作品一覧

  • 小学館世界J文学館 森は生きている ~12の月のおとぎ話~
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    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 大みそかの夜、森で起きた奇跡の物語。 ここは真っ白な雪でおおわれた深い森。大みそかの夜に12の月の精霊たちが除夜のたき火をおこすために集まってきた。香をたき、一年分のはちみつ酒を煮詰めるのだ。月の精霊たちは、人が森に来ないようにと、もっと雪を降らせてふぶきを起こす。ところがそんな森に、働き者でやさしい心のままむすめがやってきた。わがままな女王が出した、かごいっぱいのマツユキソウを持ってきたものにはかごいっぱいの金貨を与えるという無茶な命令のせいだ。いじわるな義母と義姉からマツユキソウをつむまで帰ってくるなと言われて追い出されたのだ。マツユキソウは4月の花。12月に咲いているはずがない。ままむすめが困っていると、12の月の精霊たちがやってきてままむすめを助けてくれる。精霊たちは、ままむすめがどんなにがんばっているのか、ちゃんと見守っていたのだ。でもいじわるな義母と義姉、わがままな女王がおとなしくしているわけがない。ままむすめは無事に新年を迎えられるのだろうか。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 森は生きている
    3.8
    1巻847円 (税込)
    気まぐれな女王が真冬に4月の花マツユキソウをほしいといいだし,国じゅう大さわぎ,継母の言いつけで吹雪の森に分け入った少女は,12の月の精たちに出会います.有名な児童劇.

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ユーザーレビュー

  • 森は生きている

    Posted by ブクログ

    スラブ民話を元にした、サムイル・マルシャークの名作戯曲。
    民話に近い、お話のろうそくの12のつきのおくりものとはまた違い、わがままな女王が出るのが特徴。誰も制することができなかった女王が、12の月たちやままむすめに影響され改心していく様子が感動的。舞台が観たくなった。

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    2021年08月26日
  • 森は生きている

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大晦日の夜、1月から12月までのそれぞれの月をつかさどる神様が一堂に集まる、というスラブの伝説をもとにした物語だそうで。
    ストーリーはシンプルなんだけど、とってもわくわくさせてくれます。

    4月にしか咲かないマツユキソウを真冬にほしがる女王。
    国中におふれを出し、マツユキソウをもってきたものにはかごいっぱいの金貨を与えるといいます。
    それに目がくらんだ老婆とその娘が、主人公の継娘(ままむすめ)を無理やり森へ追い立てる。
    ままむすめが凍えそうになっていたとき、ふしぎな12人の兄弟に出会い・・・。

    雪が降り積もった森の描写が、もう鼻の奥がツンとしてくるくらい寒そうで、そのぶん、「シューバ」(外套

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    2014年02月07日
  • 森は生きている

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この物語の Review をエントリーとして書くのは初めてだけど、実は再読です。  それも初読が子供の頃だったというわけではなく、大人になってから初めて読んだ物語です。  実は KiKi はLothlórienと名付けたブログを開設する際に「岩波少年文庫全冊読破企画」なるものをぶち上げたんですけど、それより何年か前からこの企画自体は細々と遂行していました。  そしてその初期の段階に手にした中の1冊がこの本でした。  

    戯曲ということもあるんだろうけれど、とにかく情景描写がダイナミックで美しいんですよ。  いわゆるト書き部分の情景描写もさることながら、登場人物たち(時に森の動物たちも含む)が語

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    2013年09月23日
  • 森は生きている

    Posted by ブクログ

    このものがたりはミュージカルにもなっていて、その歌がすごくすきです。
    原作のほうは挿絵がすごく雰囲気があってすき。
    まつゆきそうを探して深い森の中へ入ってゆく少女、森の奥で不思議な体験をします。

    0
    2009年10月04日
  • 森は生きている

    Posted by ブクログ

    "大晦日に読む本"といったらこれ!
    何しろズバリ12月31日の出来事を描いた戯曲だから。…とは言え、再読したのが子どもの時以来なので、色々と再発見があり、面白く読めました。

    明日の「新年招待会」に4月に咲くマツユキソウが欲しいと言い出したわがままな女王。国中が大騒ぎになります。意地悪な継母の言いつけで森に入った娘は、12の月の妖精たちに出会い、マツユキソウと魔法の指輪を受け取ります。

    まず知らなかったのはタイトルの「森は生きている」が、翻訳家の湯浅芳子さんのオリジナルだったこと。ロシア語の原題は「十二月」というような意味。名訳ですよね。
    また、戯曲で役が決まっているから

    0
    2023年12月30日

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