外山滋比古のレビュー一覧

  • 伝達の整理学
    この年になって、初めてじっくりと外山滋比古さんの著作を読みました。外山さんが亡くなったとの報道がきっかけでした。数冊今読みかけの本ががあります。多少時代が感じられる記述もありますが、中身そのものに影響はありません。考えるヒントがあちらこちらにあり、まさしく目から鱗が落ちる思いです。若い頃にもっと読ん...続きを読む
  • 伝達の整理学
    【伝達の整理学を読んで】
    言わずと知れた名著「思考の整理学」を著した外山滋比古先生による一冊。

    コトバには、「読む・書く・話す・聞く」の4つの側面があり、外山先生はこれを「大きなコトバ」と表現します。
    この中でも日本は「読む・書く」という「小さなコトバ」に重点を置いて教育してきたということです。
    ...続きを読む
  • 思考の整理学

    目から鱗

    日常生活の何気ない事柄に考えるヒントを数多く見出ださせてくれた。また、一世代前の人の、落ち着いた文章にふれ、なんとなくホットした気分になれた。そういう意味で☆☆☆☆☆です。
  • 思考力の方法
    「聴く」ということに興味を持たせて頂いた本です。耳は賢い!まず最初に発達するのは耳!「読み書き」よりも「聴く話す」まさにそうだなと感心するばかりです。この本に出会えたことに感謝です。
  • 思考力
     他人がやりたいと言う事はやらず、やりたがらない事をやる。
     失敗することが財産になる。
     負ける経験も人生には必要なこと
  • 空気の教育
    2019/7/28
    外山滋比古さんの本は本当に面白くて、その考え方はとても参考になるものが多いです。
    この本では、教師としての外山滋比古さんの経験をもとにして1983年に書かれたものを、2011年版に色々と古くなったものは除きながら再編集したものだそうです。学校での教育に関すること、教師としてのあり...続きを読む
  • 伝達の整理学
    世の中のありとあらゆる伝達、伝えることに焦点を当てて書かれた本。外山滋比古さんの本は本当に勉強になるし新しく気づかされることが多くてためになるなとおもいます。
    特に、情報や言葉の受け手と送り手に関すること。日本人は基本的に送り手優位な部分が目立っていたが時代とともにそうでも無くなってきていること。そ...続きを読む
  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために
    外山滋比古の著作は、東大・京大の学生にひろく読まれているらしい。実際手にとればさもありなん、おもしろくてタメになる。そのうえわかりやすい。読めばひとつ学問を修めた気分になる(気になった、で放置するか人生に活かすかは個人差がある)。本書もタイトルそのままの内容で、論文・散文・手紙など、あらゆる「書く」...続きを読む
  • 知的生活習慣
    健康的な生活習慣だけではなく、知的な生活習慣も身につけることで人生を豊かにすることができることを謳っている。知識を身につけるだけではなく、生活第一を念頭に、自分の頭で考える習慣を身につけることが大切である。
  • 傷のあるリンゴ

    疲れてる時に読みたい

    気負わずに読めて、でも時々ハッとする所のある、大好きなエッセイ集です。
    誰しも思い当たることがあるでしょう。読後、心がじわっと暖かくなります。
  • ことばの教養
    日本語や読書に関するエッセイ。
    タイトルと著者名を見て即買い。

    昭和57年と63年に出された著書から、選りすぐったエッセイを
    再編集した一冊。
    内容によっては今の時代と合っていないものも多少あるけれど、
    ほとんどのエッセイは今もその輝きを失っていない。

    第一章「心を伝える」の中の「手...続きを読む
  • 知的創造のヒント
    "外山さんの本は3冊目になるかな。考えること、思考すること、その方法のヒントを集めたコラム。
    この本でもふれているが、外山さんは、比喩がしばらしい。抜群という表現があっている気がするが、自分ごときが偉そうにこんなコメントをするのは気が引ける。
    グライダー効果 とか、 酒造り と カクテル など、ぼん...続きを読む
  • 忘れる力 思考への知の条件
    忘却は、知識を整理し、浄化し、創造的思考を行うために必要な媒体である。筆者が指摘するように、せっかく入れた知識を忘れてしまうことを恐れ、いかに忘れないように、思い出せるようにするか、ということに関心を持っていたが、忘却する力、自然に備わっている現象を素直に受け止めようという気持ちになれた。この感想も...続きを読む
  • 日本の英語、英文学
    日本語は後方重心思考。欧文は前方重心。英語の本、翻訳を読むときは冒頭をよく読むべき。そうだったのか!
  • ユーモアのレッスン
    ジョークや落語で笑うことは簡単だが、サテそれがなぜ、どのようにして面白く感じるのか。それを説明するとなると、非常にむつかしいのであるな。
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 思考力の方法
    本の帯はすぐに破棄してしまう私だが、今回は外山先生のお顔が載っていたので、敬意を表してつけたまま読み進めた。
    いつも以上に軽快な文章で読みやすく、それでいて奥が深い。今回はエッセイのような要素もあり、楽しめた。中でも、外山先生が小学校の作文の添削コメントで酷評され、自信を失ったというエピソードには驚...続きを読む
  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために
     前回読んだときに何も感想を書いていなかったようなので、再読した今回、感想をメモしておきます。

     外山さんの本は、どれも読みやすいのがいいですね。文体がそれほど難しくなく、主張もはっきりしています。今回は、文章を書くということについて、いろいろ思いを語っています。

     現代人も、筆や万年筆はあまり...続きを読む
  • 思考力
    著者のミリオンセラーである「思考の整理学」という本を以前読んだことがあって、それがすごく刺激的だったのを覚えている。この本は、東大や京大の学生たちに人気のあった本だ。
    で、この本も個人的には心にグサッときて、ちょっとやられてしまっている。
    最初は、知識と思考は別ものという考えを展開していて(αブロガ...続きを読む
  • 「ことば」は「こころ」
    美しい日本語について、音声面や時代の変化、そして文法解説など、幅広くかつわかりやすく解説されている。
    単なる知識本ではなく、日本人として日本語を話すという視点から書かれており、自分が普段なにげなく使っている言葉を見直す機会にもなる。
    本書のあとがきにあるように、「ことばづかいはこころづかいである」こ...続きを読む