あらすじ
【220万部突破の大ベストセラー『思考の整理学』老年版!】【94歳の「知の巨人」が実践する知的な老い方!】
◎ゆっくり急げ!「弱強のリズム」で生きれば、“年を忘れる”●八十代から始めた炊事・ホメられるススメ●知らない病気は治る!?●怒りは新しい養生訓・命を延ばす涙●「敵」は長生きの妙薬・威張るという生き甲斐・昼入浴のススメ……
――だから年を取っても健康です!
【「文庫版のためのまえがき」より】
年の取り方には、ふた通りがある。うまい年の取り方とつらい年の取り方である。どちらの老い方をするかは、ひとりひとりの問題であるが、いい知恵はないかと思っている人は少なくない。どうしたら、おもしろく、いやなことを忘れて老いていけるかは大きな問題で、もっとよく考える必要があるが、お手本になる例が少ない。我流で老いているとおもしろい老いにならないリスクがあると気付くのはかなりの知性である。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
名前は二番煎じだが、内容は新鮮。
彼の文体は、過去の作品を含め、慇懃無礼が特徴です。
丁寧に言葉を重ねながらも、旧態依然を否定する。
皆さんそう思いがちですね。ですが、実は良いこともありますよ。もしくは、悪い特徴もありますよ、という書きぶりです。
作中では、老いという言葉が、能力の減退や社会的無用性を必ずしも含みません。
多様なライフスタイルに気付ける時間が必要な経験。若いときには気づかない、二つ目の視点を自然と身につけられるステージだといえるでしょう。
老いへの失望感が、安堵感に移り変わるような、柔らかい気持ちになります。
今度の休みに、実家の両親へプレゼントしてみようか、なんて気持ちになりました。
※外山滋比古さん、この本執筆中91才。そのお年まで創作活動続ける姿勢に脱帽します。こんなおじいちゃんになりたい。
Posted by ブクログ
話題の幅が広い。
生物は顔を下に向いて四つん這いで歩くのが正しいという理論。そのため、横になることは理解できるが、のどにつまらす話は半信半疑。