外山滋比古のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『セレンディピティ(serendipity)』
思いがけないことを発見する能力。とくに科学分野で失敗が思わぬ大発見につながったときに使われる。
本書は以前読んだ『思考の整理学』の読書版と謳われており、外山滋比古氏自身が読書をすることで学んだ心得や気付きについて、全16章に渡って語られている。
謂わば、知の巨人による『読書の虎の巻』と言ったところか。
僕は外山滋比古氏の本好きなんですよね。
真理を紐解いて語っていくような、いつまでも聞いていたくなる格言めいたものが沢山ある。
『風のごとく、さわやかに読んでこそ、本はおもしろい意味をうち明ける。』
これからも身ゼニを切って、乱読 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【読む前】
本のより効率的な読み方が知れる?
【読んだあと】
既知を読むことを「アルファ読み」
未知を読むことを「ベータ読み」と名付けて、
ベータ読みの大切さと近年のベータ読み減少を憂いた作品でした。
質より量の読書が注目されている点には
「今年は〇〇冊読めた」と考えてしまう自分はぎくりとしました。
この本を読んで思い出したのが、とあるYouTubeであがった
「読書筋力」という考え方です。
読みやすいものは筋力が弱くても読める(理解できる)が
読みにくいものは筋力が強くないと読みにくい(理解しづらい、できない)という考え方です。
筋力を鍛えるには一気に高負荷を掛けるのも一つの道ですが
-
-
Posted by ブクログ
「思考の整理学」著者による日本語論。1973年の本の増補改訂版である。
日本語は外国語と比べて論理性に欠けると当時(今も?)指摘されることがあるが、これは異なる言語を欧米の論理のものさしで計っているからだ。日本語が非論理的なのではなく、外国語とは違う日本語ならではの論理があるというべきだ。…というのが本旨のよう。とはいえ、欧米(またはその言語)を見習うべきという主旨の主張も織り交ぜられている。
巻末に付け加えられた講演の内容が、本書の主張を要約していて分かりやすい。
英語のパラグラフリーディングが大事とはよく言われるが、当時からこのことは著者によって指摘されていたよう。日本語の古典に段落がな -