作品一覧

  • 小学館世界J文学館 ギリシア神話
    -
    1巻990円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 神々と人間が近かった時代の勇壮にして豪華な神話! およそ3000年以上も前からギリシアで語り伝えられてきた神々と英雄の物語を、7章に分けて書きおろした。 「第一章 世界の始まり」オリュンポスの十二神の紹介と人間の誕生についての話。 「第二章 神々の話・神と人間の話」オリュンポスの神様と人間との間が、もっと近い頃の物語。神が美しい王女に恋して騒動を起こすなど、びっくりするような物語がたっぷり。 「第三章 王家の物語」エーゲ海の南にある大きなクレタ島にたどり着いた王女エウロぺから始まるクレタ王家の話、そしてテーバイ王国の話、アルゴス王家の物語。英雄ペルセウスが目を見たものを石に変えてしまう怪物メドゥサの首をとる話など。 「第四章 英雄物語」最強の英雄・ヘラクレスの12の功業など、さまざまな英雄の冒険物語。 「第五章 トロイア戦争」小アジア(現在のトルコ)のトロイアをめぐる戦いの物語。 「第六章 オデュッセウスの帰国物語」トロイア戦争の勇士オデュッセウスが国に帰るまでの10年間。 「第七章 花と愛の物語」美少年アドニスの話、「王さまの耳はロバの耳」の話などさまざまな伝説を収録。(書きおろし
  • トロイア戦争:歴史・文学・考古学
    3.7
    1巻2,475円 (税込)
    3000年以上前の戦いの真相を求めて はるか昔、トロイア戦争の伝説を生み出した紛争があったのだろうか? あったとすれば、いつ、どこで? 古代ギリシア人・ローマ人はこの戦いを事実と信じたが、中世から近世にいたる学者たちはより懐疑的で、叙事詩が歴史的事実に基づいていた可能性が本格的に注目されたのは、1870年代のシュリーマンによる発掘以降のことだった。以来、多くの発見がなされたが、謎はいまだに残る。 本書は、トロイア戦争に関連する三つの分野の研究成果――ホメロス叙事詩と「叙事詩の環」などの文学資料、ヒッタイト文書という歴史学資料、ヒサルルック遺跡からの考古学資料――を渉猟し、多角的・総合的に検証する。叙事詩が語る戦いの細部は、青銅器時代つまりトロイア戦争が起こったとされる時代のものか、鉄器時代つまりホメロスの時代のものか。トロイアの支配者たちはヒッタイト文書にどのように記録されているか。巻末に、ヒッタイト文書の内容紹介、シュリーマン以前のトロイア発掘の試み、現在なお残る謎・問題点をまとめた、訳者による解説を収録。
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う
    4.1
    1巻902円 (税込)
    数多い英雄たちの複雑な関係、神々も介在する入り組んだ物語、重複や矛盾に満ちた展開…。アポロンやアテナなどの名前は身近であるものの、実は読みこなしにくいギリシア神話だが、古代人の世界観を探るという視点から見ていくと、意外に理解しやすい。本書は、古代ギリシアの詩や悲劇がどんな話をどのように語っているかを踏まえながら、西欧文明にきわめて深い影響を与えた伝承の数々を紹介する。

ユーザーレビュー

  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

    Posted by ブクログ

    中公新書『ギリシア神話』、神話の世界観や各キャラクターの概要が掴みやすいし、巻末のブックガイドも親切で助かります。これでようやく『イリアス』『オデュッセイア』に挑めます。

    0
    2020年06月20日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    数多い英雄たちの複雑な関係、神々も介在する入り組んだ物語、重複や矛盾に満ちた展開…。
    アポロンやアテナなどの名前は身近であるものの、実は読みこなしにくいギリシア神話だが、古代人の世界観を探るという視点から見ていくと、意外に理解しやすい。
    本書は、古代ギリシアの詩や悲劇がどんな話をどのように語っているかを踏まえながら、西欧文明にきわめて深い影響を与えた伝承の数々を紹介する。

    [ 目次 ]
    はじめに ギリシア神話へのいざない
    序章 身近に息づくギリシア神話
    第1章 世界の始まりと人間の誕生
    第2章 華麗なる女神たち
    第3章 ギリシア神話における生と死
    第4章 オリンピックとギリシア

    0
    2011年04月03日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

    Posted by ブクログ

    ギリシア神話好きなんで買っちゃいました。専門書と違って新書は読みやすく、しかも理解できるからいいっす。

    0
    2009年10月04日
  • トロイア戦争:歴史・文学・考古学

    Posted by ブクログ

    ギリシャ神話や伝説、『イリアス』と『オデュッセイア』を
    含む叙事詩環での記述、あるいは断片で伝えられた
    トロイア戦争は、実際にあった戦争がもとになったものなのか?
    叙事詩環の内容、解読された粘土板の文書、更に発掘された
    考古学的発見を精査し、検証してゆく。
    ・序論
    第I部 トロイア戦争 第II部 文字による証拠を精査する
    第III部 考古学的証拠を精査する
    ・エピローグ
    用語集、さらなる理解のために――解説にかえて、
    訳者あとがき、図版一覧、参考文献、引用出典、索引有り。

    紀元前1300年期の終わり頃にあったと予想される、トロイア戦争。
    元になった戦争から約500年後の紀元前8世紀に、
    初期

    0
    2024年09月18日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     日本人は実に外国のものをうまく取り入れる民族だと思います。
     英語もフランス語もドイツ語も、すべてカタカナにして日本語に取り込むのです。ランチにヴィシソワーズを取って、デザートはバームクーヘンだった、とか。
     日常会話にはこうした言葉がじつに自然に取り込まれていますが、実はギリシア語やギリシア神話に根差すことばも、商品名・作品名などに多く取り込まれている気がします。オリンパス(社名)、アリエスの乙女たち(マンガ―ドラマ、古っ!)、テセウスの船(マンガ―ドラマ)等々枚挙に暇がありません。

     そうした、もはや日本語化していて違和感がないけど実はイマイチ由来を知らないギリシア神話について学びたい

    0
    2021年05月08日

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