作品一覧

  • 個性的な人
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    1巻3,300円 (税込)
    あるところに個性的な顔をもつ人がいた.その顔はみんなに愛され,画像がネットに溢れた.ところが自撮りを繰り返すうち,顔はやがて輪郭を失ってゆき──.ソーシャルメディア時代にわたしたちは「わたし」とどう向きあえばいいか.前作『迷子の魂』につづき,繊細でメランコリックなイラストとともに描かれる現代のおとぎ話.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 小学館世界J文学館 クレクス先生のふしぎな学校
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    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 学校は、楽しいことばかりが起こるワンダーランド! クレクス先生は、ちょっとふしぎな先生。夜になると体が小さくちぢみ、朝起きたら耳に「ふくらましポンプ」を差し込んで元の大きさにもどすのだ。右目をはずして遠くを調べさせたり、ほっぺたをふくらまして空を飛んだりもする。そんな先生の学校は、やっぱりちょっとふしぎな学校。本の字をほどいて1本の糸にして指で読む授業や、地球儀のようなボールをけって、足がさわったところの地名をさけぶ地理の授業があったり。工場見学へ行ったら、その工場は鼻のあな、耳のあな、かぎのあな、橋のあななど、大小いろんな「あな」を作る工場だった。そんなふしぎな学校、誰だって行ってみたくなるに違いない。でもクレクス先生の学校に通うためには、ひとつ条件があるのだ。それは、生徒の名前が、かならず「A」で始まる名前であること……!  第二次世界大戦中のポーランドで書かれた、とんでもなく自由な、空想盛りだくさんの楽しい物語。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 迷子の魂
    4.5
    1巻2,750円 (税込)
    あるところに,忙しすぎて魂をなくしてしまった男がいた.男は医師の助言にしたがい,迷子になった魂をじっと待つことにする.すると――.ノーベル文学賞作家トカルチュクが,コンセホのノスタルジックな絵とともに贈る,子どもたちと,忙しい大人たちのための,大切な魂のものがたり.2018年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞作.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 迷子の魂

    Posted by ブクログ

    私たちの魂はいつも背後に置き去りにされて、迷子になっているという言葉にとても共感しました。

    例え前進していても自分自身の心が追いつかなくなって、なんだか分からなくなってしまう時があります。

    大切なものはどこか遠くではなく自分自身の中にある事を教えてくれる絵本でした。

    最後の解説も良かったです。

    主人公が自分自身の魂と再開できた時に、優しい緑色の植物があたり一面に広がった時は感動しました。

    0
    2024年01月18日
  • 迷子の魂

    Posted by ブクログ

    忙しすぎる生活故に魂を失った男は医師の勧めによりただ待つ事を始めた。ひたすらに待ち続ける男が出会ったものとは。

    テキストはほとんどない絵本です。男の記憶かそれとも夢なのか、定かではない幻想的な描写が特徴の絵本です。大人向けの寓話といえます

    0
    2022年03月01日
  • 迷子の魂

    Posted by ブクログ

    心を置き去りにして、ただ単に生きる為だけに働き一生を終えることの虚しさは誰もが気づいているけど…
    多分、魂というのは、自分を含めて人や自然を愛する心ではないかと…

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    2021年09月17日
  • 迷子の魂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大人向けの絵本。
    はじめはなんとなくページをめくっていたのだが、男(ヤン)の魂が現れたあと見返すと、もしかしてこれも魂では、というものがたくさん描かれていた。

    ヤンは「おなじ形のちいさな格子に端から端まで区切られた、数学のノートのなめらかなページの上を、あっちこっちに移動している」ような気がしている。
    自分の身体のなかに誰もいないことを感じる。
    そこで彼は賢い老医師のところへ行く。
    老医師は教えてくれる。

    魂が動くスピードは、身体よりずっと遅い。
    だから、せかせか暮らしている現代人の魂はついていけずに迷子になっている。
    迷子の魂を取り戻すには、落ち着ける場所でただ待つしか方法はない。
    (こ

    0
    2022年12月06日
  • 迷子の魂

    Posted by ブクログ

    「優しい語り手」の表紙の絵に惹かれ絵本も購入してみた。

    表紙の植物の葉は手にとってみてナスタチュームだったとわかる。

    観葉植物に勢いがあり生命力を感じるヨアンナ コンセホの絵。

    絵本は絵を読むと言うが、ページを前後に繰り返しながら見入った。
    なかなかこの絵を読むのも難解である。

    作家の意図は説明により読み解けるが、想像力を駆使して絵を読もうと頑張ってみた。

    最後のナスタチュームの花だが主役のナスタチュームの表現を絵で見るのは初めてて感動した。

    あちこちに潜む手袋も可愛い。

    小椋彩さんの訳はは読みやすくて助かる。

    星1個のマイナスは自分の読みが浅いための一個。

    0
    2022年02月08日

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