宮坂宏美の作品一覧
「宮坂宏美」の「オズの魔法使いシリーズ」「オズの魔法使いシリーズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「宮坂宏美」の「オズの魔法使いシリーズ」「オズの魔法使いシリーズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
アイルランドの移動生活者(パヴィー)の青年ジムは、新しい学校に通うことになった。別に行きたくて行くわけじゃない。役人が行けと言うから行くだけだ。でも、母さんはジムに、文字の読み方を覚えてほしいと期待している。ジムの家族はみんな文字が読めないのだ。登校すると早速生徒たちからお馴染みの差別的な反応が返ってきた。ただ一人、キットという子だけは違った。
移動生活をしている人たちがアイルランドに今もいることを初めて知りました。家族全員文字が読めないということから、移動生活をしている人々が抱える困難が垣間見えるように思いました。この本は、差別などの問題について書かれた本であると同時に、美しい恋愛小説でもあると思います。キットも言っていましたが、『ロミオとジュリエット』を思い出しました。
Posted by ブクログ
★5 ヤングケアラ―15歳少女、周りの大人に助けを求められず隠し通したこと… #すばやい澄んだ叫び
■あらすじ
アイルランドの小さな街、15歳の少女シェルはいつも悩み事がいっぱいの日々を送っていた。母は既に病気で亡くなり、父は仕事をせず寄付活動に没頭して貧乏な暮らし。毎日、弟と妹の面倒を見たり家事にも追われ、本人は満足に学校にも行けていない。いつも幼馴染の少年デクランや親友ブライディと悪だくみをして気を紛らわしていた。
ある日デクランの強引なアプローチにシェルは男女の仲になってしまう。親友ブライディとも関係にひびが入ってしまい、さらには…
■きっと読みたくなるレビュー
大好きな作家、シヴォーン・ダウド。デビュー作が翻訳されたとのことで、ものすごい勢いで手に取りました。
ロンドン・アイの謎、グッケンハイムの謎でのピュアな少年少女たちが忘れられないんですよね。いつの間にか汚い大人の世界に浸ってしまっているわたくし… この一冊で私を浄化してください。
さて本作の主人公の女の子シェル。彼女はヤングケアラーなんです。現実が受け行けられず逃げてばかりいる父をもち、幼い弟と妹の世話をしながら家事も行う。当然お金はなく、周囲に手を伸ばしてくれる大人たちもいないという。
いつも辛い思いをしている彼女は、大自然の囁きやキリスト教の癒しなどからほんの少しの希望を感じ、その日その日をギリギリで生きているんです。特に亡き母を想う切なさは、ほんとに胸が苦しくなるんだよね。
そして物語の中盤からさらに辛いことが彼女を襲う、神様は試練を与えすぎですよ。マジどうするのよって感じで物語が進行していくんですが、ああもうどんどん酷いことに… 正直もう読んでられない。読むけど…
出てくる大人や男どもは、まったくもってどうしようもない奴らばかり。醜い大人って感じではなく、幼稚で愚か、有り体に言うとアホ。自分の生き方に責任をとらない奴は、周りの人間に迷惑をかけるんですよ、まったくもう。
後半に入ると、なんとミステリーな展開になってくる。こんなにも物悲しい謎とき用意してくれなくていいんだけども。そして真相は救われたような、救われてないような… 腹立たしく、何もしてあげられない自分が悔しくてしょうがない。
読み終わってみるとひたすら酷い話なんですが、読後感は心地いいんです。いっさい穢れがなく、ピュアな心を持っている少女シェル。何があっても捨て鉢にならず、厭世的にならず、胸を張って歩いているんですよね。
これから彼女にどんな人生が待っていても、きっと乗り越えられるという希望の光が見えたからです。
■ぜっさん推しポイント
人を救うための宗教であるはずのキリスト教。しかし彼女にとっては希望を匂わせるだけで、何の助けにもなってません。周りの大人たちは何をやっていたのかと怒り心頭です。
ローズ神父の叫びが虚しすぎる。確かにあなたは良い人、でも結果はどうだったんだと言いたい。人を救うってことは、生半可な気持ちではできず、自分自身を犠牲にする覚悟が必要なんすよね。
現代にもある格差社会、貧困家庭にも通ずる問題、まずは手を差し伸べる機構や仕組みが必要です。さらに政治や行政に任せるだけではなく、自分自身の身銭や時間を犠牲にする覚悟が重要なんだと思いました。
Posted by ブクログ
オズシリーズ最終巻!
短編集があと一冊ありますが、長編はこれが最後だということで寂しい気持ちでいっぱいで読みました。
とてもオズらしい内容で魔法もたくさん出ますし、お馴染みの登場人物も集結します。
思わず「オズマ姫の12人」と頭に浮かんだ相談役たち。
シリーズを重ねるごとに登場人物も増えましたね。
偶然なのでしょうが、最後の長編がドロシーとオズマ姫の2人旅なのも最後にふさわしい終わり方ではないでしょうか。
最初は「ハヤカワ文庫が読みたかったのに」と思いながら読み始めたオズシリーズでしたが、こちらのシリーズもとても読みやすくて良かったです。
小3の子供でもひとりでさらさらと読めました。