外山滋比古のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本書で言わんとすることは、忘れるという能力をみにつけることの大切さ。知識を詰め込んで詰め込んでパンクする前に、取捨選択していらない知識を切り捨てる。書いて書いて行き詰まった文章を一旦忘れて筆を擱き、頭を空にしてからもう一度机に向かう。知識を総動員して解決するのではなく、赤子のように知識もなにもない真っ白な頭で問題にぶつかり、自分で試行錯誤して方法を考え、それを知識とする。それがこれからの世の中、大事になってくる。それによってのみ、コンピュータとの戦い、生存競争に勝つことができる。
1983年にちくまセミナーの一冊として『思考の整理学』は刊行され、1986年にちくま文庫化された後、2023年には -
Posted by ブクログ
簡潔ながら外山滋比古さんの思考のエッセンスを気軽に覗ける1冊
˖ ⊹ ࣪ ˖ ☽ ⊹ ࣪
「朝に日記を書く」「早歩きの散歩で空白の境地に達する」など、今ではモーニングノートや瞑想にも通じそうな発想に、改めて著者の「良質な思考」を求める姿勢を感じた。
読書論では、
「読書は山の前で中断すべし」
「いやな本は放りだす」
あたりが特に印象的だった。
“本に義理立てして読破していては知識個性が小さくなる”という話にはかなり頷いた。
自分も「最後まで読まなきゃ」と義務感で苦しくなることがあるので、読破そのものを目的にしない感覚は持っていたい。
これまでの著作から抜粋された箴言集なので、見覚え -
Posted by ブクログ
どういう読み方が、本当の読みと言えるものであるか、
ものの読み方やものを読むということ自体に目を向けた本
著者は
一般の読みについて、二通りの読み方があることに気づく
内容が理解できる文章の読み(既知の読み方)と、
書かれている内容がよく理解出来ない文章の読み(未知の読み方)
同じ読みといっても、両者はまったく別ものであると言ってよいほど異なっているという
知っていることを読むこととを、アルファ読みと命名し、
未経験のことを読むことをベータ読みとし、著者は考察していくー
とにかく著者の多岐に渡る考察、深く広い視点が開示される
勉強になった