外山滋比古のレビュー一覧

  • 少年記

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    作者があとがきで、文章のなかで“私”を使わないと述べていたが、すっきり清々しいと感じるのはそのせいなのかもしれないと思った。
    中学3年のときに寺田寅彦の文章を読みつよい衝撃をうける、とあった。
    寺田寅彦は、好きだなぁ。

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    2014年08月30日
  • 失敗談

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    「失敗」という概念を根本から見つめ、多くの日本人が持つマイナスイメージを取り除くことができるの本。
    「失敗」を経て「成功」を掴み取りたいあなたへ。

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    2014年07月27日
  • 人に聞けない 大人の言葉づかい

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    ネタバレ

    言葉づかいはマナーであり、文化や心に根ざしたものだと感じられた。
    指摘された例の中には、個人的には違和感を感じないものもあったが、それを変だと感じる受け止め方があることは意識し、不用意に使うことは避けたい。
    コミュニケーションの相手に不快を感じさせない心遣い、人としての品格を高めることを心がけたい。
    14-104

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    2014年08月07日
  • 知識ゼロからの人を動かす「聞く力」

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    弁護士、カウンセラー、コンサル、会社管理職、評論家とさまざまな立場から聞く力について述べている。相手が話したくなるような環境を作り、聞き上手でいること、また、創造的な思考力を持ち、発信していけることこそ聞く力があるといえるのだろう。

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    2014年06月29日
  • 思考力

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    すらすら読めて、随所で素直にうなずいた。
    死語になったという「総領の甚六」。そうかとあらためて・・・。

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    2014年04月01日
  • 文章力―かくチカラ

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    手紙の作法について、とても勉強になった。
    文書を上手く書けるようになりたければ、何度も書いて、見直すしかないということかな。
    もう一度読んで、身体に覚えこまそうと思うん。

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    2014年03月26日
  • 失敗談

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    自分自身の失敗は数知れず…。なんであんなこと言ったんだろう…あのときああすれば…と思い返しては反省するばかり。本書を読むと、失敗を嘆くのではなく、良い方向に進める一歩と思えて、どれも心温まるエッセイでした。

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    2014年03月17日
  • 思考力

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    勉強すると、頭は悪くなる。知れば知るほどバカになる。

    トンデモ本に載るような過激な表現だが、著者が言いたいのは「思考する」ことの重要性。自分で経験を蓄え、問題について迷い考えることこそが大事だ。ただ、知識をつめ込むのではなく、頭のなかを整理し、「忘れる」ことも思考の一部である。

    と、考えることがいかに重要かをわかりやすく解説している。

    余談だが、最終章の著者の自慢話みたいな自伝がなければ、著者のベストセラー「思考の整理学」並に評価されたかも・・・って、余計なお世話か。

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    2014年02月25日
  • 知的創造のヒント

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    考えだすという行為は曖昧模糊で、機械的にいかないところはもどかしいが、実に人間らしいものなのだと感じさせてくれるエッセイ。

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    2014年01月31日
  • 思考力

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    ネタバレ

    言わずと知れた、思考の巨匠ともいえる、外山滋比古。
    本書は、著者のライフワークともいえる思考力への思索を、
    著者の人生と経験にもとづいて、述べられている。

    この本で重要としているのは、経験にもとづいた思考力だと思う。
    聞いただけの情報や、活字で見知った知識などの、
    間接的に得た情報で物事を思考するのは難しい。
    知識と経験と思考の再定義から、この本の内容は展開していく。


    自分で直接経験していない、間接的な情報を
    知識として得続けても、ただの知的メタボになるだけだという。
    いわゆる「知識バカ」になってはいけない。
    机にかじりつくことだけが勉強ではない。
    外へ出て、自らの生活体験を重ねることで

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    2013年09月03日
  • 傷のあるリンゴ

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    30編の随筆から構成されている。どの随筆も面白いが、『死は確実』などの随筆は、そのとおりと唸ってしまう。

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    2013年08月19日
  • 知的創造のヒント

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    読んだのは2回目?奥付を見ると2008年とあるので、26歳くらいの時に読んだらしい。思考の整理学を読んで、「すごい!」と思って、買ったと思う。

    今年で90歳。でも、言っていることはとても新しい。
    今、ビジネス書で盛んにテーマになっている、ライフハックとか、思考術とか、生活・仕事の中でクリエイティブを生み出す環境、生き方をデザインするという考え方を1970年代に書いていたところがすごいなーと思う。

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    ▼いいね!
    本を〝中絶〟癖。
    〝面白すぎそうな予感があって怖くなるのである〟
    面白すぎて、胸

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    2013年05月18日
  • ユーモアのレッスン

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    レッスンというよりも,ユーモアの具体例を紹介してくれている。そもそも,ユーモアは洗練された言葉の上に成り立つものだから,一朝一夕で習得できるものではありません。

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    2013年05月02日
  • 子育ては言葉の教育から 幼児教育で忘れてはならない39章

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    大学入試の小論文対策で
    読みました。

    初版が1984年発行だっけ…。
    わたしが生まれる10年も前だし
    今からは28年も前。
    だけど現代にも通じるような
    ことばかり。

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    2013年02月23日
  • 子育ては言葉の教育から 幼児教育で忘れてはならない39章

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    ミルキーウェイ文庫爆読中♪

    少々、女性に対して期待し過ぎなきらいはあるが
    「人間は、ことに女性はすべて、素晴らしい芸術家になることが出来ます。子どもの心にどういう絵を描くかという芸術です。額縁に入った作品こそ残しませんが、生きた人間の心によって不滅の絵を仕上げることが出来ます。」
    とか、大賛成!って言葉も多数。
    みんなが、こんな誇りを持って育児が出来たらいいのになぁ…と切に思う。

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    2013年01月03日
  • ライフワークの思想

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    外山滋比古さんの本は『思考の整理学』につづいて2冊目でした。書名の内容は概ね1~2章で終わり、3章以降はちょっと別のテーマで書かれているような感じでした。文化・言葉・教育・・・そこから派生したいろいろ。
    いつもこういう文体なんでしょうか。とても親近感のある読みやすいタッチです。
    底本が書かれたのが、1980年代、だったかな?扱われている事件や流行には時代を感じるものが多いですが、主張は色褪せないものですね。

    ただ、もう少し年齢を重ねてから読んでもよかったのかな。と思います。

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    2012年12月03日
  • ユーモアのレッスン

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    はじめにユーモアの語源について、あとはおもしろいユーモアの紹介集といったところ。はじめてきく話ばかりでおもしろかった。

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    2012年10月14日
  • 心と心をつなぐ話し方

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    1993年の本ですが、勉強になりました。

    良い本って、人間の本質を書かれていると思います。

    いつまでも読み継がれたい本ですね。

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    2012年08月04日
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

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    球面思考のすすめ、演劇やテレビニュースのように 1-3人称の世界から離れた観客型(第4人称)の提唱をしていて面白い。演劇を見に行きたくなる。そのほか 知識と思考(知恵)の相反することや、知識を知恵に昇華する触媒があることだとか 筆者の感ずるところをさらりと書きすすめている。 イギリスの全寮制教育のすばらしさと 日本語のあいまいさの美学に注目している点も面白い。

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    2012年06月25日
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

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    知識と思考は反比例の関係。知識が増えるほど思考は弱体化し、知識の乏しいものは思考力をつよく発揮できる。
    今やインターネットにより情報反乱している。つまり知識は簡単に手に入る。その結果我々の思考能力は弱体化してはいまいか?
    私も本を110冊読む、と宣言して多読しているが、反省をさせられた。手に入れた知識は思考して使わないと。

    物事は一つの側面からだけ見ていると間違う。たとえば「A rolling stone gathers no moss(転がる石は苔をつけない)」はアメリカとイギリスでは全く逆の意味になる。これを著者は第四人称的な立場から物事を見る事を提唱する。
    ちなみにこの2つの別な意味を

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    2012年06月11日