外山滋比古のレビュー一覧

  • 乱読のセレンディピティ
    専門外の本を読んで閃こうぜ、知識だけ突っ込むんじゃなくて自分の頭使って考えようぜ、って感じの内容。
    「美しい回想は記憶と忘却の働きによるというのが新しい忘却の美学である。」という文を読み、初めてエモいという感覚を知った。
  • 思考力
    自分の体験を通して勝ち取る物が大事
    子供の教育などを例にしてそれを裏付けているのがよかった

    ただ後半の自分語りはいらない
    こういった教養や生き方についての本にはどう考えても不要
    結構あるあるなのは何故なのか
    著者の自己顕示欲なのか編集の都合なのか知らないが読んでて苦痛だった
    せめてどこまで飛ばせば...続きを読む
  • やわらかく、考える。
    難しい表現、言葉が多く、今の自分には伝わらない部分もあった。
    しかし、この本は何年かしてもう一度読むと、かなり心に刺さるのではないかと予感させる。
    もっと広く多く世界を見て、もう一度読んでみたい。
  • 知的生活習慣
    AI社会を予言しているかのような言葉がたくさんありました。生活を大事にすることを心がけたいと思います。地の巨人と言われる著者が、知識はそんなにありがたいものではない、と一刀両断するのは新鮮な気持ちでした。
  • 知的創造のヒント
    考えるということを突き詰めた人。デジタル社会において文化の発展には着想がキモであり、これが難しい。カフェ、雑談、異分野との結合、現場の直観が重要、ここはアナログ。
  • 老いの練習帳
    変わり行く世を淡々かつ快活に生きるための47の智恵、とっておきの思考法を知の巨人が教えてくれるというふれこみ。タイトルからしても貴重で役に立つ人生訓を伝える書物かと思っていたが、読んでみると、著者らしい教養や含蓄を漂わせながらも、ユーモアがたっぷり盛り込まれた気楽に読めるエッセイ集であった
    考察がユ...続きを読む
  • ユーモアのレッスン
    役人の数は、所管の仕事が増えようと、増えまいと、ときには仕事がなくても、お構いなしに、年率5から7%の割合で増え続ける
    電話は声が聞けて嬉しいけど、終わってしまった後は何も残らなくて、虚しい。手紙だと、何度も何度も繰り返して読める。電話ではなく手紙をおくれ。なにより、お金がかからなくて良い。
    ユーモ...続きを読む
  • 乱読のセレンディピティ
    外山滋比古先生の訃報を知り、読んだ

    1月に40歳になり、1年間小説を読まないと決めて半年。小説以外を多読して良き本にも沢山出会ったけど、どう活かしていくかということに囚われ過ぎてたなぁ

    忘却してもいいんだ!

    それにしても90歳を過ぎての著書だなんて!
  • 乱読のセレンディピティ
    相当の知識人と思われる著者のクスッと笑えるユーモア付き乱読のすすめ。

    風のように本を読む。

    生きる力をつけるための読書。

    わたしも新聞、雑誌をめくるのは好きだ。他人の本棚を覗くのも。自分から選ばないようなトピックに出会うことができるから。ネット検索ではそれがない。慣れ親しんだ世界に篭りがち。
    ...続きを読む
  • 空気の教育
    「思考の生理学」の方の書かれた本。
    確かに、とても勉強になる。
    とくに、こどもと関わる職業の方なら一読の価値あり。
    しかしちょっとおじいちゃんめいてんなと感じる部分もあった。こう、性別役割分担的なところがね。
    それは、あのね、個人的にやだったな。
    子育ては「ハハオヤ」が1人でするものではない、出来る...続きを読む
  • 知的生活習慣
    冒頭の「頭に刺激」の章がとても面白かった。睡眠の大切さ、忘却の役割り、行動を増やす工夫など、なるほどなと思った。知識を増やすだけでなく、もっと自分自身の考えを深めて、よく考える人になりたい。
  • 最高の雑談術 ~乱談のセレンディピティ~
    雑談、乱談をしたいモチベーションが高かったという点では評価できるかな?

    英文学者が日本で英文学を学ぶことの限界を吐露しているのには驚いた。
  • やわらかく、考える。
    やわらかく、考える 外山滋比古
    目的思考と自由思考
    文章を考える順序
    書いたあとは耳で読む
    人の話は最後まで聞く
    敬語というバンパー
    風のように本を読む
    自分の言葉で語ればいい
  • こうやって、考える。
    第一章 idea
    第二章 process
    第三章 think
    第四章 life
    第五章 read
    第六章 chat
    第七章 creation
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)
     考えることには、目的思考と自由思考がある。目的思考は問題解決のために、自由思考は新しい発見や発明のために。考える時には、どちらかはっきり決めて考えてるわけではない。少し意識して考えるのもいいかもしれない。
  • 伝達の整理学
    難しかった。日本人は読み書きが主体の教育で、相手に伝えるのが苦手。確かに苦手。もっと意識したい。本や新聞、テレビなどから得る情報について、受け手として単に知識として詰め込むのではなくそれを受けて何を感じるか学ぶかということが大事かな。
  • 思考力の方法
    思考力の大家、外山先生の耳学に関する話。
    読み書きでは目を使って思考するが、そうではなく講演を聴く。そして考えるという論を展開される。
    たしかに英語4技能で最近注力されているのもスピーキングやリスニングだったりするので、この発話、聴く力周りは重要だと思われてきている。
    よく、壁打ちという形で誰かと対...続きを読む
  • 伝達の整理学
    読み書き中心の教育を受けてきたからか、どうも理解しづらいところがあった。
    思考の整理学と重なる部分もあり、両方同時期に読んだため、繰り返されるところはなるほど、と、感じ、思考を整理して実践していきたい。
  • 知的生活習慣
    外山氏が知的に生活を送るための習慣について書いた本。

    個人的に面白い表現だったのが
    ・日記は日々の事を忘れるために書く。
    ・睡眠は忘れるためにある。頭のゴミ出し。

    日記やメモをすると安心感があり、忘却していくのは、本人にとって重要ではないからだと考えている。
  • 人に聞けない 大人の言葉づかい
    話すことばの句読点は、間である。センテンスをしゃべるには、しっかり間をとることが条件になる。自信のない話し手はその間をとるゆとりがなく、つい早口になってしまう。間抜けである。
    今さら聞いておいて良かった、と納得の一冊でした。