外山滋比古のレビュー一覧

  • 乱読のセレンディピティ

    Posted by ブクログ

    この本は、私が好きなジャンルの読書論あるいは読書術といえるが、それを超えたものにも感じる。

    読み方、考え方、生き方の円環をグルグル回っているような感覚になる。

    また、章が短く区切られていて隙間時間に少しずつ読み進められるのであっという間に読み終わる。

    読書意欲が湧いてくる本。

    以前にも一度読んだ本で詳細は忘れていたが、今の自分の考えに非常に影響を及ぼしていると気付いた。

    0
    2021年10月03日
  • 知的生活習慣

    Posted by ブクログ

     生活の上に思考がある。徹夜で勉強が偉いような風潮があるが、愚の骨頂。
    人間的価値は生活から。人間は生活があるから人間、知識がいくらあっても生活のない人は価値が小さい。
    知識そのものは無力、生活の中で使用してこそ。
    生活の乏しい知識人間は知識のものぐされ。
    書くと忘れる。忘れた方が良いことは書け。

    あとがきがまた秀逸。
    「歳をとり忘れっぽくなることを嘆くなかれ、日々新しく前進すると考えたい。老年、恐れるに足らず、の心境になれば人生は明るくたのしいものになりうる。
     でも他人に自分の考えを押し付けるつもりはない。一人の人間の愚直な考えを開けっぴろげに披露した。」

     何て素敵なお方! と思って

    0
    2021年09月12日
  • こうやって、考える。

    Posted by ブクログ

    外山滋比古氏の21の著書から引用された、150の短文で構成されています。
    くしくも、「はじめに」で紹介されているイギリスの”簡潔は智の真髄”ということわざがこの書の性格をあらわしています。いちおう7つの章立てになっていますが、どこからよんでもよく、平易な解説を含めてわかりやすいと思います。

    目次は次の通りです

    はじめに
    第1章 発想力を鍛えるヒント
    第2章 思考のプロセス
    第3章 思考力を高める方法
    第4章 知性を磨く性格
    第5章 思考につながる読書
    第6章 発想が豊かになる”おしゃべり”
    第7章 未来を創るヒント
    出典一覧

    0
    2022年03月20日
  • こうやって、考える。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    精神的に疲弊しているなと感じている時に何気なく読んでみた本だったが、読んだあとは頭がスッキリして思考が晴れやかになった不思議な爽快感が残った。
    それはきっと、1ページずつに集約された金言の中にある柔らかい考え方や捉え方に頭をほぐしてもらったのだと感じた。
    冒頭に書かれた「スピーチとスカートは短い方がいい」その言葉を美しく体現した一冊だと感じた。

    0
    2020年11月27日
  • 伝達の整理学

    購入済み

    この年になって、初めてじっくりと外山滋比古さんの著作を読みました。外山さんが亡くなったとの報道がきっかけでした。数冊今読みかけの本ががあります。多少時代が感じられる記述もありますが、中身そのものに影響はありません。考えるヒントがあちらこちらにあり、まさしく目から鱗が落ちる思いです。若い頃にもっと読んどけばよかったなとも思います。特に文法の第4人称第5人称の発想にはいままで思いも及ばなかった事柄なので、文法に関する考えを再構築しようと思っています。

    0
    2021年01月09日
  • 伝達の整理学

    Posted by ブクログ

    【伝達の整理学を読んで】
    言わずと知れた名著「思考の整理学」を著した外山滋比古先生による一冊。

    コトバには、「読む・書く・話す・聞く」の4つの側面があり、外山先生はこれを「大きなコトバ」と表現します。
    この中でも日本は「読む・書く」という「小さなコトバ」に重点を置いて教育してきたということです。

    この本では、コトバにまつわる事柄を切り取り、コトバ全体を捉えようと試みることを行っています。

    ここで、田村の感性に突き刺さったモモタロウの真実をご紹介します!

    結論から言うと、モモタロウというのは優生学がなかった時代に遺伝ということを考えた話だというのです。

    となりになっているモモではなく、

    0
    2020年09月01日
  • 思考力の方法

    Posted by ブクログ

    「聴く」ということに興味を持たせて頂いた本です。耳は賢い!まず最初に発達するのは耳!「読み書き」よりも「聴く話す」まさにそうだなと感心するばかりです。この本に出会えたことに感謝です。

    0
    2020年07月30日
  • 思考力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     他人がやりたいと言う事はやらず、やりたがらない事をやる。
     失敗することが財産になる。
     負ける経験も人生には必要なこと

    0
    2019年11月16日
  • 空気の教育

    Posted by ブクログ

    2019/7/28
    外山滋比古さんの本は本当に面白くて、その考え方はとても参考になるものが多いです。
    この本では、教師としての外山滋比古さんの経験をもとにして1983年に書かれたものを、2011年版に色々と古くなったものは除きながら再編集したものだそうです。学校での教育に関すること、教師としてのあり方や心がけていくこと、保護者の変化について現代の社会の変化にも触れながら、どうして保護者にも変化が起きているのだろうということを考えるきっかけを与えてくれているように感じます。
    書かれた時期が古いので、若干、今の時代の感覚では合わないんじゃないかなと思うところもありましたが、話の大筋の観念はやはりブ

    0
    2019年07月29日
  • 伝達の整理学

    Posted by ブクログ

    世の中のありとあらゆる伝達、伝えることに焦点を当てて書かれた本。外山滋比古さんの本は本当に勉強になるし新しく気づかされることが多くてためになるなとおもいます。
    特に、情報や言葉の受け手と送り手に関すること。日本人は基本的に送り手優位な部分が目立っていたが時代とともにそうでも無くなってきていること。そうしたことについて、手紙、ハガキ、出版、放送、教育、言語などの細部にまで考えを巡らせて、検証してくれている。
    古典に関する内容のところでも、厳密に言うと古典は受け手によって常に変化し続けて現代に至っているので史実を忠実に伝えるなどと言うことはあり得ない的な内容の部分に共感した。
    また、伝達をする側だ

    0
    2019年05月12日
  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    外山滋比古の著作は、東大・京大の学生にひろく読まれているらしい。実際手にとればさもありなん、おもしろくてタメになる。そのうえわかりやすい。読めばひとつ学問を修めた気分になる(気になった、で放置するか人生に活かすかは個人差がある)。本書もタイトルそのままの内容で、論文・散文・手紙など、あらゆる「書く」行為へのアドバイスが詰まっている。学生・社会人問わずおすすめしたい一冊。

    0
    2019年03月20日
  • 知的生活習慣

    Posted by ブクログ

    健康的な生活習慣だけではなく、知的な生活習慣も身につけることで人生を豊かにすることができることを謳っている。知識を身につけるだけではなく、生活第一を念頭に、自分の頭で考える習慣を身につけることが大切である。

    0
    2019年03月11日
  • 傷のあるリンゴ

    購入済み

    疲れてる時に読みたい

    気負わずに読めて、でも時々ハッとする所のある、大好きなエッセイ集です。
    誰しも思い当たることがあるでしょう。読後、心がじわっと暖かくなります。

    0
    2019年02月11日
  • ことばの教養

    Posted by ブクログ

    日本語や読書に関するエッセイ。
    タイトルと著者名を見て即買い。

    昭和57年と63年に出された著書から、選りすぐったエッセイを
    再編集した一冊。
    内容によっては今の時代と合っていないものも多少あるけれど、
    ほとんどのエッセイは今もその輝きを失っていない。

    第一章「心を伝える」の中の「手紙のある生活」では、就職した
    時に高校の同級生宛に書いた手紙をことを思い出し、「思います」
    では、常日頃思っていることを言い当ててくれたし、試験直前の
    大変なときに限って普段は目もくれない本棚の本を読み耽って
    しまうという第三章「読書の愉しみ」には、身に覚えがある!と
    手を打ってしまった。

    0
    2018年11月18日
  • 知的創造のヒント

    Posted by ブクログ

    "外山さんの本は3冊目になるかな。考えること、思考すること、その方法のヒントを集めたコラム。
    この本でもふれているが、外山さんは、比喩がすばらしい。抜群という表現があっている気がするが、自分ごときが偉そうにこんなコメントをするのは気が引ける。
    グライダー効果 とか、 酒造り と カクテル など、ぼんくらな私にも「なるほど~」と頭に入ってくる。
    私は、比喩がうまくできる人になりたい。そうなるには、物事を俯瞰して把握していることと、その仕組みなりシステムなりを的確に言い換えるものを多くしっていないとできない。
    人生経験を積み重ねる中で、身につけたいと思った。"

    0
    2018年10月17日
  • 忘れる力 思考への知の条件

    Posted by ブクログ

    忘却は、知識を整理し、浄化し、創造的思考を行うために必要な媒体である。筆者が指摘するように、せっかく入れた知識を忘れてしまうことを恐れ、いかに忘れないように、思い出せるようにするか、ということに関心を持っていたが、忘却する力、自然に備わっている現象を素直に受け止めようという気持ちになれた。この感想も、細かいことなどメモせずに、気楽に思ったことを書いてみた。

    0
    2018年06月14日
  • 日本の英語、英文学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本語は後方重心思考。欧文は前方重心。英語の本、翻訳を読むときは冒頭をよく読むべき。そうだったのか!

    0
    2018年02月24日
  • ユーモアのレッスン

    Posted by ブクログ

    ジョークや落語で笑うことは簡単だが、サテそれがなぜ、どのようにして面白く感じるのか。それを説明するとなると、非常にむつかしいのであるな。

    0
    2018年01月08日
  • 思考力の方法

    Posted by ブクログ

    本の帯はすぐに破棄してしまう私だが、今回は外山先生のお顔が載っていたので、敬意を表してつけたまま読み進めた。
    いつも以上に軽快な文章で読みやすく、それでいて奥が深い。今回はエッセイのような要素もあり、楽しめた。中でも、外山先生が小学校の作文の添削コメントで酷評され、自信を失ったというエピソードには驚いた。
    この本は、「聴く力」の大切さが説いてはあるものの、思考力すべてに言及している。歴史的な知識を深め、日本語の面白さも発見できる名著だと思う。

    0
    2015年03月17日
  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために

    Posted by ブクログ

     前回読んだときに何も感想を書いていなかったようなので、再読した今回、感想をメモしておきます。

     外山さんの本は、どれも読みやすいのがいいですね。文体がそれほど難しくなく、主張もはっきりしています。今回は、文章を書くということについて、いろいろ思いを語っています。

     現代人も、筆や万年筆はあまり使わなくなりましたが、パソコンやスマホで、相当文章を入力しているのは間違いありません。ある意味では、昔の人よりも、文字を書いている(入力している)かも知れません。

     しかし、文章を書くための道具が変わったように、文章を書く心持ちもずいぶん変わってしまったように感じました。

     前半、第4章までは、

    0
    2014年12月30日