外山滋比古のレビュー一覧
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「この本は客観的思考(アウトサイダー思考)と
主観的思考(インサイダー思考)の違いを述べながら、日本人に客観的思考の有用性について、理解してもらうためのエッセイ集である。」
読書指南本『本を読む本』を読んで以降、本はまずタイトル、目次からきちんと読む。なぜなら、著者が言いたいことは、そこに凝縮されて...続きを読むPosted by ブクログ -
今回取り上げる著者は、「思考の整理学」、「忘却の整理学」などの著書を出している。考えることについていろいろな側面から取り上げている。考えることがないと頭の中身がふやけてねじが緩んで取れてしまうからなあ。
触媒思考では、「知識と経験の化合が新しい価値を生む」として、経験を軽く見るのは良くないと...続きを読むPosted by ブクログ -
新書や実用書の読書の後、本書のような手練の文筆家の滋味豊かな文章を読むと、ホント心が和む。実用本は、データ・経験・事実の積み重ねで論理を展開し、確証に裏打ちされた筆致で断言していく。鼓舞され、前向きにはなるが、「まぁ、これは栄養があるから食べなさい!」と勧められ食べさされている感じがする。こういう食...続きを読むPosted by ブクログ
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気になることば
23 忘却のはたらき
価値ある思考、借りものではない思考は、忘却の陰の力に負うところが大きい。
26 “遊び”の強調
All work and no play makes Jack a dull boy.
35 レム睡眠
Rapid Eye Movement
レム睡眠は、知識ゴ...続きを読むPosted by ブクログ -
30年前の改稿とは思えない。すなわち30年前から日本語は泣き止んでないんだな、便利なスマホの普及で、何でも電話がメールを経てSNSに
なった。さすがに30年前に予想は困難だったようだが、仲間内だけの符号のみでコミュニケーションし続けていると、文化的な創造は出来なくなる気がしてならない。Posted by ブクログ -
言葉づかいはマナーであり、文化や心に根ざしたものだと感じられた。
指摘された例の中には、個人的には違和感を感じないものもあったが、それを変だと感じる受け止め方があることは意識し、不用意に使うことは避けたい。
コミュニケーションの相手に不快を感じさせない心遣い、人としての品格を高めることを心がけたい。...続きを読むPosted by ブクログ