作品一覧

  • 楊貴妃になりたかった男たち <衣服の妖怪>の文化誌

    楊貴妃になりたかった男たち <衣服の妖怪>の文化誌

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    男は女に 女は男に 中国人の奇妙な情熱 ヘンテコな服装は妖怪である。世が乱れ礼が失われた証拠である。だが周恩来も女装した。美少年もむくつけき大男も、中国の歴史は女装に身も心も捧げた男たちで満ちている。悠久の大陸を横断する奇妙な妖怪=服妖に見る、知られざる中国の素顔。 【目次】 第一章 楊貴妃になった男たち 第二章 服妖 衣服のモンスター 第三章 麗人たちは男装する 第四章 男まさりを恐れる系譜 第五章 女装者たちの系譜 第六章 陰陽転倒の諸相 生物学的性転換の記録 第七章 男扮女装の諸事情 第八章 同性愛文学と女装趣味 第九章 近代中国の木蘭たち 清末男装事件図絵 第一〇章 女装者たちの事情 清末女装事件図絵 I 第一一章 趣味の女装者たちと性転換 清末女装事件図絵 II 第一二章 女装とパフォーマンス 反串・演劇・映画 第一三章 このごろ流行りの男扮女装 注 参考文献 図版出典 あとがき 索引
  • 西遊記 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
    値引きあり

    西遊記 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

    小説・文芸

    4.5
    1巻682円 (税込)
    日本でも児童文学で親しまれてきた西遊記。しかし、それらは大幅に修正された物語だった。人や妖怪たちの欲望を描くエピソードの数々は、面白さと諧謔に満ちている。全100回を1冊でたどる決定版。
  • 〈鬼子〉たちの肖像 中国人が描いた日本人

    〈鬼子〉たちの肖像 中国人が描いた日本人

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻990円 (税込)
    古来、中国人は日本人をさまざまにイメージし、歴史書に記録し、絵画に描いてきた。そのなかには、荒唐無稽なものもあるが、驚くほど現実に近く詳細なものもある。本書では、かつて日本人が「倭」と呼ばれていた時代の歴史書や地理書から、明の時代に人々が使っていた日用の辞書、日清戦争前後に発行された絵入り新聞、現代の映画に至るまで、中国人による日本人=〈鬼子〉イメージの変遷をたどる。
  • 小学館世界J文学館 西遊記

    小学館世界J文学館 西遊記

    小説・文芸

    -
    1巻990円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 めざせ、天竺へ! 三蔵法師と孫悟空たちの大冒険。 東の海の向こう、傲来国の花果山の石から1ぴきのサルが生まれた。この石ザルは、仙人から「孫悟空」という名前をもらい、不老不死の法、72種の変化の術を会得する。雲に乗る?斗雲の法もおそわり、十万八千里をいっきに飛ぶことも出来るようになった。ところが、その力で悪いことばかりしていたので、ついに釈迦如来の力で、五行山へ封じ込められてしまう。孫悟空は罪を償うために、天竺へ経文を取りに行く三蔵法師の弟子となり、猪八戒、沙悟浄といっしょに修行の旅へと出発することになった。ところが、妖怪の間で、三蔵法師の肉を食べると不老長寿になるとのうわさが流れたために、妖怪たちに命をねらわれてたいへんな事件ばかりが起こる。孫悟空は、変化の術や?斗雲の法をうまく使い、ときには神様たちの力を借りて、三蔵法師を一生けんめいに助ける。何度も命の危機を乗りこえて、三蔵法師と孫悟空たちは、天竺へと進んでいく。さてさて孫悟空たちは、天竺へ無事に着いて、経文を受け取り、その罪をゆるしてもらえるのか? 長くて不思議な旅はどこまで続くのか? (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 万里の長城は月から見えるの?

    万里の長城は月から見えるの?

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    宇宙飛行士もそう言った! ずっと教科書にも書いている! ヨーロッパ人も数百年間絶賛! ――で、本当のところはどうなの? 必要以上に巨大な「中国人の想像力」に肉薄する、長城伝説の図像学! 中国人宇宙飛行士が「見えません」と会見で答えたら、中国全土が大騒ぎ! 教科書問題が勃発し、なぜか歴史的事件になってしまった「長城騒動」の顛末を追いつつ、日本人もヨーロッパ人もダマされていた「長城伝説」を縦横に検証。

ユーザーレビュー

  • 万里の長城は月から見えるの?

    Posted by ブクログ

    開幕「見えません」で始まるんですが、実は人類が宇宙に行き始めるより前に中国じゃなくて西洋から出始めた話で、一方中国で教科書に載ってる童話にその話が入ってるため中国内でも論争が起きて・・・と思ったより色んな背景が1つずつ明かされて大変面白い本でした。

    0
    2026年04月19日
  • 西遊記 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

    Posted by ブクログ

    仏教を軸としているもののコメディの要素が強く、敬虔な仏教徒を育むための物語では全くない。

    むしろ、仏を目指す修行中の仏教徒の人間らしさ、不完全さが親しみを覚えさせ、仏教徒の欠点を示すことで仏教を皮肉っているとも捉えられる。

    エンタメとしては非常に面白いと感じたが、『西遊記』もまた他の中国名作の例に漏れず相当長いらしい。原作を読むのはまた今度。

    0
    2025年10月29日
  • 西遊記 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

    Posted by ブクログ

    西遊記は知ってるけど、詳しい所までは分からないレベルだったので、改めて読んでみると大人が読んでちょうどいい面白さでした。
    三蔵法師も意外と分からずやだったり、欲深かったり人間味があって良かった笑
    展開は一緒だけどユーモアがあって面白い。

    0
    2024年12月06日
  • 万里の長城は月から見えるの?

    Posted by ブクログ

    中国の文化についていつも面白おかしくそして深く考察し、読者を中国文化の深層に誘ってくれる北海道大学教授武田雅哉先生の新刊です。タイトルに「万里の長城は月から見えるの?」と言っておきながら冒頭から「見えません」と即答しています。「万里の長城は地球から見える唯一(もしくはオランダの大堤防と2つだけ)の人工建造物」というフレーズは私も何度も聞いたことがあり、それに対してとくに疑問の何も持ちませんでした。まあ授業でこのことに触れたこともないので要するにとくに関心がなかったというだけですが、この本はのっけから「見えない」と断言していることからも分かるとおり、万里の長城が月(ないしは宇宙)から見える・見えないを科学的に考察した本ではありません。「月から見える」神話がどのように形成され、それに対して中国人がどのような態度をとってきたかを探り、ここから中国人の心性にアプローチする内容となっています。

    もともと、「月(宇宙)から長城が見える」という神話は中国を見聞した西洋人によってまことしやかに囁かれていた中国文明が生んだ巨大建築を誇張的に形容する言葉でした。最初は「月の人」が長城を見ているとされ、それが19~20世紀前半になると月に住む知的生命体に、そして「天文学者の意見」と宇宙時代にふさわしい権威付けがなされました。そして1969年アームスロトングが月に降り立つと「彼が実際に見た」と(本人は言っていないにもかかわらず!)され、中国人に自分たちの文明への誇りと愛国心をもって受け入れられ、さまざまなメディアや教科書に取り上げられ、それは自明のものとなりました。そしてここから面白くなります。2003年、中国人初の宇宙飛行士となった楊利偉氏が地球帰還後のインタビューで「見えなかった」と言ったものだから中国では大騒動となります。客観的に考えれば、見えるはずはない(視力1.0の人だと幅約10メートルの長城は約35キロ上空で見えなくなるが、宇宙船は地球の軌道上を高度350キロで周回する。ちなみに月と地球の距離は38万キロ)のですが、これを素直に受け入れられない中国人は2つの態度をとります。一つは、「アメリカ人のでたらめな言葉を、正直な中国人が勇気を持って科学的態度でただした」という態度で、これだと中国人のプライドは傷つけられません。またもう一つの態度は、日本式に言うと「鳴かぬなら鳴かせてみしょうホトトギス」、つまりどうにかして宇宙から(月からはさすがに無茶だと分かっていたようで)見えるようにしようと、長城をサーチライトで照らしたり、肉眼で・・・のはずが望遠鏡などを使ってまで見よう(見せよう)としました。何か昔テレビタックルでやってたたま出版の韮沢さんと科学者の大槻教授のギャグみたいな論争を国家規模で大まじめにするものだから面白くて仕方がありません。
    このような中国人(中国文化)を日本人と相容れないといって切り捨てるのは簡単です。しかし、武田先生のようにこれらを楽しく見守る態度も大事だと思います。そして、何よりそちらの方が絶対に面白い!

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    2012年01月03日
  • 万里の長城は月から見えるの?

    Posted by ブクログ

    「月から(あるいは宇宙から)万里の長城が(肉眼で)見える」という都市伝説を検証した本。結局はうそっぱちなのだが,多くの文献を渉猟して,なぜそんな話が生れたのかまで考察する。
     中国の宇宙開発で2003年に初の有人飛行をやったとき,帰還した飛行士が「長城見えなかったよ」と言って騒動になったらしい。日本ではあまり知られていないが,中国では国民的議論になったという。なんせ,教科書にも「万里の長城宇宙から見える」旨の記述があって,それを削除すべきかで侃々諤々。
     たまたまその宇宙飛行士が運悪く見えなかったのではなくて,幅10メートルの長城が高度300kmの上空から見えないであろうことは,過去に何度も指摘されてきた。3km先から10cmの物を見るのと同じだから,双眼鏡でもない限りちょっと無理だろう。38万km遠くの月からなんて絶対無理だ。
     ではなぜそんなガセネタが広まったのか?結局18世紀西洋のオリエンタル趣味から,万里の長城のすごさに尾鰭がついて,当初は修辞的形容だった「月の人にも見える」がどんどん変容していった。宇宙時代が来て,アポロ以降には「アームストロングが見えたと言ってた」までエスカレート。
     もう百年も前から,科学者等によって否定がなされてきたが,なかなか普及せずこの都市伝説は生き残ってきた。2006年のNHK番組「探検ロマン世界遺産」でも放映されたとの由。結局,突飛でオモシロイ言説が根拠なしに信じられ,それに水を差す科学的意見は無視されるという,まあ都市伝説の都市伝説たるゆえんの作用が生み出したお話ということ。ちょっと前にQWERTY配列についてもそんな話を読んだな。
     中国のすごいとこは,「アメリカ人が言い出したうそっぱち長城伝説に,我が国の宇宙飛行士が終止符を打った」と得意気なとこ。国威発揚に散々使っておきながら…。月へ行ったアメリカの宇宙飛行士たちは,一貫して明確に否定してたのに,いい面の皮だよな。
     
     

    0
    2011年12月29日

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