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気まぐれな女王が真冬に4月の花マツユキソウをほしいといいだし,国じゅう大さわぎ,継母の言いつけで吹雪の森に分け入った少女は,12の月の精たちに出会います.有名な児童劇.
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Posted by ブクログ
スラブ民話を元にした、サムイル・マルシャークの名作戯曲。 民話に近い、お話のろうそくの12のつきのおくりものとはまた違い、わがままな女王が出るのが特徴。誰も制することができなかった女王が、12の月たちやままむすめに影響され改心していく様子が感動的。舞台が観たくなった。
このものがたりはミュージカルにもなっていて、その歌がすごくすきです。 原作のほうは挿絵がすごく雰囲気があってすき。 まつゆきそうを探して深い森の中へ入ってゆく少女、森の奥で不思議な体験をします。
"大晦日に読む本"といったらこれ! 何しろズバリ12月31日の出来事を描いた戯曲だから。…とは言え、再読したのが子どもの時以来なので、色々と再発見があり、面白く読めました。 明日の「新年招待会」に4月に咲くマツユキソウが欲しいと言い出したわがままな女王。国中が大騒ぎになります。...続きを読む意地悪な継母の言いつけで森に入った娘は、12の月の妖精たちに出会い、マツユキソウと魔法の指輪を受け取ります。 まず知らなかったのはタイトルの「森は生きている」が、翻訳家の湯浅芳子さんのオリジナルだったこと。ロシア語の原題は「十二月」というような意味。名訳ですよね。 また、戯曲で役が決まっているからとは言え、主人公の個人名ではなく、『ままむすめ』でセリフが割当てられていることにも驚きました。そうだったんだ。覚えてなかったなぁ。 劇として観た•経験した、という人は多いと思いますが、案外ディテールは忘れている人の方が多い作品のような気がします。 慌しい日の一服の清涼剤に如何でしょう。1月1日が無事に来るといいですね。来年もよろしく。
スラブの伝説をもとにマルシャークが1946年に書いた戯曲。1月から12月までの精が月ごとに季節を統べるという設定が素敵。まま母やその娘である義理の姉にいびられる美しい娘が主人公。彼女らが住む国には親に死なれた王女がいて、無理難題を周りにふっかけ、そのとばっちりを受けた主人公が、大晦日にマツユキソウ...続きを読むを取りに行かされる。凍えて死ぬ寸前の娘は12の月の精に焚き火にあたらせてほしいと丁寧にお願いし、事情を話す。優しい4月の精のおかげで、カゴいっぱいにマツユキソウを摘んだ娘は家に帰りつく。しかし、強欲な王女はまたしても無理難題を言い出し、娘に季節外れの食べ物を要求する。 感謝もお願いもできない王女は、しかし、案外いい人かもしれない。最後には12の月の精たちに教わり、お願いを口にできるようになり、もしかしたら友達もできるかもしれない、と思わせるラスト。 12の月の精の個性を書き込んでもう少し長い小説にしてもいいのに、などと妄想してしまった。 詩人でもあるマルシャークによる詩がたくさん出てくる。実際の演劇ではそこが歌になっているものもある?劇も見てみたい。
ソ連版こぶとり爺さんの話。 たまたま大晦日に読み始めたら、大晦日元旦の物語で読むタイミングが合ってた。
「12の月のおくりもの」という絵本を、 読み聞かせボランティアの反省会で紹介したら… 「森は生きている」と、同じ話ね~ミュージカルにもなっていますよね~ と、言う方がいたので、読んでみました。 「12の月のおくりもの」と、ちょっと違うかな? まま母と娘とまま子、12の月の精が出てくるのは一緒だけ...続きを読むど… この話も、どこかで聞いたことはあるかな。
初めて読んだのは、小学校低学年の頃です。なんとなく印象に残ったままだったので、再読しました。 スラブ民話がベースとのこと。初めて読んだ時は、気にせず読んでいましたが、今回はスラブの文化を興味深く感じました。
「四月、四月って!そんなこと、わたくしはもうききたくない」―女王さまのセリフより ―― 女王さまは怖いけど、ドキンちゃんのようにどこか憎めないところがあります。 昔(たしか小学2年の頃…)、担任の女性の先生が教室で「森は生きている」をピアノで歌ってくれたのを思い出しました。 いい先生だったな…。...続きを読む
保育園の時に森は生きているの劇をやったことがあるけれど結末を忘れてしまったので久しぶりに読んだ。ころがれころがれ指輪よ〜♪♪の歌が未だに忘れられない。
裕福で権威はあるが、心が貧しい女王 貧乏でいじめられながらも、心豊かなまま娘 心が豊かである。これが生きる上で本当に大切なことだと思った。 読み始めたときは驚いた。他の小説とは形式が異なるのだ。誰が話しているのかが記載され、風景や人物の行動まで書いてある。まるで台本を読んでいるかのようだった。最...続きを読む初は読みにくかったが、慣れると読書をしているような、舞台を見ているような、不思議な気分だった。 あらすじ まま娘は、まま母とその娘と暮らす。まま娘は、いじめられながらも、心優しく強く生きていた。 ある日、強情な女王が、新年にマツユキソウ(春の花)を持ってくるよう命令する。周囲の役人が女王を諭しても、死刑にする、など言う。「自分は絶対」の考えが強い。そしてマツユキソウをもたらしたものには、銀貨を与えるという 銀貨の欲しいまま母と娘は、まま娘を冬の寒空に送り出す。凍えかけたそのときに、偶然まま娘は、12ヶ月の神様に出会う。そしてマツユキソウと魔法の指輪を手に入れる。 まま母と娘はマツユキソウを持ったまま娘に驚きながらも、マツユキソウと指輪を奪い、女王に献上しに出かける。しかし女王は共に他の植物を見に出かけたいと言い始める。困った彼女らは、正直に話し、まま娘に共に行くよう命令する。 その後まま娘は、女王やまま母と共に出かける。しかしなんとしても12ヶ月の神様、マツユキソウを手に入れた方法は話さない。腹を立てた女王が指輪、まま娘を凍った湖に投げ捨てようとした。そのときまま娘は魔法のおまじないを唱える。すると12ヶ月の神が現れ、まま娘を助ける。まま娘は美しい洋服とそりを手に入れる。 まま母と娘は犬になる。女王はまま娘に都まで送り届けるよう懇願する。 まま娘は優しく承諾し、温かい服を渡す。
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森は生きている
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サムイル・マルシャーク
湯浅芳子
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