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「知識と思考は反比例の関係にある」。経験を軽視し、自分の頭で考えることが苦手になった日本人が自由思考を手に入れるためには? 知ることと、ものを考えることは違う。知識を蓄えれば蓄えるほど、自由な発想でものを考えることが難しくなってしまう。過剰な情報が溢れる現代社会で、自由に考え、新しい価値を生み出すためにはどうしたら良いのか。著者が自らの思考の軌跡を開陳し、自由な思考法の数々を提案する。超ロングセラー『思考の整理学』の著者が提案する発想のヒント。
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Posted by ブクログ
外山先生の著書は何冊読んでも学びがある この本は「考え方について考える」がテーマだ 物事の視点、常識と思っていた思考の凝り固まりを緩めてくれるようだ 中でも日本語の持つ独特の曖昧さについて、他国と違う日本語ならでは、そして日本人ならではの言葉の伝え方、創造性の鍛え方が一番勉強になった 「日本人の...続きを読む言っていることはわかりにくい、日本語は具体的ではないからビジネスでは使えない」と自分も良く言われてきた。 欧米に合わせるのがコミュニケーション上重要だと無自覚に思っていたが、視点を変えると日本人の持つ感性がそれを作り上げたのだと気が付いた。 これからは日本語の持つ、その創造性を大切にしよう、表現を豊にしよう、 そう学びの多かった一冊だった。
人間の思考において大切なことー多面的な視点、経験、選択の見極めー納得しながら読み進めました。また、日本語の曖昧な表現方法から説いた民俗論も興味深いところ。海外文学が建築的表現に対し、日本の俳句、短歌は彫刻的表現という指摘も面白かったです。
著者の思想思考がキーワードに沿って整理されているエッセイ。文学者らしく言葉による切り口が多いが、歴史的な背景も含め納得感のある論調で、人に思考を伝える言葉の使い方が非常に上手い。 著者の意見に同調するしないというより、自分の思考を整理して言語化する理想的な形を見せてくれる一冊。
タイトルに惹かれて読んでみた。本は薄く、文章は易しいけれど、内容は色々考えさせられることが多かった。至って真面目に書かれていて、言いたいことがよく伝わる。各章のタイトルも著者の造語だが、内容を踏まえた適切な言葉で判りやすい。 自分の考え方を見直すヒントや事例が色々紹介されていて、勉強になった。
今回取り上げる著者は、「思考の整理学」、「忘却の整理学」などの著書を出している。考えることについていろいろな側面から取り上げている。考えることがないと頭の中身がふやけてねじが緩んで取れてしまうからなあ。 触媒思考では、「知識と経験の化合が新しい価値を生む」として、経験を軽く見るのは良くないと...続きを読むしている。近代以前は経験を積むことが重要とされていたが、知識に重きを置いた社会になってしまった。著者は、知識と経験をつなぐ役割を思考力に求めている。 選択の判断力では、「人はなぜよく考えずに選択するのか?」として、選択力について取り上げている。選択と言えば、今月の前半に話題になっていたアメリカ大統領選挙が浮かんでくる。どちらの候補者も欠点がありどちらがよりましかとうレベルの選挙になってしまった。よく考えて選んだ人もいれば、事実とは違う情報がネットやメディアであふれていて、その情報に知らず知らずのうちにマインドコントロールされて投票した人もいるだろう。これから4年間でどういう結果になるか見えてくるかな。 ものを考えるという行為は、程度の差があっても何かしらあるものだ。今日のランチメニューから引っ越し、家や車を買うといったことまで。頭の中身と身体を鍛えて健康な状態にしておくのが一番だ。
球面思考のすすめ、演劇やテレビニュースのように 1-3人称の世界から離れた観客型(第4人称)の提唱をしていて面白い。演劇を見に行きたくなる。そのほか 知識と思考(知恵)の相反することや、知識を知恵に昇華する触媒があることだとか 筆者の感ずるところをさらりと書きすすめている。 イギリスの全寮制教育のす...続きを読むばらしさと 日本語のあいまいさの美学に注目している点も面白い。
知識と思考は反比例の関係。知識が増えるほど思考は弱体化し、知識の乏しいものは思考力をつよく発揮できる。 今やインターネットにより情報反乱している。つまり知識は簡単に手に入る。その結果我々の思考能力は弱体化してはいまいか? 私も本を110冊読む、と宣言して多読しているが、反省をさせられた。手に入れた知...続きを読む識は思考して使わないと。 物事は一つの側面からだけ見ていると間違う。たとえば「A rolling stone gathers no moss(転がる石は苔をつけない)」はアメリカとイギリスでは全く逆の意味になる。これを著者は第四人称的な立場から物事を見る事を提唱する。 ちなみにこの2つの別な意味をうまく活用して成功したのがロックバンドの「ローリングストーンズ」だ、という説明は膝を打った。 「知識と経験が新しい価値を生み出す」と著者は書いているが、私のブログが(恥ずかしながら)「知と経験のオープンエンド」。勉強してチャレンジして失敗するのが成長だと思っています。(しかし思考が足りません(笑)。 日本語の曖昧さがむしろ想像力を強くして俳句が生まれた。イギリスの詩人のワーズワースは逆に長い詩で表現をしている。この結果「日本人と日本語はわかりにくい文化」と解釈をされているらしいが、今は世界で俳句がブームになっている時代。 曖昧な表現(主語を省くとか)が分かりにくいが、日本人はそれを想像力で補って来た、いやむしろ想像力を高めたのだ。つまり高度なコミュニケーション力を持つ国民である。 考え、創造(想像)しよう。
編集部の数人を相手に語った内容をまとめたらしい。 平易な語り口なので、読みやすい。 グローバル化(欧米化)バリバリ本とは一線を画した、生き方、物の見方の指南。 第4章曖昧の美学-日本語は悪魔の言語か 第5章民族論理学‐言葉の数だけ論理がある は特に面白かった。
20120325 二次的創造、日本のこれからのヒントになるのではないだろうか。考える事の楽しさ、繰り返し読みたい本。
知識の重要性に偏りすぎの社会に、疑問を投げかける本。第一章の平面思考から球面思考への考え方は、面白い。情報に日々埋れて大変な人には、自らの思考法を再考するのに、参考になるのでは。
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