外山滋比古のレビュー一覧

  • やわらかく、考える。
     言葉の選び方、使い方、本の読み方、ものの考え方、捉え方、生き方。さまざまなテーマについて、外山滋比古氏の過去の著作から抜粋した短文で読者を導く。
     ベストセラー『こうやって、考える』の第二弾とは知らずに書店で購入。やっぱりこういうのは第一弾から順に読んでいくべきだったかしら。『思考の整理学』は学生...続きを読む
  • やわらかく、考える。
    多くのエッセイを挙げて、凝り固まった思考をもみほぐしてくれる、マッサージ本。面白いなと思ったこと。
    ・線で表現するのではなく、点で表現して読者
     に線を引かせる。  
      →人は完成されたものを与えられるよりも、体験として作り上げて行くほうが良い。また、この点で表現するという事は、自らの体験に根ざし...続きを読む
  • やわらかく、考える。
    1.第一段の「こうやって、考える」とセットで読もうと思い、やっと購入しました。読みたい理由は一緒です。

    2.思考を柔らかくするには楽しむことが重要。喜ぶではなく、楽しむ。これは、力が入ってしまうことで思考が急に狭まってしまうからです。そのためには、前著で述べた「余裕を作る」以外にも思いつくための術...続きを読む
  • 「忘れる」力
    『われわれは、忘却によって、頭がよくなっている』

    思えば睡眠や散歩が大事なんだと気づいたのも外山さんの書籍だったような気がする。外山さんの語り口調はいつ読んでもそうだよなぁ...とついつい思ってしまう。
    外山さんがこういっているだから、自分もこれくらいで良いか、みたいに安心できるのが良い。
  • 最高の雑談術 ~乱談のセレンディピティ~
    本を読むことはこれまで考えられてきたほど、高度の知的活動ではない、と書いておきながら、たくさん本の話しが出てきます。
    このギャップがまた面白い。
  • こうやって、考える。
    表紙より、
    「考えかた」の超入門書。

    とのことなのですが、だいぶ構えて読んだ。

    そしたら、あらまぁ。読みやすいのね。1ページにつき一つの見出しで、簡単に内容が書かれてる。

    いきなりの001で、こころを打たれました。
    発想のおもしろさは、化合物のおもしろさ。
    これなんですよ。
    どこをどうしたって...続きを読む
  • こうやって、考える。
    外山滋比古氏の著書のエッセンスを凝縮させたお得な一冊。と思って購入したが・・・”ん?”読んでいると、なんだかバラバラしていて読みにくい。短くまとめてあるのだが、あくまでもそこには抜粋した言葉が書かれているだけ。これを読んだだけですべてを理解するのはちょっと虫が良すぎるのかも。すでに読んでいる本であれ...続きを読む
  • こうやって、考える。
    外山先生の文章を読んでいると、自分が知識太りしていると思える。忘れることも大切。本を読んでいない時間も大切。こんなに読んだと冊数を誇るような人にはなりたくない。考える力を養う方向にシフトしていきたい。この本を読むと、読書に対する接し方がもっとラフでいいんだと前を向かせてくれる。
  • お金の整理学(小学館新書)
    95歳で書かれた本。
    老後も楽しみを。株もそのひとつ。
    〈実験〉→〈思考〉→〈知識〉。知識が先ではない。失敗を伴って良い。
    高齢者が元気な「チョコレー党」に一票。

    株主優待より配当!!
    まずは新聞で株価欄をチェック、トレーニング。

    1.元手の額を決めて、銘柄をいくつか選択。
    2.続ける秘訣は週に...続きを読む
  • 傷のあるリンゴ
    気軽に読めたけど、面白い本でした。

    人生は様々な角度から解釈することができる。
    著者の逆転の発想はユニークで
    いろんな見方が出来れば、人生は豊かになるかもしれない。

    表題の「傷のあるリンゴ」は象徴的な話でした。
    人間も完全無欠な人より
    少し欠けたところのある人の方が人間らしさがあって好まれる。
    ...続きを読む
  • こうやって、考える。
    文字数が少なくて読みやすかった。
    150個の比較的短い言葉たち全部に心当たりがある

    本を購入することはあまりないが久しぶりに買うか迷った
  • お金の整理学(小学館新書)
    先に96歳で亡くなられた著書の晩年の作品。これから定年を迎える世代にはとても共感できる内容で、逆に働き盛りな人から見ればがんばって働けば到達できる境地と、歳を重ねることに楽しみを覚えるかもしれない。
    本の内容は、老後のお金のこと、老後の生き甲斐のことと大きく2つのテーマがある。
    生き甲斐については、...続きを読む
  • 新聞大学
    精読はせず、ざーっと読んだ。時々著者が尖ったことをいうのが面白い。(戦争に負けて頭がおかしくなったのか、など)
    新聞の読み方だけでなく、一日のうちのどの時間に読めばいいのか、ページ別にどのように読めばいいのか、日本人の文章との付き合い方や言葉の歴史、教育のことなども書いてある。
    日常的に質のいい散文...続きを読む
  • 乱読のセレンディピティ
    乱読によって、思いがけないことを発見することができるというのが、筆者の主張である。「読みの整理学」で、難解な文章を読むこと、繰り返し読むことが述べられていたので、読み始めの時は、多少違和感があったが、読み進めるにつれて、乱読もありかなと思うようになった。特に、本の読みすぎはよくない、知的メタボリック...続きを読む
  • 知的創造のヒント
    考える事を考えるという感じでしょうか。
    読書で盛り上がってきたところで止めるという、中絶読書法という発想は無かった。
    全体を通して読み易く理解しやすい。
    流石です。
  • 思考力
    私がリーダーという立場になってから、決断と考えを提示する機会が増えた。瞬時に決断と考えをまとめることはとても難しく感じている。一方で、これらを円滑に行なっているリーダーがたくさんいる。どうしたら、説得力あり、かつ瞬時にこれらのことができるのでだろうか。
    本書は思考に関する様々なことが書かれているが、...続きを読む
  • 老いの整理学
    名前は二番煎じだが、内容は新鮮。

    彼の文体は、過去の作品を含め、慇懃無礼が特徴です。
    丁寧に言葉を重ねながらも、旧態依然を否定する。
    皆さんそう思いがちですね。ですが、実は良いこともありますよ。もしくは、悪い特徴もありますよ、という書きぶりです。

    作中では、老いという言葉が、能力の減退や社会的無...続きを読む
  • 最高の雑談術 ~乱談のセレンディピティ~
    読もうと思った理由
    著者の「思考の整理学」が最高に面白かったので続編のような感じがしたから

    気づき
    ・日本の学術・研究は欧米の先進文化を追い、それに学
     ぶことを眼目として独創についての関心がそれほど高
     くなかった。模倣はうまい。すぐれた製品をつくるこ
     とはできるが、基本の理論、技術をみずから...続きを読む
  • 乱読のセレンディピティ
    思考の整理学と重なることも多いが、一読の価値はある。読書に関して自分がいま考えていることと合致した内容。
  • 親は子に何を教えるべきか
    幼児教育は生まれた日から始まっており、幼稚園に入ってからでは遅すぎる。生まれた日から生活の中で起こる具体的な物事を聞かせる「母乳語」、そして頭の中で空想を行う手段としての言葉である「離乳語」が重要であると説明されている。

    生きていく上で重要な知識は多岐にわたるが、共通して言えるのは、基本的にそれら...続きを読む