外山滋比古のレビュー一覧

  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)
    編集部の数人を相手に語った内容をまとめたらしい。
    平易な語り口なので、読みやすい。
    グローバル化(欧米化)バリバリ本とは一線を画した、生き方、物の見方の指南。
    第4章曖昧の美学-日本語は悪魔の言語か
    第5章民族論理学‐言葉の数だけ論理がある
    は特に面白かった。
  • ユーモアのレッスン
     この本を読めば、、、というハウツー本ではありませんが、ユーモアとは何、話すときのポイントは、などなど結構参考になります。もちろん読んでいて面白いです。ぜひ一度お読みください。
     たとえば、本に書いてあるジョークではないですが「きしゃがきしゃからきしゃにのってきしゃする」??? ・・・僕たちの使う日...続きを読む
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)
    20120325 二次的創造、日本のこれからのヒントになるのではないだろうか。考える事の楽しさ、繰り返し読みたい本。
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)
    さすが『思考の整理学』の外山滋比古先生、思索に耽る愉しさを再び想起させてくれる一冊。これが編集者を前に口頭でなされた”語りおろし”だというのだから驚き。恐らく活字になる段階で幾ばくかの編集は入ってはいるだろうけど、各章ごとにテーマにブレがなく示唆に富む言葉が並ぶ(若干、最終章は散漫になってる気がする...続きを読む
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)
    知識の重要性に偏りすぎの社会に、疑問を投げかける本。第一章の平面思考から球面思考への考え方は、面白い。情報に日々埋れて大変な人には、自らの思考法を再考するのに、参考になるのでは。
  • 朝採りの思考 -シンプルな目を育てる
    外山滋比古、足の散歩から手の散歩と昇華してきて、頭をないがしろにしてはいけないことに気づく。どうも真剣に頭に入れる、心に刻み付ければ、忘れてない、記憶するものらしい。
  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために
    『読書百編、意自から通ず』
    その時は意味がわからなくても、何度も繰り返し読むことで身に入る。ここで大事なのは声に出して(頭の中でもいい)読むことだ。いつか意味が分かるようになった時、それは自分のものになっている。美しい文章の書き方も読むことで身につく。これは他の著書でも書いていた。著者が伝えたい大事...続きを読む
  • 知的創造のヒント
    「未読の本を30分で読んで2分でプレゼンする」という刺激的な読書会の中で読みました。30分内で超高速で読んだので、かなり浅い読み方になってしまいましたが・・・本当の創造とはどういうことか、著者自身のやり方を説明しながら教えてくれます。「思考の整理学」とセットで読むと良いかも。
  • 知的創造のヒント
    お酒を作ること

    知的創造も同じことなんだって思えた!

    自分が悩んでいたことが書いてあった!自分はカクテル作りしかできない人間やと思っていたので、励みにもなった!

    新しく何か始めるときには、読んで立ち止まって頂けたらなって思います。
  • 人生を愉しむ知的時間術 “いそがば回れ”の生き方論
    「人生を愉しむ知的時間術」4

    著者 外山滋比古
    出版 PHP文庫

    p52より引用
    “忙しい人だけが、本当にヒマな時間をもつ。
    ヒマな人がヒマを感じることはできない。”

    英文学者である著者による、
    生き方・時間の使い方について書かれた一冊。
    ことわざの話から著者の身近な楽しみについてまで、
    読み...続きを読む
  • 心と心をつなぐ話し方
    「心と心をつなぐ話し方」4

    著者 外山滋比古
    出版 PHP文庫

    p85より引用
    “目のことばは漢字を多く用います。
    耳のことばにあまり漢語を入れますとわかりにくくなります。”

    英文学者である著者による、
    会話が上手くなる為のコツを記した一冊。
    ついつい出てしまう話し方のクセから発音の大切さまで...続きを読む
  • 知的創造のヒント
    知的創造とは、アルコールにたとえればカクテルではなく醸造酒。他人の考えの単なる混合せではなく、素となる着想を寝かせ、発酵させて生み出すもの。そのような二次的ではない、一時的創造のヒントとなるエッセイ集。忘却や比喩、雑談に出家的状況、書くスタイルなどアイデアが生まれやすくし、それを形にするための土壌作...続きを読む
  • 少年記
    外山先生の自伝。ご自分で書かれているように、自伝らしい自伝は書いていないので、唯一ご自身のことを書かれている本という意味で興味深く読んだ。戦前のお話がメインの思いで話であり、著者の他の書籍のように多くの示唆に富んだことで埋め尽くされているわけではない。その代わり、その時代を外山少年がどのように生きた...続きを読む
  • 異本論
    ・情報を整理して過去を知るだけでなく、伝えられていることに疑問を持ち、 その問いを突き詰めていく姿勢は、まさに、思考の整理学

     東大・京大で2年連続売上1位!になった「思考の整理学」の著者、外山 滋比古 先生の著書。

     読者に媚びることなく、ご自身の思考を整理する。だからと言って、読者を意識して...続きを読む
  • 子育ては言葉の教育から 幼児教育で忘れてはならない39章
    「子育ては言葉の教育から」4

    著者 外山滋比古
    出版 PHP文庫

    p137より引用
    “知的ということが実際の経験をないがしろにして、
    本による知識のみをありがあたがるようだと、
    勉強がかえって心のまずしい人間を育てるおそれが
    小さくありません。”

    英文学者である著者による、
    子育てとことばの関...続きを読む
  • 異本論
     原典主義や作者至上主義といったものがある。あるテクストの解釈は「著者の意図」という神聖にして唯一のものしか有されないといった主義のことだ。そしてこれらの主義において「異本」――読者が理解することで生じる表現の変化――は忌み嫌われる立場にある。「あるがまま」に作品を読むのが理想であり、それに反駁する...続きを読む
  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために
    「文章を書くこころ」4

    著者 外山滋比古
    出版 PHP文庫

    p154より引用
    “自分の書いた文章がなだらかに読めないようでは、
    他人が読んでわかりやすいわけがない。”

    英文学者である著者による、
    文章を書く為の方法をまとめた一冊。
    文章を書く心のあり方から、
    偉人達の送りあった書簡の紹介まで、...続きを読む
  • ライフワークの思想
    外山先生らしい本です。
    読みやすい部分と読みにくい部分があり,読みにくい部分は飛ばして読んでいます。でも,非常に勉強になるところもあります。
    日本人の面食い文化の章(第4章)に私は共感しました。
  • 異本論
    文学、さらには芸術全般、より大きく言えばコミュニケーションにおいて、「異本化」は必ず生じうるものであるし、生じないものは表現ではありえない。
    「あるがまま」読む、解釈することは有り得ないし、誤解(異本化)することによって、文学作品となり、古典となる。
    原稿至上主義に価値を置くことは、却ってそのおもし...続きを読む
  • ライフワークの思想
    最初は、本書の題でもあるライフワークについて論述されているが、次第に脱線してしまっている感が否めない。しかし、これは起承転結の転であり、最終的には収束するかもしれない。もし収束しなかったとしても、それはそれでおもしろいような気がする。なぜなら、まったく関係がない内容と思われても、よく咀嚼するとやはり...続きを読む