外山滋比古のレビュー一覧
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ネタバレ1. 思考のタイプ:グライダーと飛行機
・グライダー型: 受動的に知識を吸収する能力。学校教育の得意分野であり、指示や教材があれば優秀な成績を収められるが、自力で飛び立つことはできない。
・飛行機型: 自力でエンジンを回し、自ら目的を見つけ、独創的に思考して進む能力。
・現代社会(特にAIやコンピュータが台頭する時代)においては、既存の知識を整理するだけの「グライダー型」ではなく、無から有を生む「飛行機型」の人間が強く求められる。
2. 思考を寝かせ、発酵させる(「寝かせる」の重要性)
・発酵のプロセス: アイデアは思いついてすぐに形にするのではなく、一度棚上げして「寝かせる」時間が必要であ -
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この本を読んでこのアプリをDLした。
知識を溜め込むだけの人間ではコンピュータに置き換わってしまう、人間ならではの付加価値を出すことはできない。
なので、アウトプットすることが大事なのである。
さらに言えば、そのアウトプットもその人の個性が反映されるから創造性が働く。なぜか、人間はコンピュータとは違い、興味があることは覚えて、興味のないことは忘れることができるからだ。
今このレビューも自分が感動した部分にフォーカスを当てているが、おそらく他の人は別の部分に感動するだろう。
アウトプットをすることによって他の人が何を考えているのかを知りたいという新しい好奇心に駆られて、新しい楽しみができる -
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本書のおかげで読書という行為を再定義できた。
この本との出会いは『ながら日経』の広告だった。300万部突破の名著、この機会に読んでみるかとチョイス。
”思考の整理というのは、低次の思考を、抽象のハシゴを登って、メタ化して行くことにほかならない。”
読んでいて、なんとなく三宅香帆の『「好き」を言語化する技術』を思い起こさせた。いや、もちろん彼女が後発なんだけども。
彼女が影響を受けているのか、あるいは読書という行為…もっと広く、「知的コンテンツの消費」を最大化したいと突き詰めていくと、「行動と知的世界をなじませよう」って発想になっていくのかもしれない。
小説や新書を読む際は、既知と未知をはっきり -
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現代社会の問題に直面した我々日本人の課題を問うている。それは、一昔前から言われてきた、コンピューターの代替化という問題によって、人間の社会における不必要さがより表面化してきたことである。こうした状況を踏まえて、「考える力」の大事について筆者は言及している。そして、そこから口火を切って、考える力を鍛えていくためのある種の方法論を論じていく構成となっている。特に、興味深かったのは、「忘却」についての記述だった。知識として、身体の内側に取り込んだあと、時間を置くと言うことだ。
「見つめるナベは煮えない」とは、まさにそのことを定理化している。これ以上の内容についての記載は控えるが、このようにして筆者の -
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非常にためになりました。
オビのとおり、もっと若い時に読みたかったです。でもいいのです。今知れてよかったのです。
これまでの本の読み方、得た知識のまとめ方、感想の書き方、全てもったいなく感じましたw
これからは、メモをちゃんと取るようにしようと思います。それでほったらかしてもいいんですよね。気が楽になります。むしろ、いいまとめが出来るかもしれないですね。いや、ハードルを上げちゃダメですね。
忘れることが大事というのは、とても響きました。まさにグラインダー人間育成まっしぐらの自分としては、確かに知識にしがみついてました。メモ、ノートも覚えるためで、覚えてないと意味なく感じてきました。
がしかし! -
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ネタバレ非常に面白かった。
グライダー人間はそれ即ちAIだろうか。ともすれば我々はAIに劣りかねない。だが、AIに勝ろうとすれば第二次的現実が第一次的現実を圧倒し、結果、「汗の匂いのしない、活力に欠けた」思考に陥るのではなかろうか。
グライダー人間から脱する、それは即ち第一次的現実に根差した知的活動、行動と知的世界とを馴染ませることである。
普通の行動をしながら考えたことを、整理して、新しい世界を作る。すなわち抽象化だ。
これこそが本来目指すべき姿である。
それでは、どういった場面で思いつくことが良いか。見つめる鍋は煮えないので、他に気を散らす。メモに残して熟成させる。よく眠る。そうすると不要なこ -
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以前読んだ「大人のための読書の全技術/齋藤 孝」という本で、著者の齋藤孝氏は、”本は知識で読むもの”と述べていたが、本書で解説されているアルファー読みとベーター読みは、そのことを物語る内容だった。
既知の分野を増やしていくことが今後の読書スピードの向上につながっていくわけだが、その一方で本書の著者・外山滋比古氏は警鐘を鳴らしてもいる。
近年は難解な文章や表現が遠ざけられ、読みやすい本が増えた。読書の裾野を広げるのは大事なことかもしれないが、その結果、私達は頭を使わなくなってきている。多少の苦痛は伴うかもしれないが、知的発展のためにはベーター読みは欠かせない。時にはアルファー読みを省き、難解な素 -
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この本を読む前は考える力、思考力が無いと自認していたため、思考力を養うのは相当難しいと感じていた。
読み進めていくと、アイディアは周知、陳腐なものから化合的に生まれること、集中しても良いアイディアは思い浮かばず、むしろ1回寝かせるなど他のことをやっている際に思い浮かんだり、考えが深まると学んだ。そして知識は新しいものを生み出すことに対して邪魔になることさえあるとのことだった。
善玉忘却というのに興味を持った。物事を深く考えるのに忘れることは良いことである、真に考えたいことは善玉忘却しても頭に残っているものである。
新しく思考をするためには睡眠、朝に考え事をする、散歩をすると書いてあり、樺沢紫苑 -
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p42「ひとりでは多すぎる。ひとりでは、すべてを奪ってしまう」
p71"見つめるナベは煮えない"
p158〜p163しゃべる 話してしまうと、頭の内圧がさがる。溜飲をさげたような快感がある。すると、それをさらに考え続けようという意欲を失ってしまう。
俗世を離れた知的会話とは、身近な人の名、固有名詞を出さない。過去の動詞でものを言わない。話の内容がゴシップになるのを注意する。
意見に否定的な返答をされるとモチベーションが著しく低下するので思いついた事を寝かせる。声を出す事でさらに新しい考えが思い浮かぶ事があるため、頭だけでなく、声にも考えさせる。これらの発想を気づかせても -
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「東大・京大で一番読まれた本」のキャッチコピーは、ダテじゃないと思った。わずか630円+税。一読した方が良いと思う。
・調べるときに、まず、何を、何のためにしらべるのかを明確にしてから情報蒐集にかかる。気がせいていて、とにかく本を読んでみようというようなことで取りかかると、せっかく得られた知識も役に立たない。何かを調べようと思っている人は、どうも欲張りになるようだー対象範囲をはっきりさせて、やたらなものに目をくれない事である。これがはじめのうちなかなか実行できにくい。ー調べにかかる前に、よくよく考える時間をとらなくてはならない。
・とにかく書いてごらんなさい
・ピグマリオン効果
・実生活で苦