外山滋比古のレビュー一覧

  • 忘却の整理学

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    覚えたことを忘れてしまうのは悪。ではなく「忘れることで覚えるための頭の余白ができる」「忘れることで思考することができる」と捉えなおせば、忘れることも怖くなくなる。

    人の忘れることに対する意識を変えてくれる1冊です。

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    2025年11月24日
  • 新版 思考の整理学

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    現代社会の問題に直面した我々日本人の課題を問うている。それは、一昔前から言われてきた、コンピューターの代替化という問題によって、人間の社会における不必要さがより表面化してきたことである。こうした状況を踏まえて、「考える力」の大事について筆者は言及している。そして、そこから口火を切って、考える力を鍛えていくためのある種の方法論を論じていく構成となっている。特に、興味深かったのは、「忘却」についての記述だった。知識として、身体の内側に取り込んだあと、時間を置くと言うことだ。
    「見つめるナベは煮えない」とは、まさにそのことを定理化している。これ以上の内容についての記載は控えるが、このようにして筆者の

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    2025年11月14日
  • 新版 知的創造のヒント

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    タイトル通り、まさに知的創造のヒント。考え方や考えない時間の過ごし方、忘れ方、忘れることの大切さなどなど。どの分野の人にも通づるマインドセットではないか。

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    2025年11月07日
  • やわらかく、考える。

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    「こうやって、考える。」という著書と同じ感想を抱いた。全く同じ感想を抱いたわけではなく、「こうやって、考える。」よりも比喩表現が多いような印象を受けた。豆腐の性質や英語での表現などを多用して「やわらかく、考える。」ための一助となるような考え方をインプットする体験ができた。こちらももう一度読む価値があると感じた。

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    2025年10月12日
  • こうやって、考える。

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    他の著書から考え方に対する一助となるような部分を引用しまとめ上げた一冊。個人的には「覚悟の磨き方」と本の構成が非常に似ており、とても読みやすいと感じた。この本を読むことで過去の経験と合致する、clickする瞬間が何度もあった。つまり、自分の過去において良い考え方ができたなーと感じた瞬間を思い出させてくれ、なおかつなぜその瞬間に良い考え方ができたかを言語化してくれるような体験ができた。この本は何度も読み直す価値があると思った。

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    2025年10月12日
  • 新版 思考の整理学

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    とても幅広く、かつ面白かった。
    今までなんとも思っていなかったことや、多少不思議と思いながらも放置していたあるある現象をここまで論理的に説明されてる本はなかなか見ない。
    無駄な時間なんて無いんだ、と思えた。

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    2025年09月17日
  • 新版 思考の整理学

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    非常にためになりました。
    オビのとおり、もっと若い時に読みたかったです。でもいいのです。今知れてよかったのです。
    これまでの本の読み方、得た知識のまとめ方、感想の書き方、全てもったいなく感じましたw
    これからは、メモをちゃんと取るようにしようと思います。それでほったらかしてもいいんですよね。気が楽になります。むしろ、いいまとめが出来るかもしれないですね。いや、ハードルを上げちゃダメですね。
    忘れることが大事というのは、とても響きました。まさにグラインダー人間育成まっしぐらの自分としては、確かに知識にしがみついてました。メモ、ノートも覚えるためで、覚えてないと意味なく感じてきました。
    がしかし!

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    2025年09月07日
  • 乱読のセレンディピティ

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    タイトルのとおり、乱読を勧める本。
    セレンディピティ(思いがけないことを発見する能力)とあるように、本との偶然の出会いの数を増やすことで、知識ではない思考力を高めよう、という内容。
    精読するよりある程度のスピードで風のようにテンポ良く読んだ方が理解が捗る、とか、散歩・朝活すると思考力が高まるなど、あらためて言語化されることで再認識できた。
    この手の本は、読書という行為自体は非常に有益である、という前提で進むことが多いが、本書は読書自体にたいして否定的な意見も多く書かれていておもしろかった。

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    2025年08月14日
  • 新版 思考の整理学

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    ネタバレ

    非常に面白かった。
    グライダー人間はそれ即ちAIだろうか。ともすれば我々はAIに劣りかねない。だが、AIに勝ろうとすれば第二次的現実が第一次的現実を圧倒し、結果、「汗の匂いのしない、活力に欠けた」思考に陥るのではなかろうか。
    グライダー人間から脱する、それは即ち第一次的現実に根差した知的活動、行動と知的世界とを馴染ませることである。

    普通の行動をしながら考えたことを、整理して、新しい世界を作る。すなわち抽象化だ。
    これこそが本来目指すべき姿である。

    それでは、どういった場面で思いつくことが良いか。見つめる鍋は煮えないので、他に気を散らす。メモに残して熟成させる。よく眠る。そうすると不要なこ

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    2025年08月08日
  • 新版 「読み」の整理学

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    以前読んだ「大人のための読書の全技術/齋藤 孝」という本で、著者の齋藤孝氏は、”本は知識で読むもの”と述べていたが、本書で解説されているアルファー読みとベーター読みは、そのことを物語る内容だった。
    既知の分野を増やしていくことが今後の読書スピードの向上につながっていくわけだが、その一方で本書の著者・外山滋比古氏は警鐘を鳴らしてもいる。
    近年は難解な文章や表現が遠ざけられ、読みやすい本が増えた。読書の裾野を広げるのは大事なことかもしれないが、その結果、私達は頭を使わなくなってきている。多少の苦痛は伴うかもしれないが、知的発展のためにはベーター読みは欠かせない。時にはアルファー読みを省き、難解な素

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    2025年08月02日
  • こうやって、考える。

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    この本を読む前は考える力、思考力が無いと自認していたため、思考力を養うのは相当難しいと感じていた。
    読み進めていくと、アイディアは周知、陳腐なものから化合的に生まれること、集中しても良いアイディアは思い浮かばず、むしろ1回寝かせるなど他のことをやっている際に思い浮かんだり、考えが深まると学んだ。そして知識は新しいものを生み出すことに対して邪魔になることさえあるとのことだった。
    善玉忘却というのに興味を持った。物事を深く考えるのに忘れることは良いことである、真に考えたいことは善玉忘却しても頭に残っているものである。
    新しく思考をするためには睡眠、朝に考え事をする、散歩をすると書いてあり、樺沢紫苑

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    2025年07月24日
  • 新版 思考の整理学

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    p42「ひとりでは多すぎる。ひとりでは、すべてを奪ってしまう」
    p71"見つめるナベは煮えない"

    p158〜p163しゃべる 話してしまうと、頭の内圧がさがる。溜飲をさげたような快感がある。すると、それをさらに考え続けようという意欲を失ってしまう。

    俗世を離れた知的会話とは、身近な人の名、固有名詞を出さない。過去の動詞でものを言わない。話の内容がゴシップになるのを注意する。
    意見に否定的な返答をされるとモチベーションが著しく低下するので思いついた事を寝かせる。声を出す事でさらに新しい考えが思い浮かぶ事があるため、頭だけでなく、声にも考えさせる。これらの発想を気づかせても

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    2025年07月03日
  • 新版 思考の整理学

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    「東大・京大で一番読まれた本」のキャッチコピーは、ダテじゃないと思った。わずか630円+税。一読した方が良いと思う。

    ・調べるときに、まず、何を、何のためにしらべるのかを明確にしてから情報蒐集にかかる。気がせいていて、とにかく本を読んでみようというようなことで取りかかると、せっかく得られた知識も役に立たない。何かを調べようと思っている人は、どうも欲張りになるようだー対象範囲をはっきりさせて、やたらなものに目をくれない事である。これがはじめのうちなかなか実行できにくい。ー調べにかかる前に、よくよく考える時間をとらなくてはならない。
    ・とにかく書いてごらんなさい
    ・ピグマリオン効果
    ・実生活で苦

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    2025年06月21日
  • 日本語の論理 増補新版

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    並行して読んでいた 谷崎潤一郎氏の文章読本と少し近い所を感じ、いつもながら面白く、勉強させていただきました。かなり古いようですが、新しく今でも課題が変わらないのではと思いました。 最後の講演の中で、フランス通信 の件 エッセイ その頃秀逸と言われてたものどんなだろう?と、中古で購入します。どんなものなのか?楽しみのような不安なような、こんなの買うものか?って事も考えながら。

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    2025年06月04日
  • 新版 「読み」の整理学

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    ネタバレ


    最近になって本を読み出しました。
    ふと自分って本を読めているのかな?と気になってこの本を手に取りました。
    読み終わったあとは心の中にじーんと感じていることがあるのに言葉にできなかったり、数日経ったら忘れたりしてしまっているからです。

    読み方を教えてくれる本と思って読んだら、読み方には2種類ありますよ、未知の書を読むことが大切ですよということで、未知の書の読み方がわからないのです。

    おそらくこの本を読めていないからこの感想になるのかなと。
    このあと何度も読んで、自分の言葉で受け取っていきたいと思いました。

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    2025年05月12日
  • 少年記

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    「あの」外山滋比古の自伝的エッセイ。幼年期から愛知の刈谷中学(旧制)時代まで。
    父母のこと、親戚のこと、友人のこと、恩師のこと、寄宿生活のこと。なにげない出来事が内省的に綴られている。
    9歳の時に母親をなくした。中学は寄宿舎に入る。週1回父親が訪ねてきてくれる。「候文」の手紙も届く。その距離感がなにげにいい。
    中学5年、悪さをして退学になりかけたところを、舎監の先生が守ってくれる。そのエピソードが最後を飾る。

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    2025年05月07日
  • やわらかく、考える。

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    言葉の使い方や、表し方
    様々な方法があり、、自分に合ったものをきちんと見つけて実行する 
    先人の知恵を自分のものにする
    そんな考えだ

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    2025年04月27日
  • 新版 思考の整理学

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    面白かった!ふせんペタペタ貼りまくり!
    まず本書が1980年代に書かれた本だということに驚き。このような良い本は、中学生の頃に読みたかった。


    私は頭の中が散らかっているなと自覚することが多い。そして整理整頓というのも苦手で、頭の中で思考がぐるぐると暴れ回り、パンクしそうになることがある。このままでは嫌だ…どうにかならないものですか…と祈るような気持ちで本書を手に取った。


    昔から忘れっぽくて、例えば観た刑事ドラマの犯人や、読んだ本の結末なんかも忘れてしまう。再び作品に触れるときは新鮮に楽しめるので良いっちゃ良いけど、作品の良さを上手く伝えられなかったり、誰かと話していてもハテ?となったり

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    2025年04月14日
  • 新版 思考の整理学

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    ネタバレ

    【学びと自分の考え】

    つんどく法はやってみる価値あり。
    テーマに関する本を片っ端から集める。
    一気に読む。メモはほどほどにしてスピード重視。
    読み終わったらすぐにまとめる。

    異質なもの融合すると新しいものが生まれる。
    考えが行き詰まったら突拍子もないものを組み込んでみよう。

    知識を蓄えることはコンピューターにお任せする。
    人間は考えることを楽しむ。

    頭の中が雑多だと考えることが難しい。
    考えるためにミニマリストになる。
    どんどん忘れて必要なものだけが残る。

    入れる入れる入れる。忘れる忘れる忘れる。
    そうして残ったものは価値のあるもの。
    砂金集めに似ていると思った。

    ことわざはある意

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    2025年04月02日
  • 人生で大切なたったひとつのこと

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    優しいね〜って言われるのが、弱く思われているみたいであんまり好きじゃない時もあったけどどんな時も人に優しくいれるようにしようと思えた本

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    2025年03月23日