西村賀子のレビュー一覧

  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    中公新書なのに平易な記述で、さらさら読めます。
    とっちらかって「諸説あり」なギリシア神話の世界を、変に整理せず、かといって情報の羅列にもならず、コンパクトに解説してくれているので、入門書として結構良いと思います。
    ただ、20年以上前の本なので、たまに登場するジェンダー分析の視点に新規性はないかと…まあ、つまらなくはないですけど。
    とはいえ、神話学的解釈に偏らず、色々な切り口でバランスよくギリシア神話の魅力を伝えてくれる入門書は貴重なので、最初の一冊には最適です。

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    2026年06月06日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    中公新書『ギリシア神話』、神話の世界観や各キャラクターの概要が掴みやすいし、巻末のブックガイドも親切で助かります。これでようやく『イリアス』『オデュッセイア』に挑めます。

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    2020年06月20日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    数多い英雄たちの複雑な関係、神々も介在する入り組んだ物語、重複や矛盾に満ちた展開…。
    アポロンやアテナなどの名前は身近であるものの、実は読みこなしにくいギリシア神話だが、古代人の世界観を探るという視点から見ていくと、意外に理解しやすい。
    本書は、古代ギリシアの詩や悲劇がどんな話をどのように語っているかを踏まえながら、西欧文明にきわめて深い影響を与えた伝承の数々を紹介する。

    [ 目次 ]
    はじめに ギリシア神話へのいざない
    序章 身近に息づくギリシア神話
    第1章 世界の始まりと人間の誕生
    第2章 華麗なる女神たち
    第3章 ギリシア神話における生と死
    第4章 オリンピックとギリシア神話
    第5章 怪物考現学
    第6章 空に輝く神話
    第7章 トロイア伝説
    おわりに ギリシア人と神話

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年04月03日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    ギリシア神話好きなんで買っちゃいました。専門書と違って新書は読みやすく、しかも理解できるからいいっす。

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    2009年10月04日
  • トロイア戦争:歴史・文学・考古学

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    ギリシャ神話や伝説、『イリアス』と『オデュッセイア』を
    含む叙事詩環での記述、あるいは断片で伝えられた
    トロイア戦争は、実際にあった戦争がもとになったものなのか?
    叙事詩環の内容、解読された粘土板の文書、更に発掘された
    考古学的発見を精査し、検証してゆく。
    ・序論
    第I部 トロイア戦争 第II部 文字による証拠を精査する
    第III部 考古学的証拠を精査する
    ・エピローグ
    用語集、さらなる理解のために――解説にかえて、
    訳者あとがき、図版一覧、参考文献、引用出典、索引有り。

    紀元前1300年期の終わり頃にあったと予想される、トロイア戦争。
    元になった戦争から約500年後の紀元前8世紀に、
    初期の叙事詩が書かれていたらしい。ではホメロスとは?
    「イリアス」の記述や描写と実際の出土物との矛盾。
    戦争の描写には青銅器時代と鉄器時代が混在している。
    解読された粘土板の文書ではどうか?
    ヒッタイト文書に記されたウィルサ(トロイア)の4つの戦争。
    アッヒヤワ(ミュケナイ)人とウィルサ(トロイア)、
    ヒッタイトとの関係。アラクサンドゥはパリス?
    だが文字で記した証拠はあれど、決定的な考古学的証拠が無い。
    そして発掘された考古学的発見では?
    ヒサルルックの丘。複数の層の遺構が重なる地での、
    シュリーマンから現在に至るまでの発掘と発見のあらまし。
    地震や大火災、破壊の痕跡はある。青銅の矢じりや骸骨が残る
    層もある。ミュケナイの青銅器や土器も出土する。
    が、動かぬ証拠は出てこない。
    「B.C.1177 古代グローバル文明の崩壊」に続いての読書。
    今回も推測と“かもしれない”で終始しているが、
    トロイア戦争に焦点を絞っているため、分かり易いし、
    面白いし、興味深く読めました。シュリーマン、ヤバいしw
    遥か古代の出来事が実際にあったかを探り、検証するのは
    難しいけれども、ヒッタイトの粘土板の文書は現在でも
    出土されて解読が続けられているし、
    考古学では、2000年代の進化した発掘技術や磁気探知機、
    放射性炭素調査を使用しての発掘調査も、希望になります。
    また、遥か古代の叙事詩であれども、現代まで伝えられ、
    多くの文学や美術に影響を与えた「イリアス」の凄さも
    しみじみと感じられました。
    そして訳者による“さらなる理解のために――解説にかえて”
    での、本書を補う情報が奥深かったです。
    特にヒッタイト文書の解説が秀逸、もっと知りたくなりました。

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    2024年09月18日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    ネタバレ

     日本人は実に外国のものをうまく取り入れる民族だと思います。
     英語もフランス語もドイツ語も、すべてカタカナにして日本語に取り込むのです。ランチにヴィシソワーズを取って、デザートはバームクーヘンだった、とか。
     日常会話にはこうした言葉がじつに自然に取り込まれていますが、実はギリシア語やギリシア神話に根差すことばも、商品名・作品名などに多く取り込まれている気がします。オリンパス(社名)、アリエスの乙女たち(マンガ―ドラマ、古っ!)、テセウスの船(マンガ―ドラマ)等々枚挙に暇がありません。

     そうした、もはや日本語化していて違和感がないけど実はイマイチ由来を知らないギリシア神話について学びたいと思い手に取りました。今年は世界史を勉強しているため、古代ギリシアが終わったタイミングで読み始めてみました。

     本作で一番有難かったのは、ギリシア神話をモチーフにした絵画について度々言及してくれていたことでした。例えば、プラド美術館に所蔵されているベラスケスの絵。ベラスケスと言えばフェリペ4世の娘を描いた「ラス・メニーナス」が有名ですが、ギリシア神話をモチーフしたものもあるのですね。死ぬまでに一度行ってみたい美術館です。
     他にも作家は私は全然存じ上げませんが、ルーブル美術館、シカゴ美術館、大英博物館等々錚々たる大御所的ハコにギリシア神話をモチーフにした作品が収められているのです。きちんと予習をしてから旅行したら絶対楽しいはずだなあと。

     もう一つ、へぇーっと思ったのは、最高神ゼウスと妻のヘラとの度重なる夫婦喧嘩を「征服民族と土着民の宗教的軋轢が反映されていると解釈するのが自然」としていること。日本のような島国だと、独自の文化がじわじわと熟成するようなイメージで神話の成立を想像しますが、ギリシアはヨーロッパとアジアの境に位置し、絶え間なく人の流出入・制服被征服を経て文化が混じり成立していったのだのなあ、と当たり前ですが今更納得した次第です。
     こうして成立したヘレニズム文化がキリスト教等の現在のメジャーな宗教に影響を及ぼしていることを考えると、文化の伝播とか世界の「繋がり」の不思議にちょっと感動してしまいます。

     余談ですが、大学でギリシア哲学の授業をとったことがありました。その授業ではギリシア文字をアルファベットに置き換えるとかホメロスの暗唱とかやらされました。ホメロスの暗唱については「これを僕がギリシアで暗唱したら喫茶店で店主がコーヒーをおごってくれたぞ」と先生がおっしゃっていたのを思い出しました。
     唐突に、老後にギリシア語でも勉強してみようかなと思いましたが、グーグルで検索してみると、とてもギリシア語の参考書は少ないそうです笑。じゃやめとこ。

    ・・・

     ギリシア神話の入り口としてはなかなか面白かったと思います。特に美術との関連を交えて解説している点、「生と死」「怪物」など、私の好みのテーマで章立てしてあった点は個人的には評価は高いです。加えて文献や家系図が巻末に丁寧にまとめてあり、学びたい人にとってはとても親切な本だと感じました。問題はギリシア神話に興味を持つ人ってのがきっとメチャクチャ少ないという事と、私のように興味があっても一度読んだだけではさっぱり覚えられない(老化ですが)という所でしょうか。
     西洋史、西洋文化、世界史等々に興味がある人にはお勧め。

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    2021年05月08日
  • トロイア戦争:歴史・文学・考古学

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    トロイア戦争といえば,ホメロス「イリアス」「オデュッセイア」で有名であろう。だが,これは史実の出来事なのかどうか,未だはっきりしていない。

    本書では,トロイア戦争に関する考古学研究の現在について短くまとめられている。

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    2021年04月04日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    絵画がところどころに載っているのがいいですね。
    洪水伝説が色々なところにあるのは知らなかったなあ…そして神々の系図は一生覚えられる気がしないぞ。すでにオリンポス十二神とその系図がわからないもの。
    この詩ではこういうことをうたってて、この書ではこういうことを書いてるんだっていうのがわかるのも面白いです。入門書としてとてもいい。怪物についてまとめていたり、タルタロスを通してギリシャ人の考え方について考察を加えているのも好奇心をそそられます。

    神様は好いた腫れたの他にすることないんすかね?

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    2011年12月13日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    参考画像が多く載っており、解説も簡単なことだけれども非情にわかりやすくしてくれているので、とても親切!

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    2010年11月19日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    全ての話を網羅しているわけではないけど、有名なエピソードが解り易く系統別に紹介されています。
    解釈が難しい物語りも解説してあるので、初心者には最適だと思います。

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    2009年10月07日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    西洋史の講義のために読んだ本だったけど、知ってそうで実はあまりよく知らないギリシア神話を具体的に紹介する一冊。普段読まないタイプの新書なので、新鮮でした。

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    2013年02月17日
  • トロイア戦争:歴史・文学・考古学

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    ネタバレ

    このあたりの時代の話はとても好き。トロイア戦争の物語や色んな考古学の研究成果。シュリーマンの話とかはなんとなく聞いてはいたけど予想よりも色々やってる人なんだな~。

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    2025年11月24日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    ギリシア神話に関心はあるけれども、その内容についてくわしくは知らない多くの読者に向けて書かれた入門書です。

    神々の誕生や、多彩な魅力をもつ女神たちの紹介をおこない、あるいは星座にまつわる神や古代オリンピックとのかかわりなど、比較的読者にとって興味をもちやすいテーマをとりあげ、関連するギリシア神話のエピソードがわかりやすく解説されています。

    また最終章では、トロイヤ伝説がとりあげられ、ジェンダー論の観点からその内容を解釈するという現代的な研究の一端が示されています。そこでは、トロイヤ伝説の形成と受容の歴史についての概要が示されるとともに、貞婦ペネロペと悪女クリュタイムネストラの対比に家父長制の道徳理念を読みとることができると指摘し、古代ギリシア社会における家父長制の強化の過程とこれらの人物像の形成がかさなりあうと論じています。

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    2022年11月26日
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う

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    かなり分かりやすいと思います。
    人名が多く出てくるため、こんがらがることはあります。ですが読み返せば思い出せます。
    少しですが絵画も載っています。
    今後美術館に行った時に、この本で学んだことが活かせるでしょう。(もっと読み込んで暗記したいぐらいですが)

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    2021年10月13日