外山滋比古のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は、知識を効率よく覚える方法ではなく、「思考そのものをどう整理し、深めていくか」をテーマにした一冊である。著者は、人の思考は放っておくと断片的な知識の集まりになりやすいが、時間や工夫を通じて整理することで、より本質的な理解へとつながっていくと説く。
特に印象的だったのは、「グライダー人間」と「飛行機人間」という比喩である。グライダーは外からの風に乗って飛ぶ存在であり、自ら推進力を持たない。これに対して飛行機は、自らエンジンを持ち、自力で飛ぶことができる。教育の場では、与えられた課題をこなす能力が重視されやすいが、それだけでは自分の力で思考を進める“飛行機人間”にはなれないという指摘が印象 -
Posted by ブクログ
もっと若い内に読めばよかった…と思う本。学ぶ前に知りたいことがたくさん書いてある。29ギリギリ、20代のうちに読めてよかったと思っておこう…。
初版はかなり昔のもののようなので、思考を記録しておくための技はかなりアナログ。しかし、思考の集め方、捨て方、整理の仕方、組み合わせ方の基本は同じ。とてもためになる話ばかり。
著者は人文系の人であるため、人文系の大学生友人たちはこういった学びをしていた(している)んだなぁという視点も持てた。かくいう私は自然科学系の専攻で現在メーカー技術職だが、思考の組み立て方は同じで応用できる内容。
本作では、コンピューターの思考(記憶)に勝つために拡散的思考や