外山滋比古のレビュー一覧
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読書は、貪るように手当たり次第に風のように行うことで、セレンディピティが発揮される場合がある。(自己的まとめ)
ジャンルや趣向に囚われることなく、失敗を恐れず好奇心に導かれて放浪することで、出会えるなにか。これが二次的創造。それが読書の(人生の)醍醐味。
でも読んで知ったつもりになってふんぞり返るだけでは無能(読書メタボ型近視)で、それを生きる力に結びつけることが重要。さらにはインプットにとどまらず、作品の生命に影響を与えるアクティブな読者になることを目指すべし。これが本当のアウトプットか。
忘却の肯定にも勇気をもらったし、散歩と朝の効用も著者の実感から。
乱読はまさに僕がやってることだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ有名な「思考の整理学」の著者とは知らずに読み始めた。読みやすく文庫本ですっと入ってくる内容であった。
忘却、休み時間、リフレッシュといった目標達成するには一見必要なさそうなことが、実は大切なのだと改めて分かった。原稿を書く時も、一気に書き上げるのではなく、原稿をある程度書いて次の日に見返すと、新たな発見がある。これは自身の体験からも納得できる。また朝起きてすぐは頭もお腹もスッキリしていて、集中力が高まると言うのも頷ける。
私自身、勉強をやらずに別のことをしている時、「勉強しなあかんのにな…」と後ろめたさを感じる時がある。しかしここは発想の転換で、勉強するための土壌(忘却)を進めているのだと思 -
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最近気分が上がらないと思い、本書を手に取りました。「どうやって考えたら前向きに、楽観的に今の不調を乗り越えられるか」思考方法で乗り切ろうと考えました。
気になった目次は、
・【アウトプットもやわらかく】と
・【自由自在に生きるコツ】の2つ。
流し読みで【アウトプットもやわらかく】の一遍、 「毎日、書く」がピンときました。
書いてるうちに、「問題はわからないけどそんなことより前に進もう」という発想に至りました。さすが発想術の超入門本。
落ち込む原因を解決するのではなく、前に進むための解決策を引き当てた感覚です。少し前に進む事が出来ました。もっといろんなことが書いてあるので、
何か -
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「思考の整理学」の著者の箴言集。
思考の整理学にあったものをはじめ、著者の様々な作品のエッセンスが凝縮された印象。
1項目1ページ簡潔のため、読みやすく、また、読み返し易い作りとなっている。
改めて、私自身の中に落とし込みたいのもいくつか。
・おどろく心を維持する
・編集視点で考える
・知識の生産性を高める
・常に問い、疑う
・一回性の思考を逃さない
・書き直しの手前を惜しまない
・日常を編集する
・タイム・ハングリーに自分を追い込む
・空白の時間をもつ
・読んだ冊数を誇らない
・新しい時代に耐えうる人間になる
今すぐだけでなく、先の自分に影響あることを頭に入れておきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ外山先生の本を初めて読みました。
この本から何かを学ぶ、というより、「こういことやってる人もいる」みたいなスタンスで読む本かなと思いましたが、取り入れてみようと思う生活習慣や意識もあったので、学ぶこともありました。
「本たくさん読むから頭いい」っていう意識が周囲にありますしわたしにも薄っすらありますし、乱読なので実際に言われたこともありますが自分では(頭良くなるような本読んでないから頭悪いままだけど…)と思っています。読書は趣味の一つで、娯楽なので。
そうか、知識があっても生活に落とし込めてないと持ち腐れかぁ、とわかりました。「こんな事勉強して将来なんの役に立つんですかー?」と言われたら「わか