外山滋比古のレビュー一覧
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p-172「親が子供のためにということの少なくとも半分は親自身の虚栄心を満たすためである・・・子供は成長の苦しみを存分に味わっているのだから・・・大人の夢を押し付けるような残酷なことはしない・・・」
p-184「理想を掲げる。それに向かって走らせる。転んでも立ち上がればいい。道を間違えてもやり直せばいいい」
p-189「褒めるのは陰で、叱るのは本人だけにそっと。」
p-203「こどもにやる気を起こさせるにはホウビという勲章をやらなくてはならない。」「ケチケチすることはないが、賞がインフレを起こしてもいけない。」
等、為になる言葉がいくつもある。 -
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ネタバレチェック項目13箇所。時間があると仕事の能率が悪くなる、忙しい方がよく仕事ができる。仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外時間が余る。休日になると目いっぱい用事をこなそうと書き込むが実現しない。書こうと思っていた気力が話したことで圧力低下し書く気がしなくなる。ウソは言ってはいけないが、ウソは人間を豊かにしてくれる。専門意識が強すぎるのはいけない・・・今までみえなかったものが見えるのは素晴らしいが、見えていたもの(常識)がわからなくなるのは問題。仕事があり多忙だと情報がたくさん入ってくるため忘却力が働く、不要なものはどんどん忘れる・・・仕事がなくなると情報は入らないのに忘却力だけ働くので必要なことを忘れてしまう。鶏口が必ずしも牛後に勝るわけではない。傷ついたりんごは甘い・・・人間も完璧な経歴よりかは回り道や失敗している人間の方が器が大きい。不合格は辛いけど、落ちる人がいるから合格者がある。推薦入試には競争が少ない。先進国は少子化で発展途上国は子沢山。昔はガキ大将がルールを教えてくれた。親としての誇りを持たせる・・・あえて甘えてみる。
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思考の整理学などの著書が息の長いベストセラーになっている外山滋比古のエッセイ。
忙中閑ありという熟語がありますが、先生は忙しいからこそ休みはないから、"つくる"ものである、と説いています。それだからこそ、休みは楽しい。ヒマもありがたい…と述べています。
言い得て妙です。私みたいな怠惰な輩がいつも懲りずに抱く、夏休みの宿題は後に延ばす性質‥まだまだ時間があるから時間をかければもっと良いものが出来るだろう式の空想の世界を夢見る人間・・には手厳しい指摘が書いてあります。すなわち、ひまな人は明日に期待をかける…今日できる仕事を明日にのばすな…多忙の人は忙中おのずから閑あり、と達観することができるようになる。ということです。
確かに死ぬまでにいつも締め切りに間に合わず、あくせくとするような生き方はしないようにしよう。この本はそんな先生の長年の生活スタイルが垣間見えて、ナルホドと参考になります。 -
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外山滋比古のエッセィ集。外山先生の著書は「思考の整理学」など日常生活の出来事を鮮やかに切って見せる独創的な中味で随分多くの人に読まれてきました。この文庫本も最近出版されたばかりですが、書き下ろしではなく、元は30年余りも前に書かれた内容に削除や加筆して出版したというからその色褪せない新鮮さに驚くばかり。
30年も前に出された本(特にエッセィ集など)は大抵の場合絶版となっているのが常です。
本のテーマとなっているライフワークの花という章はところどころにポストイットを張り付けていくほど、重要な語句がちりばめられています。
曰くライフワークは文字通り生涯の仕事であって晩年になって初めて結実する。切り花ではいけない根のついた花である。自由時間とは週休2日の時間のことよりも定年後のいつまでも暮れない薄暮のような時間のこと。・・・いままでは、充電したバッテリーを使い切るまで突っ走るという形で仕事をしてきた。しかし、これからの社会では、絶えずバッテリーに充電するか、他日に備えてスペアを持っていないと危険である。・・・それは単に保険の意味ではない。自分の生きがいとして、人生の豊かさにつながるところで、能力の備蓄、可能性のゆとりを持つことである等など。
外山先生はいつも思うのですが、比喩がとても巧みです。人生を酒作りやマラソンや囲碁に例えて話すなど随所に見られます。発見する、新しいものを考える源泉には比喩、類推というような広義の比喩作用がとても大切だということをおっしゃっています。そして、知識を入れるだけでなく、むしろ活発に忘れることも大切と強調している。忘れることで心はいつも新しいものを迎えるゆとりを持つことができるという。この考え方、都合良く解釈し、忘れっぽい私などには大いに味方しているようで嬉しいものです。
それにしても、1923年生まれということは・・先生おいくつですか~!?(多分この事実が一番びっくりです)
是非とも気軽に皆さんに読んでいただきたいお勧めの本です。 -
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いきなり、ユーモアの定義、ユーモアとはなんぞやといった問答が始まるので面食らった。確かに分かっているようで、よく分からない。p.8あたりにウイットとペイソスという言葉もあって、ユーモアとどう違うのか、逆に同じなのかはっきりしない。
ただ、ユーモアは発する側と受けとる側双方の心理作用であること、時代や国境を越えることが難しいことなどが何となく分かった。
p.48で問答が終わると、今度はいろいろなユーモアの例が紹介されている。これが実に面白い。例えば、私は天国に行けるのか、地獄に行くのかという質問に対して牧師が、「どちらもいいところですよ。天国は気候がいいですし、地獄はお仲間がたくさんおりますから…。」と、こんな感じである。
途中で徒然草や日本の伝統的な文学の話もあって、この辺り私にはかなり難しいが、ずいぶん時代が違うので致し方ない。全体的には肩の凝らない話ばかりであっという間に読み終えてしまった。
感想。私自身、まずユーモアが理解できる人間でありたいこと。そして、できれば自分からもユーモアを発信できる人間でありたいこと。考えてみれば、ユーモアを問答で定義していこうなどというのはいかにもユーモラスで、そう考えると、この『ユーモアのレッスン』というタイトルも、ユーモアたっぷりに思えてくるから不思議だ。 -
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「読む」「書く」「話す」についての短い(数ページ)エッセイ集です。これらについて、体験と考えが簡潔にまとめられており、非常に読みやすい本です。執筆時にインターネットはまた今ほど公な存在ではないので、若干の古さを感じはしますが、それを差し引いても十分読み応えがあります。
辞書を読む、とか、若い頃しませんでしたか?百科事典をめくっているだけでどうして楽しいのか、とかについて、簡単な考察が述べられています。あと、忙しくなると読書に走る気持ちとか。
別の視点から見ると、起承転結が非常にはっきりしているエッセイが多いので、受験生なんかは小論文を書く前に、こうしたエッセイで構成を学ぶのもいいのかもしれません。論文書けといわれているのにエッセイ書いちゃいけませんが。
読む・書く・話す。私たちの活動のほとんどはこれらで占められます。一つのエッセイに必ず思い当たる節があるので、おすすめです。 -
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ネタバレ<目次>
序 卒啄の機
1忘却のさまざま
忘却恐怖・先立つ忘却・カタルシス・自由
2自力と他力
グライダー効果・思考の木・カクテル・酒造り・アナロジー・比喩的
3着想
「妙想はどこから生まれるか」・着想は奇襲する・種子を寝かせる・セレンディピティー
4比喩
大きな犬・綽名の創造性・創造的比喩・朝飯前
5すばらしきかな雑談
月光会の華麗なる談笑・雑談の効用・「手前」封じ・コモンセンス
6出家的
空気・執着と遊び・出家的状況・言葉の出家・日本語の泣き所
7あえて読みさす
中絶癖・影響・本と付き合う三つの態度・脱線のすすめ
8書くスタイル
ステージ=フライト・タイミング・原稿の設計・煉瓦と豆腐・書き方のスタイル・
スタイルの二重性格
9酒を造る
論文というもの・テーマ・素材=醗酵素=時間・新しい酒
10 メモ
ノート取り・頭の中のメモ・備忘録かアイディア=メモか・通しナンバー=システム
11 ノート
少なめに・精神の履歴書・ノート選び・メタ=メタ=ノート・見出しづけ・ふるい
12頭の中の料理法
料理の楽しさ・カクテル文化・ヴァリエーションの創造・補色の原理・エディターシップ・
知的料理人になる
あとがき
<レビュー>
・ものを考えるには、ときどき立ち止まって心の中をのぞき見るゆとりが必要である。
・眠りは肉体の疲れを休めるのはもちろんだが、頭の中の整理をする時間でもある。
・学校はグライダー訓練所である。そこで飛ぶことができるようになる、と見るのはあくまで外見の上だけにすぎない。
・アナロジー(比喩)は問題の新しい面を示してくれる利点があると同時に、対象の誤ったとらえ方をする危険をもはらんでいる。
・(比喩は)認識や創造に基本として見直さなければならないだろう。
・同類が近くにいることよりも、むしろ不都合なことの方が多い。
・知的な会話はなるべくなら、畑違いの人間が集まってする方が実り多いように思われる。
・頭に残っては困るものは掃除するのが睡眠の役目のひとつである。
・批判はしたがって否定的創造活動ということになる。新しいものを生み出すひとつの方法である。
・コオロギの鳴く声を日本人は言語を解するのと同じ左半球で受けとめて風情のあるものと感じる。欧米人は、右半球で聴いて雑音の一種として解する。
・社会が複雑になると、創造の様式も昇華される。ひとつには、無から有を生じるような一次的創造が容易でなくなってくる。一次的創造とならんで二次的創造が重視されるようになる。
・知識を身につけるのも、りっぱな知的活動であるが、それはいわば受け身、よそのものを借り、模倣することである。自分の頭でものごとを思考するのが知的創造である。 -
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空気の教育とは?
学校は、先生と授業で教育するが、それだけではない。目に見えない空気が、教室の勉強におとらない教育をする。そのことに、親はもちろん教師も気づいていないのは、不幸である。
薫陶というのは、そういう空気によって、いつとはなしに感化されておこる教育の効果で、精神の深いところに達する。口先だけの教育の比ではない。
先生との触れ合いは限られていても、校風という空気は、そこに学ぶものを耐えず包む。学校にいる間だけでなく、学校から帰ってもはなれことがない。こうして、いつのまにか、人間を作りあげる。空気教育は、すばらしい力を持つ。
いっけん何もしてないように見えるかもしれないが、実は外形だけにこだわった、いわゆる教育よりもはるかにすばらしいことができる。
この空気は、どのように作るのだろうか?
人間の生きるところには、必ず空気がある。誰でも、自分の周りに、独特の雰囲気を持っている。
心の空気は、【形式×くりかえし×時間】によってできる。
形式をくりかえし、くりかえし言い、しかも何年も続けて、はじめて、雰囲気、空気がかもしだされる。
形式×くりかえし×時間の結果できる空気のことをときとして、【しきたり】と呼ぶこてがある。つまり、文化である。
すごく考えさせられた。教育の根源的なものである。すごく自分自身もそうだが、今の教育は、形式にとらわれすぎている。この本では、学校、家庭に焦点があてられているが、企業文化もこういうことだろう。 -
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読むと、文章をメキメキと書きたくなる。
書きたくなったので、実際にコレを書いているところだ。
読みやすい文章は、同じ言葉を繰り返さないらしい。
もうすでに「書く」を三回も使ってしまったことに気付く。
そして、文章を書くことは、
ピアノのように毎日練習しなければ上達しないとのこと。
これまで文章を書くのは、何かの提出を迫られた時で、
練習ではなく、常に本番だったように思う。
確かに、上達するには練習あるのみと、
言われれば、当たり前のことだが、
妙に納得させられた。
ところで、冒頭の「メキメキ」の使い方は、
実は間違っているのではないかと思うのだが、
残念ながら適した単語が見つからないので、
文章力以前に、日本語の勉強が必要なのかもしれない。 -
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「ライフワークの思想」5
著者 外山滋比古
出版 ちくま文庫
p62より引用
“この世にまったく新しいものは決してなく、
どんなに新しいものでも、何らかの意味で、
これまでのものとかならず何らかの関係をもっている。”
英文学者である著者による、
生き方や言葉に関する事柄を取り上げ、
著者独自の視点で分析・解説した一冊。
創造の為には忘却によって調和をとる等、
少し驚きを覚えるような考え方が目白押しです。
上記の引用は、
発見についての章の中の一文。
どんなに風変わりで奇妙な物や作品であっても、
材料がまずなければ出来上がらないと言う事でしょうか。
この本にある通り、
ライフワークを花咲かせる為にも、
今はひたすら材料をたくさん仕込んでおこうと思います。
多くの材料を用意し時々忘れ、
いつかこれが自分のライフワークだと、
家族達に胸をはれる物を作り上げたい物です。
考え方の方法のひとつとして。
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100523 by 朝日
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・人間万事塞翁が馬・禍福はあざなえる縄の如し=災難と幸運とはまったまった… 003
・76-7
・三代目の恵まれすぎのアホ馬鹿模様=経験という師のなくんば 93
・ほめることの大切さ 150-1
・日記は朝。あたまが整理されてすっきりだから。 185
・予定=予算、と考えて書き出して順序つけて。これも朝。 187
・思考も朝。浮世離れたことこそを、目覚めの10~20にメモ 215
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16, 19, 27, 35, 83, 117, 141, 143, 146:放送局に言い含める心地よい噂, 149=褒める誉めるで育つひと, 167-8, 171=潮どき, 188=生活は難から易へ。(テストは易から難へ), 214=常識を問う。新を問う。 216-7,