛ばして、ハイライト、オチだけ見るというのが普通の感覚で、それができないテレビのリアルタイム放送はまさに、「我慢」でしかないんだなと改めて思いました。
さて、本書、巻頭の表に載ってるだけで、40人近くの登場人物が出てくる上に、次々と場面転換してく複雑な構成。群集劇というか、ホテルグランド方式というか、全ての伏線がある一つのイベント会場に集約していくこの気持ちよさは先の動画視聴スタイルでは決して味わえません。たまにはじっくり時間をかけて、「我慢して」、そういう体験をしてみるのも良いのでは。
Posted by ブクログ
ドイツミステリーの女王による、オリヴァー&ピア刑事のシリーズももう6作目。川で少女の遺体が見つかった。凄まじい暴行の跡があった。身元がなかなか分からない。肺にあったのは塩素で消毒された水なので、川で溺死したのではない・・・人気ドキュメント番組のキャスター、ハンナ・ヘルツマンは、大きなネタを掴んだ。極秘裏に取材を進めていくと、とんでもないことが分かってきた。しかし・・・ピアの友人エマは、シングルマザーとその子供のための協会「太陽の子協会」の創始者の息子と結婚し、義父、義母と共に暮らしている。しかし、夫は家庭を顧みず・・・トレーラーハウスで暮らす貧しい男は、裏で弁護士のような仕事をしている・・・それらが並行して描かれるが、後で一点に集約されていく。
うーむ。さすがネレ・ノイハウス。面白過ぎる。(どうでもいいことだけれど、ネレって、礼という字に似てるな)
おぞましい事件の裏にあるおぞましい真実。作者のあとがきによると、現実の世界でもあることらしい。その話がメインにあるのだけれど、サイドストーリーも素晴らしい。感じの悪い刑事だったフランク(どの話が忘れた)がなぜそうなったのか、本作で分かる。
個人的には、偽弁護士のようなことをする男と、ロードキングス(バイク乗りたちの犯罪集団)の元幹部の話が非常に興味深かった。
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