外山滋比古のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
主観的思考(インサイダー)になりがちな現代人が、客観的思考(アウトサイダー)を持つためのヒントについて書かれています。
特に日本は情緒的と言われており、インサイダーになりがち。物理的に距離が近いとインサイダーに寄ってしまう。ここがポイント。
インサイダー寄りになってしまった時は旅に出ると客観的な視点を持ちアウトサイダーになれる。
また、伝記は本人に近い人ではなく、一回しか会ったことがないような人が後世に残るものを書く。アウトサイダーの視点が大事。
外国文学を勉強するのに留学は必要ない。平安朝の文学を研究するのに平安時代に留学する必要がないのと同じ。日本にいるから海外文学なのだ。
さて、気になるのがタイトル『消えるコトバ・消えないコトバ』。思考の話だと思ったら、この本はアウトサイダー言語と文化の本だったもよう。
エピローグに「昔話のような古典はアウトサイダースタイルだ」ということが書いてあります。当事者主観的文体よりも、超個性的アウトサイダー表現のほうが消滅しにくく歴史に残ると。
『桃太郎』のムカシムカシ...の口上を例にあげていましたが、ナルホド個人や場所が一切特定できないつくりになっています。これが古典スタイル。
古典スタイルは当事者が身近な話をするときにマネすることもできる。ゴシップ話や風俗小説ではこうはいかない。だからおとぎ話は後の世に生きる。こういうわけですね。
「桃太郎」のモモを「遠くから来た嫁」としてスピーチした例も面白かったです。
読みやすいけどところどころ難しくて理解がなかなか追いつかない章もありました。またじっくり読んでみたいです。 -
Posted by ブクログ
平成に証券会社が潰れたように、令和では銀行が潰れるのではと思っています
政府が躍起になってNISAや新NISAを後押ししているのに、それが現れているような気がする
銀行は、高値安定が見込める企業に投資してそれによって自己保身する
ただ、それ以外の企業にも融資しなければならないから、NISAや新NISAによって集めた資金をそれらに回し、銀行が潰れるリスクを軽減しようとする意図があるように見える
ただ外山さんの本を読んで、銀行に投資の代行を依存しているのではなくて、自分が「この会社」「この事業」を応援するという考えのもとに主体的に投資しなければいけないと思い知らされた
-
Posted by ブクログ
知的な生活を送るにはとうしたらよいか。
知的というのは勉強ができるとか、記憶力が良いとかではないと著者は言っている。
知的好奇心を常に持ち続けて楽しく豊かに生きていくと伝えたいのだろうと感じる。
それには頭もそうだが、体も日々鍛えなければならない。
個人的には知的と言いつつ、忘れる事の大切さ、忘れる事を嘆く必要がない事に驚いた。私は記憶力が良くない方なので少し安心した。
◯自分の予定表を作る
◯気持ちは発散せないで抑圧させる
◯自分の生活を編集する
◯仕事などで忙殺されないで、生活をする、
生活の中に仕事がある。
は個人的に考えさせられた。
それよりこの本を書いているのが、
90を過ぎた方が書いたというのが1番の驚きである。
いつまでも頭が若い証拠だし、そのように生きたいと感じる。
-
Posted by ブクログ
*余裕のあるアタマをつくる(create a relaxed mind)
嫌なことは、すぐに忘れる。。。人がどう思うか、そんなことは問題ではない。自分がいつまでも失敗にこだわっているのは愚かである。(愚かである-thats stupid)
わからないからこそ心に刻まれる
(got stucked on my mind that is why I could forget it.)
わかれば安心してすぐ忘れる。わからぬからいつまでも心にかかって忘れない。
-反芻しているうちにだんだん心の深部に達するようになる。
(If you understand it, you will at ease and forgets it. But if you don’t understand it, you’ll always remember it and never forget it. -As you rumint, you will gradually reach the depths of your heart.)
Then it’s better to ignore it than think abt it even if you badly want to know it cause there’s no choice^_^
*rumint/ruminate verb (think)
Meaning: to think carefully and for a long period about something.
言葉だけが考える道具ではない。
(Words are not the only tool to think abt.)
人間の精神は真に自由になった時のみ, 広い意味でのスタイルを独得することができる。新思心にとり残される恐怖心から脱却する勇気をもたなくてはならない。花が美しいものであっても、それを切り取ってくることだけを考えないで、小さくても良いから足元に根のある花を咲かせることを考えるべきである。
“when the human spirit is truly free it can get a style in a broad sense. You will have the courage to get rid of the fear left by the new mind. Even if the flower is beautiful, you should not only think about cutting it out. It doesn’t matter if they’re small so you should think about making flowers with roots bloom at your feet.”
are the parts of the book which I liked about. Especially the last one. “To make flowers with roots blooms at your feet” (i don’t know how to explain it specifically but the meaning is close to that) It is like coming out of your shell. Blooming/Growing flowers is just like yourself blooming/growing.
“Even if the flowers is beautiful, don’t think of cutting it off” - in my opinion, the flowers is referring to “yourself/myself” so you shouldn’t cut yourself/ you shouldn’t let yourself down.
“ It doesn’t matter if it is small so let it bloom at your feet/please let the flowers bloom at yourself even if it’s small” - please let yourself bloom/grow little by little
-
Posted by ブクログ
読書は、貪るように手当たり次第に風のように行うことで、セレンディピティが発揮される場合がある。(自己的まとめ)
ジャンルや趣向に囚われることなく、失敗を恐れず好奇心に導かれて放浪することで、出会えるなにか。これが二次的創造。それが読書の(人生の)醍醐味。
でも読んで知ったつもりになってふんぞり返るだけでは無能(読書メタボ型近視)で、それを生きる力に結びつけることが重要。さらにはインプットにとどまらず、作品の生命に影響を与えるアクティブな読者になることを目指すべし。これが本当のアウトプットか。
忘却の肯定にも勇気をもらったし、散歩と朝の効用も著者の実感から。
乱読はまさに僕がやってることだけど、それが僕の場合セレンディピティにつながってるかは自信がないけれど、乱読の背中を押してくれたことがすでに励み。
あとは僕がどう作品に影響を与えられるか、だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ有名な「思考の整理学」の著者とは知らずに読み始めた。読みやすく文庫本ですっと入ってくる内容であった。
忘却、休み時間、リフレッシュといった目標達成するには一見必要なさそうなことが、実は大切なのだと改めて分かった。原稿を書く時も、一気に書き上げるのではなく、原稿をある程度書いて次の日に見返すと、新たな発見がある。これは自身の体験からも納得できる。また朝起きてすぐは頭もお腹もスッキリしていて、集中力が高まると言うのも頷ける。
私自身、勉強をやらずに別のことをしている時、「勉強しなあかんのにな…」と後ろめたさを感じる時がある。しかしここは発想の転換で、勉強するための土壌(忘却)を進めているのだと思えばよいということだろう。
田舎の学問より京の昼寝、よく遊びよく学べなど、印象的な言葉も紹介されていて良い学びとなった。
よし、まずは寝よう。 -
Posted by ブクログ
最近気分が上がらないと思い、本書を手に取りました。「どうやって考えたら前向きに、楽観的に今の不調を乗り越えられるか」思考方法で乗り切ろうと考えました。
気になった目次は、
・【アウトプットもやわらかく】と
・【自由自在に生きるコツ】の2つ。
流し読みで【アウトプットもやわらかく】の一遍、 「毎日、書く」がピンときました。
書いてるうちに、「問題はわからないけどそんなことより前に進もう」という発想に至りました。さすが発想術の超入門本。
落ち込む原因を解決するのではなく、前に進むための解決策を引き当てた感覚です。少し前に進む事が出来ました。もっといろんなことが書いてあるので、
何かに行き詰った時に「発想術」の超入門書。(外山滋比古)おススメです。