外山滋比古のレビュー一覧

  • 乱読のセレンディピティ

    Posted by ブクログ

    2024/06/01読破 

    一言 忘却すること。そして新しい知識を入れること。

    感想 難しい言葉もありましたが、読者に読みやすいように配慮されていると感じました。非常に読みやすい6月の良いスタートを切れました。

    下記は印象に残った点
    p41
    子供常に意味コンプレックスに苦しめられる読めても読めないことが極めて多い。それをおかしいとも思わない。文字を読むことができるが、意味がよくわからなくて読めない。

    p137
    エディターシップ
    編集者は料理人と一緒である。第一次創造は創造を作ること、第二次創造は付加価値をつけること。
    組織においては、第一次はプレイヤー第二次は監督

    p213
    忘却は寝

    0
    2024年06月01日
  • 日本の英語、英文学

    Posted by ブクログ

    日本人ってなんでこんなに英語が苦手なんだろう?と疑問に思って読んでみたが、知らないことが多く興味深かった。
    また、ただ英文学に留まらず、日本人の日本語に対する適当さなどに対しても言及しており、批判的な視点やものの見方も勉強になったけど。

    0
    2024年05月26日
  • 消えるコトバ・消えないコトバ

    Posted by ブクログ

    主観的思考(インサイダー)になりがちな現代人が、客観的思考(アウトサイダー)を持つためのヒントについて書かれています。
    特に日本は情緒的と言われており、インサイダーになりがち。物理的に距離が近いとインサイダーに寄ってしまう。ここがポイント。
    インサイダー寄りになってしまった時は旅に出ると客観的な視点を持ちアウトサイダーになれる。
    また、伝記は本人に近い人ではなく、一回しか会ったことがないような人が後世に残るものを書く。アウトサイダーの視点が大事。
    外国文学を勉強するのに留学は必要ない。平安朝の文学を研究するのに平安時代に留学する必要がないのと同じ。日本にいるから海外文学なのだ。

    さて、気にな

    0
    2024年05月23日
  • 乱読のセレンディピティ

    Posted by ブクログ

    乱読により思いがけないことを発見する事に改めて気づかされた。
    乱読だけでなく誰かと話すこともそうだし、色んな物に触れることにアイディアが生まれるんだなと思った。
    そして散歩はやはり重要。
    知的メタボリックシンドロームという面白い言葉にも出会えました。

    0
    2024年05月09日
  • お金の整理学(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    平成に証券会社が潰れたように、令和では銀行が潰れるのではと思っています
    政府が躍起になってNISAや新NISAを後押ししているのに、それが現れているような気がする
    銀行は、高値安定が見込める企業に投資してそれによって自己保身する
    ただ、それ以外の企業にも融資しなければならないから、NISAや新NISAによって集めた資金をそれらに回し、銀行が潰れるリスクを軽減しようとする意図があるように見える
    ただ外山さんの本を読んで、銀行に投資の代行を依存しているのではなくて、自分が「この会社」「この事業」を応援するという考えのもとに主体的に投資しなければいけないと思い知らされた

    0
    2024年05月05日
  • 人生で大切なたったひとつのこと

    Posted by ブクログ

    外山滋比古さんのあとがきにあるように、一度読み、散歩に行って帰ってもう一度読みました。今すぐ始めなければならないことって確かにあります。とても短いですが、豊かな滋味がありました。

    0
    2024年04月29日
  • こうやって、考える。

    Posted by ブクログ

    外山さんの「考え方」のいいところをたくさん集めたいいとこ取りの本だと思った!
    「思考の整理学」が私にとっては一番インパクトがあったので、
    その本からの抜粋はやはり何度見ても頭の中でなにかが動き出す感覚で、
    読んでいて楽しかった。
    その中でもう一度思ったことは、
    アイディアを追いかけ回すと逃げてしまう、
    隠れてしまうということだ。
    追いかけすぎず、意識しすぎず、
    無意識下で泳がせる。
    つまり色んなものに対して執着しすぎないこと。
    大事にしすぎてもだめだということ。
    手放すことで、新しいものに出会える。
    執着しないからこそ、新しく受け入れることができる。
    それはつまり「自由思考」そのものだ。
    問い

    0
    2024年04月26日
  • 知的生活習慣

    Posted by ブクログ

    知的な生活を送るにはとうしたらよいか。
    知的というのは勉強ができるとか、記憶力が良いとかではないと著者は言っている。

    知的好奇心を常に持ち続けて楽しく豊かに生きていくと伝えたいのだろうと感じる。

    それには頭もそうだが、体も日々鍛えなければならない。

    個人的には知的と言いつつ、忘れる事の大切さ、忘れる事を嘆く必要がない事に驚いた。私は記憶力が良くない方なので少し安心した。

    ◯自分の予定表を作る
    ◯気持ちは発散せないで抑圧させる
    ◯自分の生活を編集する
    ◯仕事などで忙殺されないで、生活をする、
    生活の中に仕事がある。

    は個人的に考えさせられた。


    それよりこの本を書いているのが、
    90

    0
    2024年04月19日
  • 乱読のセレンディピティ

    Posted by ブクログ

    乱読、言葉の印象が変わる
    日本語はアイランド・ファーム
     言葉の論理が点的 文脈を読み解ける言外の背景までは読み手の素養の中にある。俳句が日本語の論理をもっともあらわれた様式。論理的では無い日本人というレッテルが霧消した。
    乱読して、良く寝て忘れて、散歩して、ひらめきを得る。 励まされる本。

    0
    2024年04月14日
  • 逆説の生き方

    Posted by ブクログ

     「思考の整理学」で著名な外山滋比古の文庫本。自身の幼くして母親を亡くしたことという、大きな不幸からの、所謂マイナスからのスタートから、人としていかに生きていくべきかの発想を教示してくれている。
     難しい言葉でなく、読むものに語りかけるようであり、かつ実は真実を突いているものと思われ、それはまさに著者自身の実体験、生き方そのものだから説得力が言うまでもない。
     何処か壁などに衝突した時になど読み返したい本である。

    0
    2024年04月12日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    ゆっくりとだけど、自分の中で知識に経験値を合わせて、抽象化した知恵にまで熟成させる。
    そして知恵と知恵の組み合わさった自然と湧き出すものが個性、スタイルにならば良いのか。流し読んで残るものから知識が生まれ、ここから考える中で知恵に!何となく安心させられた。

    0
    2024年03月14日
  • こうやって、考える。

    Posted by ブクログ

    ほほー、と思う部分は多々あったが、1番なるほどと思ったのが「すぐれた比喩は思考を節約する」という部分。
    会話の中でこれはこういうことじゃね?と表現すると人にウケることが多かったんだが、それは思考の節約方法として正しかったんだなと。

    0
    2024年02月25日
  • こうやって、考える。

    Posted by ブクログ

    まずは、メモに書き出しておく
    それから、忘却
    で、この よはくじかん がとても大切

    机を高くする。座りっぱなしを避ける。

    0
    2024年02月23日
  • こうやって、考える。

    Posted by ブクログ

    今の自分にしっくりきた内容だった。
    意図的に空白つくって、無駄を楽しみたいと思ったし、それがないと良質なインプットもないだろうなと。

    0
    2024年02月12日
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集

    Posted by ブクログ

    著者には何となく縁があるのか、複数回、空港や駅で遭遇したことがある。素朴な偉ぶらない方で、本対談でも、その味がいかんなく発揮されている。しかも対談は3,40年前にしたものをまとめたものであるが、古さを感じない。冒頭からの親子の対談は読みごたえがあるが、鶴見俊介との対談も丁々発止で面白い。90歳を超えた野上弥栄子との対談も味がある。解説が文筆家内田也哉子というのもよい。

    0
    2024年01月20日
  • こうやって、考える。

    Posted by ブクログ

    勉強になるし、大いに考えさせられる。
    身近なところにおいておいて時々読み返したい。
    ■簡潔は智の真髄
    ■セレンディピティ(思いがけないことを発想する力)は
     失敗の異名
    ■妙案が浮かぶのは枕上、鞍上、厠上 である
    ■頭の中から探そうとしない。まず自分で見る。
    ■忘れきれないテーマをもとに思考を伸ばすと酒になる。
     酒でないものから作った酒で、酒を寄せ合わせた
     カクテルとは違う。
    ■思考の深化を待つ
    ■抽象のハシゴを登る→より高度な思考へ
    ■ことわざを作る
    ■常に問い、疑う
    ■利害関係を遠ざける
    ■何足もの草鞋を履く
    ■旅人の視点を持つ⇔住めば都
    ■敢えてゆっくり話す

    0
    2024年01月09日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    *余裕のあるアタマをつくる(create a relaxed mind)

    嫌なことは、すぐに忘れる。。。人がどう思うか、そんなことは問題ではない。自分がいつまでも失敗にこだわっているのは愚かである。(愚かである-thats stupid)

    わからないからこそ心に刻まれる
    (got stucked on my mind that is why I could forget it.)

    わかれば安心してすぐ忘れる。わからぬからいつまでも心にかかって忘れない。

    -反芻しているうちにだんだん心の深部に達するようになる。

    (If you understand it, you will at ea

    0
    2024年01月08日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2022/7/16 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2023/12/20〜12/21

     外山さんの数々の著作から150の名言を抜き出してまとめたもの。
    どの言葉も含蓄に富むが、特に、「よく忘れ、よく考える」、「知識は時間をかけて知恵になる」、「日本語は豆腐のようなもの」、「風のように本を読む」の4つが心に残った。

    0
    2023年12月21日
  • 失敗を活かせば人生はうまくいく

    Posted by ブクログ

    最近仕事で大失敗をして、落ち込んだ時に本屋さんに行って見つけた本です

    悪いことや不幸だなと思った後には、急成長できたり、幸せになれたりする確率が高くなる

    確かに、今までに大変な後っていいことがあったと思うし、良いことが増えたなとか、幸せだなって感じられる自分になれる気がします

    失敗を素直に受け止めて、強い自分にレベルアップしたいなと思わせてくれた本でした

    0
    2023年10月27日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    一つ一つの文書が短く読みやすいのだか、いかんせん他の本からの抜き出しなので、前後関係で理解が難しいところがありました。

    そのまま一回読んだだけでは星2つとしたいところでしたが、読み終わった後に各章の目次を見ながら気になった題目をおさらいすると、なるほどなと思える部分を見つける事ができました。

    0
    2023年10月10日