外山滋比古のレビュー一覧
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勝負師の異名を取る棋士が、心が楽しむ状態が最高と。プレッシャーがかかると、考えがかたくなる。やわらかく、考えるとは、その観点だ。本書は過去の文献からのピックアップなので、あまり新しいものはない。
基本的なコンセプトは、忘れることで頭の中のモヤモヤを消し去ること。よく忘れ、よく考える。
もう一つは、常識とは思考停止であるということ。わからない事、あいまいなものが悪いとは限らない。とにかく、毎日書く事だ、そして書いた後は耳で読む。声に出して読んでみるといろいろな不備に気づく。
読書とは変身である。自己に新しいマスクをかけるようなもの。変身であると。 -
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<どんな本?一言で紹介>
200万部を超えるベストセラー『思考の整理学』。この本の、「いいとこ取り」をした名言集。
<どんな人におすすめ?>
響きのいいフレーズを探している人。
思考力についての本を探したい人。
思考力がみにつく生活をおくりたい人。
<読んだら、どんなことが分かるの?>
「発想力」や「思考力」を磨き、発揮するためのヒントや、日々の生活の心構え。
・発想力を鍛えるヒント
・ 思考のプロセス
・思考力を高める方法
・知性を磨く生活
・ 思考につながる読書
・ 発想が豊かになる “ おしゃべり ”
・未来を創るヒント
<日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
1.「考えごとは朝にする」
「朝は金の時間、夕食後は鉛の時間、夜10時以降は石の時間、石頭になる」
夜と朝で考えることは、同じ人間でもかなり違う。朝の頭の方が、夜の頭より優秀である。「朝飯前」という言葉を、辞書に載っている『朝食前に出来るほど、簡単だ。』の意味でなく「朝の食事の前にするため、本来は決して簡単でもなんでもないことが、さっさと出来てしまい、いかにも簡単そうに見える。」という意味に捉えること。
どんなことでも、朝食前にすれば、さっさと片付く。朝の頭はそれだけ能率がいい。実際、『思考の整理学』の著者・外山さんは、朝食を抜いて、お昼前の4時間に集中して仕事をしているとのこと。その後、時間がある時は布団を敷いて昼寝をし、目覚めてから2回目“朝飯前”をするそう。
2.「体を使って考えよ」
日常生活を見直さず、知的な生活を送ることは不可能だ。すべては1日をどう生きるかによって決まってくる。新しい思考をするためには、机に向かうのではなく、外に出て、あてもなく歩くことが効果的だ。他のことをしているときよりも、アイディアが湧きあがってくる。そのため、散歩に出るときは、メモ用紙と筆記用具を持って出る。
散歩以上に頭の働きがよくなるのが、料理だ。料理をしていると、毎日のように小さな発見がある。あとは食べてホメてくれる人がいれば最高だ。頭をはたらかせるうえでは、姿勢にも気を配りたい。いちばん合理的な姿勢は立つことだ。座っているときも、背筋をピンと伸ばして姿勢をよくするよう心がけよう。
さらに笑いにも、頭をよくする効果がある。くよくよしたり、泣いたりしてはいけない。笑うことは知的なふるまいだ。よく笑うのは頭の回転がはやい証拠である。
3.切り換える
勉強家は絶え間なく仕事をしようとする。しかし効果を上げる継続は「休み休みの継続」。線的な継続ではなく、点的な継続が力を生む。同じところで同じ作物をつくると連作障害を起こしてしまう。それならば休作をして、他のものをつくったほうがいい。
スイッチの切り換えを素早くできるのは、現代人に必要不可欠のスキルだ。それさえできれば、どんなに多くのことを同時にやっても混乱しなくなる。ただし頭を切り換える際には、少しでいいから空白の時間も必要である。すぐに次に移るのはよくない。何もしないときこそ、頭は大いに働いているのだ。
<感想>
早起きしてすぐ仕事して、一回寝て、また仕事。こんな自由に時間が使える生活がしたい!!!と、「なりたい人」リストに外山さんを追加することにした笑。
本書では、名言にまつわる深い内容は載っていないので、気になる名言があったら、原著も読んだほうがいい。
「新しい時代に耐えうる人間になるのは、話すこと、とくに聴くことの力をのばすしか手はない」「読書、大いに結構だが、生きる力に結びつかなくてはいけない」「知識は”死んだもの”」「知性は”話しことば”に現れる」このあたりが、個人的にはヒットした。
読んで得たものを、いかに成果の出るアウトプットするかは、考える力がどれくらいあるかにかかっていることを、あたらめて実感する。 -
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「株投資」を積極的に進めていて、「我が意を得たり」の思いだった。
人生をイキイキと生きていくためには、「リスク」は当たり前。
興味のあることや、信頼出来る人がいい、といったことには、先ずは実践してみる。その中で、学んでいく。そんなことをずっとやって来ていて、自分なりに刺激的な人生を歩んで来たと思う。「株」しかり! 面白い。ハイリスクは避けてやってます。
〈本から〉
知識が思考の邪魔をする。これはやはり真実である。定年後の人生を面白くするためにも、知識に縛られない思考が大切になるのだと思う。リスク回避ばかり考えていては、結局は貯金と年金を頼りにするしかなく、退屈で社会の重荷になる老後がまっているだけだ。
あるべき順序は、まず実験なのである。実験、思考、知識という順に段階を踏んでいくことで、人間は賢くなる。実験を繰り返す精神によって考える力が育まれ、そこからまだ見ぬ新しい知識が生まれる。重要なのは、実験が〈失敗〉を伴うものであるという点だ。試行錯誤を繰り返すことからこそ、本当の思考力が身についていく。 -
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外山滋比古さん。
1ページ完了の言葉集。
どこからでも読める。
どこでも読める。
楽しい。
以下、自分に引っ掛かった言葉。
①だいたいにおいて、声をあげるのは、どちらかと
いえば例外的な人たち。
☆声を上げている人を市民の代表の声のように
とらえてはいけないんだなあ。これわかるわあ。
②遠くのものは美しくみえる。
☆近くでみる視点と、遠くでみる視点と
どちらも大事。
③新しいものは嫌われる。
☆だから、自分が本当にやってみたいと思ったことで
人から批判されたとしても、人に迷惑をかけない範囲でやってみる価値はあるのだと思う。
④おもしろいことは忘れられない。
☆どうやって面白くするか。
⑤小声でつぶやくと届きやすい。
☆本当に伝えたいことは小さな声でいってみる。
⑥ともあれ毎日書く。毎日書いていれば、ある程度まではうまくなる。
☆毎日書くことで、文体に自分なりのリズムができてくるのだろう。味わいか。それにしても、文章の基本だけはしっておきたいと思ってしまう。
⑦書いたあとは、耳で読む。
☆声に出してみると、不備に気づくのだという。後は、一日寝かせてみるとかね。恥を忍んで書くしかない。
どうせ、1年後とかに見ると不備だらけだったことに気付いたりするのだから。とにかくまずは、書くことだ。
⑧文章がうまくなる近道。漢文を毎日繰り返して読む。
☆漢文でなくても、自分の好きな作家や著者の作品を声に出したり、視写してみたりすることも価値があると思う。なかなかできないが。どこかで「えいやっ」とやってみる必要はありそうだ。
⑨敬語というバンパー。
☆この言葉の美しさといったら!!
敬語は相手との距離を示すもので、日本人でよかったなと思うものの一つだ。
⑩風のように本を読む。
さらりと読んでいても、自分の波長にあったメッセージに出会えば”共鳴”する。
☆目に留まるってこと、あるよね。 -
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”みなとみらいのブックファーストで店頭にならんでいたのをみて購入
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T:
P:
O:
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★どんなに貧しく、つつましい花であっても自分の育てた根から出たものには、流行の切り花とは違った存在価値がある。それが本当の意味での“ライフワーク”である。(p.12)
・カクテルと地酒の比喩(p.14)
酒でないものから酒をつくった時、初めて酒をつくったといえる。ただし、その過程で失敗すれば、甘酒になってしまうかもしれない。酢ができてしまうこともあるだろう。必ず酒になる保証はないが、もし、うまく発酵してかりにドブロクでもいい、地酒ができれば、それが本当の意味で人を酔わせる酒をつくったことになる。(中略)
★われわれは、地酒をつくることを忘れて、カクテル式勉強に熱中し、カクテル文化に身をやつして、齢をとってきた。(中略)もちろん、すばらしいカクテルをつくってくれる人も必要だが、それで、酒をつくったように錯覚してはならないのである。
・根のあるものは一時、葉の散ることもあろうし、枝の折れることがあるかもしれない。けれども、めぐり来て春になれば、再び芽ぶき、花をつけ、そして実をつける。(p.23)
・そろそろこの辺で、できてもできなくても、酒をつくってみるべきだ。(p.26)
★人生の酒に必要なのは経験である。この経験を本などを読んで代用したのでは、カクテルになってしまう。やはり、その人が毎日生きて積んだ経験と言うものを土台にしなければならない。そして、それに加えるに、経験を超越した形而上の考え方、つまり、アイデア、思いつきをもってする。経験と思いつきとを一緒にし、これに時間を加える。この時間なしには酒はできない。時間は酒を“ねかせる”ため、経験とアイデアをねかせて作用させるのだ。頭のなかにねかせておいてもよいが、この二つのことを何かに書きとめておくのが便利である。そして、時々これを取り出して、のぞいてみる。のぞいてみて、何も匂ってこなければ、まだ発酵していない。何となく胸をつかれる思いをしたり、何か新しい思いつきに向かって頭が動き出す。(p.27)
★たしかに前へ走ることは進歩だ。だが、折り返し点ではそれまでの価値観をひっくり返して、反対側に走ることがすなわち前へ進むことになる。(中略)人生のマラソンにおいては、折り返し点を過ぎたら、今までとは逆の方向に走るということが、プラスなのだという発想の転換に達するのは生やさしいことではない。
エリートが齢をとるとだんだんつまらない人になってくるのは、彼らが一筋の道を折り返しなしに走っているからだろう。(p.30)
・小出しに与えられた断片的知識を、小刻みに習得する。学習の方法はどうしても分析的にならざるを得ない。(中略)しかし、いったん習得した知識はバラバラなものではなくて、まとまりのあるものにしたい。この二つの立場を調和させるにはどうしたらよいのか。それに成功したとき、「知識は力なり」(ベーコン)と言うことのできる知識になる。(p.50-51)
・目のまわるような忙しい生活の中で、何かのはずみに見出されるしばしの間の仕事からの解放、それがヒマである。(p.74)
・入って来るインプレッションの方が出て行くエクスプレッションよりも圧倒的に多い。この両者のバランスをとる役割を果たすのが忘却である。隠れた表現行為であり創造活動であるということにもなる。
#忘却は「創造活動」である!?
・三科・四学(文法・修辞学・論理学・数学・音楽・幾何・天文)のいわゆる自由七科 (p.93)
#イギリスのパブリック・スクールに関して。
・泥縄式=muddling through
★感情は理性に比べて慣性に支配されやすい。(p.127)
理性はしばしばその慣性から脱出する力を示す。同じ感情にしても、その内面の豊かなものはより強力な慣性を生ずる。しかし、慣性が必要とする十分な精神的エネルギーを伴わなくなると、惰性が起り、保守の弊害が表面化する。その惰性を克服する方法がすくなくとも二つあるように思われる。
一つは、慣性の力を理性で意識的に削減するのである。(中略)
もう一つは、惰性をそれからすこし離れた立場から見る態度である。慣性の勢いをちょっとかわしておいて、別の価値から批判する方法である。この方法から生まれるのが風刺やヒューマーである。(p.127:コンサバティヴ)
・どうもわれわれには交換という考えが乏しいように思われる。(中略)
精神文化の交易となると、事情はまさに逆で、一方的輸入である。何でもかんでも外国のものを借りる。(中略)入れたらお返しに何かを出そうという考えがない。(p.154-155:島国考)
・陸つづきの外国をもっていない地理条件は、国民の純粋、潔癖、孤立などの特性を助長するが、何よりの特色は外国、ならびに外国人に対する過敏さであろう。(p.157)
★役に立つ教育といったケチな目標でなされることが、子供の魂に火をつけるわけがない。(p.176)
・ただ、男性的性格を忘れてしまうと教育は骨格を見失いかねない。目先きの細かいことをやかましく言っても、長い目で人間の教育は何をなすべきかというようなことが欠落しては泰山鳴動してねずみ一匹出ないかもしれない。教育熱が高まって教育はいよいよ荒れ乱れるというおそれもある。(p.178)
・ある人間をダメにしようと思ったら、やんわり、繰り返して、「あなたはダメになります」と言っていればいい。本当にダメになってしまう。ご亭主にそういうことを口ぐせのように言っている奥さんもすくなくない。結果は奥さんの予言のとおりになってくれる。(p.224)
#ひょえ?、こわっ!!
・生活の条件がないときに若さを保つにはどうしたらいいか。いちばん簡単なのは、新しいことばを毎日すこしずつ覚えることだろう。(p.231)” -
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”定年後のお金をどうするのか、生きがいをどこに見出すのか。この二つは、切っても切れない関係にある。"
あとがきの、この言葉がすべてである。
私は、定年までにいかに現金を貯めるか、そして定年後はいかに支出をおさえて生活するか、という視点で老後を考えていたが、そんな未来像ははっきり言えば「絶望」だった。生きてはいけるけど、楽しそうじゃない。
筆者は、定年後もなにがしかの方法で収入を得て、現役時代の貯蓄と年金を切り崩しながら、ではない老後を提案している。
たとえば定年後は、自分の好きなことや趣味を仕事にしてもいい。それまでの貯蓄や年金があるのだから、現役時代のように月30万円かせぐ必要は必ずしも、ない。
だから、月曜から金曜まで毎日8時間働くことに縛られる必要もない(そういう生活を望むマゾヒスティックな人も中にはいるだろうが)。
自分は、村上春樹のように早朝から仕事をして、午後は自由に過ごす生活を目標にしている。
会社勤めをしながらだとなかなか実現はむつかしいが、定年後に自分で仕事をするのならば、こんな働き方もできそうだ。
34歳になる年に、このような考え方に出会えたのは幸運であった。目標とする働き方、ライフスタイルを構築していく時間があと26年もある。
人生の後半が、希望のあるものに思えてきた。 -
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ネタバレ①話は途中から
「三日前にね、ホテルのロビーでぼんやりしててね、カバンを取られてしまった。全くひどい目にあったよ」
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「ひどい目にあったよ」
どうしたの
「カバンをとられてね」
いつ?
「3日前」
どこで?
「ホテルのロビー」
②文章を書いたらあとで表題をつけるようにすると、テーマ・真ん中がブレない。平家物語はよい例。
③「読書百遍、意自ら通ず」
名文を素読する。古典の文章は音調が快く、訳がわからなくても文句が耳にの残り、自然とそれが唇に上がって来て、折に触れ機に臨んで繰り返し思い出し、そのうち意味もわかってくる。
④なるべくセンテンスを短く。ついつなぎの言葉を頭にかぶせた文章になりがち。前後の文章の結びつける論理的接続詞を乱用しない。
「なぜ”東京”がダメで、”京都”なのであろうか。これは観光のことではない。なぜノーベル賞は京都なのかという問題である。というのは、こんどノーベル化学賞を受けた〜もそうだし、〜、〜、〜など化学関係の受賞者は、いずれも三高ないし京大で学問をはぐくんでいる。しかし経済大国の首都東京は、そいういう人材を生み出していない。これには世界に誇る独創的研究を育てにくい理由でもあるのだろうか」
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「なぜ”東京”がダメで、”京都”なのであろうか。これは観光のことではない。なぜノーベル賞は京都なのかという問題である。というのは、こんどノーベル化学賞を受けた〜もそうだし、〜、〜、〜など化学関係の受賞者は、いずれも三高ないし京大で学問をはぐくんでいる。しかし経済大国の首都東京は、そいういう人材を生み出していない。これには世界に誇る独創的研究を育てにくい理由でもあるのだろうか」
⑤飾り言葉を削ぐ
「四月。目に映るものみなすべてが新鮮であった。学生にとっての一年は確かに四月から始まるのだから、当然といえばそれまでだが、あれほど夢見ていた世界の扉を自分で押し開けたという実感で、以前とは比べられないほどの輝きを放っていた」
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「四月。目に映るものみがな新鮮であった。学生の一年は四月から始まるのだから、当然かもしれないが、夢見ていた世界の扉を自分で押し開けたという実感があって、まわりがこれまでとは違う輝きを放っていた」