外山滋比古のレビュー一覧

  • 傷のあるリンゴ
    読みやすいエッセイ。自論が展開されるが、経験豊富、バランスよく聞きやすい。ほのぼのとした気持ちになる。
  • ライフワークの思想
    ベストセラー「思考の整理学」を書いた外山滋比古さんの40年前の書籍(エッセイ集)を文庫化した本です。

    もともと、「中年閉居して・・・」というタイトルを「ライフワークの思想」と改題して出した本なので、ライフワークについて書かれているのは第一章だけ。

    第二章は学び、第三章は島国論、第四章は教育とこと...続きを読む
  • 逆説の生き方
    これを読むと失敗は恥ずかしいものではない、逆に歓迎されるものと感じさせる。親はいない方がいいのかとも思ってしまった。一方で逆境に耐えられない者もいるだろう。社会はその様な者にとって優しい場所ではなくなっている様に感じる。
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)
    触媒思考(インプットではなくアウトプット)
    選択力(判断力)は日常の生活で困難を強いられてきたえるものだが、現代は選択をするうえで表面だけを見て決めてしまいがちなこと
    日本人の曖昧さ
    二次的創造、二次的活動(服を作る、という一次的創造から、デザインという形の創造へ)
    などなど、この世の中の大きな流れ...続きを読む
  • 逆説の生き方
    1. いつでも辞めてやるという覚悟が自分を平和にする、2. 不自由への慣れ(=我慢)が不自由を忘れさせる、3. 誰もが乳幼児に経験した圧倒的無知という状況の打破経験
    別の書籍と並行して読んだが、やはり人生は(雑音に負けずに)主体的判断を続けていかねば。それには地図が必要か?
  • ものの見方、考え方 発信型思考力を養う
    タイトルが「ものの見方、考え方」で、サブタイトルにある「発信型思考力を養う」とあるのだから具体的な手法とともにレクチャーされていくのかと思いきや、著者による様々な物事を題材にしたエッセイ集であり、著者による見方や考え方が続いていきます。

    最初は「おやっ?」と思いながらも読み進めていたのですが著者の...続きを読む
  • 消えるコトバ・消えないコトバ
    近くのことは、案外、遠くのことより見えにくい。人の目は、遠くを見るには都合よくできているが、自分を見るのには不向きなようだ。囲碁の対局でも観戦者が対局者より上手であるわけでもないのに、局外者ならではの、対局者には決して見えないものが見えたりする。いわゆる岡目八目。客観的に判断できるアウトサイダーは優...続きを読む
  • 家庭という学校
    言葉の習得はまことに難しい。長時間勉強しているにもかかわらず、全く身につかない英語学習をみればよく分かる。何年かけてもマスターできない。ところが、すべての子どもが、親から不完全な教え方しかされていないのに、皆、完璧に言葉が話せるようになっている。まさに天才。多くの子どもが、教えられてもいないのに日本...続きを読む
  • 家庭という学校
    親が最高のインプリンティングの教材となるべし。
    当たり前だとは思うけど、
    今一度、考える機会にはなった。
    内容うんぬんより
    外山さんの文章は無駄がない。
    それでいて言い尽くしている。
    印象に残ったエピソード↓
    見知らぬ母親が、
    子供に経験させたいからと、
    「お宅の庭のみかん、子供に採らせて」と訪ねて...続きを読む
  • 家庭という学校
    子供と、子育てに関するお話。
     かわいい子には旅をさせよとか、「かけっこ」が必要だとか、甘やかしすぎはよくないとか。

     平易な文章でわかりやすいたとえを用いた良書。とても共感できる内容であるが、欲をいうと、「当たり前すぎる」内容に私には思えたため、星三つ。

     とはいえ、当たり前のことこそ、忘れら...続きを読む
  • 家庭という学校
    苦労は買ってでもせよ。
    外山さんはしきりにこれをおっしゃる。目上の方たちとお話しさせていただいた時も、よくこの言葉は耳にする。挫折や失敗を怖がらず、子供が強く育っていく環境を、親が整えてあげないといけないんでしょう。
    特に前半は田嶋陽子先生が怒りそうな内容になっていますが、母親の家庭での存在の大きさ...続きを読む
  • 失敗を活かせば人生はうまくいく
    苦あれば楽あり。
    失敗のあとに成功があることを信じて、悪いことを恐れない。むしろ、迎え入れる気構えを持つ。
    こんな難しいことはないと思いますが、なにごとも難しく考えすぎないことも大事なんだと思いました。
    僕は中学受験に失敗しましたが、今から思うとあの失敗があったからこその今だと感じています。失敗した...続きを読む
  • 日本語は泣いている 愛蔵版 新編 ことばの作法
    F2F、電話、レター、エチケット、日本語の言語としての多言語との差異がハイライトされ得る各種ユースケースにおける著者の想いのenumeration。
  • ユーモアのレッスン
    多くの著書で有名な外山滋比古先生の一冊。
    国内・国外を問わず多くのユーモアあふれた名言をその背景と共に紹介されています。
    ユーモアには知性が求められるというわけで、なかなかセンスの良いユーモアをタイミングよく繰り出すまでの道のりは険しいように感じました。
    これからも、当分下ネタあたりでお茶を濁すこと...続きを読む
  • 日本語は泣いている 愛蔵版 新編 ことばの作法
    いますぐしてできないことはないが、まあいいや、あとにしよう。こういう考えがものごとを複雑にする。「あとで」という時はなかなか巡って来ない。「あとで」は結局、永久に「今」にならないことが多い。少しくらい無理をしても、その場で処理するのが一番手間がかからない。言葉に始まり言葉に終わる書なのだが、時折出て...続きを読む
  • 知的創造のヒント
    外山滋比古による1977年発表(講談社現代新書)のエッセイ集。ちくま学芸文庫で2008年に復刊された。
    外山氏の「思考法」に関する初期のアイデアのエッセンスが語られており、近年ベストセラー化した『思考の整理学』(1983年発刊。ちくま文庫で1986年文庫化)はじめ、その後の外山氏の著作のアイデアの基...続きを読む
  • 思考力
    よけいな知識がないために生じる無知は歓迎すべきであり、忘却をうまく活用する
    自分の力に見合うかどうかにかまわず、自分が希望するところに挑戦し、落ちたらまた挑戦するを繰り返していくことで失敗を恐れない度胸がついていく
  • 知的生活習慣
    知的生活習慣を送るためにはどうしたらよいかということが記載されていると思っていましたが,どちらかというと著者の毎日の生活,考え方を記載したエッセイという趣の本です。

    老齢になっても健康に,知的生活習慣を過ごすためにはどういうことに心掛けたらよいかという,モデルの一つが描かれています。

    毎日の予定...続きを読む
  • 傷のあるリンゴ
    エッセーはあまり読まないが初っ端の章「ヒマな人ほど忙しい」が面白かったので読んでみた。
    全体的に、Aだと言われるが、Bとも言えまいか、ふーんという感じ。雑談集です。
    エッセーは生活感のある方が好き。
  • 知的生活習慣
    20150709 基本的なところで幾つか自分もしている事があるので納得がいく。生活するということが意識しないと出来ない世の中が問題。