外山滋比古のレビュー一覧

  • 新版 思考の整理学

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    三日坊主癖のある私にとって興味の湧いたものにとことんはまり、冷めたら距離をとるということをしていたが、その距離を取ることが大切なのだと言っていただけたような1冊。もちろんそんなことはないのだけれども、忘れておくことで熟成するという言葉は非常に響く。石の上にも三年はずっとするのではなく、そこに身を置きながらも心は夢を見なければならないと言っているように思えた。

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    2026年10月07日
  • 新版 思考の整理学

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    思考は寝かせる、置いておくことが大切。寝起き、入浴、逍遥。思考と忘却がキーワード。選択的忘却は人によっての価値観によるため個性が強く出る。第二次的現実の話が興味深い。

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    2026年09月22日
  • 新版 思考の整理学

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    生協書籍部のレジ前に置いてあったので、珍しく何も考えないでカートに放り込んで読んだ本。
    人に手を引かれるのではなく、自分の思考力で飛ぶ人間になるための考え方。時々筆者の方法も紹介されている。将来創造性を要求される仕事に就こうがつかまいが(もしかしたらそんな仕事は無くなっているかもしれないが)日々のアイデアや思索を深める作業を自立的に行うことのできる力は、自らの生活を豊かにするだろうと思う。

    忘却が人を人たらしめる、というのが面白かった。この前読んだとあるインタビューと対比させると面白そうだ。読書には30ページ前に得た知識情報が抜け落ちる悔しさを噛み潰す行為がつきもので、忘却を恐れて読書が続かなかったようなところがある。忘却に前向きになれたらいいな、、、
     何もかも暗記すればいい、というのではない。ただし、どうせ忘却するからと何も勉強しないのは違う。思考の土台となる知識の必要性は認識した上で、知識に触れるタイミングがなければその土台は削れていくだけだから、そのうち重要だと感じたものが蓄積するだろう、と気長に色々なものを見てみると良いのだろう。

     (本題とはややズレる、個人的感想だが)日頃漠然と数学や理科を勉強したいと思ってはいたが、ただ知識を得る、覚えていく作業をすることには違和感があり、目的があまり定まっていなかった。
    本文を読む中で、従前理科系学問に惹かれていたのは、少ない公式を用いた論理的思考による創造的営みにあったことをふと思い出した。
     もちろん知識を身につけることも楽しいだろうが、天文学や数学という領域の、知識の水で満たされた世界を泳ぐ体験を最も欲した上での「理科系を勉強したい」という思いだったのではないだろうか。
    体についた水は蒸発するが、泳いだ爽快な体験はずっと感覚に残り続ける。その領域における知識やその体系の構築の方法や過程を楽しむ、というのが、理科系学問をこの期に及んでわざわざ勉強する上で、一番の目的になるのではないか?と思い至った。

    読みながら色々なことを思い出したり考えたりできた良い本だった。

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    2026年09月03日
  • 新版 思考の整理学

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    この手の本にしては非常に読みやすかったです。この講義面白くて当たりだったなというような感じでしょうか。

    私はこの本でいうような記憶力だけはよくて学校の成績はほとほと良いけども、大学に入ってからはやりたい研究テーマが全く分からず進め方も考えることができないような典型的なグライダー人間に育っていたので大学生の時に読みたかったとすごく思いました。
    ただ、社会人になってから読んで遅いということもなく、個人的に刺さった言葉は「見つめるナベは煮えない」です。根を詰めて考えて何か新しい考えが生まれるわけでもなく、時間をおいて考えを寝かせるのが重要だということらしいです。考えがまとまらないと焦りがちですが、たくさん書いて、何度も何度も吟味してという労力は惜しんではいけないようです。この地道な繰り返しで少しずつ思考の整理は進むとのことでした。
    あと、全てをメモしてしまうと安心してしまい忘れるのでキーワードをメモするといいとか、同じことを続けていると疲労が蓄積して能率が悪くなってくるので休み休みやったり全く違うことをするのもいいというのも参考になりました。

    ピグマリオン効果のことも面白く後輩に指導する時にも使えそうです。

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    2026年08月30日
  • 新版 思考の整理学

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    1983年の刊行以来、全国44の大学生協で売上1位を記録したにもかかわらず、2026年現在も学校の状況に大きな変化が見られないことに驚かされた。著者の主張が十分に理解されていないのか、あるいは読まれずに終わっているのか、その思いが届いていないようで残念に感じる。

    一方で、ほとんどのページが文字で埋め尽くされるほど内容は濃密で、この価格でこれほどの内容を読めることに、改めて読書の魅力を実感した。

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    2026年08月30日
  • 乱読のセレンディピティ

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    本なのに、読書が必ずも正しく素晴らしいものではないと仰る。
    本は知識はつくものの、思考は欠ける。知識バカやら専門バカを

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    2026年08月21日
  • こうやって、考える。

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    こうやって考えると人生が充実するという格言が詰まっていた。
    特に、読書の章と談笑のところは印象に残った。
    あまり物事に囚われすぎるとよくないんだなと思った。
    たくさん散歩して、自然な感じで頭を使えるようになるといいなと思った。

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    2026年08月18日
  • こうやって、考える。

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    現代人が忘れた考え方を教えてくれる本。引用される言葉の一つ一つが美しく、私も知的で簡潔な言葉を使いたい、自分の頭で考えることをもっと重視したいと思いました。

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    2026年08月04日
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

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    外山先生の著書は何冊読んでも学びがある

    この本は「考え方について考える」がテーマだ
    物事の視点、常識と思っていた思考の凝り固まりを緩めてくれるようだ

    中でも日本語の持つ独特の曖昧さについて、他国と違う日本語ならでは、そして日本人ならではの言葉の伝え方、創造性の鍛え方が一番勉強になった
    「日本人の言っていることはわかりにくい、日本語は具体的ではないからビジネスでは使えない」と自分も良く言われてきた。
    欧米に合わせるのがコミュニケーション上重要だと無自覚に思っていたが、視点を変えると日本人の持つ感性がそれを作り上げたのだと気が付いた。

    これからは日本語の持つ、その創造性を大切にしよう、表現を豊にしよう、
    そう学びの多かった一冊だった。

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    2026年08月02日
  • 忘却の整理学

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    この本、ずっと読みたかったんだけれども、忘れていたわけではないんだけれども、書店ですっと見つかることがなかなかなかった。書店で本に「出会う」ことを大事にしてきているんだけれども、それがゆえに、なかなか出会わないこの本を「ポチる」ことはできなかった。やっと見つけたとき、迷わずこれを買い、迷わず一気に読んだのだった。いい本だったなあ、と思った。内容は半分くらい、たぶんもう忘れた。それでいい、ということだったはずだ。たぶん。

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    2026年08月01日
  • 乱読のセレンディピティ

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    昔は小説とか自分の分野の本ばかり読んでいたけど、最近はわりと乱読になりつつある。高校受験準備のとき、グライダー人間と飛行機人間の国語の問題があって、内容が深く刺さったのを覚えている。その著者に、乱読を通じて出会えて感動。思考の整理学も今度ぜひ読みたい。
    色んな分野の本を読んだり、色んな場所に出かけたりして、結局「自分の分野だと◯◯!」って考えてしまうけど、良いことだったのかな、と自分を肯定できた。これからも色んな本に手を伸ばしていきたい。
    仕事中、比較的歩く時間が多くて、色々考えごとをしながらいつも歩いている。意外といい時間なのかもしれない。
    知識を詰め込みがちだけど、適度に運動しながら睡眠をとって忘れることは忘れて、脳が「フン詰まり」状態にならないようにしたいな。
    朝型生活にもしたいけどなかなか難しい…。がんばろう。

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    2026年07月28日
  • 新版 思考の整理学

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    ChatGPTに『今私に必要な本は?』と聞いて一番におすすめされた本。サラリーマンをしていると、みな日々目の前の作業に集中していて「新しいことを考える」のは一部の役職の仕事だという風潮があるように思える。こんなに思考を心から楽しみ、その過程を言語化している人がいたのかと新鮮な気持ちになった。あとがきの後進に向けた優しいメッセージを読み、目が潤んだ。自分の思考を大切に拾い育て発信したいと思った。

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    2026年07月25日
  • 新版 「読み」の整理学

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    読み方には2つあることと、そして切り替えの話が興味深かった。物語による転換が有効というのもなるほどと思った。アルファ読みで終わらせないで楽しみを拡げられるといいな

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    2026年07月23日
  • 新版 思考の整理学

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    『思考の整理学』は、人間の創造性は才能やひらめきではなく、浮かんだ想念をメモし、寝かせ、忘れ、組み替えるという地道なプロセスから生まれる「技術」だと教えてくれる本。

    著者は、一つの“正解”に到達する思考だけでは不十分で、誤解や脱線を恐れず新しい解釈を増やしていく思考こそが人間の価値だと説く。

    読んでいて、考えるとは頭の中で完結する行為ではなく、書き、話し、環境を整えながら育てる営みなのだと腑に落ちた。

    Obsidianへの記録やAIとの壁打ちを通して、この「考える技術」を日常の中で継続して鍛えたい。

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    2026年07月05日
  • 新版 思考の整理学

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    「お前らは知識ばっかり教え込まれていて、自分で考える(飛ぶ)ことのできないグライダー人間だ!」と冒頭で突きつけられる。東大生とか京大生の秀才たちには効きそう。もしかしたら、彼らは既にそこを通り越した飛行機人間たちなのかもしれないけど。

    我が身を振り返ると、考えるということが少なくなった自覚がある。特に最近、というか会社員になって以来。本を読んでいるばかりではいけない。ただ、考えるためには余裕が必要な気もする。ともかく、考えるという行為は、歩いたりランニングしたりする時にヘッドホンを着けるような行為とは真逆なのだろう。

    知識を忘れることを恐れてはいけないというアドバイスは心強いが、なんだかベースラインが違っているような気もする。著者の言う知識と自分が思っている知識とでは開きがあるというか。

    章の並べ方が上手。前を引いて、今言いたいことを言う。

    表紙の、瓶から水を流している女性の絵が、遠目から見るとガイコツに見えるんだけど、自分だけだろうか。

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    2026年06月17日
  • 新版 思考の整理学

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    具体例が大変面白かった。
    いいアイデアが浮かぶのは三上という
    欧陽脩の考えは今後ぜひ活用していきたい。

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    2026年06月08日
  • 新版 思考の整理学

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    半世紀近く前に出版されたとは思えないほどの新鮮さを本書から感じるのは、それだけ本質的な内容だからだろう。著者の思慮深さや妥協のなさ、飽くなき探究心に圧倒された。中高生の頃に本書に出会えなかったのは残念だが、今からでも実践できることはたくさんありそうだと気づけたのは大きな収穫だった。

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    2026年05月27日
  • 新版 思考の整理学

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    学生時代にこの本と出会えてたらまた違う人生観を持ってたかもな〜と思わされました。
    考えることはぜいたくなことだと納得。

    人間の持つ上等な機能は忘却による知識の重要さの整理だけど、近年のAIの台頭のことを思うと、産業革命やコンピュータの登場と同じかそれ以上に危機感を持つべきかもしれない。
    AIはコンピュータと同じく忘れないのに、情報の重要さのラベリング学習が高速で終わるし、何度も対話することで個人個人の重要度の価値観すらある程度カスタマイズして反映する。こんなに優秀で便利なものがあるのに、わたしが自分自身で思考・判断するプロセスを行うためにかける時間にどれくらいの価値があるのか?無駄ではないか?と考えることが最近あったんだけど、この本を読んで少し考えがまとまった気がする。
    結論を出せる段階にないのでまだ"寝かせる"けど、わたしがわたし自身のために思考することはやめないようにしたいと思う。
    良い読書体験だった!

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    2026年05月09日
  • 乱読・乱談のセレンディピティ

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     感想を一言で言うならば、大変面白い本だった。
    私も筆者と同じく大学に籍を置いて学生を教育してきた。定年を間近に迎えて、この本の最も感動したフレーズは、『専門主義のいけないところはすぐに行き詰まること。さらにいけない事は新しいところへ踏み出す力に欠けることである。30年も小さい問題を専門にしていれば、人間がおかしくなる。生き生きとした知的活動など望むべきもない。』 まさにその通りであり、私の人生を痛烈に批判されてるように。これから乱読に励みたいと思う。しかしなかなかサロンのような知的好奇心で語り合える友人を見つける事は難しいと思った。

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    2026年04月24日
  • 乱読のセレンディピティ

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    副題に読書術と書いてあって、やけに身構えてなかなかの期間積読していたけれど、早く読めばよかった。
    その読書術自体に言及しているのは内容の体感半分くらいで、乱読にやって「セレンディピティ」、どのようにしてひらめき・創造するかということだった。ちゃんと学ぶために読書をしなくて良い、むしろ乱読することで新しいものがひらめくヒントになる。
    あえて崩して書いていると見れるから、こっちも肩肘張らずに読めて楽しかった。

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    2026年04月17日