オー・ヘンリーのレビュー一覧

  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    ネタバレ


    世相へのシニカルな視点を保ちつつ、温かみを決して失わない語り口が絶妙。どの作品も面白く、オチの付け方が天才的だった。
    南部に生まれ、中米での逃亡生活やニューヨークでの都会暮らし等、様々な経験をして「人生の滋味」を会得した作者の作品は見事。アメリカ文学の新境地を切り開いたといっても過言ではない。
    個人的には、「献立表の春」「甦った改心」「幻の混合酒」「靴」「警官と賛美歌」「賢者の贈り物」が好き。(「賢者の贈り物」がダントツだが、、)

    以下、それぞれの作品に対するメモ書き。

    ・多忙な株式仲買人のロマンス
    忙しすぎる金融街で働くサラリーマンを、コミカルに描く作品。ウルフ・オブ・ウォールストリー

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    2025年01月06日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    あの有名な「最後の一葉」がO・ヘンリーの作品だったということを知ったというか思い出したというか。どの短編小説もとても良かった。

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    2024年11月11日
  • オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉

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    ネタバレ

    最後のひと葉
    不器用だが優しい心を持ったベアマンの命懸けの最高傑作。心温まる。

    二十年後
    時が経てば人も変わる。旧友を想った切ない話。

    救われた改心
    宿敵であった刑事の優しさにほっこり。

    犠牲打
    自分の人生を犠牲にしてでも作品を掲載したかったのに皮肉な話。全てが計算通りいくわけではない。

    魔女のパン
    切ない恋の話。恋にはコミュニケーションが必要。善意がお節介でありがた迷惑なこともある。

    水車のある教会
    行方不明の娘との奇跡の再会。心優しいエイブラムに相応しい結末。

    運命の衝撃
    ホームレスだった男が急に大金を手にできると思うと不安でどうしようもなくなるが、得られないことが分かると喜ぶ

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    2024年04月07日
  • オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉

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    安定した面白さ。と言うか、面白い作品を集めているようなので、当然かも。

    収録作は、
    最後のひと葉
    二十年後
    救われた改心
    魔女のパン
    水車のある教会
    運命の衝撃
    ラッパの響き
    ジェフ・ピーターズの人間磁気
    運命の道
    都市通信
    赤い酋長の身代金

    最初の「最後のひと葉」は、よく知られた作品。秋の終わり、ジョンジーが重い肺炎にかかり、窓の外のツタの葉が落ちていくのを見ながら、「最後の一枚が落ちるとき、わたしも死ぬ」と言いだすが、嵐になっても最後の1枚は残り、ジョンジーは回復する。一方、同じ建物の1階に住む、画家のベアマンが嵐の翌日から肺炎に罹り亡くなると言う、心を震わせる作品。

    最後の「赤い酋

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    2024年01月04日
  • オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物

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    オー・ヘンリーの作品の特徴は、ユーモアと皮肉が入り交じり、最後にどんでん返しかある作品が多いかな。
    結果「心あたたまる」作品だけでなく、残酷といったことばで評したほうがよい結末のものが多いことになるが、どれも人間観察の鋭さと深さゆえに、豊かな人間味を味わえる。

    ・警官と賛美歌 貧しさ故、寝るところも食べるものもないため、犯罪をして留置所に入りたいといろいろ手をつくすが…
    ・賢者の贈り物 代表作と言われるだけあって、印象深く読めた。貧しい夫婦のお互いを思いやる愛を描くが、甘い雰囲気はなく、少し突き放したところがあり、どことなく照れたような作者の視線が感じられる作品だ。
    ・忙しい株式仲買人のロマ

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    2024年01月01日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    「最後の一葉」「賢者の贈り物」がパロディ化されるくらいあまりにも有名だが、もっと多彩な面のある作家。笑いもウェットドライ両方。詩情もある。サキ程毒はないけど、棘はあるかな。

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    2023年11月13日
  • オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物

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    『賢者の贈り物』のストーリーは知っていましたが、改めて読んで、ほっこりしました。
    こういう心のこもった贈り物を贈りたいなぁと思わせられる話でした。

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    2023年09月16日
  • オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉

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    「最後の葉が落ちるとき、わたしも死ぬ」の場面で有名な表題作をはじめ、ユーモアあふれる作品からバカミス、最後にひっくり返る掌編から童話調のものまで12編を収録。→

    オー・ヘンリーといえば表題作が有名なので文学的な作品が多いのかな、と思っていたら、めちゃくちゃミステリが多くてホクホク。
    ニヤニヤしながら読めちゃう「ジェフ・ピーターズの人間磁気」や「赤い酋長の身代金」
    ラストに衝撃のある「二十年後」や「犠牲打」
    やさしい「水車のある教会」も良いし

    読後にゾクリとしちゃう「魔女のパン」や「運命の道」も素晴らしい。
    いろんな種類のお話が詰め込まれていてとても楽しかった!

    各話の冒頭に簡単なあらすじ

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    2023年08月17日
  • オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉

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    オーヘンリー傑作集

    やはり名作中の名作だけあり 、流れるような美しい文章が全体を包み、読者をぐいぐい引き込んでいきます。そして最後のどんでん返しがたまらなく爽快です。何度でも繰り返し読みたくなる名作です。感動が読者の心を温かくするでしょう。

    #笑える #癒やされる #感動する

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    2023年01月22日
  • O・ヘンリー短編集1

    匿名

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    オーヘンリー短編集

    美しい日本語訳で綴られた珠玉の短編集は 最後にくるどんでん返しがとても楽しみな作品が集められており どんどん引き込むように読ませてくれます。美しい日本語を読むことは 心が洗われる気持ちになります。名作はやはり素晴らしい‼️

    #泣ける #ハッピー #癒やされる

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    2022年12月30日
  • 最後のひと葉

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    ネタバレ

    昨日読んだオー・ヘンリー、読友さんから「最後の一葉」も有名な作品だということで聴き読書。スーとジョンジーは芸術家の住むアパートの住人。画家になることを夢見ている。しかしジョンジーは肺炎に罹り「窓から見える隣の家のつたの葉が落ちる時に、自分も一緒に死んでしまう」と思っている。嵐の翌日、不思議にも一枚だけ葉が残り、最後の一葉は散らなかった。二人が『最後の一葉』だと思っていたのは、ベアマンが老いた体にむちを打って描いた最高傑作、彼は嵐の中ずぶ濡れになり、肺炎で亡くなっていた。ベアマンの傑作は命をつなぎとめた!⑤

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    2022年11月06日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    一編一編に引き込まれ、結末が気になってしまう作品ばかりでした。

    どの作品も風景描写や登場人物の感情を巧みに表現していて、日常の些細なことでも文章にするとこんなに面白くなるのかと思いました。

    個人的には「水車のある教会」のラストが印象に残っていて、思わず泣いてしまいました。

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    2021年10月27日
  • 罪と覚悟

    Y

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    深い

    なかなかに深い内容であった。

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    2021年06月20日
  • オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物

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     伝えたいメッセージを話に乗せるというよりは、思いついた面白い話を一つ一つ形にしている感じの作風だったな。見栄を張った主人公が複数の話で登場していたけど、結末に一貫性はなくて、ある時はハッピーエンドだけど、ある時は失敗する話だったし。

    比喩やイメージの結び付け方が独特。説明に使われる表現が結構飛んでるから、数秒してからああそういうことかってなる部分が結構あった。あんなのよく思いつくなぁ。世界観が面白い。

     短い中にストーリーが凝縮されているから飽きずに読めるし、緩急がしっかりあるから読んでいて心地よかった。言い回しも結末も皮肉調なこともあるけど、結構ロマンチックなことも多い。ただの悲劇って

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    2021年04月07日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    賢者の贈り物

    12月、Xmasの季節になるとこの「賢者の贈り物」が読みたくなります。
    映像が浮かぶような描写も好きですし、ここに描かれている
    思いやり、愛情に心うたれます。

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    2020年12月12日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    味わい深い人間模様を綴る短編集。
    ラストのオチが秀逸で、一辺倒ではなく意外性をはらみ楽しい。お気に入りは、途中まで読んでオチが解りつつも巧みな明かし方で感動を呼ぶ「水車のある教会」、やはり外せない名作「最後の一葉」、罪の重さと良心の天秤に思いを馳せる「甦った改心」、真に思い合う夫婦の皮肉で心温まる「賢者の贈り物」あたりかな。あとがきで作者の小説になりそうな身の上を知り、その経験が多彩な作品を紡ぐ事になることに納得。
    貧乏とお金持ち、恋人、罪人と正直者といった立場をうまく短編に仕上げる作品集、機会があれば再読したい。

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    2020年01月13日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    ネタバレ

    「賢者の贈り物」 2016/2/16
     日々の暮らしにも事欠くほどの貧しい家庭の夫婦が、お互いにクリスマスプレゼントをするために自分の一番大事で高価な代物を犠牲に、愛するパートナーへの贈り物を買った。その贈り物はお互いの犠牲によって何の意味も価値もないものになってしまったが、本当にそうなのだろうか。その価値のない贈り物をし合った二人を筆者は、聖書に出てくる3人の東方の賢者に例えるほど、彼らを「賢者」であると言っている。彼は何故彼らを「賢者」であるといったのか。「賢者」とはいったい何なのだろうか。
     物語中に「年100万ドルの収入のものと週20ドルの収入の違いとは何であろうか」という問題提起があ

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    2016年02月19日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    ネタバレ

    なんと言うかラストがすごく光っています。
    もっと早くに出会えていたらな、と思いました。

    表題作の2つはどちらもお勧めです。
    特に後者は確かに結末こそ
    アレなものとなっていますが
    その奥底には考えさせられるものがあります。

    著者は浪費と過度の飲酒により命を
    落とすこととなりました。
    やはり冤罪となった災難が
    そうなる要素を作ってしまったのでしょうか。

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    2015年07月22日
  • オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物

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    短編集を久々に読んだ。どれもウィットに富んでいて面白い!特によかったのは、賢者の贈り物、桃源郷のはかなき客、ハーグレイヴズのふたつの顔、富の神とキューピッドかな。

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    2025年12月11日
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

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    夏休みのなんたらかんたらで読まないといけなかったんだけど、オチがあって面白かった!

    特にそばかすだらけの男の子誘拐して、身代金もらうんじゃなくて払って男の子返すやつはめっちゃ笑いました笑

    お盆休みの間にたぶん10冊ぐらい読まないといけないの死ぬ(泣)まにあわーん!

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    2025年08月09日