外山滋比古のレビュー一覧

  • ライフワークの思想

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    1982年に出版された文庫を、再び発行した外山さんの本。当時の社会情勢についてふれながら説明している文書もあるので、今読むと「あれ?」という感じのところもないわけではない。とはいえ、示唆に富んだエッセイであることに代わりはない。

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    2018年10月20日
  • ことばの教養

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    外山さんの本は4冊目くらいになる。エッセイが多い。このエッセイも気の利いたものが多かった。心の休養に一服という本。

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    2018年10月17日
  • 新聞大学

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    今だからこそ読むべき本である。毎日必ず届けられる新聞=テキスト。これを活用せずにはいられない。毎朝新書一冊分の文字量がある新聞をどう活かすか。

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    2018年09月20日
  • 文章力―かくチカラ

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    ネタバレ

    ①話は途中から
    「三日前にね、ホテルのロビーでぼんやりしててね、カバンを取られてしまった。全くひどい目にあったよ」

    「ひどい目にあったよ」
    どうしたの
    「カバンをとられてね」
    いつ?
    「3日前」
    どこで?
    「ホテルのロビー」

    ②文章を書いたらあとで表題をつけるようにすると、テーマ・真ん中がブレない。平家物語はよい例。

    ③「読書百遍、意自ら通ず」
    名文を素読する。古典の文章は音調が快く、訳がわからなくても文句が耳にの残り、自然とそれが唇に上がって来て、折に触れ機に臨んで繰り返し思い出し、そのうち意味もわかってくる。

    ④なるべくセンテンスを短く。ついつなぎの言葉を頭にかぶせた文章になりが

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    2018年05月24日
  • 傷のあるリンゴ

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    思考の整理学で有名な著者のエッセイ集。外山先生は同調圧力に流されない、良い意味のアウトローだと思う。当たり前を疑い、経験を元にかかれている文章は、どの話を読んでも得るものがあると思う。近頃の人は「人を見る目がなくなった」という話が特に印象に残った。他人と向き合い、観察し、対話する経験を積み上げなければ、人の本質など見抜くことは出来ない。それが出来ない人間が人事などやっているのだから、トラブルにならないはずがない。

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    2018年04月12日
  • 老いの整理学

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    話題の幅が広い。
    生物は顔を下に向いて四つん這いで歩くのが正しいという理論。そのため、横になることは理解できるが、のどにつまらす話は半信半疑。

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    2018年01月19日
  • 異本論

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    ネタバレ

    テクスト論。
    今までは作者が本ぜんたいの権威を持つとされていたが、読者の解釈によって決まるとした。
    歴史とおなじように、本は時間を置かなければ真の評価ができない。例えば宮沢賢治のように、生きている間は見向きもされなかったが、その後再評価されることはよくある。逆に、流行するものの、10年後には忘れられているということもある。

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    2017年11月22日
  • 消えるコトバ・消えないコトバ

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    「この本は客観的思考(アウトサイダー思考)と
    主観的思考(インサイダー思考)の違いを述べながら、日本人に客観的思考の有用性について、理解してもらうためのエッセイ集である。」
    読書指南本『本を読む本』を読んで以降、本はまずタイトル、目次からきちんと読む。なぜなら、著者が言いたいことは、そこに凝縮されているからだ。冒頭の言葉は、本書を開くと写真とともに最初に目に飛び込んでくる。それから16枚の写真とコトバ。『本を読む本』の翻訳者である著者が本書で言いたいことは、もう、ここに書き尽くされたと言ってもいいのだけれど、そのあとがまた、さすが!と思わせる一冊。字も大きく読み易い。『思考の整理学』未読の方に

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    2016年12月07日
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

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     今回取り上げる著者は、「思考の整理学」、「忘却の整理学」などの著書を出している。考えることについていろいろな側面から取り上げている。考えることがないと頭の中身がふやけてねじが緩んで取れてしまうからなあ。


     触媒思考では、「知識と経験の化合が新しい価値を生む」として、経験を軽く見るのは良くないとしている。近代以前は経験を積むことが重要とされていたが、知識に重きを置いた社会になってしまった。著者は、知識と経験をつなぐ役割を思考力に求めている。


     選択の判断力では、「人はなぜよく考えずに選択するのか?」として、選択力について取り上げている。選択と言えば、今月の前半に話題になっていたアメリカ

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    2016年12月03日
  • 忘却の力――創造の再発見

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    新書や実用書の読書の後、本書のような手練の文筆家の滋味豊かな文章を読むと、ホント心が和む。実用本は、データ・経験・事実の積み重ねで論理を展開し、確証に裏打ちされた筆致で断言していく。鼓舞され、前向きにはなるが、「まぁ、これは栄養があるから食べなさい!」と勧められ食べさされている感じがする。こういう食傷気味の時にもってこいの読書といえば、エンタメかエッセイの類い。

    外山滋比古の随想の醍醐味は「思索の散歩」を愉しむことに尽きる。話の展開が時に跳躍、時に道草。でも蛇行はしない。“おもねり”や“説明”が一切なく、清々しい。

     
    「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と詠った室生犀星は、ふるさとというも

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    2016年09月16日
  • ものの見方、考え方 発信型思考力を養う

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    副題「発信型思考力を養う」とあって、まず「はじめに」が良いなと思う。

    受けるのではなく、発する力。
    いわゆる質問する力や創造する力を指している。
    「他人の言うこと、考えといつも違っている、というのが望ましい。質問思考である。」

    面白い視点は幾つもあって、縦書きと横書きの違いや、遠いからこその美、寺田寅彦の話などハッとさせられる。ううーむ。すごい。

    冒頭の引用に繋がるのだが、外山氏は日本という土台に立ちながら外国の言葉や文化にちゃんと触れることが「他人といつも違っている」思考への糸口になるのだと言う。

    異文化理解という言葉が多く見られる今の世の中にあって、目新しいことではないと思うかもし

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    2016年07月30日
  • 家庭という学校

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    自転車と運動神経の話、可愛い子には旅をさせよの話。なんだか子供が大人のためのおもちゃになってるように感じた。

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    2016年04月29日
  • 忘れる力 思考への知の条件

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    気になることば

    23 忘却のはたらき
    価値ある思考、借りものではない思考は、忘却の陰の力に負うところが大きい。

    26 “遊び”の強調
    All work and no play makes Jack a dull boy.

    35 レム睡眠
    Rapid Eye Movement
    レム睡眠は、知識ゴミ、情報ゴミの分別をだれに教えられることなく、自力でやってのける。

    55 連作障害
    小中高一貫、あるいは中高一貫の教育の弊害
    そこに身を置く子供たち次第ではあるが

    78 田舎の学問より京の昼寝
    忙しい人ほどヒマがある、本当に忙しい人はヒマを楽しむことができる。

    94 毎日の計は朝にあり
    毎朝、

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    2016年02月26日
  • 知的生活習慣

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    ネタバレ

    習慣って大切だなぁと切実に思う。
    きっちりしたルーティンを作って実践していくことで、生活は向上するし、張り合いも出る。
    身体のためを思って、早起きや運動習慣を身に着けてきたけど、この本では知的生活の習慣を提案してくれている。
    知識を溜めるだけでなく、モノを考える事で知識をしっかり使ってやること。日記や予定表をつくること。ちゃんと寝ること。散歩をすること…

    一つ驚いたのは「忘れること」を知的習慣として提案している部分である。確かにそう、不要な事は忘れたらいいのだ。膨大な記憶は思考の柔軟さを損なうということ、なるほど知識を溜めこまないって部分にも通じるし、断捨離生活にも通じる。なんでも覚えてられ

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    2015年10月28日
  • 知的生活習慣

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    筆者の最新刊。過去の作品も腹に落ちる内容だったが今回も同様。いらぬことを忘れるために日記はある、知識と志向の相反性、人間的価値は生活から、などのポイントが胸に刺さる。

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    2015年10月25日
  • 異本論

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    『思考の整理学』を読んで、どうしても読みたくなった一冊である。

    本を「読む」とはどういうことか、考える。
    作者の意図を探り、本文に忠実に「読む」ことだけが正しい読みであるように思う時がある。
    そこで、私のした解釈は、恐らく作者の意図ではないだろう。それは、空想であり、ただの嘘ではないかと感じていた。

    しかし、筆者は読者によってもたらされる異本こそ、作品の価値を高め、普遍化させる仕組みなのだと述べている。

    作品は、作者の手を離れた時点で、社会のものとなる。
    古典と呼ばれる作品たちは、そうした社会的変化、価値観の摩擦の中で、魅力を失わなかった……いや、新たな魅力を見出されてきたものである。

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    2015年09月27日
  • 日本語は泣いている 愛蔵版 新編 ことばの作法

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    30年前の改稿とは思えない。すなわち30年前から日本語は泣き止んでないんだな、便利なスマホの普及で、何でも電話がメールを経てSNSに
    なった。さすがに30年前に予想は困難だったようだが、仲間内だけの符号のみでコミュニケーションし続けていると、文化的な創造は出来なくなる気がしてならない。

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    2015年07月04日
  • 知的創造のヒント

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    とっても良かった。Serendipityとか,着想は奇襲するとか。睡眠がとっても大事。ノートの使い方のコツも紹介されていてよかった。保存することも考えて,同じノートを使い続けるのが良いらしい。

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    2015年05月26日
  • 知的創造のヒント

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    学者のエッセイは結構好きで気分転換にたまに読んでいる。同著者の『思考の整理学』と基本的な方向性は似ていた。私事となるが、これまで院を修了した後の知的活動・生活について模索していた1年だった。明確な生活の方法は、そう簡単にはそうわからないということがわかりかけている程度が現状となっている。そうした中本書を読み、研究に携わってきたり研究指導をしている人であっても、試行錯誤の上、研究や知的な創造活動を行っていることがわかった。

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    2015年05月23日
  • 知的生活習慣

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    「知識はモノマネの結果」その知識を「教養」と名付けて崇めてることの弊害を説いていて、なるほどと思いました。大切なのは生活。そして自分で考える力。子どもにも自分にも参考になりました。

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    2015年05月20日