外山滋比古のレビュー一覧
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ネタバレチェック項目13箇所。時間があると仕事の能率が悪くなる、忙しい方がよく仕事ができる。仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外時間が余る。休日になると目いっぱい用事をこなそうと書き込むが実現しない。書こうと思っていた気力が話したことで圧力低下し書く気がしなくなる。ウソは言ってはいけないが、ウソは人間を豊かにしてくれる。専門意識が強すぎるのはいけない・・・今までみえなかったものが見えるのは素晴らしいが、見えていたもの(常識)がわからなくなるのは問題。仕事があり多忙だと情報がたくさん入ってくるため忘却力が働く、不要なものはどんどん忘れる・・・仕事がなくなると情報は入らないのに忘却力だけ働くので必要なこ
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思考の整理学などの著書が息の長いベストセラーになっている外山滋比古のエッセイ。
忙中閑ありという熟語がありますが、先生は忙しいからこそ休みはないから、"つくる"ものである、と説いています。それだからこそ、休みは楽しい。ヒマもありがたい…と述べています。
言い得て妙です。私みたいな怠惰な輩がいつも懲りずに抱く、夏休みの宿題は後に延ばす性質‥まだまだ時間があるから時間をかければもっと良いものが出来るだろう式の空想の世界を夢見る人間・・には手厳しい指摘が書いてあります。すなわち、ひまな人は明日に期待をかける…今日できる仕事を明日にのばすな…多忙の人は忙中おのずから閑あり、と達観す -
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外山滋比古のエッセィ集。外山先生の著書は「思考の整理学」など日常生活の出来事を鮮やかに切って見せる独創的な中味で随分多くの人に読まれてきました。この文庫本も最近出版されたばかりですが、書き下ろしではなく、元は30年余りも前に書かれた内容に削除や加筆して出版したというからその色褪せない新鮮さに驚くばかり。
30年も前に出された本(特にエッセィ集など)は大抵の場合絶版となっているのが常です。
本のテーマとなっているライフワークの花という章はところどころにポストイットを張り付けていくほど、重要な語句がちりばめられています。
曰くライフワークは文字通り生涯の仕事であって晩年になって初めて結実する。切り -
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いきなり、ユーモアの定義、ユーモアとはなんぞやといった問答が始まるので面食らった。確かに分かっているようで、よく分からない。p.8あたりにウイットとペイソスという言葉もあって、ユーモアとどう違うのか、逆に同じなのかはっきりしない。
ただ、ユーモアは発する側と受けとる側双方の心理作用であること、時代や国境を越えることが難しいことなどが何となく分かった。
p.48で問答が終わると、今度はいろいろなユーモアの例が紹介されている。これが実に面白い。例えば、私は天国に行けるのか、地獄に行くのかという質問に対して牧師が、「どちらもいいところですよ。天国は気候がいいですし、地獄はお仲間がたくさんお -
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「読む」「書く」「話す」についての短い(数ページ)エッセイ集です。これらについて、体験と考えが簡潔にまとめられており、非常に読みやすい本です。執筆時にインターネットはまた今ほど公な存在ではないので、若干の古さを感じはしますが、それを差し引いても十分読み応えがあります。
辞書を読む、とか、若い頃しませんでしたか?百科事典をめくっているだけでどうして楽しいのか、とかについて、簡単な考察が述べられています。あと、忙しくなると読書に走る気持ちとか。
別の視点から見ると、起承転結が非常にはっきりしているエッセイが多いので、受験生なんかは小論文を書く前に、こうしたエッセイで構成を学ぶのもいいのかもしれ -
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ネタバレ<目次>
序 卒啄の機
1忘却のさまざま
忘却恐怖・先立つ忘却・カタルシス・自由
2自力と他力
グライダー効果・思考の木・カクテル・酒造り・アナロジー・比喩的
3着想
「妙想はどこから生まれるか」・着想は奇襲する・種子を寝かせる・セレンディピティー
4比喩
大きな犬・綽名の創造性・創造的比喩・朝飯前
5すばらしきかな雑談
月光会の華麗なる談笑・雑談の効用・「手前」封じ・コモンセンス
6出家的
空気・執着と遊び・出家的状況・言葉の出家・日本語の泣き所
7あえて読みさす
中絶癖・影響・本と付き合う三つの態度・脱線のすすめ
8書くスタイル
ステージ=フライト・タイミング・原稿の設計・ -
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空気の教育とは?
学校は、先生と授業で教育するが、それだけではない。目に見えない空気が、教室の勉強におとらない教育をする。そのことに、親はもちろん教師も気づいていないのは、不幸である。
薫陶というのは、そういう空気によって、いつとはなしに感化されておこる教育の効果で、精神の深いところに達する。口先だけの教育の比ではない。
先生との触れ合いは限られていても、校風という空気は、そこに学ぶものを耐えず包む。学校にいる間だけでなく、学校から帰ってもはなれことがない。こうして、いつのまにか、人間を作りあげる。空気教育は、すばらしい力を持つ。
いっけん何もしてないように見えるかもしれないが、実は外形だけ -
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読むと、文章をメキメキと書きたくなる。
書きたくなったので、実際にコレを書いているところだ。
読みやすい文章は、同じ言葉を繰り返さないらしい。
もうすでに「書く」を三回も使ってしまったことに気付く。
そして、文章を書くことは、
ピアノのように毎日練習しなければ上達しないとのこと。
これまで文章を書くのは、何かの提出を迫られた時で、
練習ではなく、常に本番だったように思う。
確かに、上達するには練習あるのみと、
言われれば、当たり前のことだが、
妙に納得させられた。
ところで、冒頭の「メキメキ」の使い方は、
実は間違っているのではないかと思うのだが、
残念ながら適した単語が見つからないので -
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「ライフワークの思想」5
著者 外山滋比古
出版 ちくま文庫
p62より引用
“この世にまったく新しいものは決してなく、
どんなに新しいものでも、何らかの意味で、
これまでのものとかならず何らかの関係をもっている。”
英文学者である著者による、
生き方や言葉に関する事柄を取り上げ、
著者独自の視点で分析・解説した一冊。
創造の為には忘却によって調和をとる等、
少し驚きを覚えるような考え方が目白押しです。
上記の引用は、
発見についての章の中の一文。
どんなに風変わりで奇妙な物や作品であっても、
材料がまずなければ出来上がらないと言う事でしょうか。
この本にある通り、
ライフワークを花咲 -
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100523 by 朝日
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・人間万事塞翁が馬・禍福はあざなえる縄の如し=災難と幸運とはまったまった… 003
・76-7
・三代目の恵まれすぎのアホ馬鹿模様=経験という師のなくんば 93
・ほめることの大切さ 150-1
・日記は朝。あたまが整理されてすっきりだから。 185
・予定=予算、と考えて書き出して順序つけて。これも朝。 187
・思考も朝。浮世離れたことこそを、目覚めの10~20にメモ 215
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16, 19, 27, 35, 83, 117, 141, 143, 146:放送局に言い含める心地よい噂, 149=褒める誉めるで育つひと, 167-8, 17 -
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購入者:今倉
貸出:清水(2008.11.17)返却(2008.12.8)
言葉は時代によって多様に変化している。言葉が乱れていると言われる時代だが、それも文化なのだと思う。手紙を書いたり、本を読むという機会はあまりないが、FK文庫によって「読書する」という機会は非常に増えた。少しずつでも「本」をこれからも読んでいこうと思った。
貸出:今倉(2008.11.17)返却(2008.12.30)
堅苦い本かなと思って購入しましたが、実はことばの教養にまつわるエッセイで意外に面白かったです。特に“読書の愉しみ”の章は共感しました。私も昔は少し背伸びして大人っぽい本をたくさん読むのが好きだったので、も -
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著者は、有名な「思考の整理学」を書いた書いた人で、その続編とも
いえる内容になっています。(思考の整理学については、読んだ事があるのですが
書評は改めて読みなおした後で行います。)
アイデアとは、酒と同じで熟成が必要だ。そして熟成は一晩寝る事で完成する事も
ある。また、他業種・他専攻の人達との雑談はアイデの厳選であり、アイデアとは
その一瞬にメモを取らないと彼方へ逃げてしまう。というような内容になっています。
また、本書の中で述べられている実践できる創造思考を鍛えるトレーニングは、
1.他業種との交流、同業種との交流:専門的内容から雑談まで
2.散歩は、「考える」場所として最適である。散歩