外山滋比古のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
考えるとはどういうことかという哲学的な部分から、実際どういう手段で考えるかという部分まで書いてあります。
大学生の時読んでいれば、卒論の内容や学習に対する向き合い方も変わっていたんじゃないか?と思わせてくれます。
頭の中で自分が大切にしているものは自然と残る。
それを洗練し、拡散していくことが、真の思考なのだと感じました。なにを集めて、どう磨いて、どこを捨てるのか。こうして出来上がったもの血の通った思考であり、それこそが個性ですよね。
個性に裏打ちされた思考は美しく深いものなんだろうと本著を読んで感じました。
頭のいい人の考えることはやはり視点が違うなと痛感しました。 -
Posted by ブクログ
「人間は考える葦である」と言ったのは、フランスの哲学者パスカルである。人間という生き物は葦のように脆弱であるが、考えること、思考できる偉大さがあるという意味だ。それだけ思考には意味があり、武器となる。しかし武器である以上磨かなければ意味がない。日ごろの点検整備を行なって、いつでも使えるよう整えることで初めて有効となる。本書は思考の整備、整理を行うための実例を述べた本である。
東大で一番読まれた本という文言に惹かれてしまった。「いっちょ頭の良い人の頭の中はどうなってるのか覗いてみっか」という軽いノリで手に取ってしまった。読んでみてある意味で、思考という概念の枠組みを作り直す試みであった。こ -
Posted by ブクログ
本書は、知識を効率よく覚える方法ではなく、「思考そのものをどう整理し、深めていくか」をテーマにした一冊である。著者は、人の思考は放っておくと断片的な知識の集まりになりやすいが、時間や工夫を通じて整理することで、より本質的な理解へとつながっていくと説く。
特に印象的だったのは、「グライダー人間」と「飛行機人間」という比喩である。グライダーは外からの風に乗って飛ぶ存在であり、自ら推進力を持たない。これに対して飛行機は、自らエンジンを持ち、自力で飛ぶことができる。教育の場では、与えられた課題をこなす能力が重視されやすいが、それだけでは自分の力で思考を進める“飛行機人間”にはなれないという指摘が印象