宮坂宏美のレビュー一覧

  • すばやい澄んだ叫び

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    ★5 ヤングケアラ―15歳少女、周りの大人に助けを求められず隠し通したこと… #すばやい澄んだ叫び

    ■あらすじ
    アイルランドの小さな街、15歳の少女シェルはいつも悩み事がいっぱいの日々を送っていた。母は既に病気で亡くなり、父は仕事をせず寄付活動に没頭して貧乏な暮らし。毎日、弟と妹の面倒を見たり家事にも追われ、本人は満足に学校にも行けていない。いつも幼馴染の少年デクランや親友ブライディと悪だくみをして気を紛らわしていた。

    ある日デクランの強引なアプローチにシェルは男女の仲になってしまう。親友ブライディとも関係にひびが入ってしまい、さらには…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    大好きな作家、シヴ

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    2025年01月24日
  • 完訳 オズへの道

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    ネタバレ

    オズシリーズ、第五作目。

    今回は久しぶりにトトが登場。
    ドロシーとボサ男やボタン・ブライト、虹の娘との旅の物語です。

    子供からの「トトは人の言葉喋らないの?」の質問に」何でだろうね〜」今はと答えるしかない。
    小学2年生の子供でもどんどん読み進めているのは、それだけ面白いということでしょう。

    私も同じくらいの年齢でオズシリーズを読んでいて、オズの国に強い憧れもありました。
    大人になって読んでみても、やっぱり気持ちは変わらないものですね。

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    2022年02月20日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    ネタバレ

    オズの魔法使いの続編。

    前作以上に変わった登場人物が出てきます。
    かかしやブリキの木こりも再登場。
    主人公のチップが良い子なのか悪い子なのか微妙なところも面白いです。

    子供の時に読んで以来なので、とても新鮮な気持ちで読めました。
    オズマ姫の正体には驚かされます。

    小学生の子供はジャック・カボチャアタマやノコギリ馬、クルクルムシが大好きになったそうです。

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    2022年01月22日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    ネタバレ

    私が小学生の時に特に好きだった本がオズの魔法使いでした。
    ハヤカワ文庫から出ていたシリーズを全部揃えたのも良い思い出です。
    いま子供が小学生になって、ぜひ読ませたいと思って本を探しました。
    ハヤカワのシリーズは今は手に入らなかったので、どの出版社の本にするかかなり悩みました。
    私としては挿絵も重要で、新井苑子さんのイラストがとても好きです。
    集英社から出ている子供向けの本は新井苑子さんの挿絵で良かったかのですが、トトの名前がトートーに訳されていて、どうしても馴染めなかったのでこちらの本を選びました。

    こちらは全ての漢字に振り仮名かあるので子供でも読めます。
    最初の部分だけ私が読み聞かせて、残

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    2022年01月17日
  • ソレルとおどろきの種

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    表紙と帯に惹かれて読み始めた。ネイチャー・ファンタジーって書いてあったけどまさに!だった。いいこでいることに夢中なソレルと、親友のニーナ。2人がおどろきの種をまいてからは一気に読んでしまった。最後はもとに戻るのかなと思ってたけど、そのまま自然といっしょに過ごしていく終わり方がいいなぁと思った。なくしちゃいけないもの、自分の頭で考えること、大切なことも書かれてるお話だった。

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    2020年07月01日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    オズの魔法使いシリーズ第2巻。

    今回はチップという少年が主人公。でも舞台はオズの国だし、かかしときこりも出てくるし、続編っぽさ満載。
    オズの大魔法使いの扱いが前作と違うような……と思っていたら、訳者解説できちんと話題に上げてくれていました。

    とにかく今回の話は面白かった!!下手したら前作より面白いかも……(笑)
    冒険あり戦いあり謎解きあり……ラストは普通に驚いた!あの婆さんにそんな力があるとは!!
    前作では優しいだけのグリンダもくるくる感情が変わって良かったし、ネズミの女王も出てきてほくほく。

    次巻ではドロシーが復活するみたいやし、これは是非読まなきゃ。

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    2019年09月15日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    幼少期に本を読まずに大きくなったため、児童書にはとんと疎い私。本書も出だしのドロシーが家ごと飛ばされるシーンしか知らなかった……。

    かかし、きこり、ライオンと仲間になる感じが西洋版桃太郎みたいだなーとか思いながら読み進めて……
    え?あ?オズの魔法使いってそういうことなん?!と普通に衝撃を受ける(笑)

    今回の完訳版については、文体も読みやすく、装丁もかわいく開きやすく、とにかく読みやすい本だなーという印象。続刊があるみたいなんで、是非読んでみたい。

    あと、訳者さんのあとがきが丁寧でよかった。

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    2019年08月29日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    一巻より好きだった。
    ブラックユーモアもいっぱい。
    女性の考え方とか、幸せとは何かとか盛りだくさん。
    最後はサラッと切ない話もありつつ、大満足。
    続きが気になる。

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    2014年12月10日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    オズシリーズ全14巻に日本では未刊行の番外編を
    加えた15巻を完訳なんてうれしすぎるっ!

    本自体も児童書として子供たちが読んだり
    読み聞かせてあげる本としてもより理解しやすくなっていたり、
    今までの翻訳本に比べても、ほんの少しの1行があるだけで
    大きく物語の整合性がアップしていたり、
    優しさが伝わりやすくなっていたりと
    丁寧に物語を紡いでくれていて、このシリーズで
    オズのすべてを読めると思うとますます楽しみに。

    かかしの限りない優しさと強い明るさが
    本書ではより豊かに描かれていることも
    かかしの優しさにいつも感動していた私にとっては
    よりうれしいことでした。

    ドロシーたちを包む景色の表現

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    2013年03月21日
  • 完訳 オズへの道

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    全身ボサボサの男から、バターフィールドへの道を教えてほしいと言われたドロシー。道案内をしつつつれていくと、そこへは行きたくないから教えてほしかったという。そして何故かその場所で道が増えてしまい、カンザスの農場への道がわからなくなってしまった。
    いきなり魔法がかかったのかな、と物語は始まります。
    ボサ男、迷子の少年ボタン・ブライト、虹の娘ポリクロームたちと出会い旅をつづけ、オズマ姫の誕生日祝賀会へとむかうことなります。誕生日なので、他の巻で登場していたいろんな人物や動物が再登場。
    虹の娘もそうですが、キツネ王やロバ王など、またまた愉快なキャラクターもでてくる。頭をロバに変身されてしまったり

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    2013年01月03日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    あらすじとかウィキッドとか有名だけどそういえば読んだことなかったと思って読んだ本

    竜巻で家ごと知らない世界に吹き飛ばされてしまったドロシーが、魔法使いオズを訪ねて冒険する物語
    脳みそがないかかしくん、心臓がないブリキの木こり、勇気がないライオンとともに世界を旅する

    単純に旅の道中が面白くて、考える力も心も勇気も身につけてたんだよっていう結末があたたかかった

    あとがきに書いてあったんだけど、これちゃんと完結してるのに読者の期待に応えて何度も続いてるのすごい

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    2025年08月26日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    ネタバレ

    フワッとしか知らなかったオズの魔法使い。
    気持ちのいい冒険譚でした。ドロシーが最初に着ていた青と白のギンガムチェックの服や銀のブーツ。犬のトトも終始話の中に登場してて可愛かったです。
    皆それぞれの国で王様になるんですね。
    他にもOZの正体だったり、西の魔女の倒され方だったり、知らないことが多くて楽しかったです。
    気球が出てきた時にそういえば気球に乗って帰るんだけ?と思ったら置いてかれた笑

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    2025年06月28日
  • すばやい澄んだ叫び

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    シェルの母親が亡くなって1年、父親は仕事を辞めて酒浸りになっていた。父におびえながら幼い弟妹の世話をする高校生のシェルにとって、幼なじみの少年デクランや親友のブライディと過ごす時間が、気を抜ける大切な時間だった。しかし、ふとしたきっかけからデクランと深い仲なになり、15歳にして妊娠してしまう。誰にも相談できないまま時間だけが過ぎていき、やがてシェルは思いも寄らない事件に巻き込まれていく。


    本当にこれで良かったのだろうかと、読み終わって悩みました。人間の良い面と悪い面の両方が描かれていたと思うのですが、わたしの心に残ったのは閉鎖的な村人たちへの怒りと、警官への怒り、そして冒頭のモヤモヤでした

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    2025年06月08日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    ネタバレ

    オズの魔法使いシリーズ2作目。ドロシーがカンザスに帰ってもオズの国は続く。主役は悪い魔女に育てられている少年チップ。ブリキのきこり、かかし、グリンダ、ネズミが再登場。新キャラはかぼちゃ頭の木の人形、ノコギリ馬、人並みの大きさの虫、鹿の頭とソファとヤシの葉で作った空飛ぶ乗り物など個性的。最後もえっ!っとなり満足。オズの国でクーデターが起こり男性は子守りと家事をやることに。疲弊している男性が「なぜ女性は笑ってこれができていたのか?」というのは出版当時、突飛なキャラと同じくらい驚き発言だったのかも。面白かった。

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    2025年06月06日
  • すばやい澄んだ叫び

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    舞台は1984年アイルランド。15歳のシェルは一年半ほど前に母親が亡くなり、弟と小さい妹の世話をしながら、働かず酒に溺れる父(理不尽な石拾いまでさせられ、金はほぼない)と暮らす。強制的にいかされている教会に助任司祭としてきたローズ神父に惹かれ、母の幻に心を助けられながらも、つるんでいたデクランと深い仲になってしまい、友人だったブライディはデクランと付き合っていたので、離れてしまう(情事も付き合うことも大人になってブラつけることもあまり分からないピュアなシェル)。そして、後半、実際にあった嬰児を巡る事件をもとに考えられただけあって、一気にミステリーとなります。読むペースが前半と後半でかなり変わっ

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    2025年05月06日
  • すばやい澄んだ叫び

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    1984年、アイルランドの村で15歳の少女シェルは、母親を病気で亡くして以来酒浸りの父と生意気な弟と幼い妹の世話に明け暮れていた。

    カトリックのクリスチャンで日曜ごとに教会には行っていたが、信仰心は薄れていて気がまぎれるのは幼馴染のデクランとブライディとくだらない話をしているときくらいだった。
    だがデクランと深い関係になり、ブライディとの友情も壊れてしまう。そして妊娠しているのに気づき、誰にも相談できないまま時間だけが過ぎて…。


    妊娠に気がついたのが弟妹で、内緒で手助けしたのにも驚かされるが、できることには限りがある。

    10代での妊娠という重い事実をひとりで受け止めることしか方法はなか

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    2025年04月24日
  • 完訳 オズへの道

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    虹の娘のポリクリームが可愛いです。
    不思議な登場人物との出会いが多く、だけど怖すぎないのがいいですね。
    今は刺激的すぎるものは多く取りたくないという思いがあり、ちょうどいいです。

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    2024年07月23日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    ネタバレ

    今回は、ドロシーではなく、チップが主人公のお話。1巻でおなじみのキコリとカカシも登場。
    最後はチップが魔法にかけられていたことに驚き、ジェンダー問題もさらりと扱っているのだなと感心しました。
    姿形が変わっても、友達。というのは素敵ですね。

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    2024年04月27日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    ネタバレ

    15巻のシリーズものだったとは知りませんでした!
    昔、劇を観たことがあったのですが、内容を忘れており手にとってみました。

    きこりのブリキになった理由がなんとも切ない気持ちになりました。

    あとは結構残酷なシーンもあったりしたのだな、と。まあそれでも子供向けなので描写もスッキリしているというのもあり、そこまで気になりませんでした。

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    2024年03月29日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    魔法使い大好きな娘へ。
    魔法系の本を探して読破していく中、そういえば、オズの魔法使いって全て読んだことないなぁと、
    よく知っているつもりのお話だけど
    こんなにシリーズがあるなんて。全15巻。
    どんな展開になるのかな。

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    2022年07月06日