オー・ヘンリーの作品一覧
「オー・ヘンリー」の「1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編」「オー・ヘンリー傑作集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「オー・ヘンリー」の「1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編」「オー・ヘンリー傑作集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
世相へのシニカルな視点を保ちつつ、温かみを決して失わない語り口が絶妙。どの作品も面白く、オチの付け方が天才的だった。
南部に生まれ、中米での逃亡生活やニューヨークでの都会暮らし等、様々な経験をして「人生の滋味」を会得した作者の作品は見事。アメリカ文学の新境地を切り開いたといっても過言ではない。
個人的には、「献立表の春」「甦った改心」「幻の混合酒」「靴」「警官と賛美歌」「賢者の贈り物」が好き。(「賢者の贈り物」がダントツだが、、)
以下、それぞれの作品に対するメモ書き。
・多忙な株式仲買人のロマンス
忙しすぎる金融街で働くサラリーマンを、コミカルに描く作品。ウルフ・オブ・ウォールストリー
Posted by ブクログ
最後のひと葉
不器用だが優しい心を持ったベアマンの命懸けの最高傑作。心温まる。
二十年後
時が経てば人も変わる。旧友を想った切ない話。
救われた改心
宿敵であった刑事の優しさにほっこり。
犠牲打
自分の人生を犠牲にしてでも作品を掲載したかったのに皮肉な話。全てが計算通りいくわけではない。
魔女のパン
切ない恋の話。恋にはコミュニケーションが必要。善意がお節介でありがた迷惑なこともある。
水車のある教会
行方不明の娘との奇跡の再会。心優しいエイブラムに相応しい結末。
運命の衝撃
ホームレスだった男が急に大金を手にできると思うと不安でどうしようもなくなるが、得られないことが分かると喜ぶ
Posted by ブクログ
安定した面白さ。と言うか、面白い作品を集めているようなので、当然かも。
収録作は、
最後のひと葉
二十年後
救われた改心
魔女のパン
水車のある教会
運命の衝撃
ラッパの響き
ジェフ・ピーターズの人間磁気
運命の道
都市通信
赤い酋長の身代金
最初の「最後のひと葉」は、よく知られた作品。秋の終わり、ジョンジーが重い肺炎にかかり、窓の外のツタの葉が落ちていくのを見ながら、「最後の一枚が落ちるとき、わたしも死ぬ」と言いだすが、嵐になっても最後の1枚は残り、ジョンジーは回復する。一方、同じ建物の1階に住む、画家のベアマンが嵐の翌日から肺炎に罹り亡くなると言う、心を震わせる作品。
最後の「赤い酋