考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

990円 (税込)

4pt

「知識と思考は反比例の関係にある」。経験を軽視し、自分の頭で考えることが苦手になった日本人が自由思考を手に入れるためには? 知ることと、ものを考えることは違う。知識を蓄えれば蓄えるほど、自由な発想でものを考えることが難しくなってしまう。過剰な情報が溢れる現代社会で、自由に考え、新しい価値を生み出すためにはどうしたら良いのか。著者が自らの思考の軌跡を開陳し、自由な思考法の数々を提案する。超ロングセラー『思考の整理学』の著者が提案する発想のヒント。

...続きを読む

考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年03月11日

    人間の思考において大切なことー多面的な視点、経験、選択の見極めー納得しながら読み進めました。また、日本語の曖昧な表現方法から説いた民俗論も興味深いところ。海外文学が建築的表現に対し、日本の俳句、短歌は彫刻的表現という指摘も面白かったです。

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月30日

    タイトルに惹かれて読んでみた。本は薄く、文章は易しいけれど、内容は色々考えさせられることが多かった。至って真面目に書かれていて、言いたいことがよく伝わる。各章のタイトルも著者の造語だが、内容を踏まえた適切な言葉で判りやすい。
    自分の考え方を見直すヒントや事例が色々紹介されていて、勉強になった。

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月03日

     今回取り上げる著者は、「思考の整理学」、「忘却の整理学」などの著書を出している。考えることについていろいろな側面から取り上げている。考えることがないと頭の中身がふやけてねじが緩んで取れてしまうからなあ。


     触媒思考では、「知識と経験の化合が新しい価値を生む」として、経験を軽く見るのは良くないと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月25日

    球面思考のすすめ、演劇やテレビニュースのように 1-3人称の世界から離れた観客型(第4人称)の提唱をしていて面白い。演劇を見に行きたくなる。そのほか 知識と思考(知恵)の相反することや、知識を知恵に昇華する触媒があることだとか 筆者の感ずるところをさらりと書きすすめている。 イギリスの全寮制教育のす...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月11日

    知識と思考は反比例の関係。知識が増えるほど思考は弱体化し、知識の乏しいものは思考力をつよく発揮できる。
    今やインターネットにより情報反乱している。つまり知識は簡単に手に入る。その結果我々の思考能力は弱体化してはいまいか?
    私も本を110冊読む、と宣言して多読しているが、反省をさせられた。手に入れた知...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月14日

    編集部の数人を相手に語った内容をまとめたらしい。
    平易な語り口なので、読みやすい。
    グローバル化(欧米化)バリバリ本とは一線を画した、生き方、物の見方の指南。
    第4章曖昧の美学-日本語は悪魔の言語か
    第5章民族論理学‐言葉の数だけ論理がある
    は特に面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月25日

    20120325 二次的創造、日本のこれからのヒントになるのではないだろうか。考える事の楽しさ、繰り返し読みたい本。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月26日

    知識の重要性に偏りすぎの社会に、疑問を投げかける本。第一章の平面思考から球面思考への考え方は、面白い。情報に日々埋れて大変な人には、自らの思考法を再考するのに、参考になるのでは。

    0

    Posted by ブクログ 2019年11月19日

     考えることには、目的思考と自由思考がある。目的思考は問題解決のために、自由思考は新しい発見や発明のために。考える時には、どちらかはっきり決めて考えてるわけではない。少し意識して考えるのもいいかもしれない。

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    【要約】
    ・外山版「考えるヒント」。書き下ろしではなく、話した内容を文章にした「語り下ろし」とでもいうべき体裁。

    【ノート】
    ・外山さんの本は、前に読んだ「自分の頭で考える」でも感じた通り、読みやすい。読みやすいから、注意して読んでないと、そのままスルスルっと読み終わってしまって「あぁ、そうですか...続きを読む

    0

考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社インターナショナル の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

外山滋比古 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す