外山滋比古のレビュー一覧

  • 消えるコトバ・消えないコトバ

    Posted by ブクログ

    主観的思考(インサイダー)になりがちな現代人が、客観的思考(アウトサイダー)を持つためのヒントについて書かれています。
    特に日本は情緒的と言われており、インサイダーになりがち。物理的に距離が近いとインサイダーに寄ってしまう。ここがポイント。
    インサイダー寄りになってしまった時は旅に出ると客観的な視点を持ちアウトサイダーになれる。
    また、伝記は本人に近い人ではなく、一回しか会ったことがないような人が後世に残るものを書く。アウトサイダーの視点が大事。
    外国文学を勉強するのに留学は必要ない。平安朝の文学を研究するのに平安時代に留学する必要がないのと同じ。日本にいるから海外文学なのだ。

    さて、気になるのがタイトル『消えるコトバ・消えないコトバ』。思考の話だと思ったら、この本はアウトサイダー言語と文化の本だったもよう。
    エピローグに「昔話のような古典はアウトサイダースタイルだ」ということが書いてあります。当事者主観的文体よりも、超個性的アウトサイダー表現のほうが消滅しにくく歴史に残ると。
    『桃太郎』のムカシムカシ...の口上を例にあげていましたが、ナルホド個人や場所が一切特定できないつくりになっています。これが古典スタイル。
    古典スタイルは当事者が身近な話をするときにマネすることもできる。ゴシップ話や風俗小説ではこうはいかない。だからおとぎ話は後の世に生きる。こういうわけですね。
    「桃太郎」のモモを「遠くから来た嫁」としてスピーチした例も面白かったです。


    読みやすいけどところどころ難しくて理解がなかなか追いつかない章もありました。またじっくり読んでみたいです。

    0
    2024年05月23日
  • 乱読のセレンディピティ

    Posted by ブクログ

    乱読により思いがけないことを発見する事に改めて気づかされた。
    乱読だけでなく誰かと話すこともそうだし、色んな物に触れることにアイディアが生まれるんだなと思った。
    そして散歩はやはり重要。
    知的メタボリックシンドロームという面白い言葉にも出会えました。

    0
    2024年05月09日
  • お金の整理学(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    平成に証券会社が潰れたように、令和では銀行が潰れるのではと思っています
    政府が躍起になってNISAや新NISAを後押ししているのに、それが現れているような気がする
    銀行は、高値安定が見込める企業に投資してそれによって自己保身する
    ただ、それ以外の企業にも融資しなければならないから、NISAや新NISAによって集めた資金をそれらに回し、銀行が潰れるリスクを軽減しようとする意図があるように見える
    ただ外山さんの本を読んで、銀行に投資の代行を依存しているのではなくて、自分が「この会社」「この事業」を応援するという考えのもとに主体的に投資しなければいけないと思い知らされた

    0
    2024年05月05日
  • 人生で大切なたったひとつのこと

    Posted by ブクログ

    外山滋比古さんのあとがきにあるように、一度読み、散歩に行って帰ってもう一度読みました。今すぐ始めなければならないことって確かにあります。とても短いですが、豊かな滋味がありました。

    0
    2024年04月29日
  • 知的生活習慣

    Posted by ブクログ

    知的な生活を送るにはとうしたらよいか。
    知的というのは勉強ができるとか、記憶力が良いとかではないと著者は言っている。

    知的好奇心を常に持ち続けて楽しく豊かに生きていくと伝えたいのだろうと感じる。

    それには頭もそうだが、体も日々鍛えなければならない。

    個人的には知的と言いつつ、忘れる事の大切さ、忘れる事を嘆く必要がない事に驚いた。私は記憶力が良くない方なので少し安心した。

    ◯自分の予定表を作る
    ◯気持ちは発散せないで抑圧させる
    ◯自分の生活を編集する
    ◯仕事などで忙殺されないで、生活をする、
    生活の中に仕事がある。

    は個人的に考えさせられた。


    それよりこの本を書いているのが、
    90を過ぎた方が書いたというのが1番の驚きである。
    いつまでも頭が若い証拠だし、そのように生きたいと感じる。

    0
    2024年04月19日
  • 乱読のセレンディピティ

    Posted by ブクログ

    乱読、言葉の印象が変わる
    日本語はアイランド・ファーム
     言葉の論理が点的 文脈を読み解ける言外の背景までは読み手の素養の中にある。俳句が日本語の論理をもっともあらわれた様式。論理的では無い日本人というレッテルが霧消した。
    乱読して、良く寝て忘れて、散歩して、ひらめきを得る。 励まされる本。

    0
    2024年04月14日
  • 逆説の生き方

    Posted by ブクログ

     「思考の整理学」で著名な外山滋比古の文庫本。自身の幼くして母親を亡くしたことという、大きな不幸からの、所謂マイナスからのスタートから、人としていかに生きていくべきかの発想を教示してくれている。
     難しい言葉でなく、読むものに語りかけるようであり、かつ実は真実を突いているものと思われ、それはまさに著者自身の実体験、生き方そのものだから説得力が言うまでもない。
     何処か壁などに衝突した時になど読み返したい本である。

    0
    2024年04月12日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    ゆっくりとだけど、自分の中で知識に経験値を合わせて、抽象化した知恵にまで熟成させる。
    そして知恵と知恵の組み合わさった自然と湧き出すものが個性、スタイルにならば良いのか。流し読んで残るものから知識が生まれ、ここから考える中で知恵に!何となく安心させられた。

    0
    2024年03月14日
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集

    Posted by ブクログ

    著者には何となく縁があるのか、複数回、空港や駅で遭遇したことがある。素朴な偉ぶらない方で、本対談でも、その味がいかんなく発揮されている。しかも対談は3,40年前にしたものをまとめたものであるが、古さを感じない。冒頭からの親子の対談は読みごたえがあるが、鶴見俊介との対談も丁々発止で面白い。90歳を超えた野上弥栄子との対談も味がある。解説が文筆家内田也哉子というのもよい。

    0
    2024年01月20日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    *余裕のあるアタマをつくる(create a relaxed mind)

    嫌なことは、すぐに忘れる。。。人がどう思うか、そんなことは問題ではない。自分がいつまでも失敗にこだわっているのは愚かである。(愚かである-thats stupid)

    わからないからこそ心に刻まれる
    (got stucked on my mind that is why I could forget it.)

    わかれば安心してすぐ忘れる。わからぬからいつまでも心にかかって忘れない。

    -反芻しているうちにだんだん心の深部に達するようになる。

    (If you understand it, you will at ease and forgets it. But if you don’t understand it, you’ll always remember it and never forget it. -As you rumint, you will gradually reach the depths of your heart.)

    Then it’s better to ignore it than think abt it even if you badly want to know it cause there’s no choice^_^

    *rumint/ruminate verb (think)
    Meaning: to think carefully and for a long period about something.

    言葉だけが考える道具ではない。
    (Words are not the only tool to think abt.)

    人間の精神は真に自由になった時のみ, 広い意味でのスタイルを独得することができる。新思心にとり残される恐怖心から脱却する勇気をもたなくてはならない。花が美しいものであっても、それを切り取ってくることだけを考えないで、小さくても良いから足元に根のある花を咲かせることを考えるべきである。

    “when the human spirit is truly free it can get a style in a broad sense. You will have the courage to get rid of the fear left by the new mind. Even if the flower is beautiful, you should not only think about cutting it out. It doesn’t matter if they’re small so you should think about making flowers with roots bloom at your feet.”

    are the parts of the book which I liked about. Especially the last one. “To make flowers with roots blooms at your feet” (i don’t know how to explain it specifically but the meaning is close to that) It is like coming out of your shell. Blooming/Growing flowers is just like yourself blooming/growing.
    “Even if the flowers is beautiful, don’t think of cutting it off” - in my opinion, the flowers is referring to “yourself/myself” so you shouldn’t cut yourself/ you shouldn’t let yourself down.
    “ It doesn’t matter if it is small so let it bloom at your feet/please let the flowers bloom at yourself even if it’s small” - please let yourself bloom/grow little by little

    0
    2024年01月08日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2022/7/16 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2023/12/20〜12/21

     外山さんの数々の著作から150の名言を抜き出してまとめたもの。
    どの言葉も含蓄に富むが、特に、「よく忘れ、よく考える」、「知識は時間をかけて知恵になる」、「日本語は豆腐のようなもの」、「風のように本を読む」の4つが心に残った。

    0
    2023年12月21日
  • 失敗を活かせば人生はうまくいく

    Posted by ブクログ

    最近仕事で大失敗をして、落ち込んだ時に本屋さんに行って見つけた本です

    悪いことや不幸だなと思った後には、急成長できたり、幸せになれたりする確率が高くなる

    確かに、今までに大変な後っていいことがあったと思うし、良いことが増えたなとか、幸せだなって感じられる自分になれる気がします

    失敗を素直に受け止めて、強い自分にレベルアップしたいなと思わせてくれた本でした

    0
    2023年10月27日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    一つ一つの文書が短く読みやすいのだか、いかんせん他の本からの抜き出しなので、前後関係で理解が難しいところがありました。

    そのまま一回読んだだけでは星2つとしたいところでしたが、読み終わった後に各章の目次を見ながら気になった題目をおさらいすると、なるほどなと思える部分を見つける事ができました。

    0
    2023年10月10日
  • 知的生活習慣

    Posted by ブクログ

    著者によると、「知的生活がしたければ、生活と知識を結びつける工夫をしなければならない。生活の中で仕事をする、仕事の中で生活するようにするには、どうすればよいか考え、習慣化することが大切だ」ということ。→コロナ禍でリモートワークを強いられた人は、期せずして、生活と仕事について考える時間(退職後のシミュレーションともいえる)を得たのではないだろうか。生活なくして人生なし。

    0
    2023年09月04日
  • 乱読のセレンディピティ

    Posted by ブクログ

    読書は、貪るように手当たり次第に風のように行うことで、セレンディピティが発揮される場合がある。(自己的まとめ)

    ジャンルや趣向に囚われることなく、失敗を恐れず好奇心に導かれて放浪することで、出会えるなにか。これが二次的創造。それが読書の(人生の)醍醐味。
    でも読んで知ったつもりになってふんぞり返るだけでは無能(読書メタボ型近視)で、それを生きる力に結びつけることが重要。さらにはインプットにとどまらず、作品の生命に影響を与えるアクティブな読者になることを目指すべし。これが本当のアウトプットか。

    忘却の肯定にも勇気をもらったし、散歩と朝の効用も著者の実感から。

    乱読はまさに僕がやってることだけど、それが僕の場合セレンディピティにつながってるかは自信がないけれど、乱読の背中を押してくれたことがすでに励み。
    あとは僕がどう作品に影響を与えられるか、だ。

    0
    2023年08月17日
  • 忘却の整理学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有名な「思考の整理学」の著者とは知らずに読み始めた。読みやすく文庫本ですっと入ってくる内容であった。

    忘却、休み時間、リフレッシュといった目標達成するには一見必要なさそうなことが、実は大切なのだと改めて分かった。原稿を書く時も、一気に書き上げるのではなく、原稿をある程度書いて次の日に見返すと、新たな発見がある。これは自身の体験からも納得できる。また朝起きてすぐは頭もお腹もスッキリしていて、集中力が高まると言うのも頷ける。
    私自身、勉強をやらずに別のことをしている時、「勉強しなあかんのにな…」と後ろめたさを感じる時がある。しかしここは発想の転換で、勉強するための土壌(忘却)を進めているのだと思えばよいということだろう。

    田舎の学問より京の昼寝、よく遊びよく学べなど、印象的な言葉も紹介されていて良い学びとなった。
    よし、まずは寝よう。

    0
    2023年07月21日
  • 乱読のセレンディピティ

    Posted by ブクログ

    時間をかけて精読するよりも、言葉のリズムに合わせて流れるように乱読する。
    色々な本を乱読した結果、思いがけない気付きが生まれ、自身の血肉となっていく。


    難しい本を読むとき、どうにか多くを学び取ろうと思ってゆっくりとメモを取りながら読んだものの、頭の中でぶつ切りになってしまってあまり定着していない、といった経験を思い出した。

    本を読むハードルを少し下げてくれる、良い一冊だった。

    0
    2023年07月18日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    最近気分が上がらないと思い、本書を手に取りました。「どうやって考えたら前向きに、楽観的に今の不調を乗り越えられるか」思考方法で乗り切ろうと考えました。

     気になった目次は、
    ・【アウトプットもやわらかく】と
    ・【自由自在に生きるコツ】の2つ。
     流し読みで【アウトプットもやわらかく】の一遍、 「毎日、書く」がピンときました。
     
    書いてるうちに、「問題はわからないけどそんなことより前に進もう」という発想に至りました。さすが発想術の超入門本。 

     落ち込む原因を解決するのではなく、前に進むための解決策を引き当てた感覚です。少し前に進む事が出来ました。もっといろんなことが書いてあるので、
    何かに行き詰った時に「発想術」の超入門書。(外山滋比古)おススメです。

    0
    2023年07月09日
  • 忘却の整理学

    Posted by ブクログ

    ・忘却は記憶と同じくらい大切な心的活動
    忘却しなければ記憶出来ない
    ・覚え→覚えて走り、考え→考えて走るという新しいハイブリッド方式の確立が重要でその為にも忘却が大切
    →よく忘れ、よく覚えよ

    0
    2023年06月21日
  • 新聞大学

    Posted by ブクログ

    新聞は単なるリアル情報を届けるためのものではないと痛感しました。
    過去と比較するデータにもなるし、お客さんとのコミュニケーションツールにもなります。もっと深いところを攻めると、新聞社がどこに気を遣って記事を書いているのか、どのように民衆を誘導したいのか、そこまで深く読み取ることができる面白いツールだと感じました。
    かくいう私も踊らされてる側の人間です。自分がどんな情報に飛びつきやすいのか、引っ掛かりやすいのかを自覚してく必要があるなと思いました。

    0
    2023年05月31日