宮坂宏美のレビュー一覧
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★5 ヤングケアラ―15歳少女、周りの大人に助けを求められず隠し通したこと… #すばやい澄んだ叫び
■あらすじ
アイルランドの小さな街、15歳の少女シェルはいつも悩み事がいっぱいの日々を送っていた。母は既に病気で亡くなり、父は仕事をせず寄付活動に没頭して貧乏な暮らし。毎日、弟と妹の面倒を見たり家事にも追われ、本人は満足に学校にも行けていない。いつも幼馴染の少年デクランや親友ブライディと悪だくみをして気を紛らわしていた。
ある日デクランの強引なアプローチにシェルは男女の仲になってしまう。親友ブライディとも関係にひびが入ってしまい、さらには…
■きっと読みたくなるレビュー
大好きな作家、シヴ -
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ネタバレ私が小学生の時に特に好きだった本がオズの魔法使いでした。
ハヤカワ文庫から出ていたシリーズを全部揃えたのも良い思い出です。
いま子供が小学生になって、ぜひ読ませたいと思って本を探しました。
ハヤカワのシリーズは今は手に入らなかったので、どの出版社の本にするかかなり悩みました。
私としては挿絵も重要で、新井苑子さんのイラストがとても好きです。
集英社から出ている子供向けの本は新井苑子さんの挿絵で良かったかのですが、トトの名前がトートーに訳されていて、どうしても馴染めなかったのでこちらの本を選びました。
こちらは全ての漢字に振り仮名かあるので子供でも読めます。
最初の部分だけ私が読み聞かせて、残 -
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オズの魔法使いシリーズ第2巻。
今回はチップという少年が主人公。でも舞台はオズの国だし、かかしときこりも出てくるし、続編っぽさ満載。
オズの大魔法使いの扱いが前作と違うような……と思っていたら、訳者解説できちんと話題に上げてくれていました。
とにかく今回の話は面白かった!!下手したら前作より面白いかも……(笑)
冒険あり戦いあり謎解きあり……ラストは普通に驚いた!あの婆さんにそんな力があるとは!!
前作では優しいだけのグリンダもくるくる感情が変わって良かったし、ネズミの女王も出てきてほくほく。
次巻ではドロシーが復活するみたいやし、これは是非読まなきゃ。 -
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オズシリーズ全14巻に日本では未刊行の番外編を
加えた15巻を完訳なんてうれしすぎるっ!
本自体も児童書として子供たちが読んだり
読み聞かせてあげる本としてもより理解しやすくなっていたり、
今までの翻訳本に比べても、ほんの少しの1行があるだけで
大きく物語の整合性がアップしていたり、
優しさが伝わりやすくなっていたりと
丁寧に物語を紡いでくれていて、このシリーズで
オズのすべてを読めると思うとますます楽しみに。
かかしの限りない優しさと強い明るさが
本書ではより豊かに描かれていることも
かかしの優しさにいつも感動していた私にとっては
よりうれしいことでした。
ドロシーたちを包む景色の表現 -
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全身ボサボサの男から、バターフィールドへの道を教えてほしいと言われたドロシー。道案内をしつつつれていくと、そこへは行きたくないから教えてほしかったという。そして何故かその場所で道が増えてしまい、カンザスの農場への道がわからなくなってしまった。
いきなり魔法がかかったのかな、と物語は始まります。
ボサ男、迷子の少年ボタン・ブライト、虹の娘ポリクロームたちと出会い旅をつづけ、オズマ姫の誕生日祝賀会へとむかうことなります。誕生日なので、他の巻で登場していたいろんな人物や動物が再登場。
虹の娘もそうですが、キツネ王やロバ王など、またまた愉快なキャラクターもでてくる。頭をロバに変身されてしまったり -
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シェルの母親が亡くなって1年、父親は仕事を辞めて酒浸りになっていた。父におびえながら幼い弟妹の世話をする高校生のシェルにとって、幼なじみの少年デクランや親友のブライディと過ごす時間が、気を抜ける大切な時間だった。しかし、ふとしたきっかけからデクランと深い仲なになり、15歳にして妊娠してしまう。誰にも相談できないまま時間だけが過ぎていき、やがてシェルは思いも寄らない事件に巻き込まれていく。
本当にこれで良かったのだろうかと、読み終わって悩みました。人間の良い面と悪い面の両方が描かれていたと思うのですが、わたしの心に残ったのは閉鎖的な村人たちへの怒りと、警官への怒り、そして冒頭のモヤモヤでした -
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Posted by ブクログ
舞台は1984年アイルランド。15歳のシェルは一年半ほど前に母親が亡くなり、弟と小さい妹の世話をしながら、働かず酒に溺れる父(理不尽な石拾いまでさせられ、金はほぼない)と暮らす。強制的にいかされている教会に助任司祭としてきたローズ神父に惹かれ、母の幻に心を助けられながらも、つるんでいたデクランと深い仲になってしまい、友人だったブライディはデクランと付き合っていたので、離れてしまう(情事も付き合うことも大人になってブラつけることもあまり分からないピュアなシェル)。そして、後半、実際にあった嬰児を巡る事件をもとに考えられただけあって、一気にミステリーとなります。読むペースが前半と後半でかなり変わっ
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Posted by ブクログ
1984年、アイルランドの村で15歳の少女シェルは、母親を病気で亡くして以来酒浸りの父と生意気な弟と幼い妹の世話に明け暮れていた。
カトリックのクリスチャンで日曜ごとに教会には行っていたが、信仰心は薄れていて気がまぎれるのは幼馴染のデクランとブライディとくだらない話をしているときくらいだった。
だがデクランと深い関係になり、ブライディとの友情も壊れてしまう。そして妊娠しているのに気づき、誰にも相談できないまま時間だけが過ぎて…。
妊娠に気がついたのが弟妹で、内緒で手助けしたのにも驚かされるが、できることには限りがある。
10代での妊娠という重い事実をひとりで受け止めることしか方法はなか -
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