本書を通して、今まで自分がしていた記憶型の学習が、考える力を損なう可能性があることに、危機感を持った。
自分は資格をたくさん持つことは良いことだと考えていた。いわゆる、資格マニアと呼ばれる種族だった。しかし、資格のための勉強というのは、ただ知識を暗記するだけで考察することは少ない。
このような知
...続きを読む識詰め込みの学習をしていると、考える力が身につかないどころか、損ないかねない。ある問題に対して、答えを持っていれば意見する。答えを持っていなければ何も言えない。
例えるなら、質問と答えの組み合わせが、データベースとして脳内に組み込まれているようなものだ。これは「自分の意見」ではないし、コンピュータに置き換えられても仕方ない。自分の思考プロセスに危機感をもった。
考える力をつけるために、以下の3点を癖付けていきたい。
①アナロジー思考をする
「これは〇〇に似ている」「例えるなら、〇〇のようだ」と類推して物事を考える。
②自分の解釈をもつ
作品を読んでみて、まずは自分なりの答えや解釈をもつ。その後、解説サイトや解説動画等を見て、自分の考えと照らし合わせて、さらに洗練させる(本書でいうところのカクテルのようなイメージ)
③まずは書いてみる
頭の内にある考えを、書いてみるなどして、アウトプットする。書く作業に抵抗感があるが、書き始めてみるとぽんぽんと書く内容が浮かんでくる。書きながら、矛盾がないか、考えを整理する。
本書で得た思考術を十分に活用して、考える力を身につけていきたい。