外山滋比古のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレなかなか面白い。
朝の方が思考はスッキリしていることや、ずっと同じテーマについて考え続けるよりいろいろザッピングしたり、体を動かしたり、熟成させたりして寝かせた方がいいこと。忘れることも重要など、いろいろ興味深い観点があり、発見もたくさんあった。
もっと若い時分に出会っておきたかった本です。
今は生成AIがだんだんと生活のあらゆるところに浸透してきて、仕事が奪われると思うか、うまく使いこなすかの2択になってくるんだろうけど、できれば後者でいたい。いかに上手なプロンプトを作り出せるかが鍵になってくるのかもしれない。そんなご時世だからこそ必要な思考パターンについて書かれている本です。40年以上前に -
Posted by ブクログ
タイトル通り、思考を整理するヒントが満載だった。忘れること、寝かせること、朝飯前に考えること、エディターシップ、などなど。40年以上前に書かれているのに、内容は全く古びていない。
「第一次的現実」の章の「仕事をしながら、普通の行動をしながら考えたことを、整理して、新しい世界をつくる。これが飛行機型人間である。」というところに、ハッとさせられた。自分が仕事をしながら新しいシステムを考えようとしていることが、「飛行機型人間」を目指す試みだったようだ。今、色々と試行錯誤している自分に刺さった。
コンピューターの登場による人間との競争についても書かれている。今はこれをAIと置き換えて読んでも良いだ -
Posted by ブクログ
40年も前の本なのに色褪せていません。本質とはこういう事なんですね。
学校教育はグライダー量産型、というのは今も変わっていない気がします。多様性と言われて久しいのに、結局先生から見て好ましい(従順な)生徒が評価されているのが現状です。
全教師必読書ではないでしょうか。物を教える上でもかなり必要なマインド満載です。
太宰治も「覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。」と書いていたのを思い出しました。
AIの時代になってさらに深みを増す内容です。
⭐︎どんな本でも読み方次第で知見を得られる!がモットーです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『思考の整理学』を読み、私は「本当に大切な考えは、必死に考えているときではなく、立ち止まったときに生まれるのだ」ということに気づきました。
これまで私は、わからないことがあると休まず考え続けることが大切だと思っていました。
しかし本書を読み、発見やひらめきはむしろ、何も狙っていない時間の中から生まれてくるのだと知りました。
たとえば、朝食をとらずに速足で歩いているときや、お風呂でぼんやり天井や水面を眺めているとき、眠れない夜に開き直って本を読んでいるときなど、意識して考えていない瞬間に、
ふっと言葉や考えが浮かんでくることがあります。こうした経験は、私自身の生活とも重なり、強く -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学受験の現代文に出題必須、とも言われていた外山滋比古氏が執筆している作品です。
本書曰く、人間とコンピューターの違いは、忘却の仕方にあるそうです。
忘れることは悪いこと、と学生時代教わってきた。しかし、忘れることは重要なことであり、コンピューターは削除するか、しないかの二択であるのに対して、我々は部分的に忘れるとか都合のよいことだけを覚えておくことができる。
なるほど、これって凄いことなのか。人間が持つ独特かつ一人一人の個性の表れなのだと思いました。
セレンディピティの章も興味深かった。つい、口に出して発音してみたくなる「セレンディピティ」。学際的という意味だそうです。確かに、一つのことを -