外山滋比古のレビュー一覧

  • お金の整理学(小学館新書)
    人生100年時代を迎え、定年後の時間が長くなる中で、老後の人生を楽しく過ごすための「仕事」や「趣味」、「お金」について書かれた本。

    定年後の「第2の人生」をどう過ごすかを、50歳くらいから考えていた方が良いと思います。本書は定年後の人生を考えるきっかけになります。
  • お金の整理学(小学館新書)
    「株投資」を積極的に進めていて、「我が意を得たり」の思いだった。
    人生をイキイキと生きていくためには、「リスク」は当たり前。
    興味のあることや、信頼出来る人がいい、といったことには、先ずは実践してみる。その中で、学んでいく。そんなことをずっとやって来ていて、自分なりに刺激的な人生を歩んで来たと思う。...続きを読む
  • こうやって、考える。
    いい考えが浮かんでも、すぐには人に話さない。
    考え続けて熟成させる。
    書きたいという衝動は滅多に起こらないから、書きたくなったらすぐ書く。
    頭脳をよくするもっともいい方法は書くこと。
    感じたこと考えたことを記録すると精神の履歴書ができる。
    勉強→休むではなく、休む→勉強。
    忘却してから学ぶ方が能力が...続きを読む
  • やわらかく、考える。
     世の中に今一番足りない事

     人の話は最後まで聞く

     引用します
     言論を大切にするのだったら、相手の意見を、かりに考えを異にしても、じっと最後まで聞く度量が無くてはならない。
     自分の勝手なことだけをまくし立てて、相手の言うことははじめから聞く耳をもたない。
     こういう人間が集まっていては思想...続きを読む
  • やわらかく、考える。
    外山滋比古さん。

    1ページ完了の言葉集。
    どこからでも読める。
    どこでも読める。
    楽しい。

    以下、自分に引っ掛かった言葉。

    ①だいたいにおいて、声をあげるのは、どちらかと
    いえば例外的な人たち。
    ☆声を上げている人を市民の代表の声のように
    とらえてはいけないんだなあ。これわかるわあ。

    ②遠く...続きを読む
  • やわらかく、考える。
    考え方や表現の仕方の極意が日本語の構造目線から短いセンテンスで書かれていて読みやすい。
    自分の現状によって、引っ掛ったり入ってくる内容が違うと思う。不定期に読み直すとそのタイミングで新しい気付きがありそう。
  • やわらかく、考える。
    2019.8.30
    なにかに迷ったり決められなかったり、考えあぐねたり。なにかしらのときに開くようになる予感がする本。
    ここに書いてあることもまた、そのときの自分の状態によって響いてくることが違うんだろうな。
  • ライフワークの思想
    ”みなとみらいのブックファーストで店頭にならんでいたのをみて購入
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    T:
    P:
    O:
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    ★どんなに貧しく、つつましい花であっても自分の育てた根から出たものには、流行の切り花とは違った存在価値がある。それが本当の意味での“ライフワーク”である。(p.12)
    ・カクテルと地酒の比喩(p.14...続きを読む
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)
    タイトルに惹かれて読んでみた。本は薄く、文章は易しいけれど、内容は色々考えさせられることが多かった。至って真面目に書かれていて、言いたいことがよく伝わる。各章のタイトルも著者の造語だが、内容を踏まえた適切な言葉で判りやすい。
    自分の考え方を見直すヒントや事例が色々紹介されていて、勉強になった。
  • お金の整理学(小学館新書)
    ”定年後のお金をどうするのか、生きがいをどこに見出すのか。この二つは、切っても切れない関係にある。"
    あとがきの、この言葉がすべてである。
    私は、定年までにいかに現金を貯めるか、そして定年後はいかに支出をおさえて生活するか、という視点で老後を考えていたが、そんな未来像ははっきり言えば「絶望」だった。...続きを読む
  • 思考力
    アウトローって感じな一冊だった。本を読んでる読者に対し本を読むな、知識を蓄えるな、自分で考えろというなんとも面白い話だった。子供は幼い頃が才能がありのだからほっておくことがいいというのはなるほと思った。構いすぎてるよな、確かに。親の視点で、フィルターで見ても仕方ないということだね。うつ病を経験した今...続きを読む
  • ライフワークの思想
    ライフワークとはバラバラになっていた断片につながりを与えてある有機的統一をもたらす一つの奇跡、個人の奇跡を行うこと。
    一旦習得した知識をバラバラなものではなく、まとまりのあるものにする。

    自分のプライベートな利益のために、パブリックなものを利用する考えは卑劣である。これは実業界が教育界に役立つこと...続きを読む
  • 文章力―かくチカラ
    文章の書き方How to本だが、普通にエッセイとして面白かった。
    いろんな文も紹介されていて、いい文、悪い文がわかりやすい。

    なにかをいただいたら封書でお礼
    結婚式の返信は即日
    会費のあるものを欠席したらあとで会費を送付。でられなさそうなら欠席とだすこと
    手紙には受け取った側が嬉しい、楽しい情景が...続きを読む
  • ライフワークの思想
    1982年に出版された文庫を、再び発行した外山さんの本。当時の社会情勢についてふれながら説明している文書もあるので、今読むと「あれ?」という感じのところもないわけではない。とはいえ、示唆に富んだエッセイであることに代わりはない。
  • ことばの教養
    外山さんの本は4冊目くらいになる。エッセイが多い。このエッセイも気の利いたものが多かった。心の休養に一服という本。
  • 新聞大学
    今だからこそ読むべき本である。毎日必ず届けられる新聞=テキスト。これを活用せずにはいられない。毎朝新書一冊分の文字量がある新聞をどう活かすか。
  • 文章力―かくチカラ
    ①話は途中から
    「三日前にね、ホテルのロビーでぼんやりしててね、カバンを取られてしまった。全くひどい目にあったよ」

    「ひどい目にあったよ」
    どうしたの
    「カバンをとられてね」
    いつ?
    「3日前」
    どこで?
    「ホテルのロビー」

    ②文章を書いたらあとで表題をつけるようにすると、テーマ・真ん中がブレ...続きを読む
  • 傷のあるリンゴ
    思考の整理学で有名な著者のエッセイ集。外山先生は同調圧力に流されない、良い意味のアウトローだと思う。当たり前を疑い、経験を元にかかれている文章は、どの話を読んでも得るものがあると思う。近頃の人は「人を見る目がなくなった」という話が特に印象に残った。他人と向き合い、観察し、対話する経験を積み上げなけれ...続きを読む
  • 老いの整理学
    話題の幅が広い。
    生物は顔を下に向いて四つん這いで歩くのが正しいという理論。そのため、横になることは理解できるが、のどにつまらす話は半信半疑。
  • 異本論
    テクスト論。
    今までは作者が本ぜんたいの権威を持つとされていたが、読者の解釈によって決まるとした。
    歴史とおなじように、本は時間を置かなければ真の評価ができない。例えば宮沢賢治のように、生きている間は見向きもされなかったが、その後再評価されることはよくある。逆に、流行するものの、10年後には忘れられ...続きを読む